Mahou Shoujo Madoka Magica Episode 9 mahou|shoujo|madoka|magica|episode

誰 か の 幸せ を 祈った 分 だれ|||しあわせ||いのった|ぶん

他の 誰 か を 呪わ ず に は い られ ない たの|だれ|||のろわ||||||

私 達 魔法 少女 って そう 言う 仕組み だった ん だ ね わたくし|さとる|まほう|しょうじょ|||いう|しくみ||||

あ たし って ホント ばか |||ほんと|

さ や か っ

何 な ん だ よ テメェ 一体 何 な ん だ なん||||||いったい|なん|||

さやか に 何 を し や がった ||なん||||

下がって さがって

掴ま って つかま|

何 を なん|

いい から

こいつ は

私 から 手 を 離し たら 貴 女 の 時間 も 止まって しまう わたくし||て||はなし||とうと|おんな||じかん||とまって|

気 を つけ て き|||

どう なって る ん だ よ

あの 魔女 は 何 な ん だ よ |まじょ||なん||||

かつて 美樹 さやか だった 者 よ |みき|||もの|

貴 女 も 見届け た ん でしょ う とうと|おんな||みとどけ||||

逃げる の か にげる||

嫌 なら その 余計 な 荷物 を 捨て て いや|||よけい||にもつ||すて|

今 すぐ あの 魔女 を 殺し ま しょ いま|||まじょ||ころし||

出来る できる

ふざける な

今 の 貴 女 は 足手まとい に しか なら ない いま||とうと|おんな||あしでまとい||||

一旦 退く わ いったん|しりぞく|

交わし た 約束 忘れ な いよ う かわし||やくそく|わすれ|||

目 を 閉じ 確かめる め||とじ|たしかめる

押し寄せ た 闇 ふり払って 進む よ おしよせ||やみ|ふりはらって|すすむ|

Kami Gami kami|gami

いつ に なったら 失 くし た 未来 を |||うしな|||みらい|

私 ここ で また 見る こと 出来る の わたくし||||みる||できる|

溢れ出 し た ふま の 影 を あふれで|||||かげ|

何度 でも 裂 い て この 世界 歩 ん で く なんど||さ||||せかい|ふ|||

止めど なく 刻ま れ た とめど||きざま||

時 は 今 始まり 告げ じ||いま|はじまり|つげ

変わら ない 思い を のせ かわら||おもい||

閉ざさ れ た 扉 開けよ う とざさ|||とびら|あけよ|

目覚め た ココロ は 走り出し た めざめ||||はしりだし|

未来 を 描く ため みらい||えがく|

難しい 道 で 立ち止まって も 空 は むずかしい|どう||たちどまって||から|

綺麗 な 青 さ で いつも 待って て くれる きれい||あお||||まって||

だから こわく ない

もう 何 が あって も |なん|||

くじけ ない

さやか ちゃん

さやか ちゃん どう し た の

ね ソウル ジェム は |そうる||

さやか ちゃん は どう し た の

彼女 の ソウル ジェム は グリーフ シード に 変化 し た 後 かのじょ||そうる||||しーど||へんか|||あと

魔女 を 生 ん で 消滅 し た わ まじょ||せい|||しょうめつ|||

嘘 だ よ ね うそ|||

事実 よ それ が ソウル ジェム の 最後 の 秘密 じじつ||||そうる|||さいご||ひみつ

この 宝石 が 濁り きって 黒く 染まる 時 |ほうせき||にごり||くろく|そまる|じ

私 達 は グリーフ シード に なり 魔女 と して 生まれ変わる わたくし|さとる|||しーど|||まじょ|||うまれかわる

それ が 魔法 少女 に なった 者 の 逃れ られ ない 運命 ||まほう|しょうじょ|||もの||のがれ|||うんめい

嘘 よ うそ|

嘘 よ ね ねぇ うそ|||

そんな どうして

さやか ちゃん 魔女 から 人 を 守り たい って ||まじょ||じん||まもり||

正義 の 味方 に なり たい って せいぎ||みかた||||

そう 思って 魔法 少女 に なった ん だ よ |おもって|まほう|しょうじょ|||||

なのに

その 祈り に 見合う だけ の 呪い を 背負い込 ん だ まで の こと |いのり||みあう|||まじない||せおいこ|||||

あの 子 は 誰 か を 救った 分 だけ これ から は 誰 か を 祟 り ながら 生き て いく |こ||だれ|||すくった|ぶん|||||だれ|||たたり|||いき||

