InuYasha Episode 158 inuyasha|episode InuYasha Episode 158 犬夜叉 第 158 集

全て は 御 神木 から 始まった すべて||ご|しんぼく||はじまった

戦い 願い 探して たたかい|ねがい|さがして

そして 生まれた 強い 絆 |うまれた|つよい|きずな

新たな 希望 明るい 未来 は 今 始まる あらたな|きぼう|あかるい|みらい||いま|はじまる

大 暴走 する 妖怪 鼠 の 大群 だい|ぼうそう||ようかい|ねずみ||たいぐん

そこ に 隠さ れた 奈落 の 狙い と は 一体 何 か ||かくさ||ならく||ねらい|||いったい|なん|

そして 鼠 たち を 操る 琥珀 くん が |ねずみ|||あやつる|こはく||

苦悩 の 末 に ある 決断 を する くのう||すえ|||けつだん||

俺 たち を 導く 最後 の かけら おれ|||みちびく|さいご||

井戸 の 向こう 戦国 の 世に 明日 が ある いど||むこう|せんごく||よに|あした||

戦国 御伽 草 子 犬 夜叉 せんごく|おとぎ|くさ|こ|いぬ|やしゃ

まだ 治ら ぬ か 白 童 子 |なおら|||しろ|わらべ|こ

あの 矢 の せい だ |や|||

え いっ

行け ー いけ|-

あっ

な っ 奈落 ||ならく

う っ ああ あー

以前 に も 同じ 矢 で 結 界 を 破ら れた こと が ある いぜん|||おなじ|や||けつ|かい||やぶら||||

桔梗 が 生きて いる 矢 に こんな 念 を 込め られる の は ききょう||いきて||や|||ねん||こめ|||

あの 女 しか い ない |おんな|||

なぜ すぐ 殺し に 行か ぬ ||ころし||いか|

気配 が 見つけ られ ん けはい||みつけ||

桔梗 が 本気で 隠れて いる と いう こと か ききょう||ほんきで|かくれて|||||

つまり 奴 は まだ 完全に 回復 して い ない と いう こと |やつ|||かんぜんに|かいふく||||||

今 の うち に 引きずり出し いま||||ひきずりだし

とど め を 刺さ ねば |||ささ|

もう 間違い ねえ 　 奈落 と 白 童 子 の 心臓 は |まちがい||ならく||しろ|わらべ|こ||しんぞう|

白 童 子 の 片割れ あの 赤ん坊 だ しろ|わらべ|こ||かたわれ||あかんぼう|

奈落 も 白 童 子 も 死な ない 　 妖怪 だ から ならく||しろ|わらべ|こ||しな||ようかい||

どう すれば 奈落 を 倒 せる ||ならく||たお|

- よう 琥珀 - はっ |こはく|

う っ

お前 知ら さ れて ねえ の か おまえ|しら|||||

何 を なん|

あの 赤ん坊 だ よ |あかんぼう||

城 から 連れ出して どこ に 運ぶ 手はず だった しろ||つれだして|||はこぶ|てはず|

知ら ない しら|

あの 赤ん坊 ？ |あかんぼう

城 の 者 を 皆殺し に して まで 連れ出せ と 命じ られた しろ||もの||みなごろし||||つれだせ||めいじ|

う っ あっ あっ

行方 を 知って どう する ゆくえ||しって||

いつも 言って んだろう 　 お前 は いずれ |いって||おまえ||

その 体 の 四 魂 の かけら を 抜か れて 死 ん じ まう んだ |からだ||よっ|たましい||||ぬか||し||||

奈落 を 殺さ なきゃ お前 は 助から ねえ ぜ ならく||ころさ||おまえ||たすから||

赤ん坊 を 見つければ あかんぼう||みつければ

奈落 を 殺せる ならく||ころせる

神楽 奈落 を 裏切ろう と して いる かぐら|ならく||うらぎろう|||

だけど …

何も 知ら ない なにも|しら|

ふ っ そう かよ

気付か れちゃ いけない きづか||

俺 が 全て 思い出した こと を おれ||すべて|おもいだした||

