Steins ; Gate Episode 23

第 三 次 世界 大戦 だい|みっ|つぎ|せかい|たいせん

その 結果 2036 年 に は 世界中 の 57 億 人 が 犠牲 に なって いる |けっか|とし|||せかいじゅう||おく|じん||ぎせい|||

きっかけ は これ

これ 何 だ ろ う ？ |なん|||

ロボ じゃ ね ？

変形 と か し たり し て … へんけい||||||

タイム マシン だ たいむ|ましん|

マジ ？

さすが おじさん 知って る ん だ ね ||しって||||

だったら 話 は 早い |はなし||はやい

あたし と 一緒 に 来 て ||いっしょ||らい|

断る ことわる

オカリン ？

俺 は α 世界 線 から ここ へ 来 た おれ|||せかい|せん||||らい|

この ３ 週間 |しゅうかん

何度 も 何度 も 世界 線 を 変え なんど||なんど||せかい|せん||かえ

紅 莉栖 を 犠牲 に し て この β 世界 線 に たどり 着 い た ん だ くれない|りせい||ぎせい||||||せかい|せん|||ちゃく||||

その 全て を 無駄 に する なんて … そんな こと は でき ない ！ |すべて||むだ||||||||

紅 莉栖 さん ？ くれない|りせい|

紅 莉栖 … くれない|りせい

確か この 前 ラジ 館 で 刺さ れ た 科学 者 が たしか||ぜん||かん||ささ|||かがく|もの|

そんな 名前 だった ん じゃ ね ？ |なまえ||||

岡部 倫太郎 おかべ|りんたろう

もしも 世界 大戦 を 回避 する の に 必要 な こと が |せかい|たいせん||かいひ||||ひつよう|||

2010 年 ７ 月 28 日 に 亡くなった とし|つき|ひ||なくなった

牧 瀬 紅 莉栖 を 助ける こと だ と 言ったら … まき|せ|くれない|りせい||たすける||||いったら

どういう こと だ ？

詳しい こと は 分から ない くわしい|||わから|

ただ あたし が 受け た ミッション は １ つ |||うけ||みっしょん||

牧 瀬 紅 莉栖 を 救い まき|せ|くれない|りせい||すくい

アトラクタフィールド の 干渉 を 受け ない 唯一 の 世界 線 ||かんしょう||うけ||ゆいいつ||せかい|せん

運命 石 の 扉 を 目指せ ！ うんめい|いし||とびら||めざせ

｢ 運命 石 の 扉 ｣… うんめい|いし||とびら

この 計画 を 立て た の は |けいかく||たて|||

未来 の おじさん と 父さん … みらい||||とうさん

全て は 推測 で しか ない すべて||すいそく|||

もしかしたら ２ 人 の 理論 は 間違って い て |じん||りろん||まちがって||

運命 石 の 扉 なんて 世界 線 は 存在 し ない の かも しれ ない うんめい|いし||とびら||せかい|せん||そんざい||||||

でも それ でも あたし は 行く |||||いく

すばらしい 未来 が 待って いる と いう 未知 の 可能 性 に 懸ける |みらい||まって||||みち||かのう|せい||かける

もし おじさん が あたし と 一緒 に 行って くれる なら |||||いっしょ||おこなって||

この 手 を 握って |て||にぎって

あの ね

まゆ し ぃ は 今 の 話 ちんぷんかんぷん な の です ||||いま||はなし||||

でも その 人 が ||じん|

紅 莉栖 さん って 人 が オカリン に とって 大切 な 人 なら くれない|りせい|||じん|||||たいせつ||じん|

頑張る べき じゃ ない か な がんばる|||||

第 三 次 世界 大戦 と か オカリン の 妄想 に 近 すぎ で だい|みっ|つぎ|せかい|たいせん|||||もうそう||ちか||

他 に 対応 できる 人間 は い ない と 思わ れ た||たいおう||にんげん|||||おもわ|

