Kiznaiver Episode 2
( 秘書 ) 市長 ナイッショー ! ( 市長 ) うーん …
いかがです か ? キズナ 計画 の 進捗 ( しんちょく ) は
はい 最初の ミッション に 突入 した も ようです
なるほど
みんな にこやか ほほ笑み の 街 洲籠 ( すごもり ) へ の 道 は もう すぐです ね
( 秘書 ) ナイッショー !
( 山田 一 直 ( や まだ かず なお )) うーん … ああ っ
ああ あー っ !
( 漆原 睦 ( うるし ばら むつみ )) たまに 食べる と 紙 みたいな 歯ごたえ が して —
おいしい の よ ねえ それ
お前 なあ 人 が これ から 食う もん を 紙 と か 言う なや
あら ? 褒めて る のに
いよいよ か
かわいい 生徒 を 売る ような マネ して
お前 に とって も 生徒 だ ろ ?
( 漆原 ) 私 は スクール カウンセラー
それ に 私 が かわいい の は のり ちゃん だけ だし …
けなげだ ねえ
あー む …
あっ マジ で 紙 の 味 する わ
( 園 崎法 子 ( その ざ き の りこ )) 傷 の キズナ で 結ばれた 仲間 と 数々 の 難関 に 立ち向かって いく
そう 今日 から あなた 方 は キズナイーバー な のです !
(3 人 ) キズナイーバー ?
( 由 多 次 人 ( ゆ た つぐ ひと )) 取れ ない クソッ 何 なんだ 一体
わ っ わ っ
( 園 崎 ) これ から キズナイーバー である 皆さん に —
力 を 合わせて ミッション を クリア して いただき ます
( 牧 穂 乃香 ( まき ほのか )) ミッション って ?
自己 紹介 を して ください
♪〜
〜♪
( 天 河 一 ( てん が はじめ )) 俺 は 天 河 一 洲籠 高校 2 年 A 組
( 高城 千鳥 ( たか しろ ちどり )) 高城 千鳥 洲籠 高校 2 年 A 組
由 多 次 人 洲籠 高校 2 年 A 組
牧 穂 乃香 洲籠 高校 2 年 A 組
( 新山 仁子 ( に いや ま にこ )) えっ と 1 つ でも 新山 仁子 で ー す 洲籠 高校 2 年 A 組
お ー っ 奇 遇 ! みんな 2 年 A 組 か
当たり前だ な
とりあえず 以上 だ
ゲロ 簡単だ ぜ こんな もん
( 園 崎 ) 本当に 以上 です か ?
当たり前だ これ 以上 何 が …
( 不 正解 の ブザー 音 ) ( 天 河 ) え ?
( 園 崎 ) 不 正解 です で は スイッチ オン
( 阿形 勝平 ( あ がた かつ ひら )) え …
ええ えー っ …
( 悲鳴 )
ビ … ビリビリ する う …
今 の 痛み まさか 阿形 が やられた の か ?
( 園 崎 ) その とおり です
不 正解 でした ので ペナルティー と して —
勝平 君 に ダメージ を 与え ました
( 天 河 ) は あ ?
( 園 崎 ) 自分 の 名前 と 所属
あなた 方 の 自己 と は うわべ だけ で 説明 が できる もの な のです か ?
あなた 方 に 必要な 自己 紹介 は 傷 を 分け 合う 者 同士 と して —
互い を より 深く 知る べく —
すべて を さらけ出す もの で ある はずな のです
“ ある はず ” って …
じゃあ やって や ん よ !
誕生日 は 9 月 18 日 の おとめ 座 で !
血液型 は O 型 !
趣味 は ザリガニ 釣り と —
根性 ひん 曲がった 奴 に お 灸 を すえる こと !
どう だ ー っ !
( 不 正解 の ブザー 音 )
えっ …
( 悲鳴 )
こ … 今度 は 何 が マズ かった んだ
( 園 崎 ) ごまかして も ダメです
皆さん の こと は すべて 入念に 調べ 上げて あり ます
それ って 個人 情報 ?