奈落 の 命 を 狙って いる こと を ならく||いのち||ねらって|||

このまま 仕えて いる ふり を して いれば |つかえて|||||

いずれ また 赤ん坊 に たどり着く ||あかんぼう||たどりつく

あっ あっ

あー っ

ふ ああ …

その 時 まで 奈落 の 命令 に 逆らっちゃ いけない |じ||ならく||めいれい||さからっちゃ|

「 大 暴走 無数 の 妖怪 ネズミ 」 だい|ぼうそう|むすう||ようかい|ねずみ

さあ さあ お 立ち会い これ なる 真剣 にて この 紙 を |||たちあい|||しんけん|||かみ|

１ 枚 が ２ 枚 ２ 枚 が ４ 枚 ４ 枚 が ８ 枚 16 枚 32 枚 64 枚 まい||まい|まい||まい|まい||まい|まい|まい|まい

た ー っ |-|

のう 犬 夜叉 の 奴 おら たち を 残して どこ へ 行った んじゃ ？ |いぬ|やしゃ||やつ||||のこして|||おこなった|

な あっ さあ

どこ だろう ね

桔梗 の 所 よ ききょう||しょ|

ゆう ？

はっ

桔梗 と 最後に 会った 場所 ききょう||さいごに|あった|ばしょ

しかし それ ならば 　 お っ

- あっ ハハハ ハハ - いい じゃ ない 好きに すれば ||||||すきに|

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

桔梗 　 また どこ か に 身 を 隠した んだ な ききょう|||||み||かくした||

まだ 元 の 力 が 戻って ねえ の か |もと||ちから||もどって|||

ミュー 　 ミュー

遅い ね 犬 夜叉 おそい||いぬ|やしゃ

ん ー のう かご め |-|||

やはり おら たち も 一緒に 行く べきで は なかった の か ？ ||||いっしょに|いく|||||

桔梗 と 二 人 っきり で 話し たかった んじゃ ない ききょう||ふた|じん|||はなし|||

かご め は どうして そう まで 心 が 広い のじゃ ||||||こころ||ひろい|

別に べつに

本当に 犬 夜叉 は 困った 奴 じゃ な ほんとうに|いぬ|やしゃ||こまった|やつ||

いつまでも 昔 の 女 に しっぽ を 振って まとわり つき よって |むかし||おんな||||ふって|||

まあ 確かに 犬 は ３ 日 飼ったら 恩 を 忘れ ん と 言う が |たしかに|いぬ||ひ|かったら|おん||わすれ|||いう|

あー っ

誰 が 飼わ れた だれ||かわ|

で 何 話して きた の ？ |なん|はなして||

桔梗 は い なかった ききょう|||

嘘 つか なくて も いい のに うそ|||||

は あ ？ 何で 俺 が 嘘 を つか なきゃ な ん ねえ んだ よ バーカ ||なんで|おれ||うそ|||||||||

お 座り |すわり

ほ い で が が な っ

うが っ てっ て め え う が|||||

お 座り |すわり

ぐ ぼっ

人 が せっかく 気 を 使って 一 人 で 行か せて あげた のに じん|||き||つかって|ひと|じん||いか|||

お 座り |すわり

う あっ

何 話した か ぐらい 言い なさい よ 　 お 座り なん|はなした|||いい||||すわり

う う っ ほっ

あんた の 余計な 気遣い なんか 必要な いわ よ 　 お 座り ！ ||よけいな|きづかい||ひつような||||すわり

う お っ ね ー ぼ ー ||||-||-

かご め 様 やはり 傷付いて おら れた の か ||さま||きずついて||||

かわいそうな かご め ちゃん

心 が 広い と 損じゃ のう こころ||ひろい||そんじゃ|

おお お前 ら |おまえ|

えっ 　 おら よ 　 取って きて やった ぜ |||とって|||

白 童 子 桔梗 を おびき出せ 連れ は そう だ な 琥珀 しろ|わらべ|こ|ききょう||おびきだせ|つれ|||||こはく

あっ