テメェ は 何 様 の つもり だ ||なん|さま|||

事情 通 です って 自慢 し たい の か じじょう|つう|||じまん||||

何で そう 得意 げ に 喋って られる ん だ なんで||とくい|||しゃべって|||

コイツ は さやか の

さやか の 親友 な ん だ ぞ ||しんゆう||||

今度 こそ 理解 でき た わ ね こんど||りかい||||

貴 女 が 憧れ て い た もの の 正体 が どういう もの か とうと|おんな||あこがれ||||||しょうたい||||

わざわざ 死体 を 持って 来た 以上 扱い に は 気 を つけ て |したい||もって|きた|いじょう|あつかい|||き|||

迂闊 な 場所 に 置き去り に する と 後々 厄介 な 事 に なる わ よ うかつ||ばしょ||おきざり||||あとあと|やっかい||こと||||

テメェ それ でも 人間 か っ |||にんげん||

もちろん 違う わ |ちがう|

貴 女 も ね とうと|おんな||

入って いい かい 話 が ある ん だ はいって|||はなし||||

生き て た の ね いき||||

ほ むら ちゃん が 言って た こと 本当 な の ||||いって|||ほんとう||

訂正 する ほど 間違って は い ない ね ていせい|||まちがって||||

じゃあ あなた は みんな を 魔女 に する ため に 魔法 少女 に |||||まじょ|||||まほう|しょうじょ|

勘違い し ない で 欲しい ん だ が かんちがい||||ほしい|||

僕ら は 何 も 人類 に 対 し て 悪意 を 持って いる 訳 じゃ ない ぼくら||なん||じんるい||たい|||あくい||もって||やく||

全て は この 宇宙 の 寿命 を 伸ばす ため な ん だ すべて|||うちゅう||じゅみょう||のばす||||

まどか 君 は エントロピー って いう 言葉 を 知って る かい |きみ|||||ことば||しって||

簡単 に 例える と かんたん||たとえる|

焚き火 で 得 られる 熱 エネルギー は 木 を 育てる 労力 と 釣り合わ ない って こと さ たきび||とく||ねつ|えねるぎー||き||そだてる|ろうりょく||つりあわ||||

エネルギー は 形 を 変換 する 毎 に ロス が 生じる えねるぎー||かた||へんかん||まい||ろす||しょうじる

宇宙 全体 の エネルギー は 目減り し て いく 一方 な ん だ うちゅう|ぜんたい||えねるぎー||めべり||||いっぽう|||

だから 僕たち は 熱 力学 の 法則 に 縛ら れ ない エネルギー を 探し求め て 来 た |ぼくたち||ねつ|りきがく||ほうそく||しばら|||えねるぎー||さがしもとめ||らい|

そうして 見つけ た の が 魔法 少女 の 魔力 だ よ |みつけ||||まほう|しょうじょ||まりょく||

あなた は 一体 ||いったい

僕たち の 文明 は 知的 生命 体 の 感情 を エネルギー に 変換 する テクノロジー を 発明 し た ぼくたち||ぶんめい||ちてき|せいめい|からだ||かんじょう||えねるぎー||へんかん||てくのろじー||はつめい||

