盾 の 勇者 の 成り 上がり 2 番 外 編 (3)
ここ に 居る の は 分身 で 、 本物 は 近く の 茂み に 潜んで る んだ と 思う 。
「 ここ ー ! 」 フィーロ が 茂み に 突撃 して 、 小さな 動く スライム を 食べた の 。 プニプニ して て 美味しい 。
する と 半透明 の 魔物 は 弾けて 動か なく なった の ー 。
「 あ 、 ありがとう ございます 、 神 鳥 様 。 …… あれ 、 聖人 様 は ? 」 「 ご しゅじん さま は お 留守番 ー 。 それ より も 、 お 礼 ちょうだい ! 草 が 良い な ー 」
「 草 …… です か ? それ なら 倉庫 に あります ので 、 お 確かめ 下さい 」 村 の 人 達 は 倉庫 から 草 を いっぱい 持って 来て くれた の 。
「 ありがとう ございました 、 神 鳥 様 」
「 うん 。 じゃあ ね ー 」
フィーロ は たくさんの 草 を 受け取って 、 ご じゅ じん さま の 元 へ 帰った の ー 。
「 ただいま ー 」
「 遅い 。 いつまで ほっつき 歩いて んだ 」 ご しゅじん さま 、 フィーロ が 帰って くる と 注意 して きた 。
「 えー でも ー 」
「 もう ラフタリア に お 使い を さ せて 用事 は 終わって しまった ぞ 」
「 えー ……」
「 ま 、 俺 の 為 に 頑張ろう と して いた みたいだ し 、 良い だろう 。 飯 を 作って おいて やった ぞ 。 今回 だけ だ から な 」
「 わ ー い ! 」 フィーロ は ご しゅじん さま が 作って くれた ご馳走 に 手 を 伸ばして 食べ 始める の 。 うん 、 やっぱり ご しゅじん さま の ご飯 が 一 番 おいしい !
「 やっぱり 失敗 でした ね 」
「 ま 、 俺 の 手伝い を したい と 言う 気持ち だけ は 汲 んで やろう 」 「 そう です ね 。 気持ち は 大事です もの ね 」
「 フィーロ の 奴 、 何 を 持ってきた んだ ? これ …… 上質な 薬草 じゃ ない か 」
「 あ 、 ご しゅじん さま 、 フィーロ お 金 返す ね 」
「 なんで 金 持って る んだ よ ……。 お前 、 この 薬草 を 買って 来た んじゃ ない の か ? じゃあ 、 どう やって 手 に 入れた ? 」 「 あの ね ー 、 び ゅ ー んって なって ね ー 、 フィーロ が バーンって した の 」 「 うむ 、 わから ん 。 フィーロ の 事 だ から 盗品 じゃ ない と は 思う が …… まあ いい 、 よく やった な 」
そう 言って ご しゅじん さま は フィーロ を 撫でて くれた の ー 。
え へ へ 、 褒められちゃった 。 フィーロ の お 使い は こうして 終わった んだ よ 。