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フルメタル・パニック! The Second Raid, フルメタル・パニック! The Second Raid#12

フルメタル ・ パニック ! The Second Raid #12

心 描き出す 地図 上 の 未知なる フロンティア

扉 開いたら 道 は 続いて いる よ

埃 巻き上げて 君 の 街 へ

空 と 大地 が 重なる ルート で

走る 南 風 に 乗って 蒼 く 染まる 風 を 切って

心 ごと 駆けだして いる んだ

真昼 の 月 を 追い越して 昨日 と は 違う 世界 へ

どこまでも 走り抜けて く あの 風 の ように

あの 風 の ように

きっと 君 は 今日 の 日 も 真っ直ぐ 明日 を 見て る

風 が 吹く あの 丘 に 咲いた 向日 葵 の ように

どんなに 遠く 離れて いて も この 歌声 が 君 に 届く ように

涙 が ずっと 止まら ない 夜 君 の 窓 を 照らす 月 に なり たい

また 必ず 会える と

そう 思う から …

繰り返し お 伝え し ます

先ほど 北京 政府 が 会見 を 開き

6 時 まで に 解決 の 兆候 が 見 られ ない 場合

事態 は 深刻な 局面 に 入ら ざる を 得 ない と 発表 し ました

これ に 対し 南 中国 中華 民主 連合 の チャン 事務 総長 は

正体 不明 の AS に よる テロ 事件 と の 関連 が …

いい か タイムリミット は 午前 6 時 残さ れた 時間 は 90 分

失敗 したら あと は ない

香港 は 火 の 海 に なる

それ だけ じゃ 済ま ない でしょう ね

顔 は きれいな まま か

女 に 甘い ようだ な

ユイファン は まだ 見つから ない の かい ?

準備 は 万端 だ まあ 見て な

あぁ お ねえちゃん 私 ユイラン

今 ね 怖い 男 の 人 たち に 囲ま れて る の

あっ 何 する の 嫌 っ 放して

あ あ や だ 捕まっちゃ った

あぁ 嫌 っ おね え 様 助けて ぇ

痛い 痛い あぁ もうだ め …

これ は 南北 両者 に とって 望ましく ない 事態 の はずだ

それ に ヴェノム の 破壊 活動 に まるで 一貫 性 が ない

恐らく 単独 犯 の 仕業 だろう

しかし いったい 誰 が 何の 目的 で 南北 両軍 を 戦わ せよう と して いる の か …

ハンター 社長 来客 です

先ほど から 急ぎ の 用 で お 会い し たい と いう 方 が

断って くれた まえ

今 が どんな とき か お前 に も わかって …

ちょっと そこ どき なさい よ

き … 君 ここ へ は …

会わ せろ つって る でしょう が

ヘルマジスタン 人 ?

さあ 知ら ん ね

だが アラブ 系 の 住人 が たまって る ビル なら

ほれ あそこ に ある ぜ

お前 が カシム か 酒 臭い な ろく で も ない 小僧 め

バダフシャン の 虎 の 名 を 汚す 気 か

知った こと か 用件 を 言え

中国 人 の 娘 から これ を 渡す ように 頼ま れた

受け取って 早く う せろ

狙撃 ポイント は 5 つ

相良 宗 介 だ な

そう だ

公園 北 出口 に タクシー が 待って いる それ に 乗れ

誰 に 頼ま れた ?

今 ここ で 起きて いる 事件 と 何 か 関係 が ある の か

お前 は

聞いて どう する ?

相良 宗 介 お前 の 後ろ の ビル の 2 階 へ 行け

その 奥 の 部屋 で あの 方 が お前 を 待って いる

あの 方 ?

ここ の 地名 を 思い出して みる こと だ な

カオルーン …

よう 3 か月 ぶり かな

会えて うれしい ぜ カシム

ガ … ガウルン …

随分な 驚き ようだ な

そんなに 俺 が 生きて いる こと が 不思議 か

貴 様 は あの とき に …

死んだ はず … か

忘れて もらっちゃ 困る

俺 の コダール に は ラムダ · ドライバ が 積んで あった んだ ぜ

あれ は 自爆 から オペレーター を 守る こと だって できる の さ

まっ それ でも この ざま だ けど な

おいおい この 体たらく を 見て くれよ

そう 急いで も しかたない と 思う んだ が ね

何 が 狙い だ

何 お前 と 話 が し たかった の さ

ふざける な

本当 だって

見て の とおり 俺 の 時間 は 尽き かけて る

それ で コダール を この 街 で 暴れ させて

あの 白い AS と お前 を 呼び出した って わけ さ

お前 へ の メッセージ は 街 の あちこち に ばらまいて おいた

昔 ヘルマジスタン で ゲリラ を 率いて 勇名 を はせた 戦術 家 マジード

その 異名 バダフシャン の 虎

その 男 から 名 を もらった 暗殺 者 カシム

つまり バダフシャン の 虎の子 って の は お前 だ

ハミドラー って の は 元 電気 屋 の お前 ら の 仲間

ツィムシャツォイ の ハミドラー に 会え って メッセージ を 出せば

お前 なら ヘルマジスタン 人 の 電気 屋 を 探し当てる

これ は 世界中 で お前 に だけ 通じる メッセージ って わけだ

しかし お 仲間 を 大勢 引き連れて くる か と 思った が

なぜ 一 人 で 来た

何 か あった の か な ?