ところが 生憎 当 の 僕ら が 感情 と いう もの を 持ち合わせ て い なかった |あいにく|とう||ぼくら||かんじょう|||||もちあわせ|||

そこ で この 宇宙 の 様々 な 異種 族 を 調査 し |||うちゅう||さまざま||いしゅ|ぞく||ちょうさ|

君 たち 人類 を 見出し た ん だ きみ||じんるい||みだし|||

人類 の 個体 数 と 繁殖 力 を 鑑み れ ば じんるい||こたい|すう||はんしょく|ちから||かんがみ||

一 人 の 人間 が 生み出す 感情 エネルギー は ひと|じん||にんげん||うみだす|かんじょう|えねるぎー|

その 個体 が 誕生 し 成長 する まで に 要し た エネルギー を 凌 駕 する |こたい||たんじょう||せいちょう||||ようし||えねるぎー||しの|が|

たち の 魂 は エントロピー を 覆す エネルギー 源 たり うる ん だ よ ||たましい||||くつがえす|えねるぎー|げん|||||

とりわけ 最も 効率 が いい の は 第 二 次 性 徴 期 の 少女 の 希望 と 絶望 の 相 転移 だ |もっとも|こうりつ|||||だい|ふた|つぎ|せい|ちょう|き||しょうじょ||きぼう||ぜつぼう||そう|てんい|

ソウル ジェム に なった 君 たち の 魂 は 燃え尽き て グリーフ シード へ と 変わる その 瞬間 に そうる||||きみ|||たましい||もえつき|||しーど|||かわる||しゅんかん|

膨大 な エネルギー を 発生 さ せる ぼうだい||えねるぎー||はっせい||

それ を 回収 する の が 僕たち インキュベーター の 役割 だ ||かいしゅう||||ぼくたち|||やくわり|

たち 消耗 品 な の |しょうもう|しな||

あなた たち の ため に 死ね って 言う の |||||しね||いう|

この 宇宙 に どれ だけ の 文明 が ひしめき 合い |うちゅう|||||ぶんめい|||あい

一瞬 ごと に どれ 程 の エネルギー を 消耗 し て いる の か 分かる かい いっしゅん||||ほど||えねるぎー||しょうもう||||||わかる|

君 たち 人類 だって いずれ は この 星 を 離れ て きみ||じんるい|||||ほし||はなれ|

僕たち の 仲間 入り を する だ ろ う ぼくたち||なかま|はいり|||||

その 時 に なって |じ||

枯れ 果て た 宇宙 を 引き渡さ れ て も 困る よ ね かれ|はて||うちゅう||ひきわたさ||||こまる||

長い 目 で 見 れ ば これ は 君 たち に とって も 得 に なる 取引 の はず だ よ ながい|め||み|||||きみ|||||とく|||とりひき||||