( 園 崎 ) はい 皆さん が 互い を より 深く 分かり 合える であろう —
自己 紹介 の 項目 を こちら で ジャッジ さ せて いただき ました
それ 教えて くれ ない と 分から ない って ば !
( 園 崎 ) 自分 の 胸 に 聞いて みて ください
自分 を 最も 言い表す ワード を
えっ … ええ ?
おい こいつ の 貧弱な 胸 に 聞け った って そりゃ 殺生な …
何 それ !
う っ …
だから 勝手な こと すな !
ご … ごめん … てい うか 私 が 謝ら なきゃ いけない の ?
1 つ いい ?
園 崎 さん の 望む 答え を 私 たち が 出さ なかった と して —
阿形 君 が ダメージ を 受け 続けたら …
( 園 崎 ) お 察し の とおり です
1 つ に つながった 傷 は —
やがて 皆さん の 体力 を 平等に 奪い 尽くし …
デッド エンド
マジ かよ …
あっ は ー い 仁子 分かった ー !
こういう の は 黙って ずるずる やり過ごして れ ば …
そ っか !
(2 人 ) なんで ー !
( 園 崎 ) 言い 忘れて い ました
10 分 の うち に 一 度 は 答え を 出さ ない と —
やはり 不 正解 と 同じ ペナルティー が 発生 し ます ので
ふ っざ けん な よ …
答え を 見つける より 阿形 を 助ける ほう が 先決 かも しれ ない
( 千鳥 ) えっ ?
阿形 が 拘束 さ れて いる せい で 俺 たち も 痛み を 受ける なら …
( 仁子 ) う う ー …
( 仁子 ) う う ー …
それ に 阿形 も 心細い だ ろ
それ に 阿形 も 心細い だ ろ
由 多 君 って 優しい んだ ね
由 多 君 って 優しい んだ ね
えっ ?
何 だ よ お前 結構 いい 奴 じゃ …
悪い けど ここ を 出る まで は おとなしく して いて くれる かな ?
これ 以上 痛い 思い を し たく ない んで ね
ぐ ぬ ぬ ぬ ぬ …
さあ そう と 決まったら 阿形 の いる 部屋 に 戻ろう
お っ
えっ あっ えっ ?
ええ えー っ !
( 園 崎 ) 障害 が あった ほう が 燃え上がる か と 思い まして
燃え上がって ん の は お前 の 頭 だ ろ
ふざけ ないで !
由 多 君 が 言った とおり だ よ
か っち ょん ばっかり つらい 目 に 遭う の どう か と 思う
私 たち だって きっちり 痛い んだ けど
で … でも …
( 園 崎 ) なるほど それ も そう です ね
では 皆さん に も 平等に ダメージ を 受けて いただき ましょう
ひ ー っ
( 犬 の ほえ 声 ) ( 仁子 ・ 千鳥 ) ひ ー っ
( 天 河 ) うわ ああ ー っ !
天 河 君 !
ひ っ … ひ い ー っ
う っ 来 んな 来 んな
来 ん な 来 ん な 来 ん な 来 ん な
お 願い 来 ないで ー っ !
ぎ ええ ー っ !
あっ … 今 何 か 痛み …
( 天 河 ) ひ っ イヤだ あー っ 来 んな !
キャッ
天 河 落ち着け
( 天 河 ) イヤだ イヤだ お … 俺 は 犬 が …
( ほえ 声 )
大 っ 嫌いな んだ ああ ー っ !
( 犬 の ほえ 声 )
( 正解 の チャイム 音 )
え ?
せ … 正解 ?
あ … あ … あっ う う っ
もし かして 犬 が 嫌い って いう の が 彼 の 自己 紹介 に ?
( 園 崎 ) その とおり です
ちまた で は 狂 犬 と して 名 を はせる 天 河 君
そんな 彼 は 実は 大 の 犬 嫌い
( 天 河 ) 知ら れ たく なかった …
ファイト ファイト !
