×

我們使用cookies幫助改善LingQ。通過流覽本網站,表示你同意我們的 cookie 政策.


image

涼宮ハルヒの憂鬱, Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 25

Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 25

♪“ 恋 の ミクル 伝説 ”

♪“ 恋 の ミクル 伝説 ”

( み くる ) ♪ ミ ・ ミ ・ ミラクル ☆ ミクルンルン ☆

♪“ 恋 の ミクル 伝説 ”

♪“ 恋 の ミクル 伝説 ”

♪ ミ ・ ミ ・ ミラクル ☆ ミクルンルン ☆

♪ 素直に 「 好き 」 と 言え ない キミ も

♪ 勇気 を 出して

♪ Hey Attack !

♪ 恋 の まじない ミクルビーム

♪ かけて あげる わ

♪ 未来 から やってきた おしゃ ま な キューピッド

♪ いつも みんな の 夢 を 運ぶ の

♪ 夜 は ひと り 星 たち に 願い を かける

♪ 明日 も あの 人 に 会え ます ように

♪ Come On ! Let ' s dance ! Come On ! Let ' s dance ! Baby !

♪ 涙 を ふいて 走り出したら

♪ Come On ! Let ' s dance ! Come On ! Let ' s dance ! Baby !

♪ 宙 ( そら ) の 彼方 ( かなた ) へ Special Generation

♪ 「 いつ に なったら 大人 に なれる の か なぁ ?」

♪ 「 いつ に なったら 大人 に なれる の か なぁ ?」

~♪

~♪

~♪

♪ 恋 の マジカル ミクルンルン ☆

( キョン ) 彼女 の 名 は 朝比奈 ( あさひ な ) ミクル

ごく 普通の

けなげで かわいらしい 少女 の ようで いて

実は 未来 から 来た 戦う ウエートレス である

なぜ 未来 から 来た の が ウエートレス な の か は

さま つな 問題 に すぎ ない

物語 と は 往々 に して 開始 と 同時に

問答 無用 の 奇 っ 怪 な 設定 が 突きつけ られる もの だ

( み くる ) ええ … あっ お 急ぎ の ところ すみ ませ ~ ん

今日 は 生き の いい 白菜 が 大量 入荷 で ~ す !

今 から 1 時間 ぽっ きり で 1 束 半額 サービス な ので ~ す !

( キョン ) ところ で “ 戦う ウエートレス ” と 言って おき ながら

なぜ 今 唐突に バニーガール の 衣装 を 着て いる の か

それ は ふだん 彼女 が 地元 商店 街 の 客寄せ 用 呼び子 の バイト で

糊 口 ( ここう ) を しのいで いる から だ

( おばちゃん A ) あら 今日 は 白菜 が 安い の ね

( 棒読み 演技 )

( おばちゃん B ) 急いで 買わ なきゃ ね

( おじさん ) ミクル ちゃん 今日 も 精 が 出る ね

はい 頑張って ます !

( キョン ) 頑張り すぎ の コスチューム で 明るく 返答 する ミクル

その 無垢 ( むく ) な 魅力 で 白菜 は たちまち 売り切れ と なった

( 森村 ) いつも すまない ね 少ない けど これ 取 っと いて

そんな 全然 です

あたし こそ ごめんなさい です

こんな こと くらい しか でき なくて

それ じゃあ 次 は

お 肉屋 さん の ところ に 行か ない と いけない ので

失礼 し ました … ハッ 失礼 し ます !

( キョン ) 今や 彼女 は この 商店 街 に は なくて は なら ない ―

マスコットキャラ と して

地域 住民 に 愛さ れる 存在 であった

頑張れ ミクル !

去年 出来た 大型 デパート に 奪わ れた 客 を

商店 街 に 取り戻す のだ

地域 の 活性 化 と 個人 店舗 の 命運 は ひとえに

ミクル の 双 肩 に かかって いる

ただし 本筋 と は なんの 関係 も ない

さて その 本筋 だ が

彼女 は もちろん 戦う ウエートレス であり

その 目的 と は すなわち

一 人 の 少年 を 陰ながら 見守る こと であった

その 少年 の 名 は 古泉 ( こい ずみ ) イツキ

ごく 普通の 能 天気 な 高校 生 の ようだ が

実は 超 能力 者 である

しかし 本人 に は まだ その 自覚 が ない

どうやら 何 か を きっかけ に して

秘め たる スーパー インクレディブルパワー が

覚醒 する と いう こと らしい

は あ ~

( キョン ) なんだか 憧れ の 上級 生 に 声 を かけ られ なかった ―

下級 生 の ように も 見える が

とりあえず イツキ の 無事な 姿 に 安堵 ( あんど ) して る のだ と して おこう

こうして その後 も

あられ も ない 衣装 で バイト を 続けた ミクル は やがて

今 の ミクル に 居住 スペース を 提供 して いる 文具 店 に 戻って きた

( 鈴木 ) ああ お かえり

ミクル ちゃん お 疲れ かい ?

えっ と 平気です

今日 は お 客 さん も 多くて 大 繁盛 でした !

ああ それ は いい こと だ なあ

( 足音 )

( キョン ) 今日 の 務め は 果たした

ミクル は やっと そのご 無 体 な 衣装 を 脱ぎ

カジュアルな 姿 で 床 に 就いた

( キョン ) 断じて 言って おく が

着替え の シーン は これ 以上 撮って ない ので

ソース を 問い合わせて も ムダ である

ウソ で は ない

( キョン ) なんの 前触れ も 前 フリ も なく 立って いる の は 長門 ( な が と ) ユキ

ごく 普通で も なければ 一般 人 な 少女 に も 見え ない が

それ も その はず 実は 悪い 魔法使い である

しかも 宇宙 人

しかし 思う に イツキ に 対して

何やら 思惑 が ある と いう こと を 示し たい のだろう この カット だ が

そもそも イツキ が 下校 した 後 の 高校 に 残って いて も しかたがない し

それ に さっき まで 夕方 だった はず が

今 は どうも 昼間 の ように 見える

好き勝手 撮る の は いい が 編集 する 身 に も なって ほしい ―

微妙な インサートカット である

そう こうして いる うち に ミクル と ユキ の 初 対決 と なった

2 人 の 出会い から 因縁 関係 に 至る まで の 一切 の 経緯 は

諸 所 の 事情 に より 見て る 人 の ご 想像 に お 任せ する しか ない

この 辺 で 本 作 の 演出 方針 を 大体 察して いただければ

甚だ 幸いである

古泉 く … あっ イツキ 君 を

あなた の 思い じょ おり に は さませ せ せ ん !

あたし が 守って み せま ~ しゅ !

え ~ い ! ( モデルガン を 撃つ 音 )

( キョン ) 説明 しよう この ありがちな デザイン の 棒 は

“ スターリング ・ インフェルノ ” と か いう

魔法 の ステッキ な のだ

う う ~

こ っ … こう なって は 奥の手 です

と ~ りゃ !

ミ … ミ …

( み くる ) ミクルビーム ! ( キョン ) あっ ?

( キョン ) 説明 しよう

“ ミクルビーム ” と は 朝比奈 ミクル の 左 目 から 出る ―

マジ で 危ない 必殺 ビーム な のだ

( ハルヒ ) カット カット !

( キョン ) 一体 この後 事態 は どのような 急転 直下 を 迎える の か

果たして ミクル の 運命 は ?

イツキ は なんの ため に 出て きた の か ?

こ っ こ っ この お 店 は

えっ と 店長 が とても 親切です

それ に ナイスガイ です

今 の 店主 の 栄二 郎 ( えいじ ろう ) さん の お じいさん の 代 から やって い ます

か っ … 乾電池 から 冷蔵 庫 まで なんでも そろい ます

え ~ えっ と それ から …

と っ とにかく 大森 ( おおもり ) 電器 店 を よろしく お 願い しま ~ す !