お前 の 知った こと か

そろそろ 居心地 が 悪く なって きた って ところ か

なに

ミスリル に … だ よ

正義 の 味方 気取り の あんな 部隊 に いたら

誰 だって いら ついてくる さ

特に お前 みたいな 男 は な

ご 託 は それ で 終わり か

では 貴 様 の 背後 の 組織 に ついて 話して もらおう

あきれる ぜ それ でも 仕事 が 大事な わけ かい ?

まあ いい だろう 教えて やる

アマルガム それ が 俺 の 雇わ れて いた 組織 の 名 だ

組織 の 目的 は 最新 兵器 の 研究 開発 と その 実践 テスト

その ため に 地域 紛争 も 仕掛ける

各国 の タカ 派 に は アマルガム の シンパ が 数多く 浸透 して いる

冷戦 構造 と 軍需 の 維持 を 望む 者 は 西 に も 東 に も 多い から な

この 騒ぎ に も その 組織 は 関わって いる の か

これ は 俺 の 独断 さ

今頃 アマルガム は 俺 たち を 見つけよう と 慌てふためいて いる こと だろう ね

ヴェノム ?

ユイファン か

そろそろ 参り ます

そう か 達者で な

さようなら 先生

昔 ユイファン ユイ ラン って 双子 の ガキ を 育てた こと が あって な

お前 に よく 似た ガキ ども で 今 でも 犬 の ように 忠実だ

この 騒ぎ も 俺 が あいつ ら に 命じて 起こした もの だ

だが その ユイファン も 今夜

ミスリル と やり合って 死ぬ だろう

で なきゃ アマルガム の 実行 部隊 に 殺さ れる か だ

実行 部隊 ?

恐ろしい 連中 さ

その 部隊 の 指揮 官 が また す ご 腕 の いかれ 野郎 で な

お前 の 仲間 じゃ 歯 が 立た ない だろう ぜ

出会った 途端 皆殺し さ

現れ ました ジョーダン 地区 です

よ ー し 子 猫 ちゃん の 始末 に いく ぞ

アマルガム … と 言って いた な

その 組織 に ウィスパード と 呼ば れる 人間 は いる の か

イエス だ 主要 メンバー の 一 人 に なって いる

ウィスパード が いる なら なぜ 千鳥 を 狙う ?

もう 必要 ないだ ろ

完全じゃ ない から さ

ウィスパード が もたらす 知識 に は それぞれ 違い が ある そうだ

ラムダ · ドライバ の 技術 理論 に 強い 個体 も あれば

潜水 艦 技術 くらい に しか 力 を 出せ ない 個体 も ある

だから 新しい ウィスパード が 発見 さ れる と

そい つ が どの 分野 に 強い の か を 特定 する 必要 が ある

ハンカ 自治 州 で あの 娘 に やった 検査 も それ だ

その 結果 千鳥 かなめ は ウィスパード だ と わかった

俺 は そこ まで しか 聞か さ れちゃ い ない が ね

アマルガム の 拠点 は どこ だ

主要 構成 要員 は ?

もう いいかげん この 話 は 飽きた よ

つまら ん 話 だし これ は 本題 じゃ ない

おいおい 俺 が 命 を 惜し がって る と 思う の か

教えて くれ 頼む

頼む か … お前 本当に あの カシム な の か

なに

思い出せよ

5 年 前 俺 と 初めて 会った とき お前 は どうして いた ?

あの ころ 俺 は 傭兵 キャンプ の 教官 で

お前 は ソ連 と 戦う ゲリラ だった

味方 じゃ ない が べつに 敵 って わけ で も なかった

今 でも よ ー く 覚えて いる

あの とき の お前 は 実に いい 目 を して いた

命 を 否定 も 肯定 も し ない

そして 悩み も 迷い も 苦しみ も ない

そう 聖人 の ような 目 を して いた

ああいう の を 美しい と 言って いい んだろう な

わかる か つまり 一貫 性 だ よ 矛盾 が ない って こと だ

ハンカ で 再会 した とき の お前 の 目 も 変わら ず 美しい もの だった

人間 の 弱 さ を まるで 持た ない 者 の 目 だ

そんな お前 を 俺 が 殺す の は なかなか いい そう 思った

それ が … 何 だ その 面 は

ヴェノム 出現 ジョーダン 地区 です

ARX -7 に 緊急 展開 ブースター を 装備 さ せて ください

ボクサー 散 弾 砲 を 持た せて エレベーター に 待機

艦長 アーバレスト の 使用 は 禁じ られて いる はずです

おとり くらい に は なり ます

みんな の 危険 を 少し でも 減らし たい の

それ に 相良 さん が まだ …

お 言葉 です が 艦長

相良 軍曹 は 任務 を 放棄 した と しか 考え られ ませ ん

あの AS と あの 男 を 当て に する の は 明らかな 間違い です

そう と は 限り ませ ん

学校 の クラブ 活動 で は ない のです ぞ

知ってい ます 今更 私 に 説教 です か

いいえ 今回 ばかり は 黙り ませ ん

あなた は 私情 を 挟み 上層 部 の 命令 まで ねじ曲げよう と して いる

組織 と 軍 紀 は どう なる のです ?

それ に 任務 を 投げ出した 一 下 士官 を

特別 扱い する など もってのほか

結構

では その 一 下 士官 に 途方 も ない 重責 ばかり 押しつけて きた の は 誰 です か

それ は …

私 たち です 違う と 言う なら 言って みなさ い

6 か月 前 あの 空港 で

我が身 を 省み ず 貴重な 情報 を もたらした の は 誰 ?

4 か月 前 とてつもなく 強力な 敵機 に ぶっつけ本番 で 立ち向かい

それ を 撃破 した の は 誰 ?

