Koutetsujou no Kabaneri ( Kabaneri of the Iron Fortress ) Episode 12
( 美馬 ) 《 俺 たち 人 は 惨め な 生き物 だ 》
《 怖い から 拒絶 し 理解 でき ない から 攻撃 する 》
( 美馬 ) 《 人 の 臆病 が 戦い を 生む の だ 》
( うめき声 )
( うめき声 )
( 美馬 ) 《 分かって いる 》
《 怖い の だ ろ う 。 お前 たち も 》
貴 様 ! 人 か カバネ か ! ?
( 生駒 ) どちら でも ない ! 俺 は カバ ネリ だ !
♪~
( 銃声 )
グオ オオ !
グオ オオ !
♪~
( 来栖 ) 生駒 こっち は 片付 い た ぞ 。 N ♪~
♪~
( 来栖 ) おい 生駒 ?
( 来栖 ) 生駒 お前 は 何 だ ?
( 生駒 ) 俺 は カバ ネリ だ 。
お前 が 受け答え で きぬ ほど カバネ に なったら
その とき は 俺 が お前 を 殺す 。
《 白 血漿 を 使え ば 無名 は 助かる ん だ な ? 》
( 荘 衛 ) 《 そうだ 。 黒 血漿 の 効果 を 打ち消す こと が できる 》
( 荘 衛 ) 《 だが 1 本 で は 貴 様 か 無名 どちら か しか 救え ん 》
《 いずれ に せよ 急 が ね ば 心 まで のま れ て しまう ぞ 》
待って ろ 無名 。
( 男性 ) こいつ ら が ウイルス を 持ち込 ん だ ん だ !
( 男性 ) 火 を かけろ ! ( 男性 ) 死ね ! 死ね !
≪ ( 菖蒲 ) お やめ な さい !
( 吉備 土 ) 菖蒲 さま !
よかった ! ご 無事 で !
( 菖蒲 ) 彼ら は カバネ で は あり ませ ん 。
信じ られる か !
秩序 を 守る の が あんた たち の 務め だ ろ う !
( 菖蒲 ) いいえ ! 秩序 は 人 を 守る ため に ある の です 。
銃 を 向ける 相手 を 間違って は なり ませ ん !
撃ち抜く べき は …。
互い を 疑う 心 です !
私 たち は 金剛 郭 を 脱出 し ます 。
一緒 に 行き ま しょ う 。
( 悲鳴 )
( 無名 ) あっ !
( 女性 ) 《 どうして 生き てる の ? 》
( 信 乃 ) 《 たくさん 殺し た のに … 》
( 狩 方 衆 ) 《 お前 も 死ね ! 》
( 無名 ) う わ ~ !
( サハリ ) はい 。 N あと 四 半 刻 で 天守 に 到達 する か と 。
( 美馬 ) 分かった 。 13 番 線 で 合流 だ 。 N 脱出 する 。
了解 し まし た 。 ん ?
ま … さ か …。
( 美馬 ) 次 は … 何 を 壊す かな 。
[ 無線 ] ( サハリ ) 若 さま …。 N ( 美馬 ) ん ?
( 狩 方 衆 ) カバ ネリ !
( 狩 方 衆 ) やつ を 天守 に 近づけ さ せる な !
そこ を どけ !
用 が ある の は 無名 と 美馬 だけ だ !
( 狩 方 衆 ) サハリ さま ! ( サハリ ) ふん 。
( サハリ ) 体 は カバネ で も 頭 は しょせん 人間 …。
な っ …。
う ああ !
う ああ あ !
サハリ さま …。
野良 カバ ネリ を 足止め し て おけ !
( サハリ ) ならば より 大きな 力 で
ひき つぶす !
( シオン ) われら の 悲願 の 邪魔 は させ ん !
( ムガラ ) もろとも に 死ね !
生駒 !
う ~ っ !
♪~
生駒 。
大丈夫 。 まだ カバ ネリ だ 。
( サハリ ) よくも 若 さま と 私 の 計画 を !
