Boku dake ga Inai Machi (ERASED ) Episode 5 boku|||inai|machi|erased|episode Boku dake ga Inai Machi (ERASED) Episode 5

雛 月 が … 遅刻 ？ ひな|つき||ちこく

雛 月 は 「 プレゼント 明日 渡す 」 と 言った ひな|つき||ぷれぜんと|あした|わたす||いった

徹夜 で 何 か 作って い て 遅刻 なら 十分 あり 得る てつや||なん||つくって|||ちこく||じゅうぶん||える

悟 けど … さとし| 悟 は … はい さとし|| どう し た 悟 |||さとし

心配事 で も ある の か しんぱいごと|||||

雛 月 ひな|つき

誰 か い ない の だれ||||

雛 月 ひな|つき

まさか …

ゴム 長靴 ？ ごむ|ながぐつ

大人 の 男 の サイズ だ おとな||おとこ||さいず|

雪 が 降った の は おととい の 夜 ゆき||ふった|||||よ

つまり それ 以降 に 大人 の 男 が ここ に 来 た ||いこう||おとな||おとこ||||らい|

おい

どう す ん だ これ

ご に ん ば や しの ふ え たい こ

きょう は たのしい ひなまつり

沐 沐 もく|もく

台本 だいほん

君 を 待った 僕 は 待った きみ||まった|ぼく||まった

乙 一 おつ|ひと

途切れ ない 明日 も 過ぎ て いって とぎれ||あした||すぎ||

Gissa gissa

和 路 雪 わ|じ|ゆき

VCB - Studio vcb|studio

立ち止まって 振り返って たちどまって|ふりかえって

とめど ない 今日 を 嘆き あった ||きょう||なげき|

記憶 だって 永遠 に なんて きおく||えいえん||

殘 ら ない もん と 思い知って ざん|||||おもいしって

僕 は ずっと 掻きむしって ぼく|||かきむしって

心 の 隅 っこ で 泣 い た こころ||すみ|||なき||

そして どう か なく さ ない で よ って

高架 下 過ぎる 日々 を こうか|した|すぎる|ひび|

後悔 し て ん だ よって そう 言い 逃し た あの 日 こうかい|||||||いい|のがし|||ひ

君 を 待った 僕 は 待った きみ||まった|ぼく||まった

途切れ ない 明日 も 過ぎ て いって とぎれ||あした||すぎ||

僕 は 今日 も 掻きむしって ぼく||きょう||かきむしって

忘れ ない 傷 を つけ てる ん だ よ わすれ||きず||||||

字幕 じまく

あれ から 俺 は 2 日間 学校 を 休 ん だ ||おれ||にち かん|がっこう||きゅう||

おふくろ は … 買い物 かな ||かいもの|

実は 最近 隣 の 市 でも 似 た よう な 事件 が あった ん だ わ じつは|さいきん|となり||し||に||||じけん|||||

犯人 は すぐ 捕まった ん だ けども はんにん|||つかまった|||

すぐ これ だ べ ？

こっち の は まだ 犯人 分か ん ねえ し ||||はんにん|わか|||

再発 防止 に 全力 出 さ ん と いか ん べ さ さいはつ|ぼうし||ぜんりょく|だ|||||||

もちろん それ も ある けど さ

報道 規制 の 件 学校 と も 話し て すぐに 連絡 する から ほうどう|きせい||けん|がっこう|||はなし|||れんらく||

ああ 上 に は 俺 から も 話し と くわ |うえ|||おれ|||はなし||

ホント 頼む ね ほんと|たのむ|

おふくろ の 元 同僚 テレビ 石狩 の 記者 だ な ||もと|どうりょう|てれび|いしかり||きしゃ||

こんな 事件 の 記憶 を 子供 に 残し たく ない から さ |じけん||きおく||こども||のこし||||