白 童 子 に 従え しろ|わらべ|こ||したがえ

はい

方法 は お前 の 好きに しろ ほうほう||おまえ||すきに|

桔梗 が 隠れて い られ ぬ ように して やれ ききょう||かくれて||||よう に||

ああ

手下 に は 襲った 獲物 の 肉 を 食わせ てした|||おそった|えもの||にく||くわせ

自分 は 骨 を 食う 　 貴 様 が 厨子 鼠 か じぶん||こつ||くう|とうと|さま||ずし|ねずみ|

うん ？

小 童 この 家 の 生き残り か ？ しょう|わらべ||いえ||いきのこり|

ちょうど 良い な 　 お前 の ような 骨 が 食い たかった ぞ |よい||おまえ|||こつ||くい||

は ー あー っ |-||

い あっ

ほ ー 手慣れて いる な 琥珀 |-|てなれて|||こはく

そい つ の 背負って いた 厨子 を 持って来い |||せおって||ずし||もってこい

はい 　 あっ

間違って ここ で 開ける な よ まちがって|||あける||

死ぬ ぞ しぬ|

ん ー … |-

チューチューチュー …

フフフフフ

はっ あれ は

チチチ チチチチチ …

う っ う っ

- や ー い や ー い - 待てよ ！ |-|||-||まてよ

う あっ

あ ？　 何 だ ありゃ |なん||

う あっ ！

あー っ

ああ ー あー あー っ あー あー |-|||||

妙な 気配 が し ませ ん か みょうな|けはい|||||

うん ？　 何 か 来る ぞ |なん||くる|

- ヒヒヒーン - うん

たっ 助けて くれ |たすけて|

あっ じいちゃん

何 か に 追わ れて いる の かしら なん|||おわ||||

あれ は

う っ

チチチチ チチチチチ …

妖怪 鼠 か 　 ふ あー っ ようかい|ねずみ||||

犬 夜叉 やめろ いぬ|やしゃ|

えっ

な あっ 　 う っ

何 ！ なん

- う っ - 増えた ！ ||ふえた

やっぱり 厨子 鼠 |ずし|ねずみ

な っ ず ふ っ 　 こいつ

切る な 　 厨子 鼠 は 切った 分 だけ 増える んだ きる||ずし|ねずみ||きった|ぶん||ふえる|

退治 する 方法 は たいじ||ほうほう|

毒 の 煙 で 　 だけど 専用 の 薬草 が 無い と どく||けむり|||せんよう||やくそう||ない|

持って おら ん の か もって||||

あいにく ね

ならば これ しか ある まい 　 風穴 |||||かざあな

チュー チュー …

村 が 襲わ れた ？ むら||おそわ|

ええ わし と 孫 は 運 良く 裏山 に 行って た んで |||まご||うん|よく|うらやま||おこなって||

だけ ん ど 村 の 者 は 皆 　 う う う う う っ |||むら||もの||みな||||||

じいちゃん

- ああ あっ あー ああ あ - う っ う う

珊瑚 ちゃん 　 厨子 鼠 と かって 言って たわ よ ね さんご||ずし|ねずみ|||いって|||

親 玉 の 大 鼠 が いる はずだ よ おや|たま||だい|ねずみ||||

そい つ は 持って いる 厨子 の 中 に 鼠 たち を 飼って いて |||もって||ずし||なか||ねずみ|||かって|

そい つら を 放って 人間 や 動物 を 殺さ せる |||はなって|にんげん||どうぶつ||ころさ|

だけど 襲う の は 自分 が 食う 分 だけ で |おそう|||じぶん||くう|ぶん||

大群 で 村 を 襲う なんて 聞いた こと が 無い よ たいぐん||むら||おそう||きいた|||ない|

う っ まだまだ いる ぜ 遠く から 鼠 ども の 臭い が する |||||とおく||ねずみ|||くさい||

まるで どんどん 増えて いる みて えだ ||ふえて|||

ふ 増え とる の か |ふえ|||

お 二 人 は もっと 先 へ お 逃げ なさい |ふた|じん|||さき|||にげ|