は あ ~

( キョン ) ユキ と の 初 対決 に 敗れた ミクル は 悩んで いた

ミクルビーム が 通用 し ない なんて

なんとか し なくちゃ !

( キョン ) どうやら ミクル は 変身 ヒーロー で は なく

着替える 必要 が ある ようだ

そして 今日 も 律 儀 に バイト に 出かけ なくて は なら ない らしい

その ころ イツキ は 相 も 変わら ず 空虚な 顔 で 道 を 歩いて いた

( 古泉 ) あっ ! 何者 です ?

( 長門 ) 私 は 魔法 を 使う 宇宙 人 である

そう な んです か

そう

僕 に なんの 用 です ?

あなた に は 隠さ れた 力 が ある ので 私 は それ を 狙って いる

迷惑だ と 言ったら どう し ます ?

強引な 手 を 使って でも 私 は あなた を 手 に 入れる だろう

強引な 手 と は な んでしょう か ?

こう する のだ

( み くる ) 危な ~ い ! ( 古泉 ) うわ

( み くる ) 痛 っ ! う っ う う …

痛 た …

あな … あなた の 思いどおりに は さ せ ませ ~ ん !

ここ は ひとまず 退散 して おく

けれど 次 は そう は いか ない のだ

その 時 まで に 自分 の 戒名 を 用意 する こと だ

今度 こそ 私 は 容赦 なく お前 を 討ち 滅ぼす だろう

あなた は 誰 です か ?

えっ あっ … え ~

あたし は 通りすがり の バニーガール です

それ だけ な んです じゃあ さよなら

あの 人 は 一体 …

( キョン ) ムダ に 不思議 そうな まなざし で ミクル を 見送る イツキ であった

… って なんだ ? この パン ・ アップ は ?

( キョン ) ここ で また ごっそり と 過程 が 省か れる

それ っぽい なん やかん や が あった 後 に

再び 戦い の 火蓋 が 切ら れる こと に なった んだろう 多分

ここ … こけ っ こんな こと で は あたし は めげ ない のです !

わ … 悪い 宇宙 人 の ユキ さん !

神妙に 地球 から 立ち去り なさ ~ い !

あなた こそ この 時代 から 消え去る が いい

彼 は 我々 が 手 に 入れる のだ

彼 に は 貴重な 価値 が ある のだ

その 一環 と して まず 地球 を 侵略 する

そ っ そんな こと は させ ない のれ す !

この 命 に 代えて でも !

では その 命 も 我々 が 頂こう

( 鶴屋 ) フッ フッ フッ …

あっ あっ 鶴屋 さん ! まさか あなた まで …

正気に 戻って ください !

ハハハハ …

そんな 姿 で 言わ れて も な ハハハハ … あっ

ミクル ごめん ね あたし 操ら れちゃ って る から さ

ホント ごめん よ ~

ひ っ !

( キョン ) あの スターリング ・ インフェルノ と か いう やつ から 出る ―

魔力 か 電波 か で 鶴屋 さん 他 2 名 は

自 意識 を 喪失 した 操り 人形 と 化して しまった ようだ

これ で は ミクル は 手 を 出せ ない どう する ミクル ?

ひえ ~!

( み くる ・ 谷口 ( たに ぐち )) うわ ~!

( キョン ) どうし よう も なかった

( 古泉 ) どう し ました ?

つかまって ください 落ち着いて

( キョン ) ところ で いきなり 現れた イツキ は これ まで どこ に いた のだろう か ?

さっき うっかり 映って た 気 も する が

う う … 冷たかった

こんな ところ で 一体 何 を して いた のです か ?

えっ ? あっ その …

悪い 人 に 池 に その …

( ハルヒ ) そこ で 気絶 する の ! ( み くる ) あっ

き ゅん …

しっかり して ください

( キョン ) 普通 は 救急 車 を 呼ぶ か

周囲 の 民家 に 助け を 呼び に 行く か する もの だ が

この 少年 は 意識 を 失った 無垢な 美 少女 を

お姫様 だっこ で どこ へ 連れて いこう と いう のだ この 野郎

第 一 さっき まで いた ユキ たち は

とどめ も 刺さ ず に 一体 どこ へ 消えて しまった のだろう か ?

さまざまな 謎 や 矛盾 を ことごとく ほったらかし に して

この 物語 は ようやく 半分 に 達する

… って まだ 半分 ある の か これ ?

♪~

( キョン ) ここ は イツキ の 自宅 の ようだ

それ より も 気 に なる の は

担ぎ込ま れた ミクル の 何 げ に 湯上がり の 格好だ が

これ は もしや 気絶 して る 間 に

イツキ が ミクル を 風呂 に 入れた と いう こと な のだろう か ?

いや そうに 違いない !

ならば ここ は 誰 だって

疑問 が 激怒 から しまい に は 殺意 に 急変 する ところ な のだ が

あえて 今 は 湧き上がる 感情 を 押し殺して

深く 考え ない こと に し たい

我々 の 予測 範囲 内 で 動く 登場 人物 に

人間 的 リアリティー など ある わけ が ない から だ

あっ ! … って やぶ から 棒 に なんだ これ は ?

それ 以上 顔 を 近づける と

さすが に 予定 外 の 人物 が フレームイン して

蹴り を 入れて やる ぞ ! おい !

待つ が よい

古泉 イツキ あなた は 彼女 を 選ぶ べきで は ない

あなた の 力 は 私 と ともに あって

初めて 有効 性 を 持つ こと に なる のである

えっ ? それ は どういう こと です か ?

( キョン ) まず 窓 から ユキ が 現れた こと を 驚か ない のだろう か ?

今 言える の は

あなた の 選択肢 は 2 つ ある と いう こと だ

私 と ともに 宇宙 を あるべき 姿 へ と 進行 さ せる か

彼女 に 味方 して 未来 の 可能 性 を 摘み取る か

( キョン ) イツキ は いつ に なく 真剣に 悩んで いた

しかし さっき の 長門 の …

ユキ の セリフ は イツキ に 向かって 言って る んだ よ な ?

なるほど !

どっち に して も 彼 … いや この シーン は 僕 です が

僕 が 鍵 と なって いる のです ね ? そして 鍵 そのもの に 効力 は ない

鍵 は あくまで 扉 を 開ける 手段 で しか ない もの です

その 扉 を 開けた 時 何 か が 変わる のでしょう

恐らく 変わる の は …

それ は 分かり ました よ ユキ さん です が 今 の 僕 に は 決定 権 が ない

まだ 結論 を 出す に は 早 すぎる と 僕 は 考え ます

保留 って こと で 今 は 手 を 打ち ませ ん か ?

僕たち に は まだ 考える 時間 が 必要な んです

あなた たち が 全て の 真相 を 語って くれる なら

別 かも しれ ませ ん が

その 時 は 遠からず 来る だろう

しかし 今 で ない こと も 確かだ

我々 は 情報 の 不足 を 何より も 瑕疵 ( かし ) と する 習慣 が ある

可能 性 の 段階 で は

明確な 行動 を 取る こと は でき ない のだ

( キョン ) 伏線 と 言えば 聞こえ の いい 意味 不明な 会話 であった が

イツキ と ユキ の 間 に は

なぜ か 共通 認識 が 芽生えた ようだった

こ っ この 模型 屋 さん は 山 土 ( やま つち ) 啓 治 ( けいじ ) さん 28 歳 が

去年 脱サラ して 開店 オープン した んだ そうで ~ す

えっ 趣味 が 高じた ばっかりに やっちゃ った って 感じ で ~ す

あ … 案の定 売り上げ は 思う ように 伸び ず

えっ と 今 年度 前期 は 昨年 対比 で

伸長 率 80% な ので

皆さん どんどん 買い に 来て あげて くださ ~ い !

