心 描き出す 地図 上 の 未知なる フロンティア
扉 開いたら 道 は 続いて いる よ
埃 巻き上げて 君 の 街 へ
空 と 大地 が 重なる ルート で
走る 南 風 に 乗って 蒼 く 染まる 風 を 切って
心 ごと 駆けだして いる んだ
真昼 の 月 を 追い越して 昨日 と は 違う 世界 へ
どこまでも 走り抜けて く あの 風 の ように
あの 風 の ように
きっと 君 は 今日 の 日 も 真っ直ぐ 明日 を 見て る
風 が 吹く あの 丘 に 咲いた 向日 葵 の ように
どんなに 遠く 離れて いて も この 歌声 が 君 に 届く ように
涙 が ずっと 止まら ない 夜 君 の 窓 を 照らす 月 に なり たい
また 必ず 会える と
そう 思う から …
千鳥 …
千鳥 が …
死んだ …
宗 介 悪い けど つけ させて もらった よ
マオ たち は ヴェノム と 交戦 中 だ
ろくな 対抗 手段 も ない まま ね
さっき ダナン に 座標 を 知らせた
ここ に アーバレスト が 射 出さ れて くる そうだ すぐに
行って くれ
このまま じゃ 勝ち目 が ない こと は 君 が 一 番 よく 知って る はずだ
死んだ …
やつ の 呪い だ
千鳥 を 死な せ … 自分 を 殺さ せ …
あと は 俺 に 何 が 残る …
かなめ さん が ?
未来 など 元 から なかった
勝手に 殺し 合え 勝手に 死ね
単なる 肉 の 塊 だ 人間 など …
本気で 言って る の か
君 は あの テロ 屋 ども と 同じ こと を 言って る んだ ぞ
それ を わかって る の か
そう か じゃあ 君 は もう 僕ら の 仲間 じゃ ない
伍長
魂 を 失った 兵士 は ただ の 人殺し だ
ここ で 彼 を 置き去り に は でき ない
お前 は わかって い ない
わかって る さ
どうか な ?
ぶざまだ な
あんな もの を 送りつけて きて も 無駄だ
どうせ 俺 は あれ を 使え ない
使う 気 も ない
そう だ そのまま そこ で 朽ち果てろ
どこ 行く 気 ?
どこ 行く 気 か って 聞いて ん の よ
え 「 え 」 じゃ ねえ わ よ 「 え 」 じゃ ち ど … り
「 り 」 じゃ ねえ わ よ 「 り 」 じゃ
生きて … いた の か
な っ …
「 な 」 じゃ ねえ わ よ 「 な 」 じゃ
え ぇ さんざん 苦労 して ここ まで 来た って いう のに
私 さっき まで ド と ドラマチックな ノリ で 胸 に 飛び込む の も
やぶさかで ない 気持ち だった んだ けど
それ が 何 「 生きて いた の か 」 だって ?
マジ むかつく ほんと そういう 気 なくなった
あんた どうして くれ ん の
この 責任 どう 取って くれる わけ ?
待 … 待って くれ 千鳥
話 が よく わか …
やかましい
痛い 痛い でしょ
これ は 私 の 心 の 痛み
続いて これ が …
私 の 体 の 痛み そして …
これ が 私 の 魂 の 痛み よ
お … お化け
何 か 言った ?
何 が いったい … どう なって …
決まって る でしょ 連れ戻し に 来た の よ
死に そうな 目 に 遭って いろいろ 考えて
ちゃんと 言おう って 決めて きた の
つまり 私 は あんた の こと が …
あんた が … その …
俺 が
だから …
私 は … その …
が … 学級 委員 だ から よ
やっぱり 一 日 も たつ と 決意 って 薄れる の よ ねえ …
つまり 何 な のだ
あぁ もう いい
ハンター って おじさん から 聞いた わ よ
マオ さん たち が 戦って る んでしょ
こんな とこ で 何 やって ん の ?
だが 俺 は もう …
なに ?