あんた たち は

ふ っ 　 何 が 起きて いる か 確かめる ||なん||おきて|||たしかめる

臭う 　 この 増え 方 尋常じゃ ねえ くさう||ふえ|かた|じんじょうじゃ|

一体 何 が 起こって いる んだ いったい|なん||おこって||

チチチチチチチ …

フフフフフ 　 幾ら でも 出て くる な |いくら||でて||

鼠 ども は 方々 に 散り 人里 を 襲う ねずみ|||ほうぼう||ちり|ひとざと||おそう

え やっ 　 え いっ う っ 　 お ？

- チュー チュー … - な っ ね 鼠 |||||ねずみ

この ー っ |-|

そや っ

あっ あっ あー っ 　 お あー っ お っ お っ お ー ||||||||||||-

ぐ あっ

そして 行く先 で どんどん 増える |ゆくさき|||ふえる

チュー チュー チュー

フフフ 　 今に この 国 は 鼠 に 食い 尽くさ れる な |いまに||くに||ねずみ||くい|つくさ||

- 桔梗 は 出て くる でしょう か - ん っ ききょう||でて|||||

ああ そう だった な

出て くる んじゃ ない か でて||||

今に 嫌で も 異変 に 気付く だろう いまに|いやで||いへん||きづく|

桔梗 一 人 を おびき出す ため に こんな … ききょう|ひと|じん||おびきだす|||

キャッ キャ キャッキャ …

胡蝶 こちょう

はい

必要な 物 が ある 　 西 の 山中 だ ひつような|ぶつ|||にし||さんちゅう|

チチチチチチチチチチ …

どこ も 鼠 で 覆い 尽くさ れて いる ||ねずみ||おおい|つくさ||

珊瑚 　 厨子 鼠 は 切った 分 だけ 増える と 言った な さんご|ずし|ねずみ||きった|ぶん||ふえる||いった|

うん 　 切って も 死な ない から 増える 一方 だ |きって||しな|||ふえる|いっぽう|

これ だけ 広がって しまったら ||ひろがって|

出 どころ が 見つけ られ ない だ|||みつけ||

出 どころ と は 厨子 の こと だ な だ||||ずし||||

うん 　 厨子 を 壊せば 鼠 は 消える と 聞いた こと が ある |ずし||こわせば|ねずみ||きえる||きいた|||

遅い のう 弥勒 と 珊瑚 おそい||みろく||さんご

たく っ

何で 俺 まで 結 界 の 中 で 待って い なきゃ な ん ねえ んだ なんで|おれ||けつ|かい||なか||まって||||||

犬 夜叉 はか っと なる と すぐ 刀 を 振り回して いぬ|やしゃ||||||かたな||ふりまわして

鼠 を 増やして しまう から じゃ ろ ねずみ||ふやして||||

て め え それ は 俺 が バカ だって ことか |||||おれ||ばか||

ほ ー バカ の くせ に よく 分かった のう |-|ばか|||||わかった|

- う ー う ー - いた たた たた たっ |-||-||||

- 犬 夜叉 あれ - あい たた 　 う ー あた が ああ … いぬ|やしゃ|||||-|||

- あ ？ - ああ ー ||-

最 猛 勝 じゃ ！ さい|もう|か|

それ じゃあ 厨子 鼠 の 暴走 は 奈落 の 仕業 ||ずし|ねずみ||ぼうそう||ならく||しわざ

けっ 　 そんな こったろう と 思った ぜ ||||おもった|

あいつ が あの まま くたばった と は 思って なかった が |||||||おもって||

あー 戻って きた ぞ |もどって||

かご め 様 たち も 見 ました か 最 猛 勝 ||さま|||み|||さい|もう|か

うん

奈落 の 奴 ならく||やつ

おら たち を 探し出して 仕返し する つもりじゃ ろうか ？ |||さがしだして|しかえし|||

と いう より も

後ろ で 糸 を 引いて いる の は 奈落 だ と うしろ||いと||ひいて||||ならく||

あえて 見せつけて いる 感じ だ |みせつけて||かんじ|