ふう ~

えっ 持つ んです か ?

う っ

ひ … 人 に 向けて 撃って は いけ ませ ~ ん !

空き缶 でも 撃って 我慢 し ま しょ ~ う !

えっ 撃つ の ?

ひえ ~!

( キョン ) さて そろそろ ストーリー を 追う 気 も う せて きた 頃 だ と 思う が

いきなり の 急 展開 だ

ミクル と イツキ の 同せい 生活 が 始まった のだ

ここ まで の SF バトルチック な 内容 は

なん だった の か と 思う くらい の

幼 妻 的 展開 である

萌 ( も ) え 要素 を 散りばめて 構成 の 中だるみ を

一気に 解決 しよう と でも いう のだろう か

それ は そう と こいつ は 誰 だ ? イツキ の 妹 の つもり か ?

… って いう か この 猫 さっき ユキ の 肩 に い なかった か ?

一方 ユキ も 負けて は い られ ない

なんと イツキ の 高校 に 転校 して きた のだ

色 仕掛け と いう 奇 策 を 使って イツキ を 籠 絡 しよう と する ユキ

しかし 見よう に よって は

至って 正当な アタック の しかた に 見える の は 気のせい か

( キョン ) やがて ミクル も 同じく 高校 に 転校 して きた

イツキ を 見守る 役 な んだ から

最初 っ から 高校 に 潜り込んで おけば

いい じゃ ない か と いう ツッコミ も むなしく

ユキ と ミクル の 戦い は

ラブコメバトル と して 激し さ を 増した

もはや ただ の 三角 関係 である

… か と 思う と どうやら 学校 内 で 不戦 協定 を 結んで いた の か

はたまた お互い たま に は 本分 を 思い出す の か

2 人 は 戦う ウエートレス と

エイリアンマジシャン に ふん装 して は

しょ ぼ い 戦闘 を 繰り広げる のであった

まさに この後 どう なって しまう の か

カメラ を 回す 俺 に も 見当 が つか ない ―

手 に 汗 握り よう も ない 泥沼 の 展開 だ

( キョン ) そして この 支離滅裂な 物語 は

取って つけた ように 最終 局面 を 迎える

恐らく この 作品 の 監督 も どんな 形 であれ

終わり は つけ なければ なら ない と 思った のだろう

いささか 手遅れの 感 は ある が …

ともあれ ユキ が 最終 決戦 を 申し込んで きた のだ

そ っか !

( キョン ) 今 何 を 理解 した のだろう

どうした の ミクル ?

お っ さん の ストーカー に 困って る ような 顔 しちゃ って

水虫 の 告知 でも 受けた の ?

いよいよ この 時 が 来た のです !

あたし は 最後 の 戦い に 赴か なければ なり ませ ん

そい つ は すごい ね 任せた よ ミクル

地球 を よろし … プッ ハハハハ …

( キョン ) たびたび 重箱 の 隅 を つつく ようで なんだ が

ミクル と 鶴屋 さん は

ミクル が 転校 して きて から 知り合った と 考える の が 普通だ から

その 前 の 池 の 戦闘 シーン で 鶴屋 さん を 出した の は

明らかな 演出 ミス な んじゃ ない だろう か ?

それ と つなぎ に 困ったら 空 映して ない か ?

… って な わけで やっと クライマックスシーン である

これ で 全て の 決着 を つけよう で は ない か

我々 に は あんまり 時間 が 残さ れて は い ない のだ

昼 休み 中 に なんとか 終わり に し ない と いけない

それ だけ は あたし も 同意 です が でも …

イツキ 君 は きっと あたし を 選ぶ と 言って くれ ます

う ~ ん あたし は そう 信じ ま ~ す !

あいにくだ が

私 は 彼 の 自由 意思 を 尊重 する 気 など ない

彼 の 力 は 私 が 頂く

( キョン ) だったら さっさと イツキ の 身柄 を

押さえたら いい んじゃ ない か と 思う の は 俺 だけ か ?

そう は さ せ ませ ~ ん !

その ため に あたし は 未来 から 来た のです !

とりゃ ~!

ほ わら っ !

へ やっ !

とう っ !

えっ やっ … うわ ~!

うえ ~ ん !

( ハルヒ ) ちょっと み くるちゃ ん ! 反撃 反撃 !

( 教師 ) こら ~! 何 やって ん …

( キョン ) 花火 と 爆竹 の 音 に 駆けつけた 教師 と の いざこざ も どこ 吹く 風 で

ミクル は ついに 追い詰め られて しまった

ふえ え … 高い …

ここ が 年貢 の 納め 時 だ 観念 する が いい

( キョン ) ユキ の とどめ の 一撃 が ミクル に 襲いかかる !

画 ( え ) 的に 問題 は ある だろう が

もう ここ 以外 は 盛り上がる ところ も ない ので

あと は 想像 で 補って もらい たい

絶体絶命だ ! どう なる ミクル ?

( 古泉 ) 大丈夫です か ? ユキ さん もう やめて ください !

( シャミセン ) 考える こと は なかろう

( シャミセン ) 考える こと は なかろう

( キョン ) えっ ! おい シャミセン しゃべる な

( キョン ) えっ ! おい シャミセン しゃべる な

( キョン ) えっ ! おい シャミセン しゃべる な

その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か

その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か

その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か

しゃべる なって !

しゃべる なって !

側 聞 した ところ きみ に は そのような 能力 が ある はずだ が ?

痛 ( いて ) っ !

今 の は 腹話術

くらう が よい 古泉 イツキ

あなた の 意思 は 私 の 思う が まま に なる であろう

デュア !

( 長門 ) 無念 ( シャミセン ) ニャ ~!

終わり ました よ 朝比奈 さん

ああ …

( キョン ) イツキ の 理屈 不明な ポテンシャルパワー が 覚醒 し

ユキ は 宇宙 の かなた へ と 飛ばさ れて いった

世界 に 平和 が 戻った のだ ありがとう 朝比奈 ミクル

ありがとう 古泉 イツキ

終わり よければ 全て よし

… って 最後 も パン ・ アップ かよ !

♪( 映画 の エンディングテーマ )

( ハルヒ ) この 物語 は フィクション であり

実在 する 人物 団体 事件

その他 の 固有 名詞 や 現象 など と は

なんの 関係 も あり ませ ん ウソ っぱ ち です

ど っか 似て た と して も それ は 他人 の そら 似 です

あっ CM シーン は 別 よ

大森 電器 店 と ヤマ ツチ モデル ショップ を よろしく !

ジャンジャン 買い に 行って あげ なさい !

えっ もう 一 度 言う の ?

この 物語 は フィクション であり 実在 する 人物 団体 …

ねえ キョン なんで こんな こと 言わ ない と いけない の ?

( ハルヒ ) 出来た わ !

すごい 出来 じゃ ない !

SOS 団 の 辞書 に “ 不可能 ” の 文字 は ない の よ !

そう よね ? キョン

( キョン ) これ を 衆 目 に さらす と いう の か

これ は 文化 祭 初日 から 満員 御礼 大 入 袋 よ !

入場 料 取れば よかった わ ね

これ から 映 研 に 掛け合って みよう かしら ?

製作 費 が …

( キョン ) 今日 は 文化 祭 の こと は 忘れて ど っか で 寝て よう

ねっ キョン !