動かせ ない んだ あの 機体 が
それ に 俺 は 君 を …
置き去り に …
だから 力 が 出 ない の
わから ない
全部 放り出し たく なっちゃ った わけ ?
わから ない んだ
私 は わかる よ
疲れちゃ った んでしょ
言いだせ なかった んでしょ ?
宗 介 すごく 真面目で 気 が 弱い から
それ で 何も でき なく なっちゃ った んでしょ ?
俺 が いや 俺 は …
だめ 男
臆病 者 へ たれ 弱虫
だけど 強い とっても 優しい
だめな やつ だ けど なんとか する
そういう やつ だ と 思って た んだ けど
弱者 は 強者 に 寄生 する んだ
俺 が …
弱い や つら と 群れる の は 楽しい か
だめ 男 …
だって そう じゃ ん
すまなかった 千鳥 俺 は …
な … 何 を
やかましい
みんな が や ばい んでしょ
あと 単位 も
さっさと 行って
片づけて き なさい
パース 1 より ウルズ 1 へ 南 へ 3 ブロック 退避
なんとか 引きつけろ
了解
敵 も 疲れて きた はずだ 粘れば 必ず 勝機 は 来る
粘 れれば です が
しまった
手間 を … 取ら せ ないで …
ウルズ 1 より パース 1
こちら パース 1 どうした
ヴェノム が …
5 機 現れた
やっと 会えた ね ユイファン ちゃん
予定 外 の 地域 で 好き勝手 暴れて くれちゃ って
どういう つもり だ ?
戦争 の 発生 は 計画 的に し ない と だめ だめ
だから …
こういう の は 非常に 困る んだ よ
なら よかった わ
私 たち が 故郷 を 失った あの 内戦 に も アマルガム が かんで いた そう ね
あなた たち に 復讐 できる なら 私 も 妹 も 本望 よ
妹 ね
あっ そう そう 特別 ゲスト が いる んだ よ
はい ご たいめん
はい 妹 さん で ~ す
君 の ため に 特別に 連れて き ました
でも ちょっと 元気な い なあ
あっ ユイラン ちゃん どうした の かな ?
だって とっても 強くて せ くち ー な ゲイツ たま に 捕まっちゃ った から
あ たち しょんぼり
でも あ たち うれ ちの
だって やっと お ねえ たまに 会えた んだ もの
お っ そう か そう か よかった ねえ
ねえ おね えた ん もう 戦い は やめて
争い は 何にも 生ま ない よ
それ に あ たち ゲイツ たま に メロメロ な の
あら ごめん 折れちゃ った みたい
貴 様 ぁぁ ぁぁ
青い んだ よ
消し飛べ ぇぇ ぇぇ
あぁ すっきり した
さて そこ の 君
ミスリル の 兵隊 だ な
今日 は もともと 用 が なかった んだ が
まっ 運 が 悪かった ね
ベン 逃げて
来る な もう 間に合わ ん
は ー い 哀れな 子 羊 さん お 祈り は 済んだ か なぁ
では ごきげんよう
なに
誰 が 撃った ウェーバー か
いや 俺 じゃ ねえ よ
でも って ようやく おい で なさって くださった わけだ
しっか も この タイミング おいし すぎ じゃ ねえ の か おい
その ようだ な
ウルズ 7 より 各位 へ 待た せて すまなかった
あと は 俺 に 任せて くれ
アーバレスト ?
今 作動 した な
肯定 ラムダ · ドライバ が 確実に 作動 し ました
動いたり 動か なかったり でたらめな 装置 だ
私 も そう 思い ます
お前 は 俺 より 冗談 が うまい ようだ
肯定
憎まれ口 も な
パース 1 より ウルズ 7 へ 調子 は 戻った か
肯定 だ
では 好きに やれ
了解
ヴェノム が 5 機
普通だったら 逃げる ところ だろう が …
いいえ いけ ます 軍曹 殿
そう だ いく ぞ
ラージャ
まずは 1 機 目
散れ
く そった れ
な っ ばかな あんな こと が …
2 機
接近 警報
この 出来 損ない が
これ で 3 機
先 に 言う な
畜生
4 機
4 機
まずい
来る な
来る な 来る な 来る な 来る な
操縦 者 を 殺す ぞ 動く な よ
ベン
どういう こと だ ?