ヘルマジスタン の 山奥 で 仲間 たち を 次々 に 殺さ れ ながら

密輸 さ れよう と して いた 核 弾頭 を 奪い 返した の は 誰 ?

3 か月 前 死力 を 尽くして この 艦 を 守った の は 誰 ?

言って み なさい 誰 な の ?

相良 軍曹 です

そう です

それ でも あなた は 彼 を 責める の ?

彼 を 臆病 者 だ と 決めつける の ?

いえ …

お 望み なら 認め ましょう

私 は 彼 が 好きです

でも そんな 私情 は 関係ない 彼 は きっと また やって くれ ます

私 たち を 見捨てたり し ない

どんなに 今 が だめで も 必ず 立ち直って ここ へ 帰って き ます

人間 の 本性 は 変え られ ない

彼 は 強くて 優しい から

強くて 優しい …

艦長 それ で 私 が 納得 できる と

そういう こと で は ない でしょ

あなた が 疑って いる の は この 私 の 判断 です

リチャード · マデューカス 中佐

あなた は 私 を 信じる の ? それとも 信じ ない の ?

今日 の 今日 まで 艦長 と して この 艦 を 守って きた

この テレサ · テスタロッサ を

さあ 選び なさい

お 強く なら れ ました な

アイ マム

ARX -7 に 緊急 展開 ブースター および ボクサー 散 弾 砲 を 装備

エレベーター に 待機

ARX -7 に 緊急 展開 ブースター および ボクサー 散 弾 砲 を 装備

エレベーター に 待機 アイ

ありがとう

私 は みんな に 無事で 帰って きて ほしい んです

だって さ

勝手に 回線 が 開いた ぞ 誰 か わざと 今 の を 聞か せた の か

さあ な

それにしても テッサ が あの 副 長 と ああ まで 激しく やり合う と は な

みんな 無事に 帰って きて ほしい だ と さ

諸君 どう 思う

もちろん その つもり だ

我ら の 姫君 を 悲しま せる わけに はいかん から な

ここ まで 心配 して もらって る と は なぁ

素直に 感激

あの 子 らしい わ

いい 将校 だ

タイムリミット は 0600

プロ なら 期待 に 応えろ

俺 は ミス を し ない お前たち も ミス を し ない

それ で 万事 丸く 収まる

いい な

了解

ひで え 面 だ

悩んで る の か 迷って る の か

あの 聖人 みて え なお 前 は どこ に いった ?

がっかり だ ぜ

今 の お前 は 矛盾 だらけ だ 殺す 価値 も ない

黙れ

俺 と 同類 の くせ に 何 を 今更 普通の やつ みたいに なろう と して んだ

へど が 出る ね

黙れ と 言って いる

いい や 言って やる ぜ

お前 は ミスリル や あの 学校 の 連中 に 会って くだらなく なった

あんな 屁 みたいな や つら に 引きずら れて つまらなく なった の さ

さっき お前 の こと を いら つい てる って 言った ろ

それ は 連中 の せい だ よ

ヒューマニズム って やつさ

あの 殺人 聖者 カシム に 合う わけ が ねえ

お前 は 連中 に カモ られて る んだ よ

いい か

弱者 は 強者 に 寄生 する んだ

優しい 仲間 だ の 信頼 だの を ちらつかせて

強者 の 力 を 骨 の 髄 まで 吸い取る の さ

本音 を 言って みろ 弱い や つら と 群れる の は 楽しい か

答えろ よ ほら

弱い や つら と 群れる の は 楽しい か って 聞いて る んだ え ぇ ?

俺 は 黙れ と 言って いる

殺す 覇気 も ねえ わけ か

俺 は これ から くたばる

くたばる に あたって いろいろ 道連れ に しよう と 思う

さっき の ユイファン に は

香港 を 火 の 海 に する まで 暴れ 続ける よう 命じて おいた

そして もう 一 人 の ユイラン に は

お前 を 堕落 さ せた 最大 の がん を 殺す ように 命じて おいた

がん …

女 だ よ カシム

まだ 知らせ が 来て ない か な

俺 は 一部始終 を 聞いた ぜ

あの かわいい 制服 姿 が ぐ っちゃ ぐ ちゃ だ と さ

気丈な こと に 命乞い は し なかった そうだ

最期 の 言葉 は ごめん だ と

これ は 誰 に 言った の か な ?

泣ける ねぇ

う … うそ だ

本当 さ

その 写真 を ここ で 見せて 絶望 する お前 の 顔 を 見 たかった が

まっ それ は 我慢 する と しよう

だって な カシム ったら けっこう ダメージ 見え見え ?