♪~

~♪

Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 25 Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 25 Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 25

♪“ 恋 の ミクル 伝説 ” こい|||でんせつ

♪“ 恋 の ミクル 伝説 ” こい|||でんせつ

( み くる ) ♪ ミ ・ ミ ・ ミラクル ☆ ミクルンルン ☆

♪“ 恋 の ミクル 伝説 ” こい|||でんせつ

♪“ 恋 の ミクル 伝説 ” こい|||でんせつ

♪ ミ ・ ミ ・ ミラクル ☆ ミクルンルン ☆

♪ 素直に 「 好き 」 と 言え ない キミ も すなおに|すき||いえ||きみ|

♪ 勇気 を 出して ゆうき||だして

♪ Hey Attack !

♪ 恋 の まじない ミクルビーム こい|||

♪ かけて あげる わ

♪ 未来 から やってきた おしゃ ま な キューピッド みらい||||||

♪ いつも みんな の 夢 を 運ぶ の |||ゆめ||はこぶ|

♪ 夜 は ひと り 星 たち に 願い を かける よ||||ほし|||ねがい||

♪ 明日 も あの 人 に 会え ます ように あした|||じん||あえ||よう に

♪ Come On ! Let ' s dance ! Come On ! Let ' s dance ! Baby !

♪ 涙 を ふいて 走り出したら なみだ|||はしりだしたら

♪ Come On ! Let ' s dance ! Come On ! Let ' s dance ! Baby !

♪ 宙 ( そら ) の 彼方 ( かなた ) へ Special Generation ちゅう|||かなた||||

♪ 「 いつ に なったら 大人 に なれる の か なぁ ?」 |||おとな|||||

♪ 「 いつ に なったら 大人 に なれる の か なぁ ?」 |||おとな|||||

~♪

~♪

~♪

♪ 恋 の マジカル   ミクルンルン ☆ こい|||

( キョン ) 彼女 の 名 は 朝比奈 ( あさひ な ) ミクル |かのじょ||な||あさひな|||

ごく 普通の |ふつうの

けなげで かわいらしい 少女 の ようで いて ||しょうじょ|||

実は 未来 から 来た 戦う ウエートレス である じつは|みらい||きた|たたかう|うえーとれす|

なぜ 未来 から 来た の が ウエートレス な の か は |みらい||きた|||うえーとれす||||

さま つな 問題 に すぎ ない ||もんだい|||

物語 と は 往々 に して 開始 と 同時に ものがたり|||おうおう|||かいし||どうじに

問答 無用 の 奇 っ 怪 な 設定 が 突きつけ られる もの だ もんどう|むよう||き||かい||せってい||つきつけ|||

( み くる ) ええ … あっ お 急ぎ の ところ すみ ませ ~ ん |||||いそぎ|||||

今日 は 生き の いい 白菜 が 大量 入荷 で ~ す ! きょう||いき|||はくさい||たいりょう|にゅうか||

今 から 1 時間 ぽっ きり で 1 束 半額 サービス な ので ~ す ! いま||じかん||||たば|はんがく|さーびす|||

( キョン ) ところ で “ 戦う ウエートレス ” と 言って おき ながら |||たたかう|うえーとれす||いって||

なぜ 今 唐突に バニーガール の 衣装 を 着て いる の か |いま|とうとつに|||いしょう||きて|||

それ は ふだん 彼女 が 地元 商店 街 の 客寄せ 用 呼び子 の バイト で |||かのじょ||じもと|しょうてん|がい||きゃくよせ|よう|よびこ||ばいと|

糊 口 ( ここう ) を しのいで いる から だ のり|くち||||||

( おばちゃん A ) あら 今日 は 白菜 が 安い の ね |||きょう||はくさい||やすい||

( 棒読み 演技 ) ぼうよみ|えんぎ

( おばちゃん B ) 急いで 買わ なきゃ ね ||いそいで|かわ||

( おじさん ) ミクル ちゃん 今日 も 精 が 出る ね |||きょう||せい||でる|

はい 頑張って ます ! |がんばって|

( キョン ) 頑張り すぎ の コスチューム で 明るく 返答 する ミクル |がんばり|||||あかるく|へんとう||

その 無垢 ( むく ) な 魅力 で 白菜 は たちまち 売り切れ と なった |むく|||みりょく||はくさい|||うりきれ||

( 森村 ) いつも すまない ね 少ない けど これ 取 っと いて もりむら||||すくない|||と||

そんな 全然 です |ぜんぜん|

あたし こそ ごめんなさい です

こんな こと くらい しか でき なくて I can only do this kind of thing

それ じゃあ 次 は ||つぎ|

お 肉屋 さん の ところ に 行か ない と いけない ので |にくや|||||いか||||

失礼 し ました … ハッ 失礼 し ます ! しつれい||||しつれい||

( キョン ) 今や 彼女 は この 商店 街 に は なくて は なら ない ― |いまや|かのじょ|||しょうてん|がい||||||

マスコットキャラ と して

地域 住民 に 愛さ れる 存在 であった ちいき|じゅうみん||あいさ||そんざい|

頑張れ ミクル ! がんばれ|

去年 出来た 大型 デパート に 奪わ れた 客 を きょねん|できた|おおがた|でぱーと||うばわ||きゃく|

商店 街 に 取り戻す のだ しょうてん|がい||とりもどす|

地域 の 活性 化 と 個人 店舗 の 命運 は ひとえに ちいき||かっせい|か||こじん|てんぽ||めいうん||

ミクル の 双 肩 に かかって いる ||そう|かた|||

ただし 本筋 と は なんの 関係 も ない |ほんすじ||||かんけい||

さて その 本筋 だ が ||ほんすじ||

彼女 は もちろん 戦う ウエートレス であり かのじょ|||たたかう|うえーとれす|

その 目的 と は すなわち |もくてき|||

一 人 の 少年 を 陰ながら 見守る こと であった ひと|じん||しょうねん||かげながら|みまもる||

その 少年 の 名 は 古泉 ( こい ずみ ) イツキ |しょうねん||な||こいずみ|||

ごく 普通の 能 天気 な 高校 生 の ようだ が |ふつうの|のう|てんき||こうこう|せい|||

実は 超 能力 者 である じつは|ちょう|のうりょく|もの|

しかし 本人 に は まだ その 自覚 が ない |ほんにん|||||じかく||

どうやら 何 か を きっかけ に して |なん|||||

秘め たる スーパー インクレディブルパワー が ひめ||すーぱー||

覚醒 する と いう こと らしい かくせい|||||

は あ ~

( キョン ) なんだか 憧れ の 上級 生 に 声 を かけ られ なかった ― ||あこがれ||じょうきゅう|せい||こえ||||

下級 生 の ように も 見える が かきゅう|せい||よう に||みえる|

とりあえず イツキ の 無事な 姿 に 安堵 ( あんど ) して る のだ と して おこう |||ぶじな|すがた||あんど|||||||

こうして その後 も |そのご|

あられ も ない 衣装 で バイト を 続けた ミクル は やがて あら れ|||いしょう||ばいと||つづけた|||

今 の ミクル に 居住 スペース を 提供 して いる 文具 店 に 戻って きた いま||||きょじゅう|すぺーす||ていきょう|||ぶんぐ|てん||もどって|

( 鈴木 ) ああ お かえり すずき|||

ミクル ちゃん お 疲れ かい ? |||つかれ|

えっ と 平気です ||へいき です

今日 は お 客 さん も 多くて 大 繁盛 でした ! きょう|||きゃく|||おおくて|だい|はんじょう|

ああ それ は いい こと だ なあ

( 足音 ) あしおと

( キョン ) 今日 の 務め は 果たした |きょう||つとめ||はたした

ミクル は やっと そのご 無 体 な 衣装 を 脱ぎ ||||む|からだ||いしょう||ぬぎ Mikuru finally takes off his intangible costume

カジュアルな 姿 で 床 に 就いた かじゅあるな|すがた||とこ||ついた I went to the floor in a casual style

( キョン ) 断じて 言って おく が |だんじて|いって|| (Kyon) I must say that

着替え の シーン は これ 以上 撮って ない ので きがえ||しーん|||いじょう|とって||

ソース を 問い合わせて も ムダ である そーす||といあわせて||むだ|

ウソ で は ない うそ|||

( キョン ) なんの 前触れ も 前 フリ も なく 立って いる の は 長門 ( な が と ) ユキ ||まえぶれ||ぜん||||たって||||ながと||||ゆき (Kyon) It is Nagato Yuki who stands without any warning or pretense.