ミスリル の ラムダ · ドライバ は 不安定じゃ なかった の か
その 強 さ は 何 な んだ
貴 様 … いったい 何者 な んだ
俺 か
知り たい なら 教えて やろう
ミスリル なん ぞ は どう で も いい
俺 は 東京 都立 陣 代 高校 2 年 4 組
お … おいおい 私 に は 人質 が …
出席 番号 41 番 ゴミ 係 兼 傘 係 の …
もしも ー し
相良 宗 介 だ ぁぁ ぁぁ
ちょっと 短かった かな ?
自分 の 力 を 信じろ と は 言った が な
こいつ は やり すぎ だ ぞ 軍曹
失礼 中尉
全て の 高 脅威 目標 を 撃破
軍曹 殿 1 つ 質問 が あり ます
言って みろ
今 の 戦闘 は あらゆる 面 から 見て 驚く べき 成果 でした
可能ならば その 理由 を 教えて いただけ ます か
少し は 問題 が 解決 した そういう こと だろう な
あなた の 問題 が です か
いや 俺 たち の 問題 が だ
回答 の 意味 が わかり ませ ん
考える こと だ 相棒
ウルズ 7 より 全 ユニット へ ヴェノム は 全て 撃破 した
これ より トゥアハー · デ · ダナン に 帰還 を …
訂正 これ より ウルズ 7 は 次の 任務 に 移る
アーバレスト は 置いて いく ので 勝手に 回収 して くれ
急が ない と 現地 の 軍 に 接収 さ れる ぞ
何 を 言って いる
次の 任務 と は 何 だ ?
彼女 が 待って いる
以上 交信 終了
待て 軍曹 お前 は また 命令 違反 を …
わから ん どういう こと だ ?
いや そういう こと だ ろ
まっ それ も いい かも ね
誰 も 予想 し ない 結果 に なり ました よ
あの 機体 の ポテンシャル は 無視 でき ませ ん ね
ええ 彼女 が 力 を 与えて いる
あの 兵士 と あの 芸術 品 に
やれやれ どうにか 香港 は 火 の 海 に なら ず に 済んだ な
相良 と 千鳥 は
帰った ようだ よ 東京 へ
命令 違反 だ
だったら 彼女 を 連れて きた 君 も 同罪 だろう な
まっ あと は 上層 部 が 判断 する こと だ
このような 脅迫 じみ た やり 方 で 我々 に 反抗 する と は
私 は かつて これほど の 怒り を 感じた こと は ない ぞ 軍曹
アミット 将軍 アーバレスト を 扱える の は 彼 だけ です
黙れ 大佐
情報 部長 と して その 男 の 要求 は 論外だ
将軍 閣下
自分 は 契約 内容 の 変更 を 提案 して いる だけ で あり ます
もし これ が お 気 に 召さ ない ようでしたら
自分 は 違約 金 を 支払い この 隊 を 去る のみ です
よくも 言えた もの だ な 軍曹
この 私 を 敵 に 回して 思いどおりの 生活 が 送れる と でも 思って いる の か ね ?
では お 尋ね し ます
将軍 閣下 は 自分 に それ 相応の 覚悟 が ない と でも お 考え でしょう か
何 だ と ?
いい です か 将軍
俺 は ミスリル に 魂 まで 売った 覚え は ない
俺 は 俺 なり の やり 方 を 貫か せて もらう それ だけ だ
これ から も アーバレスト に は 乗って やる
あの 学校 に も 通わせて もらう これ まで どおり に な
しかも ギャラ は 半分 で いい それ に 何 か 不満 が ?
言葉 に 気 を つけろ 軍曹
軍曹 ?