東京 の 女

もう 間に合わ ない

あぁ かわいそう

かなめ ちゃん いい 子 だった のに

ガウルン

そう だ 俺 が 殺した

さあ 憎め 俺 を 憎め

カシム

ガウルン … あの 宿敵 だけ が 俺 の 全て を 見抜いて いた

悪魔 の 手招き 計算 し つくさ れた 最後 の 呪い

次回 最終 回 つづく 日々

絶望 を 打ち 破れる の は ただ 1 つ あの 激しい 1 発 だけ だ

本 字幕 由 诸神 字幕 组 出品 仅供 学 习 交流 禁止 用 于商 业 用途

更多 中日 双 语 字幕 尽 在 www . kamigami . org 和 微 博 @ 诸神 字幕 组

台本 整理 : gen 翻 译 : 夏目 青 叶 校 对 : 小 江 时间 轴 : Foyzi 压制 : 結城 有紀


フルメタル ・ パニック ! The Second Raid #12 |ぱにっく|||

心 描き出す 地図 上 の 未知なる フロンティア こころ|えがきだす|ちず|うえ||みちなる|

扉 開いたら 道 は 続いて いる よ とびら|あいたら|どう||つづいて||

埃 巻き上げて   君 の 街 へ ほこり|まきあげて|きみ||がい|

空 と 大地 が 重なる ルート で から||だいち||かさなる|るーと|

走る 南 風 に 乗って   蒼 く 染まる 風 を 切って はしる|みなみ|かぜ||のって|あお||そまる|かぜ||きって

心 ごと 駆けだして いる んだ こころ||かけだして||

真昼 の 月 を 追い越して   昨日 と は 違う 世界 へ まひる||つき||おいこして|きのう|||ちがう|せかい|

どこまでも 走り抜けて く あの 風 の ように |はしりぬけて|||かぜ||よう に

あの 風 の ように |かぜ||よう に

きっと 君 は 今日 の 日 も   真っ直ぐ 明日 を 見て る |きみ||きょう||ひ||まっすぐ|あした||みて|

風 が 吹く あの 丘 に 咲いた   向日 葵 の ように かぜ||ふく||おか||さいた|むこう|あおい||よう に

どんなに 遠く 離れて いて も   この 歌声 が 君 に 届く ように |とおく|はなれて||||うたごえ||きみ||とどく|よう に

涙 が ずっと   止まら ない 夜   君 の 窓 を 照らす 月 に なり たい なみだ|||とまら||よ|きみ||まど||てらす|つき|||

また 必ず   会える と |かならず|あえる|

そう 思う から … |おもう|

繰り返し お 伝え し ます くりかえし||つたえ||

先ほど 北京 政府 が 会見 を 開き さきほど|ぺきん|せいふ||かいけん||あき

6 時 まで に 解決 の 兆候 が 見 られ ない 場合 じ|||かいけつ||ちょうこう||み|||ばあい

事態 は 深刻な 局面 に 入ら ざる を 得 ない と 発表 し ました じたい||しんこくな|きょくめん||はいら|||とく|||はっぴょう||

これ に 対し   南 中国   中華 民主 連合 の チャン 事務 総長 は ||たいし|みなみ|ちゅうごく|ちゅうか|みんしゅ|れんごう|||じむ|そうちょう|

正体 不明 の AS に よる   テロ 事件 と の 関連 が … しょうたい|ふめい|||||てろ|じけん|||かんれん|

いい か   タイムリミット は 午前 6 時   残さ れた 時間 は 90 分 ||||ごぜん|じ|のこさ||じかん||ぶん

失敗 したら あと は ない しっぱい||||

香港 は 火 の 海 に なる ほんこん||ひ||うみ||

それ だけ じゃ 済ま ない でしょう ね |||すま|||

顔 は きれいな まま か かお||||

女 に 甘い ようだ な おんな||あまい||

ユイファン は まだ 見つから ない の かい ? |||みつから|||

準備 は 万端 だ   まあ   見て な じゅんび||ばんたん|||みて|

あぁ   お ねえちゃん   私   ユイラン |||わたくし|

今 ね   怖い 男 の 人 たち に 囲ま れて る の いま||こわい|おとこ||じん|||かこま|||

あっ   何 する の   嫌 っ   放して |なん|||いや||はなして

あ   あ   や だ   捕まっちゃ った ||||つかまっちゃ|

あぁ   嫌 っ   おね え 様   助けて ぇ |いや||||さま|たすけて|

痛い   痛い   あぁ   もうだ め … いたい|いたい||もう だ|

これ は 南北 両者 に とって 望ましく ない 事態 の はずだ ||なんぼく|りょうしゃ|||のぞましく||じたい||

それ に ヴェノム の 破壊 活動 に まるで 一貫 性 が ない ||||はかい|かつどう|||いっかん|せい||

恐らく 単独 犯 の 仕業 だろう おそらく|たんどく|はん||しわざ|

しかし   いったい 誰 が 何の 目的 で 南北 両軍 を 戦わ せよう と して いる の か … ||だれ||なんの|もくてき||なんぼく|りょうぐん||たたかわ||||||