そう だ べ な

こんな 段階 から 動 い て た の か |だんかい||どう|||||

心配 する の は 分かる けど 悟 の せい じゃ ないしょ や しんぱい||||わかる||さとし|||||

僕 は 何 の 役 に も 立た なかった ぼく||なん||やく|||たた|

そう かな

僕 は 雛 月 の 独りぼっち を なく し たかった ん だ ぼく||ひな|つき||ひとりぼっち||||||

それ は でき て たべ さ

足り なかった もっと 何 か でき た たり|||なん|||

後 から 自分 の せい なんて 思う の は 思い上がり って もん だ べ あと||じぶん||||おもう|||おもいあがり||||

一人一人 の 人間 に できる こと なんて 限ら れ てる っ しょ ひとりひとり||にんげん|||||かぎら||||

あんた も あたし も

明日 から は 学校 に 行き な あした|||がっこう||いき|

一 人 で い たら 気 が ふさぐ べ ひと|じん||||き|||

さあ 冷める 前 に 食べる べ |さめる|ぜん||たべる|

みんな に は 黙って い た こと が ある ん だ |||だまって|||||||

実は 加代 が 風邪 で 休 ん で いる と いう の は 嘘 な ん だ じつは|かよ||かぜ||きゅう||||||||うそ|||

家庭 の 事情 に より 祖母 の 家 に 引き 取ら れる こと に なった かてい||じじょう|||そぼ||いえ||ひき|とら||||

急 な こと で みんな に お 別れ を 言え なかった が きゅう|||||||わかれ||いえ||

加代 は 札幌 で 元気 だ そう だ かよ||さっぽろ||げんき|||

札幌 って ？ さっぽろ|

家出 ？ いえで

お 母さん が 暴力 ふるって たん だって |かあさん||ぼうりょく|||

えー っ ひどい

でも よかった べ さ

悟 気 に す ん な さとし|き|||| そう だ よ また 会え る よ ||||あえ||

悟 加代 の 話 は 学校 と PTA が 話し合って 決め た さとし|かよ||はなし||がっこう||pta||はなしあって|きめ| 当分 の 間 この 話 に 乗っかって くれ とうぶん||あいだ||はなし||のっかって|

はい

すまない な

報道 は 規制 さ れ て いる よう だ が ほうどう||きせい|||||||

雛 月 の 家 の 近く に は 連日 警察 関係 の 車両 が 止まって い た ひな|つき||いえ||ちかく|||れんじつ|けいさつ|かんけい||しゃりょう||とまって||

この 段階 で は 雛 月 の 母親 も 容疑 者 の 一 人 で ある らしい |だんかい|||ひな|つき||ははおや||ようぎ|もの||ひと|じん|||

雛 月 失踪 から わずか 6 日 後 … ひな|つき|しっそう|||ひ|あと

市 の 方 から 指導 が あって な し||かた||しどう|||

学区 外 へ 出掛ける とき は 必ず 保護 者 と 一緒 に 行動 … がっく|がい||でかける|||かならず|ほご|もの||いっしょ||こうどう

2 人 目 が 失踪 し た 予想外 の 早 さ だった じん|め||しっそう|||よそうがい||はや||

決して 一 人 で 出掛け た り する の は … けっして|ひと|じん||でがけ|||||

悟 知って る か さとし|しって||

隣 の 泉水 小 の 中西 彩って 子 の 話 となり||せんすい|しょう||なかにし|いろどって|こ||はなし

家出 し て お じいちゃん ち に 行って る って 泉水 小 の 友達 から 聞い た いえで|||||||おこなって|||せんすい|しょう||ともだち||ききい|

