NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 8 - 155 - 第 一 の 課題
死ぬ ?
自然 と 一体 に なる こと が どうして 死ぬ こと な んだ って ば よ 。
ガマ 吉 死ね と は な んじゃ 死ね と は 。
変な 例え を 出す な !
だって …。
安心 せ え 実際 に ナルト ちゃん が 死ぬ わけじゃ ありゃ へん 。
なら いったい ?
ワシ の 話 を 最後 まで 聞け 。
順 を 追って 話す けんのう 。
( フカサク ) 自然 エネルギ ー を 己 に 取り込む と いう の は ➡
それ を 感じとり 己 に 吸い寄せる こと が ➡
できる ように なる と いう こと じゃ 。
更に 自然 と 一体 に なる こと で ➡
自然 エネルギ ー の 身体 へ の 出入り を ➡
自由に コントロ ー ル できる ように も なる 。
修業 の 内容 を 具体 的に 言う と じゃ な 。
うん うん !
動く な 。 は ?
動か ん と いう こと じゃ 。
自然 エネルギ ー は 動物 と して の 流れ を 止め ➡
自然の 流れ と 調和 した とき に ➡
初めて 感じとる こと が できる 。
つまり 動か なきゃ いい の か ?
なんか 簡単 そうだ な それ 。
ナルト お前 わか っと らん のう 。
動物 に とって 動か ず に いる こと が いちばん つらい んじゃ 。
跳んだり 走ったり 力 入れて チャクラ 練ったり ➡
そんな 修業 なら やった けど ➡
動く なって いまいち ピン と こない 修業 だ な 。
でも それ で 自然 エネルギ ー って の が 取り込める んだ な 。
いきなり は ムリ じゃ 。 時間 が かかる 修業 じゃ けんのう 。
これ は かなり 難度 高 めじゃ 。
そんなに 時間 が かかん の かよ 。
甘ったれる な ナルト ちゃん 。
敵 は 輪廻 眼 六 道 仙人 の 力 を 持つ ペイン 。
自 来 也 ちゃん を 倒した 強敵 じゃ 。
そんな 心構え じゃ 勝てりゃ せんぞ !
そんな こと は わかって る !
ペイン は 尾 獣 を 狙う 暁 の リ ー ダ ー 。
すぐ に でも オレ の ところ へ やってくる 。
あまり 時間 を かけ てら ん ねえ んだ 。
まあ と は いって も ➡
もっと いい 方法 が ない こと も ない が のう 。
あん の かよ 。 なら それ で 教えて くれよ 。
この 後ろ の 滝 。
妙 木山 秘伝 の ガマ 油 じゃ 。
ガマ 油 ?
ちょっと こっち へ 来て 片手 出して み 。
ん ?
ほ い 。
この ガマ 油 は 自然 エネルギ ー を 引き寄せる 力 が ある 。
修業 の 手助け を する もの じゃ 。
アハハ 便利な の あんじゃ ん 。
この 油 を 体 に 塗り つければ ➡
そこ から 自然 エネルギ ー が 体 に 入って くる んじゃ 。
そう すれば だんだん と ➡
自然 エネルギ ー を 肌 で 感じる ように なる 。
確かに なんか 肌 で 感じる 気 が する 。
これ は 感覚 を つかむ きっかけ を つくる もの じゃ 。
いずれ は 油 が なくて も できる ように なって くる が ➡
ただし リスク も ある 。
えっ !?
自然 エネルギ ー コントロ ー ル が 未熟な 者 に 使う と ➡
カエル に なって いく んじゃ 。
い ぃ !?
え ぇ ~!?
な な なんだ これ ?
ああ 助けて ! カエル や だ ! ぎ ゃあ ~!!
イッテ … 何 す んだ 。
戻った 。
( フカサク ) すべて は バランス じゃ 。
精神 エネルギ ー と 身体 エネルギ ー は 忍術 チャクラ で 練り 慣れ とる から ➡
バランス は 取れる だろう が のう 。
そこ に 外 から の 自然 エネルギ ー も ➡
バランス よく 練りこむ の は 至難の 業 じゃ 。
バランス か 。
少な すぎれば 仙術 チャクラ は でき ん 。
かといって 多 すぎれば 自然 エネルギ ー に 取り込ま れて ➡
カエル に なって しまう 。
多少 取り込み すぎた くらい なら 元 に 戻す こと も できる が のう 。
自然 エネルギ ー を 大幅に 取り込み すぎたら ➡
カエル に なった まま 二度と 元 に は 戻れ ん ように なる 。
さっき 死ぬ っ つった の は ➡
人 と して 死ぬ かも しれ ん つう こと じゃ い 。
カエル に なった 者 は ➡
更に 自然の 一部 に なって しまう のじゃ 。
かつて 修業 に 失敗 した 者 たち の なれ の 果て が ➡
この 石像 たち じゃ 。
これ 全部 …。
まあ 少し は 安心 せい 。
わし が つい とる し ➡
この ハタキ 棒 は 自然 エネルギ ー を 外 へ 叩き出す もの じゃ 。
ナルト ちゃん が カエル に 変化 して いく よう なら ➡
わし が これ で 逐一 叩き直して やる けんのう 。
はっきり 言う と じゃ 。
あの 自 来 也 ちゃん で すら 完璧に は こなせ ん かった 。
自 来 也 ちゃん は 仙術 チャクラ を 練る と ➡
少し カエル に 化けて し もう とった 。
それ でも うまく 練り込め たほう じゃ 。
ここ まで きて 臆する こと も なかろう が ➡
一応 聞いて おく 。
どう する ?