ごく 普通で も なければ 一般 人 な 少女 に も 見え ない が |ふつうで|||いっぱん|じん||しょうじょ|||みえ||

それ も その はず 実は 悪い 魔法使い である ||||じつは|わるい|まほうつかい| That should be that, in fact, a bad wizard

しかも 宇宙 人 |うちゅう|じん

しかし 思う に イツキ に 対して |おもう||||たいして

何やら 思惑 が ある と いう こと を 示し たい のだろう この カット だ が なにやら|おもわく|||||||しめし||||かっと|| I think I want to show that there is some speculation, but this cut

そもそも イツキ が 下校 した 後 の 高校 に 残って いて も しかたがない し |||げこう||あと||こうこう||のこって|||しかたが ない|

それ に さっき まで 夕方 だった はず が ||||ゆうがた|||

今 は どうも 昼間 の ように 見える いま|||ひるま||よう に|みえる

好き勝手 撮る の は いい が 編集 する 身 に も なって ほしい ― すきかって|とる|||||へんしゅう||み|||| It's nice to take pictures as you like, but I want you to be able to edit

微妙な インサートカット である びみょうな||

そう こうして いる うち に ミクル と ユキ の 初 対決 と なった |||||||ゆき||はつ|たいけつ||

2 人 の 出会い から 因縁 関係 に 至る まで の 一切 の 経緯 は じん||であい||いんねん|かんけい||いたる|||いっさい||けいい|

諸 所 の 事情 に より 見て る 人 の ご 想像 に お 任せ する しか ない しょ|しょ||じじょう|||みて||じん|||そうぞう|||まかせ|||

この 辺 で 本 作 の 演出 方針 を 大体 察して いただければ |ほとり||ほん|さく||えんしゅつ|ほうしん||だいたい|さっして| I hope you can get a general idea of the production policy of this work in this area.

甚だ 幸いである はなはだ|さいわいである Fortunately

古泉 く … あっ イツキ 君 を こいずみ||||きみ| Koizumi Ku ... Aitsuki-kun

あなた の 思い じょ おり に は さませ せ せ ん ! ||おもい|||||||| Don't put it in your mind!

あたし が 守って み せま ~ しゅ ! ||まもって|||

え ~ い ! ( モデルガン を 撃つ 音 ) ||||うつ|おと

( キョン ) 説明 しよう この ありがちな デザイン の 棒 は |せつめい||||でざいん||ぼう| (Kyon) Let's explain this common design stick

“ スターリング ・ インフェルノ ” と か いう

魔法 の ステッキ な のだ まほう||すてっき|| It ’s a magic wand.

う う ~

こ っ … こう なって は 奥の手 です |||||おくのて|

と ~ りゃ !

ミ … ミ …

( み くる ) ミクルビーム ! ( キョン ) あっ ?

( キョン ) 説明 しよう |せつめい|

“ ミクルビーム ” と は 朝比奈 ミクル の 左 目 から 出る ― |||あさひな|||ひだり|め||でる

マジ で 危ない 必殺 ビーム な のだ ||あぶない|ひっさつ|||

( ハルヒ ) カット カット ! |かっと|かっと

( キョン ) 一体 この後 事態 は どのような 急転 直下 を 迎える の か |いったい|このあと|じたい|||きゅうてん|ちょっか||むかえる||

果たして ミクル の 運命 は ? はたして|||うんめい|

イツキ は なんの ため に 出て きた の か ? |||||でて|||

こ っ こ っ この お 店 は ||||||てん|

えっ と 店長 が とても 親切です ||てんちょう|||しんせつ です

それ に ナイスガイ です

今 の 店主 の 栄二 郎 ( えいじ ろう ) さん の お じいさん の 代 から やって い ます いま||てんしゅ||えいじ|ろう||||||||だい|||| I've been doing this since the generation of the current owner, Eijiro-san's grandfather.

か っ … 乾電池 から 冷蔵 庫 まで なんでも そろい ます ||かんでんち||れいぞう|こ||||

え ~ えっ と それ から …

と っ とにかく 大森 ( おおもり ) 電器 店 を よろしく お 願い しま ~ す ! |||おおもり||でんき|てん||||ねがい||

は あ ~

( キョン ) ユキ と の 初 対決 に 敗れた ミクル は 悩んで いた |ゆき|||はつ|たいけつ||やぶれた|||なやんで|

ミクルビーム が 通用 し ない なんて ||つうよう|||

なんとか し なくちゃ !

( キョン ) どうやら ミクル は 変身 ヒーロー で は なく ||||へんしん|ひーろー||| (Kyon) Apparently Mikuru is not a transformation hero

着替える 必要 が ある ようだ きがえる|ひつよう|||

そして 今日 も 律 儀 に バイト に 出かけ なくて は なら ない らしい |きょう||りつ|ぎ||ばいと||でかけ|||||

その ころ イツキ は 相 も 変わら ず 空虚な 顔 で 道 を 歩いて いた ||||そう||かわら||くうきょな|かお||どう||あるいて|

( 古泉 ) あっ !  何者 です ? こいずみ||なにもの|

( 長門 ) 私 は 魔法 を 使う 宇宙 人 である ながと|わたくし||まほう||つかう|うちゅう|じん|

そう な んです か ||ん です|

そう

僕 に なんの 用 です ? ぼく|||よう|

あなた に は 隠さ れた 力 が ある ので 私 は それ を 狙って いる |||かくさ||ちから||||わたくし||||ねらって|

迷惑だ と 言ったら どう し ます ? めいわくだ||いったら|||

強引な 手 を 使って でも 私 は あなた を 手 に 入れる だろう ごういんな|て||つかって||わたくし||||て||いれる|

強引な 手 と は な んでしょう か ? ごういんな|て|||||

こう する のだ

( み くる ) 危な ~ い ! ( 古泉 ) うわ ||あぶな||こいずみ|

( み くる ) 痛 っ !  う っ う う … ||つう|||||

痛 た … つう|

あな … あなた の 思いどおりに は さ せ ませ ~ ん ! |||おもいどおりに|||||

ここ は ひとまず 退散 して おく |||たいさん||

けれど 次 は そう は いか ない のだ |つぎ||||||

その 時 まで に 自分 の 戒名 を 用意 する こと だ |じ|||じぶん||かいみょう||ようい|||

今度 こそ 私 は 容赦 なく お前 を 討ち 滅ぼす だろう こんど||わたくし||ようしゃ||おまえ||うち|ほろぼす|

あなた は 誰 です か ? ||だれ||

えっ あっ … え ~

あたし は 通りすがり の バニーガール です ||とおりすがり|||

それ だけ な んです じゃあ さよなら |||ん です||

あの 人 は 一体 … |じん||いったい

( キョン ) ムダ に 不思議 そうな まなざし で ミクル を 見送る イツキ であった |むだ||ふしぎ|そう な|||||みおくる||

… って なんだ ? この パン ・ アップ は ? |||ぱん|あっぷ|

( キョン ) ここ で また ごっそり と 過程 が 省か れる ||||||かてい||はぶか| (Kyon) Here again, the process is quietly omitted.