未来 の 57 億 人 に は 興味 は ない みらい||おく|じん|||きょうみ||

ただ …

ありがとう

すぐ 乗って |のって

２ 人 乗れ る の か ？ じん|のれ|||

もちろん

あたし の 父さん が つくった 最高 傑作 な ん だ から ||とうさん|||さいこう|けっさく||||

オカリン

携帯 は 置 い て いって けいたい||お|||

向こう の おじさん が 持って いる 携帯 と むこう||||もって||けいたい|

混線 する 可能 性 が ある から こんせん||かのう|せい|||

行って くる おこなって|

頑張って ね がんばって|

これ が タイム マシン … ||たいむ|ましん

うん

1975 年 と 2000 年 に 立ち寄って き た けど とし||とし||たちよって|||

状態 は 良好 じょうたい||りょうこう

もっとも そろそろ 燃料 が ヤバ い けど ね … ||ねんりょう|||||

待て 過去 から 未来 に も 行ける の か ？ まて|かこ||みらい|||いける||

当たり前 じゃ ん あたりまえ||

タイム マシン な ん だ から たいむ|ましん||||

そう か …

あの とき と は 世界 線 が 違う から ||||せかい|せん||ちがう|

座って すわって

向かう の は ７ 月 28 日 の 12 時 前 むかう|||つき|ひ||じ|ぜん

到着 する 場所 は 変え られ ない から とうちゃく||ばしょ||かえ|||

あんまり 前 すぎる と ラジ 館 で 騒ぎ が 起き て |ぜん||||かん||さわぎ||おき|

牧 瀬 紅 莉栖 の 行動 が 変わる 可能 性 が ある まき|せ|くれない|りせい||こうどう||かわる|かのう|せい||

初めて だ と 結構 Ｇ が きつい から はじめて|||けっこう||||

覚悟 し て かくご||

オカリン

これ は ？

必ず 出る ん だ かならず|でる||

時 の かけら みたい な もん じ|||||

きれい でしょ ？

行く よ いく|

ま 待て |まて

胃液 が 逆流 し て … いえき||ぎゃくりゅう||

もう だらしない なあ …

急 い で ！ きゅう||

この 時間 に いる 自分 と の 接触 は 避け て |じかん|||じぶん|||せっしょく||さけ|

深刻 な タイム パラドックス が 起きる から しんこく||たいむ|||おきる|

彼女 が 刺さ れる まで どの くらい ？ かのじょ||ささ||||

あと 20 分 と いった ところ か |ぶん||||

あたし は タイム マシン の セッティング し て おく から ||たいむ|ましん||||||

おじさん は 彼女 を 守って ||かのじょ||まもって

｢ おじさん ｣ は やめろ

7 月 28 日 つき|ひ

血まみれ で 倒れ て い た 紅 莉栖 を 見 た あの 日 ちまみれ||たおれ||||くれない|りせい||み|||ひ

俺 は まゆ り と 一緒 に おれ|||||いっしょ|

中鉢 博士 の 会見 を 見 に 来 て ちゅうばち|はかせ||かいけん||み||らい|

屋上 の 物 音 を 聞いて … おくじょう||ぶつ|おと||きいて

そう いえ ば まゆ り が この あと

７ 階 の う ー ぱ の 所 に … かい|||-|||しょ|

まずい ！

お前 この ため に 呼びつけ た の か ？ おまえ||||よびつけ|||

この シリーズ あんまり 残って ない のに まゆ し ぃ は … |しりーず||のこって||||||

しかたがない しかたが ない

奥 の 階段 から ８ 階 へ 戻る か おく||かいだん||かい||もどる|

メタル だ よ ！ メタル う ー ぱ ！ |||||-|

レア な の か ？

うん ！ す っ ごく ！

