Koutetsujou no Kabaneri ( Kabaneri of the Iron Fortress ) Episode 6
( カバネ ) 《 グアアア … ! 》
( 狩 方 衆 ) 《 助け て ! 》
( 無名 ) 《 あっ ! 》 ( 狩 方 衆 ) 《 助け て … 》
( 狩 方 衆 ) 《 動け 無名 。 N 若 さま も お 着き に なら れ た 》
( 無名 ) 《 はい 》
《 あっ … 》
《 くっ … 》
ん … う っ …。
う … う っ …。
くっ … ハァ …。
あっ …。
ハァ … ハァ …。
グアアアアアア !
( 逞 生 ) こっち に 来 てる !
( 菖蒲 ) 侑 那 さん ! ( 侑 那 ) くっ … 避難 線 に 入り ます !
あ あっ !
( 吉備 土 ) ふん !
( 吉備 土 ) 構え !
撃 てっ !
( 一同 ) う っ !
貴 様 ! 人 か カバネ か ! ?
( 生駒 ) どちら でも ない ! 俺 は カバ ネリ だ !
♪~
( 生駒 ) あっ 無名 !
目 覚め た の か ?
生駒 … 無事 だった の ?
まあ な 。 運 が 良かった 。
痛む か ? それ 。
うん …。
( 生駒 ) 待って ろ 。
う … くっ … くそ っ !
何で こんな … ことに !
あたし の せい で 失敗 し た って 言い たい ん でしょ 。
そう だ よ 。 お前 の せい で 俺 の 作戦 は 台無し だ 。
でも 俺 だって バカ だ 。
お前 が 落ちる の を 見 て
クレーン の レバー から 手 を 離し ち まった ん だ から 。
えっ …。 N とんだ バカ だ 俺 たち は 。
きっと みんな も あきれ てる 。
だから このまま じゃ 死ね ない 。 N 見返さ なきゃ 。
意地 でも ここ を 出る ぞ 。 無名 。
( 阿 幸 地 ) 引き返す わけ に は いか ん の か ?
( 阿 幸 地 ) あんな 化け物 相手 に ここ を 抜ける など
できる わけ が ない 。
那 岐 峠 方向 に 後退 と いう 手 も ある の でしょ う か ?
それでは 速度 が 出 ませ ん 。
もし 追って こ られ れ ば 逃げ切る の は まず 無理 です よ 。
( 雅 客 ) しかし 今 は 黒 煙り も 方々 に バラ け てる 。
強行 突破 も 可能 で は ?
やぐら も 途中 まで は 持ち上がって る し …。
多少 の 損傷 を 覚悟 すれ ば くぐり抜け られる か も 。
( 樵 人 ) 確かに 賭ける 価値 は あり そう だ な 。
( 逞 生 ) いや でも
生駒 と 無名 ちゃん を 置 い てっちゃ う ん です か ?
( 修蔵 ) 当たり 前 だ ! 聞け ば あの 女 カバ ネリ が
考え な し に 殺し まくった そう じゃ ない か 。
恨み を 買って 黒 煙り を 呼び寄せ た ん だ !
( 阿 幸 地 ) おまけに 男 の 方 は 途中 で 役 儀 を 放棄 し た 。
自業自得 だ !
( 吉備 土 ) それ は あまり に 乱暴 な 物言い でしょ う 。
そう です ね 。 黒 煙り の 脅威 も 無視 する わけ に は いき ませ ん 。
ある はず です 。 N もっと 良い 方法 が 。
ぐ っ ! ハァ …。
あっ ! ああ …。
くそ っ !
もう ほっと い て よ 。 N 生き残れ る の は 強い やつ だけ 。
弱い やつ は 死ぬ しか ない 。
何 だ それ ?
じゃあ 弱い やつ は いつ 強く なれ ば いい ん だ よ 。
あっ …。
もう いい って !
助け なく て いい 。
あんた なんか に 助け て もらい たく ない よ 。
じゃあ お前 は このまま で いい って 言う の か ! ?
そんな こと 言って ない でしょ 。
自分 で 何とか する って 言って ん の 。
さっき は ちょっと 計算 が 狂った だけ な ん だ …。
こんな とこ すぐ に でも 抜け出し て
カバネ を 倒す よ 。
あたし は カバネ に かま れ た こと なんて ない 。
あたし は 弱く ない ん だ …。
わ っ !
くそ っ !
何 言って ん だ 。 N お前 どう 見 て も 弱い だ ろ 。
すっぽり 岩 に 挟まって ん じゃ ない か 。
弱く ない よ 。 N 弱い よ 。
弱く ない !