ぬ ぅ お おお !
お前 は 殺し 過ぎ た 。
( 美馬 ) あれ だけ の 傷 を 負い まだ 折れ ぬ か 。 生駒 …。
( 恙 衆 ) 若 さま 。
( 恙 衆 ) 予想 以上 に カバネ が 広 がって い ます 。
万が一 の ため に これ を 。
( 瓜生 ) 今度 は あいつ を 殺せ ば いい か ? 総長 。
( 美馬 ) いや お前 は 仲間 を 生かせ 。
全て が 終わったら 皆 を 連れ て 脱出 する ん だ 。
( 瓜生 ) 総長 は ?
( 美馬 ) 行か なく て は …。
命 を 燃やす 男 が 俺 を 呼 ん で いる の さ 。
♪~
来栖 ! ( 来栖 ) くっ …。
≪ ( カバネ たち ) ウウウ …。
来栖 !
( 来栖 ) 大丈夫 だ ! いけ ! カバ ネリ !
《 無名 … 》
( 無名 ) 《 強く なけ れ ば 生き られ ない 》
《 弱い 私 は もう 戻れ ない 。 N どこ に も … 》
《 そう な ん でしょ ? 兄 さま … 》
《 無名 … 待って ろ 》
《 今 … 助ける ! 》
無名 !
生駒 ?
オオ オオ …。
今 俺 が 戻し て やる 。
美馬 !
( 美馬 ) ずっと 待って い た …。
恐れ を 知ら ぬ 魂 …。
私 は 今 こそ それ を 狩る 。
そこ を どけ 。
美馬 ~ っ !
( 美馬 ) その 姿 黒 血漿 を 打った か 。
そう まで し て お前 は 何 を 求める ?
俺 は 無名 を 人間 に 戻す と 約束 し た 。
それ だけ だ !
ああ あ あっ !
( 無名 ) 生駒 … そこ に いる の ?
美馬 … お前 だけ は 俺 が …。
俺 が !
あ ああ !
う う う っ !
( 骨 が 折れる 音 ) ああ あっ !
ぐ あ ああ !
美馬 …。
殺す …。
殺す 。
う ああ ああ !
♪~
う ああ あ !
見つけ た か 。 臆病 者 を 。
♪~
無名 ! そこ か !
生きろ ! 無名 !
♪~
あっ …。
あっ 。
やめ て ! 兄 さま !
( 美馬 ) 何 を し て いる 。 N 起きろ 生駒 。
この とおり 私 は まだ 立って いる ぞ 。
戦って みせろ !
生駒 ~ っ !
あっ …。
( 美馬 ) 無名 …。
( 無名 ) やめ て って 言った でしょ 。
私 の 言う こと も 聞い て よ 。 N 兄 さま 。
私 たち は 弱く て も 生きる よ 。
みんな で 田んぼ を 作って お 米 を 食べる あした を 目指す よ 。
( 無名 ) だ から ごめん ね 。 N 兄 さま 。
そう か 。 無名 。
違う よ 。
( 無名 ) 私 は 穂積 。
( 阿 幸 地 ) 大丈夫 だ ! 全員 乗れ る !
( 阿 幸 地 ) 慌てる な !
( 侑 那 ) 地図 どおり なら 6 番 線 で 行ける はず だ けど 。
( 雅 客 ) その 線路 が 生き て いる 保証 は ない ぞ 。
( 巣 刈 ) でも 必ず 道 は ある 。
美馬 は 自分 が 脱出 する ため の 線路 を 残し て おく はず だ 。
≪ ( 瓜生 ) 教え て や ろうか 。
( 菖蒲 ) あなた は …。 N ( 瓜生 ) 取引 だ 。
脱出 路 を 教える 代わり に 俺 たち を 甲 鉄 城 に 乗せ て いけ 。
( 樵 人 ) ふざける な ! ( 雅 客 ) 応じる と 思う の か !