雛 月 と … そっくり だ ね ひな|つき||||

家出 って 話 嘘 だ ろ いえで||はなし|うそ||

これ って さ

連続 誘拐 事件 じゃ ない か れんぞく|ゆうかい|じけん|||

細かい シチュエーション に こそ 差 は ある もの の こまかい||||さ||||

確実 に 18 年 前 と 同じ 時 の 流れ に 乗り 始め て い た かくじつ||とし|ぜん||おなじ|じ||ながれ||のり|はじめ|||

捜査 は 公開 に 切り替わった が そうさ||こうかい||きりかわった|

テレビ 石狩 は 事件 の 報道 を 早朝 と 深夜 帯 に 限定 し てれび|いしかり||じけん||ほうどう||そうちょう||しんや|おび||げんてい|

市 内 の 子供 を 持つ 家庭 で は し|うち||こども||もつ|かてい||

テレビ 石狩 のみ を 視聴 する よう 指導 が なされ た てれび|いしかり|||しちょう|||しどう|||

ただいま

雛 月 の 家 の 近く に 朝 も 夜 も い た 警察 車両 も ひな|つき||いえ||ちかく||あさ||よ||||けいさつ|しゃりょう|

中西 彩 の 事件 後 は たまに しか 見 なく なった なかにし|あや||じけん|あと||||み||

捜査 が 連続 誘拐 事件 に シフト し た の だ ろ う そうさ||れんぞく|ゆうかい|じけん||しふと||||||

娘 の 失踪 から わずか 10 日 後 むすめ||しっそう|||ひ|あと

その 母親 が 捨て た ごみ 袋 の 中 に は |ははおや||すて|||ふくろ||なか||

編み かけ の 手袋 が 入って い た あみ|||てぶくろ||はいって||

プレゼント 明日 渡す ね ぷれぜんと|あした|わたす|

約束 やくそく

ここ は ？

戻った の か 2006 年 に もどった|||とし|

4 丁目 23 番 1 号 ちょうめ|ばん|ごう

被害 者 は 藤沼 佐知子 52 歳 ひがい|もの||ふじぬま|さちこ|さい

藤沼 悟 29 歳 を 重要 参考人 と して 捜索 中 ふじぬま|さとし|さい||じゅうよう|さんこうにん|||そうさく|なか

目撃 情報 あり どうぞ もくげき|じょうほう||

了解 りょうかい

藤沼 悟 さん … ふじぬま|さとし|

違う … ちがう

違う … ちがう

俺 じゃ … おれ|

チクショー

雛 月 を 助け られ ず おふくろ を 殺さ れ ひな|つき||たすけ|||||ころさ|

俺 が その 容疑 者 おれ|||ようぎ|もの

これ が 今 目の前 に ある 現実 ||いま|めのまえ|||げんじつ

覚悟 を 決めろ かくご||きめろ

逃げる ん だ にげる||

結局 橋 の 下 か けっきょく|きょう||した|

俺 の 想像 力 って … おれ||そうぞう|ちから|

まだ 報道 さ れ てる わけ ねえ の に |ほうどう|||||||

まずは 考えろ |かんがえろ

なぜ おふくろ は 殺さ れ た |||ころさ||

犯人 の 正体 に 気付 い た から ？ はんにん||しょうたい||きづ|||

アパート に おふくろ の 携帯 は あった か バッグ は ？ あぱーと||||けいたい||||ばっぐ|

どっち も なかった

つまり 犯人 が 持っていった ？ |はんにん||もっていった

自分 に 関 する 情報 を おふくろ が 外 に 流し て い た 可能 性 が ある から か じぶん||かん||じょうほう||||がい||ながし||||かのう|せい||||

くそ っ

頭 が 重い … あたま||おもい

せめて 今日 一 日 ゆっくり 眠り たい |きょう|ひと|ひ||ねむり|

まあ 食えよ |くえよ

どうも

今日 は すみ ませ ん で し た きょう|||||||

初めて だ な 無断 欠勤 する なんて はじめて|||むだん|けっきん||

片桐 君 も 心配 し て た ぞ かたぎり|きみ||しんぱい||||

君 の こと だ から 事情 が あった ん だ ろ う が きみ|||||じじょう|||||||

さあ まずは 食 お う か ||しょく|||

いただき ます

そう か

母親 と ケンカ し た か ははおや||けんか|||

はい

昔 の 人 って の は 堅い とこ ある から な むかし||じん||||かたい||||

気 が 済む まで い て いい けど き||すむ|||||

ちゃんと 母親 と は 仲直り しろ よ |ははおや|||なかなおり||

はい

悟 君 も ビール 飲む か さとし|きみ||びーる|のむ|

いえ

ああ 切らし てる わ |きらし||

ちょっと 買って くる |かって|

や っぱ ちょっと う ざい 兄貴 肌 の 印象 通り だ |||||あにき|はだ||いんしょう|とおり|

嘘 を つい て すま ない うそ|||||

通報 を 受け た 警察 が 駆け付け た ところ つうほう||うけ||けいさつ||かけつけ||

アパート の 住人 の 母親 と 思わ れる 女性 が 死亡 し て いる の を 発見 し まし た あぱーと||じゅうにん||ははおや||おもわ||じょせい||しぼう||||||はっけん|||

警察 は 現在 行方 が 分から なく なって いる 住人 の 男性 が けいさつ||げんざい|ゆくえ||わから||||じゅうにん||だんせい|

事件 に 関与 し て いる もの と み て 行方 を 追って い ます じけん||かんよ||||||||ゆくえ||おって||

まん ま 最悪 の 展開 に なって る じゃ ねえ か よ ||さいあく||てんかい|||||||

続 い て スポーツ です つづ|||すぽーつ|

サッカー 日本 代表 は 今日 決戦 の 地 ドイツ へ と 旅立ち まし た さっかー|にっぽん|だいひょう||きょう|けっせん||ち|どいつ|||たびだち||