バカ 言わ ない で そんな わけ の わから ない 理由 で ばか|いわ||||||||りゆう|

マミ さん が 死 ん で さやか ちゃん が あんな 目 に 遭って まみ|||し|||||||め||あって

あんまり だ よ ひど 過ぎる よ ||||すぎる|

僕たち は あくまで 君 たち の 合意 を 前提 に 契約 し て いる ん だ よ ぼくたち|||きみ|||ごうい||ぜんてい||けいやく||||||

それ だけ でも 充分 に 良心 的 な はず な ん だ が |||じゅうぶん||りょうしん|てき||||||

みんな 騙さ れ て た だけ じゃ な いっ |だまさ|||||||

騙す と いう 行為 自体 僕たち に は 理解 でき ない だます|||こうい|じたい|ぼくたち|||りかい||

認識 の 相違 から 生じ た 判断 ミス を 後悔 する 時 にんしき||そうい||しょうじ||はんだん|みす||こうかい||じ

何故 か 人間 は 他者 を 憎悪 する ん だ よ ね なぜ||にんげん||たしゃ||ぞうお|||||

あなた の 言って る こと ついて いけ ない ||いって|||||

全然 納得 でき ない ぜんぜん|なっとく||

君 たち 人類 の 価値 基準 こそ 僕ら は 理解 に 苦しむ なあ きみ||じんるい||かち|きじゅん||ぼくら||りかい||くるしむ|

今 現在 で 69 億 人 いま|げんざい||おく|じん

しかも 4 秒 に 10 人 づつ 増え 続け て いる 君 たち が |びょう||じん||ふえ|つづけ|||きみ||

どうして 単一 個体 の 生き 死に に そこ まで 大騒ぎ する ん だい |たんいつ|こたい||いき|しに||||おおさわぎ|||

そんな 風 に 思って る なら やっぱり あなた 私 たち の 敵 な ん だ ね |かぜ||おもって|||||わたくし|||てき||||

これ でも 弁解 に 来 た つもり だった ん だ よ ||べんかい||らい||||||

君 たち の 犠牲 が どれ だけ 素晴らしい 物 を もたらす か 理解 し て 貰い たかった ん だ が きみ|||ぎせい||||すばらしい|ぶつ||||りかい|||もらい||||

どうやら 無理 みたい だ ね |むり|||

当たり前 でしょ あたりまえ|

まどか

いつか 君 は 最高 の 魔法 少女 に なり |きみ||さいこう||まほう|しょうじょ||

そして 最悪 の 魔女 に なる だ ろ う |さいあく||まじょ|||||

その 時 僕ら は かつて 無い 程 大量 の エネルギー を 手 に 入れる はず だ |じ|ぼくら|||ない|ほど|たいりょう||えねるぎー||て||いれる||