協力 し ま しょ う 。 N ( 吉備 土 ) 菖蒲 さま …。
彼ら も 苦しい の です 。
で なけ れ ば 力ずく で 私 たち を 従わ せ て いる はず です 。
あり が と よ 。 お 姫 さん 。
礼 代わり に 教え とい て やる 。
野良 の カバ ネリ と あんた の 忠 犬 も ここ に 来 てる ぜ 。
( 来栖 ) 無名 。 戻れ た の か 。
はっ 。 生駒 !
お前 は 何 だ ! ? 生駒 !
来栖 。 何とか なる よ ね ?
私 が 戻れ た ん だ 。 生駒 だって …。
( 無名 ) 生駒 。 教え て よ 。 N 私 何 を すれ ば いい ?
100 万 の カバネ だって 突っ切って み せる から さ 。
[ スピ ー カ ] ( 鰍 ) 無名 ちゃん 聞こえる ?
鰍 ! ?
[ スピ ー カ ] ( 鰍 ) 来栖 さん 生駒 君 聞こえ ます か ?
( 鰍 ) 私 は 今 甲 鉄 城 から 話し て い ます !
( 鈴木 ) シグナル 良好 です 。
[ スピ ー カ ] ( 鰍 ) 13 番 線 で 合流 し ま しょ う ! 甲 鉄 城 も そこ を 目指し ます 。
( 巣 刈 ) こういう 役回り よ ね 俺 って 。
無名 ちゃん みんな で 待って る から !
( 来栖 ) 行く ぞ 。
俺 は まだ こいつ の 答え を 聞い て い ない 。
( 侑 那 ) 親 鍵 を 確認 。
ボイラー 点火 !
≪ ( 来栖 ) 無名 。
( 足音 )
甲 鉄 城 ! 発進 し て ください !
♪~
( 無名 ) ちょっと ど い て !
ふ っ ! よっ !
( 鰍 ) 無名 ちゃん が 言って た の 。 N お 米 を いっぱい 食べ たい って 。
そういう 世界 に しよ う って 。
( 無名 ) 13 番 線 は この先 だ よ 。
( 服部 ) い た ! 無名 たち だ !
侑 那 さん ! ( 侑 那 ) はい !
( 無名 ) あっ 。 甲 鉄 城 !
無名 ちゃん ! こっち !
( 吉備 土 ) みんな で 受け止める !
あっ …。
生駒 帰って き た よ 。
( 無名 ) 先 に 行き な !
お ~ ら っ !
( 一同 ) あ あっ 。 N ( 鈴木 ) ワオ !
( 笑い声 )
ただいま !
( 鰍 ) お かえり !
( 来栖 ) おお …。 N ( 菖蒲 ) 来栖 !
お かえり なさい 。
ただいま 帰り まし た 。
( 吉備 土 ) 入って ! ( 侑 那 ) 加速 し ます !
♪~
( 無名 ) 生駒 ! ねえ ちょっと 生駒 !
( 菖蒲 ) 目 が 覚め ませ ん か ? ( 無名 ) 大丈夫 だ よ !
生駒 は 私 を 人間 に 戻す って 約束 し た ん だ !
その 約束 まだ 果たし て もらって ない !
起きろ ! 起き て って ば ! 生駒 ! 生駒 !
生駒 ! ( 鰍 ) 無名 ちゃん …。
( 無名 ) あんた は 私 の 盾 な ん だ から !
死 ん じゃ 駄目 でしょ ! 起き て ! 起き て よ !
痛 ぇ …。 N えっ ?
動かす な 。
( 無名 ) 生駒 ! あっ …。
何 ?
無名 … 無事 だった の か 。
( 無名 ) それ 言う の こっち だ から 。
ん ?
これ は … 白 血漿 ?
兄 さま が ! ?
体 は 何とも ない の か ? ( 無名 ) うん !
あっ そう だ 。
生駒 。 これ 。
えっ ?
忘れ物 だ よ 。