どういう こと で ？

まるで 誰 か を おびき出そう と して いる ようで は ない か ？ |だれ|||おびきだそう|||||||

我々 か あるいは … われわれ||

はっ 桔梗 |ききょう

そう よ 　 奈落 の 狙い は 桔梗 だ わ ||ならく||ねらい||ききょう||

チチチチチチチチ …

桔梗 様 胡蝶 が 戻って き ました ききょう|さま|こちょう||もどって||

桔梗 様 お 言い付け の オガタマ の 木 の 枝 ききょう|さま||いいつけ||||き||えだ

取って まいり ました とって||

よし 飛鳥 胡蝶 山 を 下りる ぞ |あすか|こちょう|やま||おりる|

チチチチチチチチチチ

クックッ オキソクッソク クックッ クキクキ

チチチチチチチチチチ …

これ は

散らばって いた 鼠 ども が 集まり 始めた ちらばって||ねずみ|||あつまり|はじめた

まるで １ カ所 を 目指して いる みたい |かしょ||めざして||

ああ 　 流れ が １ 本 に なって いく |ながれ||ほん|||

これ は

どこ か で 魔 寄せ を 施して いる の かも しれ ませ ん な |||ま|よせ||ほどこして|||||||

魔 寄せ ？ ま|よせ

あや かし を 誘い 集めて |||さそい|あつめて

一度に 滅 する 法 いちどに|めつ||ほう

高い 霊 力 が 無ければ 出来 ない こと だ が な たかい|れい|ちから||なければ|でき|||||

そんな こと が 出来る の は 桔梗 しかい ねえ |||できる|||ききょう||

この 流れ の 先 に 桔梗 が |ながれ||さき||ききょう|

行って みよう 犬 夜叉 おこなって||いぬ|やしゃ

な っ かご め

私 は 鼠 の 出 どころ の 方 に 行って みる わたくし||ねずみ||だ|||かた||おこなって|

珊瑚 ちゃん さんご|

気 に なる んだ 　 向かって くる 鼠 の 数 は き||||むかって||ねずみ||すう|

一向に 減ら ない 　 つまり いっこうに|へら||

厨子 が 鼠 を 出し 続けて いる って こと だ ずし||ねずみ||だし|つづけて||||

元 を 絶た ねば 終わら ん か もと||たた||おわら||

二手 に 分かれよう 　 私 は 珊瑚 と 行く ふたて||わかれよう|わたくし||さんご||いく

ん ？　 桔梗 が 動いた ようだ |ききょう||うごいた|

琥珀 お前 は この 場 に 残れ こはく|おまえ|||じょう||のこれ

厨子 を 見張って いろ 　 扉 は 閉じる な よ ずし||みはって||とびら||とじる||

はい

キーッ

のう かご め

もし この先 に 桔梗 が いたら |このさき||ききょう||

奈落 も 出て くる の かのう ならく||でて|||

えっ

そう ね 　 奈落 は 桔梗 の 命 を 狙って いる ||ならく||ききょう||いのち||ねらって|

奈落 が 怖 え の か 七宝 ならく||こわ||||しっぽう

だったら

弥勒 や 珊瑚 の 方 に ついていきゃ 良かった じゃ ねえ か みろく||さんご||かた|||よかった|||

そう はいかん

犬 夜叉 と 桔梗 が 出会って おかしな 雰囲気 が 漂った 時 いぬ|やしゃ||ききょう||であって||ふんいき||ただよった|じ

誰 が かご め を 慰める んじゃ ！ だれ|||||なぐさめる|

ぐ っ

えっ

分かった か この 二 股 犬 わかった|||ふた|また|いぬ

それ 以上 ぬかす と 落とす ぞ |いじょう|||おとす|

う 犬 夜叉 あれ を 見ろ |いぬ|やしゃ|||みろ

あ ？

怖い よ じいちゃん こわい||

大丈夫 大丈夫じゃ だいじょうぶ|だいじょうぶじゃ

ん ん え えっ 南 無 八幡 大 菩薩 ||||みなみ|む|はちまん|だい|ぼさつ

- は あ … - たく … けっ