ハンター 社長   来客 です はんたー|しゃちょう|らいきゃく|

先ほど から 急ぎ の 用 で お 会い し たい と いう 方 が さきほど||いそぎ||よう|||あい|||||かた|

断って くれた まえ たって||

今 が どんな とき か   お前 に も わかって … いま|||||おまえ|||

ちょっと   そこ   どき なさい よ

き … 君   ここ へ は … |きみ|||

会わ せろ   つって る でしょう が あわ|||||

ヘルマジスタン 人 ? |じん

さあ   知ら ん ね |しら||

だが   アラブ 系 の 住人 が たまって る ビル なら |あらぶ|けい||じゅうにん||||びる|

ほれ   あそこ に ある ぜ

お前 が カシム か   酒 臭い な   ろく で も ない 小僧 め おまえ||||さけ|くさい||||||こぞう|

バダフシャン の 虎 の 名 を 汚す 気 か ||とら||な||けがす|き|

知った こと か   用件 を 言え しった|||ようけん||いえ

中国 人 の 娘 から これ を 渡す ように 頼ま れた ちゅうごく|じん||むすめ||||わたす|よう に|たのま|

受け取って 早く う せろ うけとって|はやく||

狙撃 ポイント は 5 つ そげき|ぽいんと||

相良 宗 介 だ な さがら|はじめ|かい||

そう だ

公園   北 出口 に タクシー が 待って いる   それ に 乗れ こうえん|きた|でぐち||たくしー||まって||||のれ

誰 に 頼ま れた ? だれ||たのま|

今 ここ で 起きて いる 事件 と   何 か 関係 が ある の か いま|||おきて||じけん||なん||かんけい||||

お前 は おまえ|

聞いて どう する ? きいて||

相良 宗 介   お前 の 後ろ の ビル の 2 階 へ 行け さがら|はじめ|かい|おまえ||うしろ||びる||かい||いけ

その 奥 の 部屋 で あの 方 が お前 を 待って いる |おく||へや|||かた||おまえ||まって|

あの 方 ? |かた

ここ の 地名 を 思い出して みる こと だ な ||ちめい||おもいだして||||

カオルーン …

よう  3 か月 ぶり かな |かげつ||

会えて うれしい ぜ   カシム あえて|||

ガ … ガウルン …

随分な 驚き ようだ な ずいぶんな|おどろき||

そんなに 俺 が 生きて いる こと が 不思議 か |おれ||いきて||||ふしぎ|

貴 様 は あの とき に … とうと|さま||||

死んだ はず … か しんだ||

忘れて もらっちゃ 困る わすれて||こまる

俺 の コダール に は ラムダ · ドライバ が 積んで あった んだ ぜ おれ||||||||つんで|||

あれ は 自爆 から オペレーター を 守る こと だって できる の さ ||じばく||||まもる|||||

まっ   それ でも   この ざま だ けど な

おいおい   この 体たらく を 見て くれよ ||ていたらく||みて|

そう 急いで も しかたない と 思う んだ が ね |いそいで||||おもう|||

何 が 狙い だ なん||ねらい|

何   お前 と 話 が し たかった の さ なん|おまえ||はなし|||||

ふざける な

本当 だって ほんとう|

見て の とおり   俺 の 時間 は 尽き かけて る みて|||おれ||じかん||つき||

それ で コダール を この 街 で 暴れ させて |||||がい||あばれ|さ せて

あの 白い AS と   お前 を 呼び出した って わけ さ |しろい|||おまえ||よびだした|||

お前 へ の メッセージ は 街 の あちこち に ばらまいて おいた おまえ|||めっせーじ||がい|||||

昔   ヘルマジスタン で ゲリラ を 率いて   勇名 を はせた 戦術 家   マジード むかし|||げりら||ひきいて|ゆうめい|||せんじゅつ|いえ|

その 異名   バダフシャン の 虎 |いみょう|||とら

その 男 から 名 を もらった 暗殺 者   カシム |おとこ||な|||あんさつ|もの|

つまり   バダフシャン の 虎の子 って の は お前 だ |||とらのこ||||おまえ|

ハミドラー って の は 元 電気 屋 の お前 ら の 仲間 ||||もと|でんき|や||おまえ|||なかま

ツィムシャツォイ の ハミドラー に 会え って メッセージ を 出せば ||||あえ||めっせーじ||だせば

お前 なら ヘルマジスタン 人 の 電気 屋 を 探し当てる おまえ|||じん||でんき|や||さがしあてる

これ は 世界中 で お前 に だけ 通じる   メッセージ って わけだ ||せかいじゅう||おまえ|||つうじる|めっせーじ||

しかし   お 仲間 を 大勢   引き連れて くる か と 思った が ||なかま||おおぜい|ひきつれて||||おもった|

なぜ 一 人 で 来た |ひと|じん||きた

何 か あった の か な ? なん|||||

お前 の 知った こと か おまえ||しった||

そろそろ 居心地 が 悪く なって きた って ところ か |いごこち||わるく|||||

なに

ミスリル に … だ よ

正義 の 味方 気取り の あんな 部隊 に いたら せいぎ||みかた|きどり|||ぶたい||

誰 だって いら ついてくる さ だれ||||

特に お前 みたいな 男 は な とくに|おまえ||おとこ||

ご 託 は それ で 終わり か |たく||||おわり|

では   貴 様 の 背後 の 組織 に ついて   話して もらおう |とうと|さま||はいご||そしき|||はなして|

あきれる ぜ   それ でも 仕事 が 大事な わけ かい ? ||||しごと||だいじな||

まあ   いい だろう   教えて やる |||おしえて|

アマルガム   それ が 俺 の 雇わ れて いた 組織 の 名 だ |||おれ||やとわ|||そしき||な|

組織 の 目的 は 最新 兵器 の 研究 開発 と   その 実践 テスト そしき||もくてき||さいしん|へいき||けんきゅう|かいはつ|||じっせん|てすと

その ため に 地域 紛争 も 仕掛ける |||ちいき|ふんそう||しかける

各国 の タカ 派 に は アマルガム の シンパ が 数多く 浸透 して いる かっこく||たか|は|||||しんぱ||かずおおく|しんとう||

冷戦 構造 と 軍需 の 維持 を 望む 者 は 西 に も 東 に も 多い から な れいせん|こうぞう||ぐんじゅ||いじ||のぞむ|もの||にし|||ひがし|||おおい||

この 騒ぎ に も その 組織 は 関わって いる の か |さわぎ||||そしき||かかわって|||

これ は 俺 の 独断 さ ||おれ||どくだん|

今頃   アマルガム は 俺 たち を 見つけよう と   慌てふためいて いる こと だろう ね いまごろ|||おれ|||みつけよう||あわてふためいて||||

ヴェノム ?

