心 描き出す 地図 上 の 未知なる フロンティア
扉 開いたら 道 は 続いて いる よ
埃 巻き上げて 君 の 街 へ
空 と 大地 が 重なる ルート で
走る 南 風 に 乗って 蒼 く 染まる 風 を 切って
心 ごと 駆けだして いる んだ
真昼 の 月 を 追い越して 昨日 と は 違う 世界 へ
どこまでも 走り抜けて く あの 風 の ように
あの 風 の ように
きっと 君 は 今日 の 日 も 真っ直ぐ 明日 を 見て る
風 が 吹く あの 丘 に 咲いた 向日 葵 の ように
どんなに 遠く 離れて いて も この 歌声 が 君 に 届く ように
涙 が ずっと 止まら ない 夜 君 の 窓 を 照らす 月 に なり たい
また 必ず 会える と
そう 思う から …
ど … どうした の かな ちゃん
恭子 か …
かな ちゃん ?
調子 悪い んじゃ ない
保健 室 ついていこう か
いい 大丈夫
2 年 4 組 の 千鳥 かなめ さん 職員 室 まで 来て ください
繰り返し ます …
相良 君 から 事務 室 の ほう に 送ら れて きた らしい の
その … 驚か ないで 聞いて ね
千鳥 さん 大丈夫 顔色 が …
大丈夫です
それ より 中身 は 何 だった んです か
退学 届
最近 休み が 多かった の は 確かな んだ けど
相談 も なし に いきなり 退学 だ なんて …
電話 も つながら ない し
私 どう したら いい か 困って しまって …
それ で ね 千鳥 さん
はい
何 か 心当たり ない
あり ませ ん
でも …
知ら ない んです
また けんか でも して る の ?
いいえ
あした まで に 連絡 が なかったら
これ を 校長 先生 に 受理 して もらわ なくちゃ なら ない の よ
じゃあ 退学 って こと です か
落ち着け あいつ は もう い ない
何 が あった の か わから ない けど
誰 か が あんた を 狙って きて も あいつ は 助けて くれ ない の よ
私 が 見張ら れて る こと は 間違い ない
対策 を 考え なくちゃ
先生 や 恭子 たち は 絶対 に 巻き込んじゃ だめ
しっかり しろ
あんた は 塔 の てっぺん で ため息 を つく だけ の お姫様 じゃ ない んだ から
まずは 情報
私 の 周り で 何 が 起きて る の か 把握 し なくちゃ
やっぱり 気のせい な の か な
ねえ 君 一 人
これ から うまい もの 食べ に 行か ない ?
ごちそう して あげる から さ
おなか すいて ない から
そう 言わ ず に さ ぁ
じゃあ お 酒 と か は
雰囲気 いい お 店 知って る よ
あの ね 私 今 取り込み 中 …
何 おじさん 私 と ホテル 行く ねえ 早く 入ろう ミズキ ちゃん 雨 降って る しさ ぁ
ちょっと 待って
いい よ 入ろう
よ ー し ミズキ ちゃん
おじさん ハッスル しちゃ う ぞ
どの 部屋 に する ?
202 号 室
もっと いい 部屋 ある よ
そこ 狭い みたいだ し
じゃあ 帰る
うそ うそ ごめん ごめん
そこ で いい から ね
ミズキ ちゃん
ちょ … ちょっと 待って
事情 を 説明
お 風呂 は あと で いい よ ね
ちょっと 話 を …
かわいい よ ミズキ ちゃん …
女子 高 生 の 匂い だ ぁ
まったく
この 場合 被害 者 は どっち な の かしら ね
さすが に これ は 大丈夫 よ ね
これ に し とく か
う お っし
ここ だ
ここ から なら 周り の 様子 が 見渡せる
誰 か いる なら きっと
… いた
動か ないで 武器 で 狙って る わ よ
両手 を 上げて こっち を 向き なさい
なんと 発信 機 に 気付いた の か
私 に 用 が ある んでしょ だ から 来て やった わ
それ で 見ず知らず の 男 と あんな ホテル へ
いささか 侮って いた ようだ な
どうせ 銃 を 持って る んでしょ ?
ゆっくり 抜いて 足元 に 放 り なさい
私 は ミスリル の 人間 だ お前 を 襲ったり は し ない
どう だ か 信用 でき ない わ
調子 に 乗る な
お前 を 殺す こと は でき ない が
生意気な 口 を 利け ない ように する こと くらい は できる のだ ぞ
それ より も まず ここ 数 日 私 の 他 に も 追跡 者 の 気配 が …
私 は 銃 を 捨てろ って 言った の よ クソ 野郎
千鳥 かなめ ね
生きて る
ちゃんと 動く 当たる
もし かして わな 気付か れて る ?
何 か 仕掛けて ある と か
殺さ れる ? 命乞い した ほう が いい ?