七宝 鼠 の 嫌がる ような もん 持って ねえ か しっぽう|ねずみ||いやがる|||もって||

お っ 　 う っ 　 これ で どう じゃ

爆雷 筒 ！ ばくらい|つつ

お ー 　 お ー |-||-

- おお - ぐ っ 　 今 の うち に 逃げろ |||いま||||にげろ

お あっ はい

は あっ

お あっ

いい っ どうも

どう じゃ おら の 爆雷 筒 の 威力 ||||ばくらい|つつ||いりょく

う あー っ が っ 　 くっ くっ あっ 　 は ー |||||||||-

- 犬 夜叉 あれ - う っ いぬ|やしゃ|||

鼠 が 何 か を 登って いる ねずみ||なん|||のぼって|

な っ 何だか 木 みたいじゃ ||なんだか|き|

木 って 　 天 まで 続いて いる ぜ き||てん||つづいて||

鼠 が 空 に 消えて いく 　 これ が 魔 寄せ ねずみ||から||きえて||||ま|よせ

チチチチチチチチチチチチチチ

ここ の 村 は だいぶ 前 に 食い 尽くさ れて いた らしい な ||むら|||ぜん||くい|つくさ||||

ああ 　 鼠 の 通り道 に さ れた んだ |ねずみ||とおりみち||||

むごい な

急げ 雲母 いそげ|うんも

ミャーウッ

チチチチチチチ

どうして 　 桔梗 は 出て きた のに |ききょう||でて||

扉 は 閉じる な よ とびら||とじる||

あいつ 面白がって いた 　 この 扉 を 閉じれば |おもしろがって|||とびら||とじれば

鼠 は 止まる 　 今 から でも ねずみ||とまる|いま||

命 の 助かる 人 が いる かも しれ ない いのち||たすかる|じん|||||

う っ いっ いっ 　 見張ら れて いる ||||みはら||

これ を 閉じて しまったら ||とじて|

俺 が 記憶 を 取り戻した こと を おれ||きおく||とりもどした||

奈落 に 知ら れて しまう ならく||しら||

う っ う ー |||-

琥珀 こはく

う っ

あっ

お前 が やって いた の か おまえ|||||

姉 上 あね|うえ

琥珀 　 ここ に 来る まで に こはく|||くる||

幾 つ も 鼠 に 食い 尽くさ れた 村 を 見て きた いく|||ねずみ||くい|つくさ||むら||みて|

お前 に は 関わって いて 欲しく なかった おまえ|||かかわって||ほしく|

う っ えっ あっ 　 う っ う っ 　 命令 に は 逆らえ ない ||||||||めいれい|||さからえ|

ぐ っ う っ

- 琥珀 ！ - あっ こはく|

珊瑚 ！ さんご

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ

井戸 の 中身 は 何 じゃ ろ な 　 はい いど||なかみ||なん||||

桔梗 一 人 を おびき出す ため に ききょう|ひと|じん||おびきだす||

幾 つ の 村 が 食い潰さ れた と 思って んだ いく|||むら||くいつぶさ|||おもって|

奴 に 会ったら 伝えて おけ やつ||あったら|つたえて|

貴 様 が 奈落 から 逃げ回る 限り とうと|さま||ならく||にげまわる|かぎり

何度 でも 同じ こと が 起きる と な なんど||おなじ|||おきる||

琥珀 お前 も 鼠 の 餌食 に さ れる んだ よ こはく|おまえ||ねずみ||えじき|||||

ごめん 姉 上 　 でも 命令 に は 従う しか ない |あね|うえ||めいれい|||したがう||

次回 犬 夜叉 「 琥珀 の 決意 と 珊瑚 の 心 」 じかい|いぬ|やしゃ|こはく||けつい||さんご||こころ

一刻 も 早く 奈落 を 倒さ なければ いっこく||はやく|ならく||たおさ|

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ

井戸 の 中身 は いど||なかみ|

こいつ じゃ