それ っぽい なん やかん や が あった 後 に |||||||あと|

再び 戦い の 火蓋 が 切ら れる こと に なった んだろう 多分 ふたたび|たたかい||ひぶた||きら||||||たぶん

ここ … こけ っ こんな こと で は あたし は めげ ない のです ! |||||||||||の です

わ … 悪い 宇宙 人 の ユキ さん ! |わるい|うちゅう|じん||ゆき|

神妙に 地球 から 立ち去り なさ ~ い ! しんみょうに|ちきゅう||たちさり|な さ|

あなた こそ この 時代 から 消え去る が いい |||じだい||きえさる||

彼 は 我々 が 手 に 入れる のだ かれ||われわれ||て||いれる|

彼 に は 貴重な 価値 が ある のだ かれ|||きちょうな|かち|||

その 一環 と して まず 地球 を 侵略 する |いっかん||||ちきゅう||しんりゃく|

そ っ そんな こと は させ ない のれ す ! |||||さ せ|||

この 命 に 代えて でも ! |いのち||かえて|

では その 命 も 我々 が 頂こう ||いのち||われわれ||いただこう

( 鶴屋 ) フッ フッ フッ … つるや|||

あっ あっ 鶴屋 さん ! まさか あなた まで … ||つるや|||| Ah Tsuruya-san! No way to you ...

正気に 戻って ください ! しょうきに|もどって|

ハハハハ …

そんな 姿 で 言わ れて も な ハハハハ … あっ |すがた||いわ|||||

ミクル ごめん ね あたし 操ら れちゃ って る から さ ||||あやつら|||||

ホント ごめん よ ~ ほんと||

ひ っ !

( キョン ) あの スターリング ・ インフェルノ と か いう やつ から 出る ― |||||||||でる

魔力 か 電波 か で 鶴屋 さん 他 2 名 は まりょく||でんぱ|||つるや||た|な|

自 意識 を 喪失 した 操り 人形 と 化して しまった ようだ じ|いしき||そうしつ||あやつり|にんぎょう||かして||

これ で は ミクル は 手 を 出せ ない どう する ミクル ? |||||て||だせ||||

ひえ ~!

( み くる ・ 谷口 ( たに ぐち )) うわ ~! ||たにくち|||

( キョン ) どうし よう も なかった |どう し|||

( 古泉 ) どう し ました ? こいずみ|||

つかまって ください 落ち着いて ||おちついて

( キョン ) ところ で いきなり 現れた イツキ は これ まで どこ に いた のだろう か ? ||||あらわれた|||||||||

さっき うっかり 映って た 気 も する が ||うつって||き|||

う う … 冷たかった ||つめたかった

こんな ところ で 一体 何 を して いた のです か ? |||いったい|なん||||の です|

えっ ?  あっ その …

悪い 人 に 池 に その … わるい|じん||いけ||

( ハルヒ ) そこ で 気絶 する の ! ( み くる ) あっ |||きぜつ|||||

き ゅん …

しっかり して ください

( キョン ) 普通 は 救急 車 を 呼ぶ か |ふつう||きゅうきゅう|くるま||よぶ|

周囲 の 民家 に 助け を 呼び に 行く か する もの だ が しゅうい||みんか||たすけ||よび||いく|||||

この 少年 は 意識 を 失った 無垢な 美 少女 を |しょうねん||いしき||うしなった|むくな|び|しょうじょ|

お姫様 だっこ で どこ へ 連れて いこう と いう のだ この 野郎 おひめさま|||||つれて||||||やろう

第 一 さっき まで いた ユキ たち は だい|ひと||||ゆき||

とどめ も 刺さ ず に 一体 どこ へ 消えて しまった のだろう か ? ||ささ|||いったい|||きえて||| Where on earth did it disappear without stabbing the end?

さまざまな 謎 や 矛盾 を ことごとく ほったらかし に して |なぞ||むじゅん|||||

この 物語 は ようやく 半分 に 達する |ものがたり|||はんぶん||たっする

… って まだ 半分 ある の か これ ? ||はんぶん||||

♪~

( キョン ) ここ は イツキ の 自宅 の ようだ |||||じたく||

それ より も 気 に なる の は |||き||||

担ぎ込ま れた ミクル の 何 げ に 湯上がり の 格好だ が かつぎこま||||なん|||ゆあがり||かっこうだ|

これ は もしや 気絶 して る 間 に |||きぜつ|||あいだ| This may be while fainting

イツキ が ミクル を 風呂 に 入れた と いう こと な のだろう か ? ||||ふろ||いれた||||||

いや そうに 違いない ! |そう に|ちがいない No must be!

ならば ここ は 誰 だって |||だれ|

疑問 が 激怒 から しまい に は 殺意 に 急変 する ところ な のだ が ぎもん||げきど|||||さつい||きゅうへん||||| The question is about to suddenly change from rage to murder.

あえて 今 は 湧き上がる 感情 を 押し殺して |いま||わきあがる|かんじょう||おしころして

深く 考え ない こと に し たい ふかく|かんがえ|||||

我々 の 予測 範囲 内 で 動く 登場 人物 に われわれ||よそく|はんい|うち||うごく|とうじょう|じんぶつ|

人間 的 リアリティー など ある わけ が ない から だ にんげん|てき|||||||| Because there is no such thing as human reality.

あっ ! … って やぶ から 棒 に なんだ これ は ? ||||ぼう|||| Ah ! What is this from a stick to a stick?

それ 以上 顔 を 近づける と |いじょう|かお||ちかづける|

さすが に 予定 外 の 人物 が フレームイン して ||よてい|がい||じんぶつ||| As expected, an unexpected person framed in

蹴り を 入れて やる ぞ !  おい ! けり||いれて|||

待つ が よい まつ||

古泉 イツキ あなた は 彼女 を 選ぶ べきで は ない こいずみ||||かのじょ||えらぶ|||

あなた の 力 は 私 と ともに あって ||ちから||わたくし|||

初めて 有効 性 を 持つ こと に なる のである はじめて|ゆうこう|せい||もつ|||| It will be effective for the first time.

えっ ? それ は どういう こと です か ?

( キョン ) まず 窓 から ユキ が 現れた こと を 驚か ない のだろう か ? ||まど||ゆき||あらわれた|||おどろか||| (Kyon) First of all, aren't you surprised that Yuki appeared from the window?

今 言える の は いま|いえる||

あなた の 選択肢 は 2 つ ある と いう こと だ ||せんたくし|||||||

私 と ともに 宇宙 を あるべき 姿 へ と 進行 さ せる か わたくし|||うちゅう|||すがた|||しんこう|||

彼女 に 味方 して 未来 の 可能 性 を 摘み取る か かのじょ||みかた||みらい||かのう|せい||つみとる| Do you want to be on her side and pick up the possibilities of the future?

( キョン ) イツキ は いつ に なく 真剣に 悩んで いた ||||||しんけんに|なやんで|

しかし さっき の 長門 の … |||ながと|

ユキ の セリフ は イツキ に 向かって 言って る んだ よ な ? ゆき||せりふ||||むかって|いって|||| Yuki's lines are saying to Itsuki, right?

なるほど !