いいかげん 甘 過ぎ だ ぞ 俺 |あま|すぎ|||おれ

いや 店長 を 恨む な |てんちょう||うらむ|

あの 人 は いつも 正義 の 人 だ |じん|||せいぎ||じん|

当然 の 行動 な ん だ とうぜん||こうどう|||

くそ 野郎 |やろう

バカ な の ばか||

愛 梨 … あい|なし

愛 梨 って 呼 ん で くれ た ね 悟 さん あい|なし||よ||||||さとし|

携帯 の 電源 入れ っ 放し は 駄目 でしょ けいたい||でんげん|いれ||はなし||だめ|

GPS で 追跡 さ れ ちゃ う よ gps||ついせき|||||

何 し てる の 早く 乗り な よ なん||||はやく|のり||

逃げる ん でしょ にげる||

すまない 片桐 君 |かたぎり|きみ

愛 梨 ね あい|なし|

2 人 乗り は お あいこ だ から じん|のり|||||

俺 を 家 に 入れ て も 平気 な の か おれ||いえ||いれ|||へいき|||

事件 の こと は 知って ん だ ろ じけん||||しって|||

今日 店 に 警察 が 来 て 店長 に 何 か 話し て た よ きょう|てん||けいさつ||らい||てんちょう||なん||はなし|||

ニュース でも やって た ね にゅーす||||

それ じゃあ どうして …

そんな の 決まって る じゃ ん ||きまって|||

悟 さん が あの お 母さん を 殺す なんて あり 得 ない さとし|||||かあさん||ころす|||とく|

そう か

ありがとう

お 礼 なんて いい よ |れい|||

一 番 悔しい はず の 悟 さん が 追わ れ てる なんて ひと|ばん|くやしい|||さとし|||おわ|||

それ こそ あり 得 ない |||とく|

悟 さん って よくよく 事件 に 縁 が ある ん だ ね さとし||||じけん||えん|||||

ほら

こない だ 店 に 忘れ て た よ ||てん||わすれ|||

付箋 挟 ん で あった とこ 読ま せ て もらっちゃ っ た ふせん|はさ|||||よま|||||

あれ って 悟 さん の 地元 で 同 世代 でしょ ||さとし|||じもと||どう|せだい|

雛 月 加代 ちゃん が 亡くなった 事件 ひな|つき|かよ|||なくなった|じけん

ひな祭り の 日 に 死 ん じゃ う なんて ひなまつり||ひ||し||||

読 ん で て 泣 い ちゃ った よ||||なき|||

えっ ひな祭り ？ |ひなまつり

うん 3 月 3 日 って |つき|ひ|

ちょっと ゆっくり し て て

愛 梨 バイク 店 に 返し て こ なくっちゃ あい|なし|ばいく|てん||かえし|||

絶対 部屋 から 出 ちゃ 駄目 だ よ ぜったい|へや||だ||だめ||

本 の 内容 が 変わって る … ほん||ないよう||かわって|

つまり 変え られる ん だ |かえ|||

もう 一 度 あっ ち に 行け たら 雛 月 を … |ひと|たび||||いけ||ひな|つき|

そう だ 愛 梨 の 部屋 だった ||あい|なし||へや|

悟 さん へ さとし||

今日 は 普段 通り の 生活 を し た 方 が いい と 思う ので きょう||ふだん|とおり||せいかつ||||かた||||おもう|

バイト に 行って き ます ばいと||おこなって||

家族 は 10 時 に 外出 する そう です かぞく||じ||がいしゅつ|||

帰り は 20 時 過ぎる と 言って まし た かえり||じ|すぎる||いって||

家 の 鍵 と バイク の 鍵 は 時計 の 横 いえ||かぎ||ばいく||かぎ||とけい||よこ

愛 梨 の 携帯 番号 は … あい|なし||けいたい|ばんごう|

片桐 … じゃ ない の か かたぎり||||

い や ぁ 本当 に ありがとう ござい ます 西園 先生 |||ほんとう|||||にしぞの|せんせい

いや い い ん だ

君 の お 父さん に は いつも 世話 に なって いる から ね きみ|||とうさん||||せわ|||||

いえいえ そんな こと ない っす よ

父 も 大喜び っす ちち||おおよろこび|

信号 一 つ 横断 歩道 一 つ で しんごう|ひと||おうだん|ほどう|ひと||

こんなに 人 の 流れ が 変わる なんて って |じん||ながれ||かわる||

それ は 君 の お 父さん が 優れ た 経営 者 だ と いう こと さ ||きみ|||とうさん||すぐれ||けいえい|もの|||||

僕 は 少し ばかり 手助け を し た に すぎ ない よ ぼく||すこし||てだすけ|||||||

それ に もともと あそこ は 通学 路 だ し ね |||||つうがく|じ|||