向こう は プロ 勝て ない 勝て っこ ない
無理 よ きっと 無理 …
そもそも そのような 事態 で 容赦 は いけない
獲物 を 前 に 舌なめずり は 三流 の する こと だ
どうやら 君 の 勝ち みたいだ ね
僕 は ね 世の中 に は 2 種類 の 女性 が いる と 思う
雨 の 似合う 人 と そう で ない 人 だ
君 は 間違い なく 前者 だ ね
今 の 君 を 見たら 誰 だって そう 思う だ ろ
それ 何 か の 皮肉
心外だ な
最 上級 の 賛辞 の つもりだ よ
あなた 誰
ご 同類 だ よ 君 を 助け に 来た
… と 言い たい ところ だ けど 実は そう で も ない
座視 して も よかった し 手 を 貸して も よかった
いずれ に して も 結果 は 変わら なかった の かも しれ ない けど ね
いら つく しゃべり 方 ね きり もの を 言え ない の ?
きり もの を 言い すぎる の も どう か と 思う よ
でも 多分 それ が 君 の 魅力 な んだろう ね
その 髪 …
まさか テッサ の …
起き な よ ユイラン もう 気付いて る んだ ろ ?
ミスタ ・ シルバー 見て いた の ?
彼女 は 君 の かなう 相手 で は ない よ 諦める こと だ
組織 の 意向 を 無視 した こと に ついて は 僕 が 弁護 して やろう
香港 で 暴れて いる お 姉さん を 君 が 説得 して ほしい
私 たち が 従う と 思う ?
復讐 なんて むなしい こと だ よ
先生 が 望んだ こと よ
私 は 生きて いる かぎり その 女 の 命 を 狙う わ
では お 別れ だ ね ユイラン
死ぬ の は お前 だ レナード ・ テスタロッサ
無駄だ よ
ご 指示 を
対応 A -1 確実に ね
ラージャ
対応 A -1 完了
指定 の 脅威 は 完全 沈黙
ご 苦労 待機 して
ラージャ
プラン 1211 アラストル
世界 最小 の アーム ・ スレイブ と いった ところ かな
今 の 君 なら わかる と 思う けど AS の 自律 行動 は 難しい
動力 源 や 制御 システム の 小型 化 に も 随分 苦労 した よ
で 今 の が 本当の 僕 の 用件 と いう わけだ
嫌な もの を 見せて しまった ね
事 … 事情 は わから ない わ
でも …
でも ?
何も 殺さ なく たって
こういう 結果 を 望んだ の は 僕 じゃ ない 彼女 自身 だ
だけど …
それ に 僕 は 君 の ボーイフレンド ほど 人 を 殺して は い ない けど
あいつ は …
か … 彼 は 小さい ころ から ずっと 戦争 だった から
しかたなかった の よ
敵 は 悪い やつ ばっかり だった し
無関係な 人 と か 自分 より 弱い 相手 は 助ける し
それ に 絶対 そういう こと を 楽しんだり して ない
とにかく あいつ は その … こういう の と は 違う
彼 は こんなふうに は し ない もの
そんな 理屈 まさか 本気で 信じて ない よ ね ?
行為 の 本質 は どちら も 同じだ よ
なのに 君 は 僕 だけ を 非難 する んだ
随分 と 彼 の 肩 を 持つ んだ ね
そんな …
好きな んだ
違う
本当に ?
本当 よ
こっち を 見て ごらん
いい んだ よ 待機 だ
何の つもり
お 目覚め の キス かな
君 が 好きに なった から
私 は 嫌い よ へど が 出る わ
そういう ところ が 好きな んだ
はかない ようで 猛 々 しく 粗野な ようで 高貴
とらえ どころ の ない 水 の ような 君 が ね
黙れ
君 が 僕 を 殺そう と し ない うち に そろそろ 退散 する よ
待 … 待ち なさい よ
何 私 は もともと その 人 に 用 が あった の ここ に 置いて って
その 頼み を 聞く 理由 が 僕 に は ある の か な
ある わ よ
あなた が 私 に した こと は 許して あげる わ
だから その 人 を 置いて いき なさい
その 人 を 降ろせ
ラージャ
さよなら の 前 に 1 つ だけ
君 を 好きに なった の は 本心 だ から ね
それ は 信じて ほしい な
じゃあ いずれ また
動け ない の ? けが ?
わから ない さっき の 男 に 何 か 注射 さ れた
助けて ほしい ?
結構だ 私 に だって プライド が ある
この 失態 この 体たらく
このまま 死んだ ほう が マシ だ
そう …
宗 介 …
何で ここ に い ない の よ
あんた が い ない から こんな …
私 … こんな の や だ よ
そば に いて よ
問題 ない って 言って よ …
宗 介 …
あんた さっき 死んだ ほう が マシ だって 言った わ よ ね
もう 少し 悪あがき したら どう ?
私 は する わ よ これ から も ずっと
なぜ 戦う の か わから ない
萎えて いく 心 と 消えて いく 力
新たな 任務 を 前 に して 俺 に は もう 何も 見え なく なって いた
次回 ふた つ の 香港
そして 舞台 は 混乱 に 燃える 街 へ …
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