この 宇宙 の ため に 死 ん で くれる 気 に なったら |うちゅう||||し||||き||

いつ でも 声 を かけ て ||こえ|||

待って る から ね まって|||

そう まで し て 死体 の 鮮度 を 保って ||||したい||せんど||たもって

一体 どう する つもり だ い いったい|||||

コイツ の ソウル ジェム を 取り戻す 方法 は ||そうる|||とりもどす|ほうほう|

僕 の 知る 限り で は 無い ね ぼく||しる|かぎり|||ない|

そい つ は お前 の 知ら ない こと も ある って 意味 か |||おまえ||しら||||||いみ|

魔法 少女 は 条 理 を 覆す 存在 だ まほう|しょうじょ||じょう|り||くつがえす|そんざい|

君 たち が どれ 程 の 不条理 を 成し遂げ た と して も きみ||||ほど||ふじょうり||なしとげ||||

驚く に は 値し ない おどろく|||あたいし|

できる ん だ な

前例 は ない ね ぜんれい|||

だから 僕 に も 方法 は 分から ない |ぼく|||ほうほう||わから|

生憎 だ が 助言 の しようがない よ あいにく|||じょげん|||

いら ねぇ よ

誰 が テメェ の 手助け なんか 借りる もん か だれ||||てだすけ||かりる||

まどか さん 今朝 は 顔色 が 優れ ませ ん わ ||けさ||かおいろ||すぐれ|||

大丈夫 です の だいじょうぶ||

うん ちょっと 寝不足 で ね ||ねぶそく||

それにしても 今日 も さやか さん は お 休み かしら |きょう||||||やすみ|

後 で お 見舞い に 行く べき でしょう か あと|||みまい||いく|||

でも 私 が 行って いい の か |わたくし||おこなって|||

今 ちょっと さやか さん と は お 話し づらい ん です が いま|||||||はなし||||

仁美 ちゃん あの ね ひとみ|||

昨日 の 今日 で きのう||きょう|

のんき に 学校 なんて 行って る 場合 か よ ||がっこう||おこなって||ばあい||

まどか さん

ちょっと 話 が ある ん だ 顔 貸し て くれる |はなし|||||かお|かし||

仁美 ちゃん ごめん ひとみ||

今日 は 私 も 学校 お 休み する ね きょう||わたくし||がっこう||やすみ||

そんな まどか さん ちょっと

あの 話 って |はなし|

美樹 さやか 助け たい と 思わ ない みき||たすけ|||おもわ|

助け られる の たすけ||

助け られ ない と し たら 放っとく か たすけ||||||ほっとく|

妙 な 訊 き 方 し ちゃ った ね たえ||じん||かた||||

バカ と 思う かも しれ ない けど ばか||おもう||||

アタシ は ね

本当 に 助け られ ない の か どう か それ を 確かめる まで ほんとう||たすけ|||||||||たしかめる|

諦め たく ない あきらめ||

アイツ は 魔女 に な っち まっ た けど ||まじょ||||||

友達 の 声 ぐらい は 覚え てる かも しれ ない ともだち||こえ|||おぼえ||||

呼びかけ たら 人間 だった 頃 の 記憶 を 取り戻す かも しれ ない よびかけ||にんげん||ころ||きおく||とりもどす|||

それ が できる と し たら

たぶん アンタ だ

うまく いく かな

わかん ねぇ よ そんな の

わかん ない から やる ん だ よ

もし かして あの 魔女 を 真っ二つ に して やったら さ |||まじょ||まっぷたつ||||

中 から グリーフ シード の 代わり に なか|||しーど||かわり|

さやか の ソウル ジェム が ポロッ と 落ち て くる と か さ ||そうる|||||おち|||||

そういう もん じゃ ん

最後 に 愛 と 勇気 が 勝つ ストーリー って の は さいご||あい||ゆうき||かつ|すとーりー|||

アタシ だって

考え て み たら そういう の に 憧れ て 魔法 少女 に なった ん だ よ ね かんがえ|||||||あこがれ||まほう|しょうじょ||||||

すっかり 忘れ て た けど |わすれ|||

さやか は それ を 思い出さ せ て くれ た ||||おもいださ||||

付き合い きれ ねぇ って ん なら 無理強い は し ない つきあい||||||むりじい|||

結構 危ない 橋 を 渡る わけ だ し ね けっこう|あぶない|きょう||わたる||||

アタシ も 絶対 何 が あって も 守って やる なんて 約束 は でき ねぇ し ||ぜったい|なん||||まもって|||やくそく||||

う うん 手伝う ||てつだう

手伝わ せ て ほしい てつだわ|||

私 鹿目 まどか わたくし|かのめ|

った く も う 調子 狂う よ な ホント ||||ちょうし|くるう|||ほんと

佐倉 杏子 だ よろしく ね さくら|きようこ|||

すみません

気分 が すぐれ ませ ん ので 保健 室 へ きぶん||||||ほけん|しつ|

この クラス の 保健 委員 は 誰 か ね |くらす||ほけん|いいん||だれ||

鹿目 さん は 今日 休み です かのめ|||きょう|やすみ|

では 学級 委員 が 付き添い に |がっきゅう|いいん||つきそい|

ほ むら ちゃん も 手伝って くれ ない か な ||||てつだって||||

アイツ は そういう タマ じゃ ない よ |||たま|||

友達 じゃ ない の ともだち|||

違う ね ちがう|

まあ 利害 の 一致 って いう か |りがい||いっち|||

お互い 一 人 じゃ 倒せ ない 奴 と 戦う ため に つる ん でる だけ さ おたがい|ひと|じん||たおせ||やつ||たたかう|||||||

あと 何 日 か し たら この 街 に ワル プル ギス の 夜 が 来る |なん|ひ|||||がい||||ぎす||よ||くる

ワル プル ギス ||ぎす

超 弩級 の 大物 魔女 だ ちょう|どきゅう||おおもの|まじょ|

アタシ も アイツ も たぶん 一 人 じゃ 倒せ ない |||||ひと|じん||たおせ|

だから 共同 戦線 って いう か まあ 要するに そういう 仲 な の さ |きょうどう|せんせん|||||ようするに||なか|||

ここ だ な

ホント に さやか ちゃん かな 他 の 魔女 だったり し ない か な ほんと|||||た||まじょ|||||

魔力 の パターン が 昨日 と 一緒 だ まりょく||ぱたーん||きのう||いっしょ|

間違い なく アイツ だ よ まちがい||||

さて 改めて 訊 く けど |あらためて|じん||

本当 に 覚悟 は いい ん だ ね ほんとう||かくご|||||

何 かも う 慣れっこ だ し なん|||なれっこ||

私 いつも 後ろ から 付い て く ばっかり で 役 に 立った こと 一 度 も ない けど わたくし||うしろ||つけい|||||やく||たった||ひと|たび|||