ここ まで 来 れ ば ||らい||

あっ あ … すみません

く … 紅 莉栖 |くれない|りせい

どうして 私 の 名前 を ？ |わたくし||なまえ|

紅 莉栖 が … 生き て いる くれない|りせい||いき||

どこ か で お 会い し まし た っけ ？ ||||あい||||

紅 莉栖 … くれない|りせい

聞い て ます ？ ききい||

何 な ん です ？ なん|||

質問 に 答え て ください しつもん||こたえ||

俺 は … おれ|

俺 は お前 を … おれ||おまえ|

これ より ８ 階 ホール にて 中鉢 博士 の 会見 が 開か れ ます ||かい|ほーる||ちゅうばち|はかせ||かいけん||あか||

待って … まって

待ち なさい ！ まち|

基本 的 な タイム マシン の 構造 は きほん|てき||たいむ|ましん||こうぞう|

配布 し た 資料 を ご覧 いただく と して はいふ|||しりょう||ごらん|||

ここ で は 基礎 的 な 理論 のみ 解説 し て いく こと に する |||きそ|てき||りろん||かいせつ||||||

計画 書 に は おじさん は 牧 瀬 紅 莉栖 を けいかく|しょ|||||まき|せ|くれない|りせい|

マーク できる はず だって あった けど

できる ？

ああ

それ と … 彼女 を 外 に 連れ出す の は 危険 だ から ||かのじょ||がい||つれだす|||きけん||

殺害 し た 者 が 誰 な の か 原因 を 特定 し ない と さつがい|||もの||だれ||||げんいん||とくてい|||

結局 死 へ と 収束 する 可能 性 が 高い けっきょく|し|||しゅうそく||かのう|せい||たかい

まゆ り の とき と 同じ か |||||おなじ|

ド ～ クター ！

何 だ ？ いきなり … なん||

｢ 何 だ ？ ｣ で は ない ！ なん||||

あなた の タイム マシン 理論 は なん だ ！ ||たいむ|ましん|りろん|||

カー ･ ブラック ホール かー|ぶらっく|ほーる

世界 線 せかい|せん

全て ジョン ･ タイター の … すべて|じょん||

もう すぐ 紅 莉栖 は ここ で … ||くれない|りせい|||

本当 に 来る の か ？ ほんとう||くる||

もし かして 別 の 場所 で 刺さ れ て ここに … ||べつ||ばしょ||ささ|||ここ に

そう か その 可能 性 も … |||かのう|せい|

紅 莉栖 くれない|りせい

やはり これ から ここ で …

読 ん で いる の は よ|||||

タイム マシン たいむ|ましん

だから 紅 莉栖 が 世界 線 を 変える 鍵 に … |くれない|りせい||せかい|せん||かえる|かぎ|

たく くそ ガキ が … ||がき|

何 の 用 だ ？ なん||よう|

あの ね これ を 読 ん で ほしい の パパ … ||||よ|||||ぱぱ

｢ パパ ｣ ？ ぱぱ

中鉢 博士 ちゅうばち|はかせ

パパ が ７ 年 ぶり に 連絡 を くれ て ぱぱ||とし|||れんらく|||

会見 を 見 に 来い って 言って くれ た でしょ ？ かいけん||み||こい||いって|||

それ が きっかけ に なった の

まさか 紅 莉栖 の 父親 が … |くれない|りせい||ちちおや|

タイム マシン が つくれ る ん じゃ な いか って たいむ|ましん||||||||

パパ の 意見 を 聞か せ て ほしい の ぱぱ||いけん||きか||||

もし それ が 認め られ たら |||みとめ||

学会 を 追放 さ れ た パパ の リベンジ に … がっかい||ついほう||||ぱぱ|||

追放 さ れ た の で は ない ！ ついほう|||||||

私 の 方 が 嫌気 が 差し て 見切り を つけ た の だ わたくし||かた||いやき||さし||みきり|||||