ユイファン か

そろそろ 参り ます |まいり|

そう か   達者で な ||たっしゃで|

さようなら   先生 |せんせい

昔   ユイファン   ユイ ラン って   双子 の ガキ を 育てた こと が あって な むかし||ゆい|らん||ふたご||がき||そだてた||||

お前 に よく 似た ガキ ども で   今 でも 犬 の ように 忠実だ おまえ|||にた|がき|||いま||いぬ||よう に|ちゅうじつだ

この 騒ぎ も 俺 が あいつ ら に 命じて 起こした もの だ |さわぎ||おれ|||||めいじて|おこした||

だが   その ユイファン も 今夜 ||||こんや

ミスリル と   やり合って 死ぬ だろう ||やりあって|しぬ|

で なきゃ アマルガム の 実行 部隊 に 殺さ れる か だ ||||じっこう|ぶたい||ころさ|||

実行 部隊 ? じっこう|ぶたい

恐ろしい 連中 さ おそろしい|れんちゅう|

その 部隊 の 指揮 官 が また す ご 腕 の いかれ 野郎 で な |ぶたい||しき|かん|||||うで|||やろう||

お前 の 仲間 じゃ   歯 が 立た ない だろう ぜ おまえ||なかま||は||たた|||

出会った 途端   皆殺し さ であった|とたん|みなごろし|

現れ ました   ジョーダン 地区 です あらわれ|||ちく|

よ ー し   子 猫 ちゃん の 始末 に いく ぞ |-||こ|ねこ|||しまつ|||

アマルガム … と 言って いた な ||いって||

その 組織 に ウィスパード と   呼ば れる 人間 は いる の か |そしき||||よば||にんげん||||

イエス だ   主要 メンバー の 一 人 に なって いる いえす||しゅよう|めんばー||ひと|じん|||

ウィスパード が いる なら   なぜ 千鳥 を 狙う ? |||||ちどり||ねらう

もう 必要 ないだ ろ |ひつよう||

完全じゃ ない から さ かんぜんじゃ|||

ウィスパード が もたらす 知識 に は それぞれ 違い が ある そうだ |||ちしき||||ちがい|||そう だ

ラムダ · ドライバ の 技術 理論 に 強い   個体 も あれば |||ぎじゅつ|りろん||つよい|こたい||

潜水 艦 技術 くらい に しか 力 を 出せ ない 個体 も ある せんすい|かん|ぎじゅつ||||ちから||だせ||こたい||

だから 新しい ウィスパード が 発見 さ れる と |あたらしい|||はっけん|||

そい つ が どの 分野 に 強い の か を 特定 する 必要 が ある ||||ぶんや||つよい||||とくてい||ひつよう||

ハンカ 自治 州 で あの 娘 に やった 検査 も それ だ |じち|しゅう|||むすめ|||けんさ|||

その 結果   千鳥 かなめ は ウィスパード だ と わかった |けっか|ちどり||||||

俺 は そこ まで しか 聞か さ れちゃ い ない が ね おれ|||||きか||||||

アマルガム の 拠点 は どこ だ ||きょてん|||

主要 構成 要員 は ? しゅよう|こうせい|よういん|

もう いいかげん   この 話 は 飽きた よ |||はなし||あきた|

つまら ん 話 だし   これ は 本題 じゃ ない ||はなし||||ほんだい||

おいおい   俺 が 命 を 惜し がって る と 思う の か |おれ||いのち||おし||||おもう||

教えて くれ   頼む おしえて||たのむ

頼む か … お前   本当に あの カシム な の か たのむ||おまえ|ほんとうに|||||

なに

思い出せよ おもいだせよ

5 年 前   俺 と 初めて 会った とき   お前 は どうして いた ? とし|ぜん|おれ||はじめて|あった||おまえ|||

あの ころ   俺 は 傭兵 キャンプ の 教官 で ||おれ||ようへい|きゃんぷ||きょうかん|

お前 は ソ連 と 戦う ゲリラ だった おまえ||それん||たたかう|げりら|

味方 じゃ ない が   べつに 敵 って わけ で も なかった みかた|||||てき|||||

今 でも よ ー く 覚えて いる いま|||-||おぼえて|

あの とき の お前 は 実に いい 目 を して いた |||おまえ||じつに||め|||

命 を 否定 も 肯定 も し ない いのち||ひてい||こうてい|||

そして 悩み も 迷い も 苦しみ も ない |なやみ||まよい||くるしみ||

そう   聖人 の ような 目 を して いた |せいじん|||め|||

ああいう の を 美しい と 言って いい んだろう な |||うつくしい||いって|||

わかる か   つまり 一貫 性 だ よ   矛盾 が ない って こと だ |||いっかん|せい|||むじゅん|||||

ハンカ で 再会 した とき の お前 の 目 も 変わら ず 美しい もの だった ||さいかい||||おまえ||め||かわら||うつくしい||

人間 の 弱 さ を まるで 持た ない 者 の 目 だ にんげん||じゃく||||もた||もの||め|

そんな お前 を 俺 が 殺す の は なかなか いい   そう 思った |おまえ||おれ||ころす||||||おもった

それ が … 何 だ   その 面 は ||なん|||おもて|

ヴェノム 出現   ジョーダン 地区 です |しゅつげん||ちく|

ARX -7 に 緊急 展開 ブースター を 装備 さ せて ください ||きんきゅう|てんかい|||そうび|||

ボクサー 散 弾 砲 を 持た せて   エレベーター に 待機 ぼくさー|ち|たま|ほう||もた||えれべーたー||たいき

艦長   アーバレスト の 使用 は 禁じ られて いる はずです かんちょう|||しよう||きんじ|||はず です

おとり くらい に は なり ます

みんな の 危険 を 少し でも 減らし たい の ||きけん||すこし||へらし||

それ に 相良 さん が まだ … ||さがら|||

お 言葉 です が   艦長 |ことば|||かんちょう

相良 軍曹 は 任務 を 放棄 した と しか 考え られ ませ ん さがら|ぐんそう||にんむ||ほうき||||かんがえ|||

あの AS と   あの 男 を 当て に する の は   明らかな 間違い です ||||おとこ||あて|||||あきらかな|まちがい|

そう と は 限り ませ ん |||かぎり||

学校 の クラブ 活動 で は ない のです ぞ がっこう||くらぶ|かつどう||||の です|

知ってい ます   今更 私 に 説教 です か しってい||いまさら|わたくし||せっきょう||

いいえ   今回 ばかり は 黙り ませ ん |こんかい|||だまり||

あなた は 私情 を 挟み   上層 部 の 命令 まで ねじ曲げよう と して いる ||しじょう||はさみ|じょうそう|ぶ||めいれい||ねじまげよう|||

組織 と 軍 紀 は どう なる のです ? そしき||ぐん|き||||の です

それ に 任務 を 投げ出した   一 下 士官 を ||にんむ||なげだした|ひと|した|しかん|

特別 扱い する など   もってのほか とくべつ|あつかい|||

結構 けっこう

では その 一 下 士官 に   途方 も ない 重責 ばかり 押しつけて きた の は 誰 です か ||ひと|した|しかん||とほう|||じゅうせき||おしつけて||||だれ||