でも お 願い 連れ て 行って ||ねがい|つれ||おこなって

ホント 変 な 奴 だ な アンタ ほんと|へん||やつ|||

ねぇ 杏子 ちゃん |きようこ|

うん

誰 か に ばっかり 戦わせ て 自分 で 何も し ない 私 って だれ||||たたかわせ||じぶん||なにも|||わたくし|

やっぱり 卑怯 な の か な |ひきょう||||

何で アンタ が 魔法 少女 に なる わけ さ なんで|||まほう|しょうじょ||||

何 で って なん||

ナメ ん な よ

この 仕事 は ね 誰 に だって 務 まる もん じゃ ない |しごと|||だれ|||つとむ||||

でも

毎日 美味 い もん 食って 幸せ 家族 に 囲ま れ て まいにち|びみ|||くって|しあわせ|かぞく||かこま||

そんな 何 不自由 ない 暮らし を し てる 奴 が さ |なん|ふじゆう||くらし||||やつ||

だの 気まぐれ で 魔法 少女 に な ろ う と する ん なら |きまぐれ||まほう|しょうじょ||||||||

そんな の アタシ が 許さ ない ||||ゆるさ|

いの一番 に ぶ っ 潰し て やる さ いのいちばん||||つぶし|||

命 を 危険 に 晒す って の はな いのち||きけん||さらす|||

そう する しか 他 に 仕方ない 奴 だけ が やる こと さ |||た||しかたない|やつ|||||

そう じゃ ない 奴 が 首 を 突っ込む の は た だの お 遊び だ お ふざけ だ |||やつ||くび||つっこむ||||||あそび||||

そう な の か な

アンタ だって いつか は 否 が 応 でも 命懸け で 戦わ なきゃ なら ない 時 が 来る かも しれ ない ||||いな||おう||いのちがけ||たたかわ||||じ||くる|||