ごめん …

悪く ない 内容 だ わるく||ないよう|

ホント ？ ほんと

私 ね パパ さえ 良 けれ ば わたくし||ぱぱ||よ||

それ を 共同 署名 で 発表 し て も いい と 思って る の ||きょうどう|しょめい||はっぴょう||||||おもって||

だって きっかけ は …

バカ な こと を 言う な ばか||||いう|

帰れ かえれ

この 論文 は 私 の 名前 で 発表 する |ろんぶん||わたくし||なまえ||はっぴょう|

そんな …

まさか パパ 盗む の ？ |ぱぱ|ぬすむ|

そんな こと だけ は し ない 人 だ と 思って た のに … ||||||じん|||おもって||

黙れ ！ だまれ

よくも 盗む など と ！ |ぬすむ||

なぜ お前 は そんなに 優秀 な の だ ？ |おまえ|||ゆうしゅう|||

娘 が 親 より 優秀 で いい 道理 など ない むすめ||おや||ゆうしゅう|||どうり||

お前 さえ い なけ れ ば 私 は 優秀 で い られ た の だ ！ おまえ||||||わたくし||ゆうしゅう||||||

お前 さえ い なけ れ ば ！ おまえ|||||

お前 さっき の … おまえ||

そういう こと か

貴 様 ら 示し合わせ て とうと|さま||しめしあわせ|

私 の 会見 を 台なし に しよ う と し て いた ん だ な ？ わたくし||かいけん||だいなし||||||||||

そう か

そういう こと か

パパ ！ ぱぱ

守る ん だ 紅 莉栖 を ！ まもる|||くれない|りせい|

私 を … バカ に する な ！ わたくし||ばか|||

おのれ ～ ！

もう やめ て パパ ！ |||ぱぱ

お 願い |ねがい

私 に 指図 する な ！ わたくし||さしず||

貴 様 に 何 が 分かる ？ とうと|さま||なん||わかる

私 の 気持ち が … わたくし||きもち|

私 の この 屈辱 が … わたくし|||くつじょく|

地獄 が ！ じごく|

お前 さえ い なけ れ ば … おまえ|||||

やめろ …

お前 さえ い なけ れ ば ！ おまえ|||||

やめろ ～ ！

紅 莉栖 … くれない|りせい

紅 莉栖 ！ くれない|りせい

バカ ども が ばか||

お前 ら に は ふさわしい 末路 だ おまえ|||||まつろ|

ごめんなさい … 巻き込 ん じゃ って … |まきこ|||

どうして …

父親 だ から ちちおや||

パパ に 認め られ たく て ぱぱ||みとめ|||

それ だけ で …

紅 莉栖 くれない|りせい

怖い よ … こわい|

私 死に たく ない わたくし|しに||

死に たく ない よ … しに|||

死に … しに

紅 莉栖 … くれない|りせい

紅 莉栖 ！ くれない|りせい

もう 戻って き た |もどって||

オカリン ！

オカリン その 血 … ||ち

大丈夫 だいじょうぶ

これ は おじさん の 血 じゃ ない から ||||ち|||

俺 が … 俺 が 紅 莉栖 を 殺し た おれ||おれ||くれない|りせい||ころし|

俺 が 紅 莉栖 を 殺し た おれ||くれない|りせい||ころし|

俺 が 紅 莉栖 を 殺し た … おれ||くれない|りせい||ころし|

オカリン

おじさん つらい だ ろ う けど まだ 諦め ちゃ ダメ |||||||あきらめ||だめ

もう 一 度 過去 に 戻る だけ の 燃料 は 残って いる … |ひと|たび|かこ||もどる|||ねんりょう||のこって|

うるさい ！

どうせ また 行って も 同じ だ ！ ||おこなって||おなじ|

アトラクタフィールド の 収束 に よって 紅 莉栖 は 死 ん で しまう ん だ ||しゅうそく|||くれない|りせい||し|||||

オカリン の 携帯 だ ||けいたい|