それ は …

私 たち です   違う と 言う なら 言って みなさ い わたくし|||ちがう||いう||いって|みな さ|

6 か月 前   あの 空港 で かげつ|ぜん||くうこう|

我が身 を 省み ず   貴重な 情報 を もたらした の は 誰 ? わがみ||かえりみ||きちょうな|じょうほう|||||だれ

4 か月 前   とてつもなく 強力な 敵機 に ぶっつけ本番 で 立ち向かい かげつ|ぜん||きょうりょくな|てっき||ぶっつけほんばん||たちむかい

それ を 撃破 した の は 誰 ? ||げきは||||だれ

ヘルマジスタン の 山奥 で 仲間 たち を 次々 に 殺さ れ ながら ||やまおく||なかま|||つぎつぎ||ころさ||

密輸 さ れよう と して いた 核 弾頭 を 奪い 返した の は 誰 ? みつゆ||||||かく|だんとう||うばい|かえした|||だれ

3 か月 前   死力 を 尽くして   この 艦 を 守った の は 誰 ? かげつ|ぜん|しりょく||つくして||かん||まもった|||だれ

言って み なさい   誰 な の ? いって|||だれ||

相良 軍曹 です さがら|ぐんそう|

そう です

それ でも   あなた は 彼 を 責める の ? ||||かれ||せめる|

彼 を 臆病 者 だ と 決めつける の ? かれ||おくびょう|もの|||きめつける|

いえ …

お 望み なら 認め ましょう |のぞみ||みとめ|

私 は 彼 が 好きです わたくし||かれ||すき です

でも   そんな 私情 は 関係ない   彼 は きっと   また やって くれ ます ||しじょう||かんけいない|かれ||||||

私 たち を 見捨てたり し ない わたくし|||みすてたり||

どんなに 今 が だめで も   必ず 立ち直って ここ へ 帰って き ます |いま||||かならず|たちなおって|||かえって||

人間 の 本性 は 変え られ ない にんげん||ほんしょう||かえ||

彼 は 強くて 優しい から かれ||つよくて|やさしい|

強くて 優しい … つよくて|やさしい

艦長   それ で 私 が 納得 できる と かんちょう|||わたくし||なっとく||

そういう こと で は ない でしょ

あなた が 疑って いる の は この 私 の 判断 です ||うたがって|||||わたくし||はんだん|

リチャード · マデューカス 中佐 ||ちゅうさ

あなた は 私 を 信じる の ? それとも 信じ ない の ? ||わたくし||しんじる|||しんじ||

今日 の 今日 まで 艦長 と して この 艦 を 守って きた きょう||きょう||かんちょう||||かん||まもって|

この テレサ · テスタロッサ を

さあ   選び なさい |えらび|

お 強く なら れ ました な |つよく||||

アイ   マム

ARX -7 に 緊急 展開 ブースター   および ボクサー 散 弾 砲 を 装備 ||きんきゅう|てんかい|||ぼくさー|ち|たま|ほう||そうび

エレベーター に 待機 えれべーたー||たいき

ARX -7 に 緊急 展開 ブースター   および ボクサー 散 弾 砲 を 装備 ||きんきゅう|てんかい|||ぼくさー|ち|たま|ほう||そうび

エレベーター に 待機   アイ えれべーたー||たいき|

ありがとう

私 は みんな に 無事で 帰って きて ほしい んです わたくし||||ぶじで|かえって|||ん です

だって さ

勝手に 回線 が 開いた ぞ   誰 か わざと 今 の を 聞か せた の か かってに|かいせん||あいた||だれ|||いま|||きか|||

さあ な

それにしても テッサ が   あの 副 長 と   ああ まで 激しく やり合う と は な ||||ふく|ちょう||||はげしく|やりあう|||

みんな   無事に 帰って きて ほしい だ と さ |ぶじに|かえって|||||

諸君   どう 思う しょくん||おもう

もちろん その つもり だ

我ら の 姫君 を 悲しま せる わけに はいかん から な われら||ひめぎみ||かなしま|||||

ここ まで 心配 して もらって る と は なぁ ||しんぱい||||||

素直に 感激 すなおに|かんげき

あの 子 らしい わ |こ||

いい 将校 だ |しょうこう|

タイムリミット は 0600

プロ なら 期待 に 応えろ ぷろ||きたい||こたえろ

俺 は ミス を し ない   お前たち も ミス を し ない おれ||みす||||おまえたち||みす|||

それ で 万事   丸く 収まる ||ばんじ|まるく|おさまる

いい な

了解 りょうかい

ひで え 面 だ ||おもて|

悩んで る の か   迷って る の か なやんで||||まよって|||

あの 聖人 みて え なお 前 は どこ に いった ? |せいじん||||ぜん||||