犬 が 嫌い なんて 全然 大した こと じゃ …
大した こと だ ろ 死ぬ ほど カッコ悪い じゃ ねえ か
通学 路 と か でも よ 犬 飼って る うち と か —
犬 の 散歩 ルート と 時間 を 調べて —
死んで も 周り に バレ ない ように して 生きて きた のに …
偉い よ 天 河 君 なんて 地道な 努力
( 天 河 ) 褒め られて も うれし か ねえ ( 由 多 ) フッ フッ フフッ …
自己 紹介 … 自分 を さらけ出す …
それ って 最も 知ら れ たく ない 自分 の 秘密 を 語れ って こと ?
( 正解 の チャイム 音 )
( 園 崎 ) 正解 です
正確に 言えば 最も 言い づらい こと … でしょう か
ぶっちゃ け トーク は 友情 の ステップ と して —
とても 重要な のです
ぶっちゃ け トーク ?
俺 たち まだ ろくすっぽ 話した こと も ねえ んだ ぞ
ステップ 5〜6 段 抜かして んだ ろ それ
キズナイーバー の あなた たち は 既に 100 段 ほど 抜かして い ます ので
( 天 河 ) だ から って あんな で かい犬 俺 たち を 殺す 気 か よ
いえ
彼ら は もともと 別の 役割 を もって ここ に い ます
誰 も い ない こと を 確認 して —
その あと に 行わ れる の は …
( 衝撃 音 )
( 衝撃 音 )
あっ うわ っ
( 衝撃 音 )
( 衝撃 音 )
う っ うわ っ う っ
( 園 崎 ) 解体 です
( 園 崎 ) どう です か ? 電流 は
痛み に は 強い はずな んです けど ビリビリ くる の は ちょっと …
それ より みんな 無事な んです か ?
ええ 今 まで の 話 は 聞こえて い ました ね ?
は あ 何となく の 概要 は …
若い 女 の 甘ったるい 香り に ドキドキ し ました か ?
そういう こと 自分 で 言い ます か ?
違い ました か ?
いや 人 と こんなに 近づく の って —
暴力 振るわ れる 以外 で あん ま ない なって …
相変わらず …
え ?
( 園 崎 ) いえ 何でも
ところで ミッション に ついて な んです けど —
俺 は …
分かって い ます 勝平 君 は …
俺 自分 の こと 分か ん ない んです
はい だ から 言い たく ない こと なんて …
( 園 崎 ) 心配 は 要り ませ ん
そろそろ 行き ましょう
あなた を キズナ の 仲間 が 待って い ます
( シャッター を たたく 音 )
クソッ 開か ねえ
( 千鳥 ) そんな …
( 仁子 ) お ー い 園 崎 さ ー ん
( 千鳥 ) お 願い 園 崎 さん ! 返事 を して
( 穂 乃香 ) 無駄 ね あの 人 は イカ れて る 話 なんか 通じ ない わ
早く お前 ら も 言えよ ある だ ろ ?
言い たく ない こと の 1 つ や 2 つ や 3 つ や 4 つ !
( 千鳥 ) ええ ?
( 由 多 ) でも 一 番 の もの で なければ —
また ペナルティー が ある んじゃ ない の か ?
う っ …
( 由 多 ) しか し 迷う な 自分 が 最も 知ら れ たく ない こと か
( 千鳥 ) ん … 牧 さん ?
( 由 多 ) も しか して 穂 乃香 ちゃん 心当たり が ある んじゃ ない ?
( 穂 乃香 ) え … 全然 !
( 天 河 ) ウソ こけ ! めちゃくちゃ 動揺 して んじゃ ねえ か
えっ ホントに 分か ん ない んだ から 仕方ない でしょ !
( 天 河 ) あっ ! ( 仁子 ) 逃げた ー っ !
追いかけ ない と えっ えっ …
カウント ダウン ?
ペナルティー の タイムリミット か ?
ど ど ど … どう しよう !
俺 に 聞く な !
( 由 多 ・ 千鳥 ・ 天 河 の 慌てる 声 )
じゃあ ここ は みんな で 仁子 の …
キャンディ …
どう す ん の もう どう す ん の よ もう !