メール ？ めーる

開け て あけ|

でも …

いい から

テレビ ？ てれび

中鉢 博士 を 乗せ た 飛行機 は ちゅうばち|はかせ||のせ||ひこうき|

貨物 室 に 火災 を 起こし ながら も かもつ|しつ||かさい||おこし||

辛うじて 亡命 先 の ロシア に 着陸 し た 模様 です かろうじて|ぼうめい|さき||ろしあ||ちゃくりく|||もよう|

それにしても 助かった よ |たすかった|

これ が 金属 探知 機 に かかった おかげ で ||きんぞく|たんち|き||||

論文 が 焼け ず に 済 ん だ の だ ろんぶん||やけ|||す||||

おお ！

まゆ し ぃ の メタル う ー ぱ ！ ||||||-|

ほら 見 て ここ に まゆ し ぃ の 名前 書 い て ある もん |み||||||||なまえ|しょ||||

ホント だ ほんと|

でも なんで ロシア に ？ ||ろしあ|

あの 論文 が すべて の 始まり な ん だ |ろんぶん||||はじまり|||

これ を きっかけ に 大国 間 で ||||たいこく|あいだ|

し れ つ な タイム マシン 開発 競争 が 始まる ||||たいむ|ましん|かいはつ|きょうそう||はじまる

時間 を 制 する こと は 世界 を 制 する も 同じ だ から ね じかん||せい||||せかい||せい|||おなじ|||

そして 世界 大戦 に 発展 する |せかい|たいせん||はってん|

57 億 人 の 命 が 懸かって る の おく|じん||いのち||かかって||

牧 瀬 紅 莉栖 を 救って 世界 線 を 変え て まき|せ|くれない|りせい||すくって|せかい|せん||かえ|

無理 だ よ むり||

まゆ り の とき と 同じ な ん だ よ |||||おなじ||||

どんなに あが こ う が 結果 は 変わら ない |||||けっか||かわら|

紅 莉栖 は 死ぬ ん だ くれない|りせい||しぬ||

どうして ？ たった １ 回 の 失敗 で … ||かい||しっぱい|

｢ １ 回 ｣ ! ? かい

バカ 言う な ばか|いう|

俺 が 何 回 … おれ||なん|かい

何 十 回 失敗 し た と 思って る ！ なん|じゅう|かい|しっぱい||||おもって|

俺 に は 分かって る ん だ おれ|||わかって|||

この 時間 の 輪 が どれ だけ 不条理 に 出来 て いる か |じかん||りん||||ふじょうり||でき|||

どれ だけ 残酷 な 結末 を 用意 し て いる か ||ざんこく||けつまつ||ようい||||

分かって い た わかって||

分かって いた ん だ こう なる って … わかって||||||

もう 疲れ た |つかれ|

疲れ た よ つかれ||

オカリン は 途中 で 諦める 人 じゃ ない よ ||とちゅう||あきらめる|じん|||

まゆ し ぃ は 知って る もん ||||しって||

オカリン は 絶対 諦める 人 じゃ ない ||ぜったい|あきらめる|じん||

まゆ し ぃ が おばあ ちゃん と さよなら でき ず に い た 時 も |||||||||||||じ|

諦め ない で 毎日 お 墓 に 来 て くれ た あきらめ|||まいにち||はか||らい|||

だから さよなら でき た ん だ よ

だから まゆ し ぃ は 元気 に なった ん だ よ |||||げんき|||||

だから 諦め ちゃ ダメ だ よ |あきらめ||だめ||

７ 月 28 日 に ムービー メール が 来 て い た はず つき|ひ||むーびー|めーる||らい||||

７ 月 28 日 つき|ひ

今 なら 見 れる はず いま||み||

牧 瀬 紅 莉栖 の 救出 に １ 度 失敗 し た 今 なら まき|せ|くれない|りせい||きゅうしゅつ||たび|しっぱい|||いま|

どういう こと だ ？

だまし て ごめん