がっかり だ ぜ

今 の お前 は 矛盾 だらけ だ   殺す 価値 も ない いま||おまえ||むじゅん|||ころす|かち||

黙れ だまれ

俺 と 同類 の くせ に   何 を 今更 普通の やつ みたいに なろう と して んだ おれ||どうるい||||なん||いまさら|ふつうの||||||

へど が 出る ね ||でる|

黙れ と 言って いる だまれ||いって|

いい や   言って やる ぜ ||いって||

お前 は ミスリル や   あの 学校 の 連中 に 会って くだらなく なった おまえ|||||がっこう||れんちゅう||あって||

あんな 屁 みたいな や つら に 引きずら れて   つまらなく なった の さ |へ|||||ひきずら|||||

さっき お前 の こと を いら つい てる って 言った ろ |おまえ||||||||いった|

それ は 連中 の せい だ よ ||れんちゅう||||

ヒューマニズム って やつさ

あの 殺人 聖者   カシム に 合う わけ が ねえ |さつじん|せいじゃ|||あう|||

お前 は 連中 に カモ られて る んだ よ おまえ||れんちゅう||かも||||

いい か

弱者 は 強者 に 寄生 する んだ じゃくしゃ||きょうしゃ||きせい||

優しい 仲間 だ の 信頼 だの を ちらつかせて やさしい|なかま|||しんらい|||

強者 の 力 を 骨 の 髄 まで 吸い取る の さ きょうしゃ||ちから||こつ||ずい||すいとる||

本音 を 言って みろ   弱い や つら と   群れる の は 楽しい か ほんね||いって||よわい||||むれる|||たのしい|

答えろ よ   ほら こたえろ||

弱い や つら と 群れる の は 楽しい か って 聞いて る んだ   え ぇ ? よわい||||むれる|||たのしい|||きいて||||

俺 は 黙れ と 言って いる おれ||だまれ||いって|

殺す 覇気 も ねえ わけ か ころす|はき||||

俺 は これ から くたばる おれ||||

くたばる に あたって いろいろ 道連れ に しよう と 思う ||||みちづれ||||おもう

さっき の ユイファン に は

香港 を 火 の 海 に する まで   暴れ 続ける よう 命じて おいた ほんこん||ひ||うみ||||あばれ|つづける||めいじて|

そして   もう 一 人 の ユイラン に は ||ひと|じん||||

お前 を 堕落 さ せた 最大 の がん を 殺す ように 命じて おいた おまえ||だらく|||さいだい||||ころす|よう に|めいじて|

がん …

女 だ よ   カシム おんな|||

まだ 知らせ が 来て ない か な |しらせ||きて|||

俺 は 一部始終 を 聞いた ぜ おれ||いちぶしじゅう||きいた|

あの かわいい 制服 姿 が ぐ っちゃ ぐ ちゃ だ と さ ||せいふく|すがた||||||||

気丈な こと に 命乞い は し なかった そうだ きじょうな|||いのちごい||||そう だ

最期 の 言葉 は ごめん だ と さいご||ことば||||

これ は 誰 に 言った の か な ? ||だれ||いった|||

泣ける ねぇ なける|

う … うそ だ

本当 さ ほんとう|

その 写真 を ここ で 見せて   絶望 する お前 の 顔 を 見 たかった が |しゃしん||||みせて|ぜつぼう||おまえ||かお||み||

まっ   それ は 我慢 する と しよう |||がまん|||

だって な   カシム ったら けっこう ダメージ 見え見え ? |||||だめーじ|みえみえ

東京 の 女 とうきょう||おんな

もう 間に合わ ない |まにあわ|

あぁ   かわいそう

かなめ ちゃん   いい 子 だった のに |||こ||

ガウルン

そう だ   俺 が 殺した ||おれ||ころした

さあ 憎め   俺 を 憎め |にくめ|おれ||にくめ

カシム

ガウルン … あの 宿敵 だけ が 俺 の 全て を 見抜いて いた ||しゅくてき|||おれ||すべて||みぬいて|

悪魔 の 手招き   計算 し つくさ れた 最後 の 呪い あくま||てまねき|けいさん||||さいご||まじない

次回   最終 回   つづく 日々 じかい|さいしゅう|かい||ひび

絶望 を 打ち 破れる の は ただ 1 つ   あの 激しい 1 発 だけ だ ぜつぼう||うち|やぶれる||||||はげしい|はつ||

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台本 整理 : gen 翻 译 : 夏目 青 叶 校 对 : 小 江 时间 轴 : Foyzi 压制 : 結城 有紀 だいほん|せいり||ひるがえ||なつめ|あお|かのう|こう||しょう|こう||||压せい|ゆうき|ゆき