市議 会 でも 時折 話題 に なる 案件 の 一 つ だった しぎ|かい||ときおり|わだい|||あんけん||ひと||

店長 お 疲れ さま です あがり ま ー す てんちょう||つかれ|||||-|

おう お 疲れ 愛 梨 君 ||つかれ|あい|なし|きみ

それ は ？

持ち帰り の ピザ です もちかえり||ぴざ|

何 だ 言え よ なん||いえ|

たまに は 俺 おごる から さ ||おれ|||

ありがとう ござい ます

でも い い ん です

友達 が 食べる やつ です から ともだち||たべる|||

そ … そう 友達 ね ||ともだち|

女の子 かな おんなのこ|

お 先 に 失礼 し ま ー す |さき||しつれい|||-|

カワイイ 子 じゃ ない か |こ|||

すみません

でも まあ その

まだ 17 歳 です し 幼 い っ つ う か … |さい|||おさな|||||

じゃあ 僕 も そろそろ 帰る と する か |ぼく|||かえる|||

お 疲れ さま です |つかれ||

愛 梨 君 あい|なし|きみ

店長 てんちょう

はい 忘れ物 |わすれもの

今 サービス 期間 中 だ ろ いま|さーびす|きかん|なか||

すみません

それ で 悟 君 の こと な ん だ けど ||さとし|きみ||||||

俺 は 悟 君 が 母親 を … おれ||さとし|きみ||ははおや|

いや あんな 事件 を 起こす なんて 考え られ ねえ ん だ よ ||じけん||おこす||かんがえ|||||

同感 です どうかん|

もし 彼 に 会う よう な こと が あったら |かれ||あう|||||

力 に なって やって くれよ な ちから|||||

はい

俺 も 応援 する から そん とき は 連絡 くれよ おれ||おうえん||||||れんらく|

ありがとう ござい ます

こんな こと 調べ て 犯人 に 近づける の か ||しらべ||はんにん||ちかづける||

「 市 内 で 3 年 前 に 児童 誘拐 事件 」 し|うち||とし|ぜん||じどう|ゆうかい|じけん

そう いや そんな 事件 あった な |||じけん||

「 事件 から 3 週間 後 容疑 者 逮捕 」 じけん||しゅうかん|あと|ようぎ|もの|たいほ

「 しかし 容疑 者 は 一貫 し て 無罪 を 主張 」 |ようぎ|もの||いっかん|||むざい||しゅちょう

何 だ ろ う この 感じ … なん|||||かんじ

何 か 引っ掛かる なん||ひっかかる

警察 に 何 の 用 です か けいさつ||なん||よう||

店長 てんちょう

愛 梨 君 … あい|なし|きみ

悟 さん を 助け て やれ って さとし|||たすけ|||

店長 も 応援 し たい って 言った じゃ ん てんちょう||おうえん||||いった||

ち … 違う ん だ 愛 梨 君 |ちがう|||あい|なし|きみ

俺 は その … 君 の こと が 心配 で おれ|||きみ||||しんぱい|

じゃあ どうして 最初 から そう 言って くれ ない の ||さいしょ|||いって|||

愛 梨 だって 店長 の こと 信じ たかった のに あい|なし||てんちょう|||しんじ||

き … 君 の こと が 心配 で … |きみ||||しんぱい|

そこ は 信じる よ ||しんじる|

ご … ごめん

店長 お 願い … てんちょう||ねがい

愛 梨 の こと が 心配 なら お 世話 に なって る この 家 に あい|なし||||しんぱい|||せわ|||||いえ|

警察 を 呼ぶ よう な まね は やめ て ください けいさつ||よぶ|||||||

ごめん ね 悟 さん ||さとし|

何も 謝る こと ない むしろ ありがとう なにも|あやまる||||

君 の おかげ で ずいぶん 体 も 休まった よ きみ|||||からだ||やすまった|

あの 家 は もう 戻れ ない よ |いえ|||もどれ||

いや それ で よかった ん だ

そう いや あの 家 は 君 の 実家 じゃ ない ん だ ね |||いえ||きみ||じっか|||||

うん 母 の 兄 夫婦 の 家 な ん だ |はは||あに|ふうふ||いえ|||

愛 梨 の 実家 って 田舎 で さ あい|なし||じっか||いなか||

高校 通う なら 下宿 する こと に なり そう だ から こうこう|かよう||げしゅく|||||||

いっそのこと 千葉 に 来い って 言って くれ て |ちば||こい||いって||

もう 一 つ 聞い て いい か |ひと||ききい|||

何 愛 梨 君 は どうして 俺 の こと を 信じ られる ん だ なん|あい|なし|きみ|||おれ||||しんじ||| 信じ られる から じゃ ない ん だ 信じ たい の しんじ|||||||しんじ||