やる 。
オレ の 忍 道 は エロ 仙人 と 同じだ 。
( マダラ ) やっと 六 尾 も 揃った か 。
( ペイン ) これ で すぐ に でも 九 尾 を 狩り に いける 。
( マダラ ) それ が いい 。 自 来 也 を やった こと で ➡
木 ノ 葉 は お前 に 目 を つけた はずだ 。
時間 が 経てば 経つ ほど ➡
向こう も 何かしら の 手 を 考えて くる 。
やり にくく なる 前 に 動け 。
( 小南 ) ペイン は 無敵 …。 どんな こと が あって も ➡
九 尾 は 確実に 手 に 入れる 。
尾 獣 は あと 一 匹 。
あと 二 匹 で は ?
すでに 八尾 は サスケ が 狩った 。
なるほど 。
小南 すぐ に 準備 しろ 。
これ から 木 ノ 葉 へ 向かう 。
イテッ !
明日 は 体中 超 内出血 だって ば よ !
なん じゃ もう ギブアップ かい な 。
あの さ もっと 要領 の いい 修業 法 が ある んだ って ば よ 。
なん じゃ そりゃ ? 影 分身 を 使った 修業 法 だ 。
そう すりゃ 経験 値 が 何 倍 に も なる んだ から 。
なるほど の 。
影 分身 の 感覚 は オリジナル に 還元 さ れる から のう 。
しかし じゃ 逆に 言う なら ➡
影 分身 が 完全に カエル に なって し もう たら ➡
オリジナル の ほう も 終わり じゃ ぞ !
んな こと は わかって る よ ! よかろう 。
4 人 まで じゃ 。 それ 以上 は わし の ハタキ 棒 が 間に合わ ん !
よっ しゃ !
イテッ !
イタッ ! イテッ ! イタッ !
お っ ! イテッ !
もぐら たたき ゲ ー ム やっ とる んじゃ ね えんじ ゃぞ !
修業 じゃ ! これ じゃ わし が もた ん 。
クソッ !
イテッ !
これ は 叩か れて こんな 顔 に なった んだ って ば よ !
カエル に なった んじゃ ねえ って !
なん じゃ と … すま ん 。
自然 エネルギ ー を 感じる だけ の 修業 が ➡
こんなに 難しい と は 思わ なかった 。
つらい 修業 に 耐えて こそ 本当の 力 が 手 に 入る のじゃ 。
それ は わかって る よ !
エロ 仙人 みて ぇに 強く なれ ん なら 誰 だって 我慢 する って もんだ 。
いや それ は ムリ じゃ 。 え ?
この 修業 は 誰 も が できる と いう わけで は ない 。
ナルト ちゃん と 自 来 也 ちゃん だ から こそ の もの 。
そう 言って も ええ 。
じゃ なきゃ ここ へ は 連れて こ ん 。
どういう こと だって ば よ ?
己 の 内 に 膨大な チャクラ を 持つ 者 。
で なけりゃ たちまち 自然 エネルギ ー に 取り込ま れて しまう けん の 。
それ だけ 自然 エネルギ ー は すごい のじゃ 。
は あ …。
その 上 あきらめ ん ド 根性 の ある 者 。
それ が 仙人 に なれる 人間 じゃ 。
よっ しゃ ! やっ たる で !
アホ !! 死ぬ 気 か !
( 叩く 音 )
見えた ! やった !
《 どうやら 少し は 自然 エネルギ ー を ➡
感じ取れる ように なって きた ようじゃ な 》
フサカク 様 そろそろ 腹 減って きた のう 。
そう じゃ な 。 ナルト ちゃん 少し 休憩 じゃ ! 弁当 に する 。
( フカサク ) たん と 食う とけよ 。
( フカサク ) 休憩 が 終わったら 仙術 で 岩 蛙 を 持ち上げて みる けん の 。
お … お っす !
うまい じゃ ろ かあちゃん の 特製 じゃけん の 。
どれ も オレ の 大 好物 じゃ !
《 意外 と うまく 感じた 。
やっぱり 人間 から 離れて る …》
さて 岩 蛙 を 持ち上げる わけじゃ が ➡
まずは 己 の 忍術 チャクラ だけ で 持ち上げて み ん さい 。
うん !
よし !