１ 度 失敗 する の は 計画 の うち だった ん だ たび|しっぱい||||けいかく|||||

おじさん が それ を 見る ため の ||||みる||

これ は …

はじめ まして だ な 15 年 前 の 俺 ||||とし|ぜん||おれ

オカリン だ ！

この メール を 開 い て いる と いう こと は |めーる||ひらき|||||||

紅 莉栖 を 救う こと に 失敗 し た と いう こと だ な くれない|りせい||すくう|||しっぱい|||||||

さぞ つらかった だ ろ う

だが その つら さ が 俺 に 執念 を 与え た |||||おれ||しゅうねん||あたえ|

だから なかった こと に する わけ に は いか なかった の だ

いわば 下ごしらえ の よう な もの だ な |したごしらえ||||||

これ で やっと 計画 の 本題 に 入る こと が できる |||けいかく||ほんだい||はいる|||

牧 瀬 紅 莉栖 を 救い まき|せ|くれない|りせい||すくい

運命 石 の 扉 に 入る 計画 だ うんめい|いし||とびら||はいる|けいかく|

条件 は ２ つ じょうけん||

中鉢 博士 が ロシア に 持ち込 ん だ ちゅうばち|はかせ||ろしあ||もちこ||

タイム マシン に 関 する 論文 を たいむ|ましん||かん||ろんぶん|

この世 から 葬り去る こと このよ||ほうむりさる|

もう ひと つ は 牧 瀬 紅 莉栖 を 救う こと だ ||||まき|せ|くれない|りせい||すくう||

それ が でき れ ば …

だが 牧 瀬 紅 莉栖 の 死 を 回避 し 過去 を 改変 する の は |まき|せ|くれない|りせい||し||かいひ||かこ||かいへん|||

アトラクタフィールド の 収束 に より 不可能 ||しゅうそく|||ふかのう

そう だ な ？

はっきり 言 お う |げん||

紅 莉栖 を 救う こと は 可能 だ くれない|りせい||すくう|||かのう|

方法 が 間違って いる だけ な の だ ほうほう||まちがって|||||

いい か よく 聞け |||きけ

確定 し た 過去 を 変え て は いけない かくてい|||かこ||かえ|||

最初 の お前 自身 が 見 た こと を さいしょ||おまえ|じしん||み|||

なかった こと に し て は なら ない

なかった こと に すれ ば

過去 改変 が 起こり かこ|かいへん||おこり

全て が 失わ れる すべて||うしなわ|

お前 が α 世界 線 で 経験 した こと を 思い出せ おまえ|||せかい|せん||けいけん||||おもいだせ

わずか ３ 週間 だった が |しゅうかん||

お前 に は 牧 瀬 紅 莉栖 と 過ごし た 記憶 が ある はず だ おまえ|||まき|せ|くれない|りせい||すごし||きおく||||

紅 莉栖 と 共に まゆ り を 救う ため 多く の 思い を 犠牲 に し くれない|りせい||ともに||||すくう||おおく||おもい||ぎせい||

もがき 続け た 経験 が 存在 し て いる はず だ |つづけ||けいけん||そんざい|||||

お前 の ３ 週間 の 世界 線 漂流 を 無駄 に し て は なら ない おまえ||しゅうかん||せかい|せん|ひょうりゅう||むだ||||||

なかった こと に し て は いけない

いく つ も の 世界 線 を 旅 し て き た から こそ ||||せかい|せん||たび||||||

紅 莉栖 を 助け たい と 思う お前 は そこ に いる くれない|りせい||たすけ|||おもう|おまえ||||

タイム マシン 開発 に たいむ|ましん|かいはつ|

全て を ささげ た 俺 が ここ に いる すべて||||おれ||||

お前 が 立って いる その 場所 は 俺 たち が おまえ||たって|||ばしょ||おれ||