あっ … あっ ! 駄目 だ ! 無名 ! ?
カバネ に なる よ …。 N そんな … もう 終わり な の ! ?
私 は 弱く ない のに ! や だ カバネ に なり たく ない !
あっ …。
持た せ て もらって た ん だ 。 N 落とし て なく て よかった 。
お前 落ち着けよ 。
ちょっと おなか が す いただけ じゃ ない か 。
おなか が すい たら その うち カバネ に なる の か ?
分か ん ない 。
でも …。
あたし の 仲間 は みんな カバネ に なった よ 。
≪ ( カバネ ) ウウウウウ …。
お前 を 掘り出す の は 後 だ 。 N まずは カバネ を 片付ける 。
やめ な よ 。 すごい 数 だ よ 。 N あんた に 倒せ る わけ な …。
黙れ 。
さっき の 話 だ けど さ
やっぱり 俺 たち は 弱い よ 無名 。
でも
だから って あが い ちゃ 駄目 って ことに は なら ない だ ろ 。
う っ !
こっち だ ! こっち に 来い !
( 一同 ) 《 逃げろ ! こっち に 来る ぞ ! 駿 城 に 急げ ! 》
( 無名 の 母 ) 《 ハァ ハァ ハァ ハァ … 》
♪~
( マサ ) 《 お前 ら 本当 は かま れ て ん だ ろ ! 》
( 男性 ) 《 な っ … 何 を する ん だ ! 》
( マサ ) 《 あいつ が カバネ に なった ん だ ! 》
《 ここ に いる やつ は みんな カバネ だ ! 》
( 男性 ) 《 やめろ ! 》 ( 銃声 )
( 無名 の 母 ) 《 あっ … 》
( マサ ) 《 カバネ は … 出 て いけ … 》
《 出 て いけ ー ! 》
( カバネ ) グアアッ !
ぬ あー っ !
( 無名 ) 《 お 母さん ? 》
《 お 母さん … 》
《 嫌 … 嫌 … 》
《 嫌 ー っ ! ! 》
《 あっ ! 》
( カバネ ) グアアアア !
う っ !
( カバネ ) グアッ !
( カバネ ) グアアア ! う わ っ !
う お ー っ !
あ あっ ! ぐ あー っ !
ぐう … う う う !
う あ ああ あー !
( 歩 荷 ) い た ぞ ! こっち だ !
( 樵 人 ) よし 上げろ !
( 吉備 土 ) いい ぞ 引っ張れ !
あれ … ここ は …。
( 吉備 土 ) 地下 坑道 だ 。 N 見つかって よかった 。
すぐ 手当て して やる から な 。
あっ … あいつ は ! ?
( 吉備 土 ) 生駒 か ? 俺 たち も …。
お … おい !
( 樵 人 ) 何 だ これ は …。 N ( 吉備 土 ) まさか 生駒 が ! ?
( 歩 荷 ) じ ょ … 冗談 でしょ う ! ?
( 来栖 ) いや 心臓 を 一撃 で 貫 い て いる 。
噴 流 弾 な し で や れる もの で は ない 。
あっ 。
生駒 …。
ちょっと 生駒 !
痛 ぇ …。 N あっ 。
動かす な …。
くそ っ … あいつ ら 腹 まで かみ や が って …。
( 無名 ) 何で ?
強く ない のに あんた も あたし も 生き てる …。
強く ない のに …。
何 だ よ それ …。
痛 ぇ ん だ から 難しい こと 言う な よ …。
くそ …。
動 ける か ? えっ ? あっ はい 。
≪ ( 警笛 ) ( 吉備 土 ・ 歩 荷 ) あっ !
( 吉備 土 ) 緊急 事態 だ ! 戻る ぞ !
( 一同 ) あっ … !
何 だ ? あれ 。 N 融合 群 体 …。
知って る の か ? ( 吉備 土 ) 話 は 後 だ ! 来る ぞ !
( 逞 生 ) 早く 早く !
( 吉備 土 ) 何 を やって いる ?
仲間 の 死骸 を 取り込む つもり だ 。 N カバネ を ?
うん 。 あいつ は 欲張り らしい から ね 。
人間 でも カバネ で も 何でも 取り込み たい ん だ って 。
融合 群 体 と か 言った な 。
私 も 見る の は 初めて 。
倒せ る の か ?