その 時 に なって 考え れ ば いい ん だ よ |じ|||かんがえ||||||

うん

杏子 ちゃん は どうして きようこ|||

気づか れ た 来る ぞ きづか|||くる|

いい な 打ち合わせ 通り に ||うちあわせ|とおり|

う うん

さやか ちゃん 私 だ よ まどか だ よ ||わたくし|||||

ね 聞こえる |きこえる

私 の 声 が わかる わたくし||こえ||

怯 む な 呼び 続けろ きょう|||よび|つづけろ

さやか ちゃん やめ て

お 願い 思い出し て |ねがい|おもいだし|

こんな こと さやか ちゃん だって 嫌 だった はず だ よ |||||いや||||

さやか ちゃん 正義 の 味方 に なる ん でしょ ||せいぎ||みかた||||

ねえ お 願い 元 の さやか ちゃん に 戻って ||ねがい|もと|||||もどって

聞き分け が ねぇ に も 程 が ある ぜ さやか ききわけ|||||ほど||||

杏子 ちゃん きようこ|

大丈夫 この 程度 屁 でも ねぇ だいじょうぶ||ていど|へ||

アンタ は 呼び 続けろ さやか を ||よび|つづけろ||

やめ て もう やめ て

さやか ちゃん 私 たち に 気づ い て ||わたくし|||きづ||

いつぞや の お返し かい ||おかえし|

そう いえ ば アタシ たち 最初 は 殺し 合う 仲 だった っけ ね |||||さいしょ||ころし|あう|なか|||

生温い って なまぬるい|

あの 時 アタシ が もっと ぶち の めし て も アンタ は 立ち上がって き た じゃ ん か よ |じ|||||||||||たちあがって||||||

怒って ん だ ろ 何もかも 許せ ない ん だ ろ いかって||||なにもかも|ゆるせ||||

わかる よ

それ で 気 が 済 ん だ ら 目 ェ 覚まし な よ ||き||す||||め||さまし||

さやか ちゃん お ねがい だ から

さ や か っ

アンタ 信じ てる って 言って た じゃ ない か |しんじ|||いって||||

この 力 で 人 を 幸せ に できる って |ちから||じん||しあわせ|||

頼む よ 神様 たのむ||かみさま

こんな 人生 だった ん だ |じんせい|||

せめて 一 度 ぐらい 幸せ な 夢 を 見 させ て |ひと|たび||しあわせ||ゆめ||み|さ せ|

杏子 きようこ

よう

貴 女 とうと|おんな

その 子 を 頼む |こ||たのむ

アタシ の バカ に 付き合わ せ ち まった ||ばか||つきあわ|||

足手まとい を 連れ た まま 戦わ ない 主義 だ ろ あしでまとい||つれ|||たたかわ||しゅぎ||

いい ん だ よ それ が 正解 さ ||||||せいかい|

ただ 一 つ だけ 守り たい もの を 最後 まで 守り 通せ ば いい |ひと|||まもり||||さいご||まもり|とおせ||

何だか なぁ なんだか|

アタシ だって 今 まで ずっと そうして き た はず だった のに ||いま||||||||

行き な いき|

コイツ は アタシ が 引き受ける ||||ひきうける

心 配す ん な よ さやか こころ|はいす||||

一 人 ぼ っち は 寂しい もん な ひと|じん||||さびしい||

いい よ 一緒 に い て やる よ ||いっしょ|||||

さやか

杏子 きようこ

佐倉 杏子 に は 本当 に 美樹 さやか を 救え る 望み が あった の さくら|きようこ|||ほんとう||みき|||すくえ||のぞみ|||

まさか そんな の 不可能 に 決まって る じゃ ない か |||ふかのう||きまって||||

なら どうして あの 子 を 止め なかった |||こ||とどめ|

もちろん 無駄 な 犠牲 だったら 止め た だ ろ う さ |むだ||ぎせい||とどめ|||||

でも 今回 彼女 の 脱落 に は 大きな 意味 が あった から ね |こんかい|かのじょ||だつらく|||おおきな|いみ||||

これ で もう ワル プル ギス の 夜 に 立ち向かえ る 魔法 少女 は 君 だけ しか 居 なく なった |||||ぎす||よ||たちむかえ||まほう|しょうじょ||きみ|||い||

もちろん 一 人 で は 勝ち目 なんて ない |ひと|じん|||かちめ||

この 街 を 守る ため に は まどか が 魔法 少女 に なる しか ない 訳 だ |がい||まもる||||||まほう|しょうじょ|||||やく|

やら せ ない わ 絶対 に ||||ぜったい|

錆び 付い た 心 さび|つけい||こころ

音 も ない 世界 何 を 見 てる の おと|||せかい|なん||み||

また ね を 言え る 顔 を 探す よ |||いえ||かお||さがす|

それ を 繰り返す だけ ||くりかえす|

気付け ば そこ に は きづけ||||

ひとり きり で 泣く 後ろ姿 |||なく|うしろすがた

辛い よう な からい||

寂しい よう な 場所 さびしい|||ばしょ

手 を 繋 い で い たい ん だ て||つな||||||

何度 でも 名前 を 呼ぶ よ なんど||なまえ||よぶ|

不確か な 未来 でも ふたしか||みらい|

離せ ない もの 思う だけ 心 が 痛い よ はなせ|||おもう||こころ||いたい|

ここ に いる よ

ここ に いる よ

帰る 場所 は ここ だ よ かえる|ばしょ||||

いつ だって 変わら ない ||かわら|

思い を 残す の おもい||のこす|

誰 も 未来 を 信じ ない だれ||みらい||しんじ|

誰 も 未来 を 受け止め られ ない だれ||みらい||うけとめ||