どっち に して も 彼 … いや この シーン は 僕 です が ||||かれ|||しーん||ぼく|| Either way, he ... No, this scene is me

僕 が 鍵 と なって いる のです ね ? そして 鍵 そのもの に 効力 は ない ぼく||かぎ||||の です|||かぎ|その もの||こうりょく||

鍵 は あくまで 扉 を 開ける 手段 で しか ない もの です かぎ|||とびら||あける|しゅだん|||||

その 扉 を 開けた 時 何 か が 変わる のでしょう |とびら||あけた|じ|なん|||かわる|

恐らく 変わる の は … おそらく|かわる||

それ は 分かり ました よ ユキ さん です が 今 の 僕 に は 決定 権 が ない ||わかり|||ゆき||||いま||ぼく|||けってい|けん||

まだ 結論 を 出す に は 早 すぎる と 僕 は 考え ます |けつろん||だす|||はや|||ぼく||かんがえ|

保留 って こと で 今 は 手 を 打ち ませ ん か ? ほりゅう||||いま||て||うち||| Are you slamming your hand now because it's on hold?

僕たち に は まだ 考える 時間 が 必要な んです ぼくたち||||かんがえる|じかん||ひつような|ん です

あなた たち が 全て の 真相 を 語って くれる なら |||すべて||しんそう||かたって||

別 かも しれ ませ ん が べつ|||||

その 時 は 遠からず 来る だろう |じ||とおからず|くる| That time will come soon

しかし 今 で ない こと も 確かだ |いま|||||たしかだ

我々 は 情報 の 不足 を 何より も 瑕疵 ( かし ) と する 習慣 が ある われわれ||じょうほう||ふそく||なにより||かし||||しゅうかん|| We have a habit of treating lack of information as a defect above all else.

可能 性 の 段階 で は かのう|せい||だんかい||

明確な 行動 を 取る こと は でき ない のだ めいかくな|こうどう||とる|||||

( キョン ) 伏線 と 言えば 聞こえ の いい 意味 不明な 会話 であった が |ふくせん||いえば|きこえ|||いみ|ふめいな|かいわ||

イツキ と ユキ の 間 に は ||ゆき||あいだ||

なぜ か 共通 認識 が 芽生えた ようだった ||きょうつう|にんしき||めばえた|

こ っ この 模型 屋 さん は 山 土 ( やま つち ) 啓 治 ( けいじ ) さん 28 歳 が |||もけい|や|||やま|つち|||あきら|ち|||さい|

去年 脱サラ して 開店 オープン した んだ そうで ~ す きょねん|だつさら||かいてん|おーぷん|||そう で|

えっ 趣味 が 高じた ばっかりに やっちゃ った って 感じ で ~ す |しゅみ||こうじた|||||かんじ||

あ … 案の定 売り上げ は 思う ように 伸び ず |あんのじょう|うりあげ||おもう|よう に|のび| Ah ... As expected, sales did not grow as expected

えっ と 今 年度 前期 は 昨年 対比 で ||いま|ねんど|ぜんき||さくねん|たいひ| Well, the first half of this year is compared to last year

伸長 率 80% な ので しんちょう|りつ|| Since the elongation rate is 80%

皆さん どんどん 買い に 来て あげて くださ ~ い ! みなさん||かい||きて|||

ふう ~

えっ 持つ んです か ? |もつ|ん です|

う っ

ひ … 人 に 向けて 撃って は いけ ませ ~ ん ! |じん||むけて|うって||||

空き缶 でも 撃って 我慢 し ま しょ ~ う ! あきかん||うって|がまん||||

えっ 撃つ の ? |うつ|

ひえ ~!

( キョン ) さて そろそろ ストーリー を 追う 気 も う せて きた 頃 だ と 思う が |||すとーりー||おう|き|||||ころ|||おもう| (Kyon) Well, I think it's about time that I was motivated to follow the story.

いきなり の 急 展開 だ ||きゅう|てんかい|

ミクル と イツキ の 同せい 生活 が 始まった のだ ||||どうせい|せいかつ||はじまった|

ここ まで の SF バトルチック な 内容 は ||||||ないよう| The contents of the SF battle tic so far are

なん だった の か と 思う くらい の |||||おもう||

幼 妻 的 展開 である おさな|つま|てき|てんかい| It is a childhood development

萌 ( も ) え 要素 を 散りばめて 構成 の 中だるみ を ほう|||ようそ||ちりばめて|こうせい||なかだるみ| Moe (mo) studded with elements to create a slack in the composition

一気に 解決 しよう と でも いう のだろう か いっきに|かいけつ||||||

それ は そう と こいつ は 誰 だ ? イツキ の 妹 の つもり か ? ||||||だれ||||いもうと|||

… って いう か この 猫 さっき ユキ の 肩 に い なかった か ? ||||ねこ||ゆき||かた||||

一方 ユキ も 負けて は い られ ない いっぽう|ゆき||まけて||||

なんと イツキ の 高校 に 転校 して きた のだ |||こうこう||てんこう|||

色 仕掛け と いう 奇 策 を 使って イツキ を 籠 絡 しよう と する ユキ いろ|しかけ|||き|さく||つかって|||かご|から||||ゆき Yuki tries to entangle Itsuki using a strange technique called a color scheme.

しかし 見よう に よって は |みよう|||

至って 正当な アタック の しかた に 見える の は 気のせい か いたって|せいとうな|あたっく||||みえる|||きのせい|

( キョン ) やがて ミクル も 同じく 高校 に 転校 して きた ||||おなじく|こうこう||てんこう||

イツキ を 見守る 役 な んだ から ||みまもる|やく|||

最初 っ から 高校 に 潜り込んで おけば さいしょ|||こうこう||もぐりこんで|

いい じゃ ない か と いう ツッコミ も むなしく

ユキ と ミクル の 戦い は ゆき||||たたかい|

ラブコメバトル と して 激し さ を 増した |||はげし|||ました

もはや ただ の 三角 関係 である |||さんかく|かんけい|

… か と 思う と どうやら 学校 内 で 不戦 協定 を 結んで いた の か ||おもう|||がっこう|うち||ふせん|きょうてい||むすんで|||

はたまた お互い たま に は 本分 を 思い出す の か |おたがい||||ほんぶん||おもいだす||

2 人 は 戦う ウエートレス と じん||たたかう|うえーとれす|

エイリアンマジシャン に ふん装 して は ||ふんそう||

しょ ぼ い 戦闘 を 繰り広げる のであった |||せんとう||くりひろげる|

まさに この後 どう なって しまう の か |このあと|||||

カメラ を 回す 俺 に も 見当 が つか ない ― かめら||まわす|おれ|||けんとう|||

手 に 汗 握り よう も ない 泥沼 の 展開 だ て||あせ|にぎり||||どろぬま||てんかい| It ’s a development of a muddy swamp that you ca n’t sweat in your hands.

( キョン ) そして この 支離滅裂な 物語 は |||しりめつれつな|ものがたり|

取って つけた ように 最終 局面 を 迎える とって||よう に|さいしゅう|きょくめん||むかえる Entering the final phase as if attached

恐らく この 作品 の 監督 も どんな 形 であれ おそらく||さくひん||かんとく|||かた|

終わり は つけ なければ なら ない と 思った のだろう おわり|||||||おもった|

いささか 手遅れの 感 は ある が … |ておくれの|かん|||

ともあれ ユキ が 最終 決戦 を 申し込んで きた のだ |ゆき||さいしゅう|けっせん||もうしこんで||

そ っか !

( キョン ) 今 何 を 理解 した のだろう |いま|なん||りかい||

どうした の ミクル ?

お っ さん の ストーカー に 困って る ような 顔 しちゃ って ||||||こまって|||かお||

水虫 の 告知 でも 受けた の ? みずむし||こくち||うけた| Did you receive the athlete's foot notice?