愛 梨 が まだ 小学生 の 頃 あい|なし|||しょうがくせい||ころ

父さん と 二 人 で 買い物 に 行った の とうさん||ふた|じん||かいもの||おこなった|

父さん の ジャケット の ポケット から チョコレート が 出 て き た とうさん||じゃけっと||ぽけっと||ちょこれーと||だ|||

小さな 町 だ し 店主 も 知り合い で ちいさな|まち|||てんしゅ||しりあい|

盗 ん だ こと は 認め て 謝罪 すれ ば それ で いい って 言って くれ た ぬす|||||みとめ||しゃざい|||||||いって||

でも 父さん は 絶対 に 認め なかった |とうさん||ぜったい||みとめ|

優しかった 父さん が 大声 で 叫ぶ の を 初めて 聞い た やさしかった|とうさん||おおごえ||さけぶ|||はじめて|ききい|

店主 も 警察 を 呼ぶ しか なくなって てんしゅ||けいさつ||よぶ||

地元 の 農業 組合 の 役員 だった 父さん は 懲戒 処分 で 停職 3 カ月 じもと||のうぎょう|くみあい||やくいん||とうさん||ちょうかい|しょぶん||ていしょく|かげつ

愛 梨 ずっと 見 て た から 知って る よ あい|なし||み||||しって||

お 父さん は やって ない よ |とうさん||||

父さん は 組合 を 辞め て 離婚 し て 家 を 出 て いった の とうさん||くみあい||やめ||りこん|||いえ||だ|||

母さん は 本当 は 盗 ん だ ん じゃ な いか って 思って た みたい かあさん||ほんとう||ぬす||||||||おもって||

愛 梨 の 「 信じ たい 」 は 自分 の ため だ よ あい|なし||しんじ|||じぶん||||

誰 か に 信じ て ほしい の 裏返し な ん だ よ だれ|||しんじ||||うらがえし||||

君 は 家 に 戻れ きみ||いえ||もどれ

警察 に は 俺 に 脅さ れ て かくまった こと に しろ けいさつ|||おれ||おどさ||||||

バカ な の ばか||

一 人 で 逃げ 切れる わけ ない し そんな こと 言わ ない し ひと|じん||にげ|きれる||||||いわ||

その 「 バカ な の 」 って の は やめ て くれ ねえ かな |ばか||||||||||

とにかく

悟 さん の 着替え と か だけ でも 持って くる よ さとし|||きがえ|||||もって||

店長 … てんちょう

あの 後 通報 し なかった ん だ |あと|つうほう||||

何 これ なん|

どういう こと

悟 さん お 母さん の 携帯 見つけ た の さとし|||かあさん||けいたい|みつけ||

どう やって …

違う 犯人 から だ ちがう|はんにん||

「 その 場 を 動く な 」 ？ |じょう||うごく|

う … 嘘 でしょ ？ |うそ|

嘘 … うそ

嘘 … うそ

僕 だけ が 見 て た 君 の こと 過去 も 未来 も ぼく|||み|||きみ|||かこ||みらい|

悲しみ も 喜び も すべて かなしみ||よろこび||

大人 に なる って きっと おとな||||

優しく なる こと だ と 信じ て い た やさしく|||||しんじ|||

子ども の 頃 の 僕 の まま に こども||ころ||ぼく|||

君 の こと きみ||

守り たい と 思う まもり|||おもう

暗闇 から 目覚め て も くらやみ||めざめ||

僕 を 待ち受け てる 彼方 で ぼく||まちうけ||かなた|

二 人 を 隠し た この 街 に ふた|じん||かくし|||がい|

誰 も 知ら ない 雪 が 降って い た だれ||しら||ゆき||ふって||

君 は 僕 の 胸 に 刻ま れ た 一 番 深い 傷跡 の よう で きみ||ぼく||むね||きざま|||ひと|ばん|ふかい|きずあと|||

君 が 笑う この 世界 の 歌 きみ||わらう||せかい||うた