( 逞 生 ) その ため に この 四八 式 鎮守 砲 を
取り に 来 た ん です よ ね 。
お前 ら …。
ごめん 。 俺 たち の せい で こんな こと に なって ん の に
来 て くれ て 。
( 巣 刈 ) お前 さん たち は ただ の おまけ だ よ 。
( 巣 刈 ) こいつ が 落ち て た の を 思い出し た から 仕事 で 来 た ん だ 。
( 巣 刈 ) だ から お前 ら も 仕事 で 返 せよ な 。
分かって る 。
( 菖蒲 ) 心臓 を たたく ?
うん 。 融合 群 体 を 倒す に は それ しか ない 。
あの 中 に 1 匹 心臓 に なって る カバネ が いる 。
それ を …。 N ( 吉備 土 ) あの 四八 式 で
撃ち抜く わけ だ な ? ( 無名 ) いや それ は 無理 。
たくさん の カバネ に 覆わ れ てる から 。
じゃあ どう する ん だ ?
大砲 を ぶち かま せ ば
体 が バラ け て 心臓 が むき出し に なる 。
そこ を たたく 。
( 菖蒲 ) 分かり まし た 。
後 は 私 たち に 任せ て 無名 さん は ゆっくり 体 を 休め て ください 。
( 無名 ) 心臓 を たたく の は 私 が やる よ 。
えっ ! ? ( 吉備 土 ) 大丈夫 な の か ?
もう じゅうぶん 休 ん だ よ 。
あんた たち だけ じゃ 心配 だ し 。
私 も 仕事 で 返す よ !
( 無名 ) お 疲れ ! いって え な …。
あっ …。
ごめん ね 。 N ( 小柄 ・ 下 緒 ) えっ …。
( 無名 ) 太郎 が 死 ん で よかった なんて 言って ごめん 。
( 無名 ) じゃあ あの で かい の ぶ っ 倒し て くる から 。
( 小柄 ) で … できる の ? そんな こと 。
用心棒 に 任せ なさい !
グアアアアア … !
( 服部 ) 来 まし た ! さっき より で かい !
( 侑 那 ) 発車 し ます !
グアアアアア … !
逞 生 ! 四八 式 は ! ?
今 ボイラー に つな い でる ! 鈴木 さん ! どうぞ !
( 鈴木 ) OK !
Finished !
( 逞 生 ) 回し ます !
しっかり な !
お デブ ぎり っ ぎり まで 引き付け て ね 。
はっ ! ? ぎりぎり って …。
来る ぞ !
( 巣 刈 ) まだ だ …。
まだ …。
ひ っ !
早い よ ! ( 逞 生 ) 仕方 ねえ だ ろ
初めて な ん だ から !
( カバネ ) アア アア アア !
( 吉備 土 ) カバネ だ ! 砲 を 守れ !
使わ せ て もらう ぞ 。
死 ん で も 武器 の せい に する な よ 。
抜かせ 。
( 来栖 ) 前 に 出る !
おりゃ ー っ !
( 来栖 ) ふん !
≪ グアアアアア … !
( 男性 ) う わ あ あっ ! ( 男性 ) くそ … 菖蒲 さま !
≪ ( 男性 ) 速度 を 上げ て ください ! 追い付か れ ます !
侑 那 さん ! ( 侑 那 ) 圧力 制限 を 開放 し ます !
ふん っ !
( 侑 那 ) 上がら ない ! ?
巣 刈 聞こえる ! ?
何 す か ? ≪ ( 侑 那 ) 変動 軸 に 何 か 詰まって て
圧 が 上がら ない ! 取って き て !
はっ ! ? そこ って …。
連結 棒 の 向こう側 です よ ね ! ? ≪ ( 侑 那 ) そうだ ね 。
ちょっと でも 触ったら 腕 が 飛ぶ かも 。
気 を 付け て ね 。 N ≪ ( 巣 刈 ) は あ ! ?
( 巣 刈 ) 厄日 だ な …。
四八 砲 スタンディング バイ ! ( 逞 生 ) はい !
( 無名 ) お デブ 今度 は 頼む よ 。 N ( 逞 生 ) 分かって る !
くっ … !
う っ !
( 柄 巻 ) 撃て 逞 生 ! ( 鈴木 ) ハリー アップ !
まだ だ …。
( 悲鳴 )
う っ … うわ ー っ !
くっ … ぬ あー っ !
取った ー !
よく やった 巣 刈 !
今 だ ! !
グオ オオ オオ … !
あっ !
グアアアアア !
( 無名 ) ふん っ ! ( カバネ ) ギャア アア アア !
やった か ! ?
あっ ! 無名 !
( 逞 生 ) 早く 中 へ !
速度 が 上がり 過ぎ た !
皆さん !
≪ ( 菖蒲 ) 進行 方向 右 に 寄って ください !
このまま で は 脱輪 し ます !
押せ ー !
♪~
♪~