どう す ん の もう どう す ん の よ もう !
ち … 千鳥 さん おお …
だから 早く 言え って !
や … や だ 仁子 …
言う から 仁子 …
ああ … 私 妖精 信じて ない んです ー っ !
( 正解 の チャイム 音 )
(3 人 ) あっ …
( 由 多 ) 正解 な の か ?
( 千鳥 ) じゃあ 妖精 が 見える って …
だ … だって 私 かわいく って 頭 も よくて —
親 も 開業 医 やって て 大 金持ち じゃ ないで す か !
“ じゃ ない です か ” って 言わ れて も …
知ら ん が な
こんな 完璧 すぎる と 嫌 み じゃ ないで す か
目立っちゃ う と 嫌わ れちゃ う じゃ ないで す か
だから 妖精 見える と かって 電波 発言 して た んです ー っ
な … なん つ う 極端な
偽 不思議 ちゃん って ことか
( 仁子 ) は あー っ …
もう おしまい です ジ ・ エンド ・ オブ ・ ザ ・ デッド です
きっと みんな に 偽者 って —
ハイパー ディス られる こと に なる んです ー っ
う う う ー っ …
( 天 河 ) ニセ って こと は ないだ ろ
え ?
あんた 十分 すぎる ほど 不思議じゃ ん ?
発想 が おかしい って いう か 変わって る よ ね
( 仁子 ) そんな …
ご … ごめん 私 ひどい こと …
( 仁子 ) うれしい ! ( 千鳥 ) え ?
こんな 私 でも 不思議 って 言って くれる 人 が いた なんて
友情 最高 !
あ … ああ …
( 仁子 ) 本当の 自分 を 不思議 って 言って もらえる なんて —
すべて が 美しく 見え ます ー っ !
あれ は フリ じゃ ねえ の か ?
さあ …
ウフフッ この 太った 子 も 幸せ そうな 顔 して る
えっ ああ っ み …
え ?
見る なあ あー っ !
えっ
誰 だ よ この デブ
えっ … ゆ た つぐ ひと …
いい っ ! 由 多 ?
( 正解 の チャイム 音 )
俺 は 太り 気味だった んだ よ 中学 の 頃 まで …
ギャハハハハハッ
太り 気味 って レベル じゃ ねえ だ ろ これ !
お前 高校 デビュー って やつ ? ギャハハハッ
何 か 問題 ある の か !
いい じゃ ない 太って たって
笑顔 が 優し そうだ し 昔 の 由 多 君 の ほう が 私 は 好きだ な
( 由 多 ) フォロー の 仕方 間違って る から !
それ より 千鳥 さん あと は 君 だけ な んだ けど ?
本当に 分から ない の
ああ ?
( 千鳥 ) 私 は 自分 が 何 を 言い たく ない の か
ホントに …
( 園 崎 ) そういう こと も ある でしょう
園 崎 !
( 園 崎 ) 自分 の 一 番 近く に ある もの ほど 気づか ない こと も ある
近く に ある もの …
( 勝平 ) ああ ー っ
か っち ょん
( エレベーター の 到着 音 )
( 荒い 息 )
何 な の よ まったく
何 この 部屋 …
えっ え …
( 少女 ) マキ マキ
マキ 壊れて マキマキ 壊れ マキ
マキ マキ 壊れちゃ って マキ
マキ マキマキ
穂 乃香
( エレベーター の 到着 音 )
あ … みんな 少し ぶり
勝平 !
か っち ょん !
( 園 崎 ) さあ 早く 自己 紹介 を 済ませて ください
でないと …
あっ うわ !
本当に 殺す 気 か ?
やめて !
このまま じゃ か っち ょん が 死んじゃ う !