俺 は ただ の 傭兵 だ 渡り鳥 に 何 を 言う
そういう セリフ は 自分 の 飼い犬 に 言う こと だ な
貴 様
マロリー 卿 …
君 の 負け だ よ 将軍
貴重な 技能 を 持つ SRT 要員 が 半分 の ギャラ で 働いて くれる と 言って る んだ
怒る 理由 は ないだ ろ
そう は 思わ ん かね 諸君
まあ そう でしょう な
大 っぴ ら に は 言え ない こと でしょう が
他 に 意見 は ある かね ?
そういう こと だ テスタロッサ 大佐
クセ の ある 部下 ばかり で 苦労 して る ようだ な
いいえ 私 の 部下 は 最高です
それ から 軍曹
確か ソウスケ · サガラ と いった な
は お前 の 名前 は 覚えて おこう この 議題 は これ まで だ で は 諸君 ごきげんよう
冷や汗 もの だった ぞ 軍曹
あまり 私 の 心労 を 増やさ んで くれ
は 申し訳 あり ませ ん
まったく …
気 は 済んだ か
はい
男 の 顔 に なって きたな
あと で 何 か おごって やる
まだ 言って なかった です ね
あの とき は ごめんなさい …
いえ 自分 こそ 申し訳 あり ませ ん でした
いい んです
私 立場 を 忘れて …
多分 甘えちゃ って た んです ね
でも …
だから …
私 たち …
まだ 友達 です よ ね ?
友達 …
大佐 殿
はい
もし 自分 を 友人 だ と 認めて くださる なら
少々 ぶしつけな 発言 を 許して いただける でしょう か
どうぞ
テッサ いつも すまない
君 は すごい 子 だ
君 は 俺 に とって ただ の 上官 な だけ じゃ なく
その … もっと 大切な 人 な んだ と 思う
な … 何 か あったら 必ず 力 に なる
それ だけ は 覚えて …
す … すいません
やはり ぶ … ぶしつけ 過ぎ ました ですが 本心 です
で … で は
テッサ …
テッサ
テッサ だって や だ どう しよう
大切 なって そんな そんな
まったく …
こういう こと ばかり だ と さすが に 私 も かばい きれ ませ ん から ね
は 恐縮 です
もう
私 の 所 で 差し止めて おいて よかった わ
こない だの 車 の こと も あり ます けど
そんな 調子 じゃ … って
何 何 な の ?
動か ないで ください レーザー サイト が 狙って ます
失礼 し ます
って 何 やって ん の 宗 介
伏せろ 千鳥
レーザー サイト が …
いい 気味だ
こ ちと ら 寒空 の 下 で 監視 の 身 だ この くらい の 憂さ晴らし は …
… もう すぐ 冬 だ な
どうして あんた は 早速 騒ぎ を 起こす の よ
私 や 先生 の フォロー と か どう 思って る わけ ?
いや 俺 は …
言い訳 する な
ほんとに あんた は 全然 進歩 し なくて
いつも いつも い っつ も い っつ も い っつ も い っつ も
い っつ も い っつ も い っつ も い っつ も … い っつ も …
これ で …
いつも どおり … なんだ よ ね
千鳥 …
私 の こと あんなふうに 放って 逃げて
何 な の よ あんた
絶対 許さ ない から …
すまない
すまない じゃ ない わ よ ばか …
ばか … ばか …
怖かった んだ から
ほんとに 怖かった んだ から
もう あんな の 絶対 や だ よ
ばか …
絶対 許さ ない んだ から …
あれ かな ちゃん に 相良 君
2 人 と も こんな 所 で 何 やって ん の ?
と … 常盤 か いや べつに 何も …
あれ ひょっとして かな ちゃん 泣いて る の ?
宗 介 が …
相良 君 また 「 爆弾 だ 」 と か 言って かな ちゃん に 乱暴 した んでしょ
何 いや これ は …
言い訳 なんて 男らしく ない わ よ
そう よ 最低
違う んだ 俺 は ただ …
なに
まっ これ で いい か
いや 問題 ない
何 が ?
そう いえば …
香港 で 会った とき 何 か 言い かけて たな
あれ は 何 だった んだ
ああ あれ は ね …
何でもない の
そう か
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