紅 莉栖 を 助け たい と 願った から こそ くれない|りせい||たすけ|||ねがった||

到達 でき た 場所 な ん だ とうたつ|||ばしょ|||

だから だませ お 前 自身 を |||ぜん|じしん|

紅 莉栖 が 死 ん だ と いう 過去 を 変え ず に 彼女 を 救え くれない|りせい||し|||||かこ||かえ|||かのじょ||すくえ

生き て いる 紅 莉栖 を いき|||くれない|りせい|

過去 の 自分 に 死 ん だ と 観測 さ せろ かこ||じぶん||し||||かんそく||

そう すれ ば 過去 改変 は 起き ない |||かこ|かいへん||おき|

そう か …

どういう こと ？

オカリン 分かる ん ？ |わかる|

お前 なら 分かる はず だ おまえ||わかる||

ちなみに タイム マシン の 型式 は Ｃ 204 型 |たいむ|ましん||けいしき|||かた

頭文字 が 何 を 意味 する か 言う まで も ない な かしらもじ||なん||いみ|||いう||||

クリスティーナ

そして 目的 の 世界 線 を 運命 石 の 扉 と 名付け た の も 俺 だ |もくてき||せかい|せん||うんめい|いし||とびら||なづけ||||おれ|

なぜ その 名 な の かも お前 なら 分かる はず だ ||な||||おまえ||わかる||

特に 意味 は ない とくに|いみ||

そう だ ろ ？

これ より 最終 ミッション ||さいしゅう|みっしょん

未来 を 司る 女神 作戦 の 概要 を 説明 する みらい||つかさどる|めがみ|さくせん||がいよう||せつめい|

確定 し た 過去 を 変え ず に 結果 を 変えろ かくてい|||かこ||かえ|||けっか||かえろ

血まみれ で 倒れ て いる 牧 瀬 紅 莉栖 と ちまみれ||たおれ|||まき|せ|くれない|りせい|

それ を 見 た 岡部 倫太郎 ||み||おかべ|りんたろう

その 確定 し た 過去 を 変え ず に 結果 を 変える の だ |かくてい|||かこ||かえ|||けっか||かえる||

最初 の お前 を だませ さいしょ||おまえ||

世界 を だませ ！ せかい||

それ が 運命 石 の 扉 に 到達 する ため の 条件 だ ||うんめい|いし||とびら||とうたつ||||じょうけん|

健闘 を 祈る けんとう||いのる

エル ･ プサイ ･ コング ルゥ

いったい 何 な ん ？ |なん||

今 の が 15 年 後 の オカリン ？ いま|||とし|あと||

声 渋かった よ ね こえ|しぶかった||

｢ 未来 を 司る 女神 作戦 ｣ だ と ？ みらい||つかさどる|めがみ|さくせん||

｢ エル ･ プサイ ･ コング ルゥ ｣ だ と ？

33 歳 に も なって 何 を やって いる ん だ 俺 は ！ さい||||なん||||||おれ|

まるで 厨 二 病 全開 じゃ ない か ！ |ず|ふた|びょう|ぜんかい|||

オカリン

やって やる

それ が 運命 石 の 扉 の 選択 と いう の なら ば な ||うんめい|いし||とびら||せんたく||||||

俺 は 狂気 の マッド サイエンティスト 鳳凰 院 凶 真 ！ おれ||きょうき||||ほうおう|いん|きょう|まこと

世界 を だます など 造作 も ない ！ せかい||||ぞうさく||

おお いつも の オカリン に 戻った |||||もどった

でも ね まゆ し ぃ は こっち の オカリン の 方 が 好き な の です ||||||||||かた||すき|||

あえて もう 一 度 言 お う ！ ||ひと|たび|げん||

この 俺 は |おれ|

狂気 の マッド サイエンティスト きょうき|||

鳳凰 院 凶 真 ！ ほうおう|いん|きょう|まこと

世界 は この 俺 の 手 の 中 に ある ！ せかい|||おれ||て||なか||