いよいよ この 時 が 来た のです ! ||じ||きた|の です

あたし は 最後 の 戦い に 赴か なければ なり ませ ん ||さいご||たたかい||おもむか||||

そい つ は すごい ね 任せた よ ミクル |||||まかせた||

地球 を よろし … プッ ハハハハ … ちきゅう|||ぷっ|

( キョン ) たびたび 重箱 の 隅 を つつく ようで なんだ が ||じゅうばこ||すみ|||||

ミクル と 鶴屋 さん は ||つるや||

ミクル が 転校 して きて から 知り合った と 考える の が 普通だ から ||てんこう||||しりあった||かんがえる|||ふつうだ|

その 前 の 池 の 戦闘 シーン で 鶴屋 さん を 出した の は |ぜん||いけ||せんとう|しーん||つるや|||だした|| In the battle scene of the pond before that, Tsuruya-san was put out.

明らかな 演出 ミス な んじゃ ない だろう か ? あきらかな|えんしゅつ|みす|||||

それ と つなぎ に 困ったら 空 映して ない か ? ||||こまったら|から|うつして||

… って な わけで やっと クライマックスシーン である

これ で 全て の 決着 を つけよう で は ない か ||すべて||けっちゃく|||||| Let's settle everything with this

我々 に は あんまり 時間 が 残さ れて は い ない のだ われわれ||||じかん||のこさ|||||

昼 休み 中 に なんとか 終わり に し ない と いけない ひる|やすみ|なか|||おわり|||||

それ だけ は あたし も 同意 です が でも … |||||どうい|||

イツキ 君 は きっと あたし を 選ぶ と 言って くれ ます |きみ|||||えらぶ||いって||

う ~ ん あたし は そう 信じ ま ~ す ! |||||しんじ||

あいにくだ が

私 は 彼 の 自由 意思 を 尊重 する 気 など ない わたくし||かれ||じゆう|いし||そんちょう||き|| I have no intention of respecting his free will

彼 の 力 は 私 が 頂く かれ||ちから||わたくし||いただく

( キョン ) だったら さっさと イツキ の 身柄 を |||||みがら|

押さえたら いい んじゃ ない か と 思う の は 俺 だけ か ? おさえたら||||||おもう|||おれ||

そう は さ せ ませ ~ ん !

その ため に あたし は 未来 から 来た のです ! |||||みらい||きた|の です

とりゃ ~!

ほ わら っ !

へ やっ !

とう っ !

えっ やっ … うわ ~!

うえ ~ ん !

( ハルヒ ) ちょっと み くるちゃ ん ! 反撃 反撃 ! |||||はんげき|はんげき

( 教師 ) こら ~!  何 やって ん … きょうし||なん||

( キョン ) 花火 と 爆竹 の 音 に 駆けつけた 教師 と の いざこざ も どこ 吹く 風 で |はなび||ばくちく||おと||かけつけた|きょうし||||||ふく|かぜ| (Kyon) Where is the wind blowing with the teacher who rushed to the sound of fireworks and firecrackers?

ミクル は ついに 追い詰め られて しまった |||おいつめ||

ふえ え … 高い … ||たかい

ここ が 年貢 の 納め 時 だ 観念 する が いい ||ねんぐ||おさめ|じ||かんねん|||

( キョン ) ユキ の とどめ の 一撃 が ミクル に 襲いかかる ! |ゆき||||いちげき||||おそいかかる

画 ( え ) 的に 問題 は ある だろう が が||てきに|もんだい|||| There may be a problem in terms of picture (er)

もう ここ 以外 は 盛り上がる ところ も ない ので ||いがい||もりあがる|||| There is no excitement other than here anymore

あと は 想像 で 補って もらい たい ||そうぞう||おぎなって||

絶体絶命だ ! どう なる ミクル ? ぜったいぜつめいだ||| Desperate! What happens to Mikuru?

( 古泉 ) 大丈夫です か ? ユキ さん もう やめて ください ! こいずみ|だいじょうぶ です||ゆき||||

( シャミセン ) 考える こと は なかろう |かんがえる|||

( シャミセン ) 考える こと は なかろう |かんがえる|||

( キョン ) えっ !  おい シャミセン しゃべる な

( キョン ) えっ !  おい シャミセン しゃべる な

( キョン ) えっ !  おい シャミセン しゃべる な

その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か |しょうねん||いし||うばって||||||

その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か |しょうねん||いし||うばって||||||

その 少年 の 意思 を 奪って しまえば よい で は ない か |しょうねん||いし||うばって||||||

しゃべる なって !

しゃべる なって !

側 聞 した ところ きみ に は そのような 能力 が ある はずだ が ? がわ|き|||||||のうりょく||||

痛 ( いて ) っ ! つう||

今 の は 腹話術 いま|||ふくわじゅつ

くらう が よい   古泉 イツキ |||こいずみ| Itsuki Koizumi

あなた の 意思 は 私 の 思う が まま に なる であろう ||いし||わたくし||おもう||||| Your will will be at my disposal

デュア !

( 長門 ) 無念 ( シャミセン ) ニャ ~! ながと|むねん||

終わり ました よ 朝比奈 さん おわり|||あさひな|

ああ …

( キョン ) イツキ の 理屈 不明な ポテンシャルパワー が 覚醒 し |||りくつ|ふめいな|||かくせい|

ユキ は 宇宙 の かなた へ と 飛ばさ れて いった ゆき||うちゅう|||||とばさ||

世界 に 平和 が 戻った のだ ありがとう 朝比奈 ミクル せかい||へいわ||もどった|||あさひな|

ありがとう 古泉 イツキ |こいずみ|

終わり よければ 全て よし おわり||すべて|

… って 最後 も パン ・ アップ かよ ! |さいご||ぱん|あっぷ|

♪( 映画 の エンディングテーマ ) えいが||

( ハルヒ ) この 物語 は フィクション であり ||ものがたり||ふぃくしょん|

実在 する 人物 団体 事件 じつざい||じんぶつ|だんたい|じけん Real person group case

その他 の 固有 名詞 や 現象 など と は そのほか||こゆう|めいし||げんしょう|||

なんの 関係 も あり ませ ん ウソ っぱ ち です |かんけい|||||うそ|||

ど っか 似て た と して も それ は 他人 の そら 似 です ||にて|||||||たにん|||に|

あっ CM シーン は 別 よ ||しーん||べつ|

大森 電器 店 と ヤマ ツチ モデル ショップ を よろしく ! おおもり|でんき|てん||やま|つち|もでる|しょっぷ||

ジャンジャン 買い に 行って あげ なさい ! |かい||おこなって||

えっ もう 一 度 言う の ? ||ひと|たび|いう|

この 物語 は フィクション であり 実在 する 人物 団体 … |ものがたり||ふぃくしょん||じつざい||じんぶつ|だんたい

ねえ キョン   なんで こんな こと 言わ ない と いけない の ? |||||いわ||||

( ハルヒ ) 出来た わ ! |できた|

すごい 出来 じゃ ない ! |でき|| It's not amazing!

SOS 団 の 辞書 に “ 不可能 ” の 文字 は ない の よ ! |だん||じしょ||ふかのう||もじ||||

そう よね ?  キョン

( キョン ) これ を 衆 目 に さらす と いう の か |||しゅう|め||||||

これ は 文化 祭 初日 から 満員 御礼 大 入 袋 よ ! ||ぶんか|さい|しょにち||まんいん|おれい|だい|はい|ふくろ| This is a packed thank-you gift from the first day of the school festival!

入場 料 取れば よかった わ ね にゅうじょう|りょう|とれば|||

これ から 映 研 に 掛け合って みよう かしら ? ||うつ|けん||かけあって||

製作 費 が … せいさく|ひ|

( キョン ) 今日 は 文化 祭 の こと は 忘れて ど っか で 寝て よう |きょう||ぶんか|さい||||わすれて||||ねて|

ねっ キョン !

♪~

~♪