( 園 崎 ) ならば 自己 紹介 を
わ … 私 の 言い たく ない こと …
えっ ええ えー っ …
か …
か っち ょん
か っち ょん
( 千鳥 ) か っち ょん ( 勝平 ) 千鳥 みんな …
みんな あなた の 中 に 自分 を 見つけ られ ない
だから いら立つ
( 勝平 ) あの … 俺 が 先 に やっちゃ って も いい です か ? 自己 紹介
( 園 崎 ) ええ どうぞ
では 言い ます
俺 は みんな と 違い ます
俺 は 誰 か と の つながり に 無頓着でした
全然 興味 が 持て ない んです
人 が 何 を 考えて いる の か 正直 …
それ は たぶん 自分 自身 に 興味 が 持て ない から …
なんだ と 思い ます
は あ ?
これ って 自己 紹介 ?
青年 の 主張 の 間違い じゃ ない の か ?
( 千鳥 ) ふ っざ けん な !
えっ ?
おい !
う っ う っ わ っ う っ
ふ っ !
( 着地 音 ) ( 勝平 ) あっ
( 千鳥 ) 貸して !
か っち ょん 変わった よ
おじさん も おばさん も —
そんな こと か っち ょん が 考えて る って 知ったら —
悲しむ んだ から !
昔 は 桃 太郎 ( も も たろう ) の 替え歌 と か 作って 面白く って !
動物 に 優しくて !
私 が おね しょして て も 笑わ ないで いて くれて !
小学校 に 上がる 頃 から よく 分から なく なって !
か っち ょん の 考えて る こと 最近 は 特に …
私 は 昔 の 優しくて 面白い か っち ょん の こと が …
大好きだった !
( 正解 の チャイム 音 )
痛く … ない ?
ち … 千鳥 … だいじょう …
ぶ っ !
(3 人 ) う っ う っ …
( 由 多 ) 千鳥 さん ?
痛い !
ち … ち ど …
私 は !
明るい か っち ょん に 戻って ほしい って 思う のに …
私 に できる こと が あったら って 思う のに …
なのに …
千鳥 …
( 園 崎 ) 見つけ られ ました か ? あなた の 中 に 誰 か の 存在 を
自己 紹介 ちょっと 訂正 して いい です か ?
( 園 崎 ) どうぞ
あ …
俺 千鳥 が 俺 の こと 好き で いて くれた こと —
気づいて い ませ ん でした
う っ …
( 勝平 ) いや 気づこう と 考える こと すら して き ませ ん でした
なんで 千鳥 は いつも 俺 の こと って …
でも 過去 形 だった と して も —
何 か うれしい と 思い ました
うれしい と 思えた こと が うれしい って いう か …
そう 思う と キズナイーバー に なった こと も —
悪い こと じゃ ない ような 気 が し ます
以上 です
か っち ょん …
( ファンファーレ )
( 由 多 ) ミッション クリア ?
う っ … う う …
( 泣き声 )
( 仁子 ) うわ あー っ ! ( 天 河 ) どう なって んだ よ
ひらひら ー っ きらきら ー っ
ひらひら ー っ きらきら ー っ
勝平 は あれ で 正解 って か ?
( 園 崎 ) 少し 違う のです が 仕方 あり ませ ん
秘密 そのもの を 忘れて しまって いる のです から
でも 穂 乃香 ちゃん の 秘密 は まだ …
( 園 崎 ) 牧 さん なら …
か っち ょん の バカ もう バカ
う う っ 死ね ー っ もう 死んじゃ えー っ
う っ わ っ
( 穂 乃香 ) 苦しい から やめて
( 千鳥 ) 牧 さん ?
私 の 自己 紹介 私 の 秘密 教えて あげる
私 人 を 殺した こと が ある の
♪〜
〜♪
( 千鳥 ) どんなに さんざんな 状況 だって —
捉え かた 次第 で なんとか やって いける かも … ねっ ?
( 穂 乃香 ) 例えば ? ( 千鳥 ) えっ そう …
夜道 で 襲わ れたら 気づいて もらえる かも だし
( 穂 乃香 ) へえ …
( 千鳥 ) ああ あと 勉強 して る 時 と か —
寝ちゃ ダメー って 痛み が 欲しく なったり …
( 穂 乃香 ) そういう 趣味 ある の ?