ん っ ! う ぅ …。
上がら ねえ !
はい やめ !
だ ぁ ~! ハァ ハァ …。
じゃあ 仙術 チャクラ を 練って み !
お っす !
よし ! もう 一 度 岩 蛙 やって みい !
うん !
お っ !
いい ぞ ! ナルト ちゃん !
う ぅっ !!
おり ゃっ !!
やる が な ナルト !
《 自 来 也 ちゃん の とき より のみ こみ が 早い のう この 子 は 》
やった ぁ ! アホッ !
先人 を 粗末に 扱う なや !
あぁ ~!!
《 マヌケ な の も 自 来 也 ちゃん 以上 じゃ が …》
よし ! ナルト ちゃん 。
倒れた 全部 の 岩 を 元 に 戻す んじゃ !
マジ か ~!
( ゼツ ) 八尾 か …。
サスケ は うまく やった ようだ な 。
( マダラ ) 九 尾 は ペイン が 持ってくる 。
( フカサク ) どうやら 油 を 使う コントロ ー ル を マスタ ー した ようじゃ な 。
次 は 油 を 使わ ず に ➡
自然 エネルギ ー の コントロ ー ル を する 修業 じゃ 。
力 が みなぎって くる !
体 内 エネルギ ー だけ を 消費 して いく 忍術 チャクラ は ➡
使えば 使う ほど 疲れて いく が な 。
仙術 チャクラ は それ と 違って ➡
外 から エネルギ ー を 取り入れる けん 。
疲れる どころ か 回復 も 早い んじゃ 。
そ っか 。
《 まっ 九 尾 の チャクラ と あいまって 異常な 回復 を みせ とる が のう 》
これ なら あれ が できる かも しれ ねえ 。
なん じゃ ? あっ ! いや その …。
なんでも ねえ って ば よ 。 まあ ええ 。
それ より これ じゃ 。
今日 は これ を ナルト ちゃん に 渡そう と 思った んじゃ 。
ん ? 何 ?
本 じゃ 。 本 ?
これ は 自 来 也 ちゃん が 最初に 書いた 小説 じゃ 。
ここ に は 自 来 也 ちゃん の 思い が 込め られて おる 。
読む と ええ 。
『 ド 根性 忍 伝 』…。
そろそろ 観念 したら どう だ ?
鬼ごっこ も そろそろ 飽きて きた ぜ 。
あきらめろ 。
ひと言 いい か ?
聞く 気 は ねえ !
もう くたばれ !
オレ が あきらめる の を …。
あきらめろ !
オ … オレ を 倒して も ➡
また 次の 刺客 が この 里 を 襲う 。
ヘヘヘ … オレ たち が 呪わ れた 忍 の 世界 に ➡
生きて いる かぎり 平穏 は … ない 。
なら …。
オレ が その 呪い を 解いて やる 。
平和 って もの が もし ある なら オレ が それ を つかみとって やる 。
オレ は あきらめ ない !
キ … キサマ は …。
オレ の 名 は …。
(( サスケ は オレ と の 繋がり を 断ち切って ➡
強く なる って 言って た 。
お前 なんか に オレ の 気持 は わから ない って 。
エロ 仙人 と 大 蛇 丸 も 昔 友達 だった んだろう ?
どうして 大 蛇 丸 は 里 を 抜けて ➡
木 ノ 葉 崩し なんか した んだ って ば よ ?
大 蛇 丸 が おかしく なって きた の は ➡
両親 を 殺さ れて から だ 。
それ から は 禁 術 に とりつか れて いった 。
両親 に 会い たかった の か …。
それとも 両親 を 死に 追いやった 木 ノ 葉 へ の 復讐 か …。
わし は 親 を 殺さ れて は おら ん から のう 。
わし も お前 と 同じだ 。
アイツ に 何も わかって ない と 一喝 さ れて のう 。
その とおり アイツ の こと を ➡
何も わかって や れんか った の かも しれ ん 。
だが のう …。
こんな わし でも ➡
この 忍 の 世に 憎しみ が はびこって いる の は わかる 。
憎しみ …。
その 憎しみ を どうにか し たい と は 思 っと る んだ が ➡
どう したら いい の か わし に も まだ わから ん 。
だが いつか は ➡
人 が 本当の 意味 で 理解 し あえる 時代 が 来る と ➡
わし は 信じ とる 。
なんか 難しい って ば よ 。
答え が 見つから ん かった とき は ➡
その 答え を お前 に 託す と しよう かのう 。
オッス ! エロ 仙人 の 頼み なら しかた ねえ って ば よ !
何 ? なんで 笑う んだ って ば よ 。
お前 の 笑顔 に は 救わ れる ようじゃ 。
お前 を 弟子 に して よかった わ い 。
そ っか ぁ ?
だが … わし も まだ あきらめた わけじゃ ない 。
わし は 自分 の 書いた 本 で この世 を 変える つもりじゃ 。
売れ ない その 本 で ?
愚か 者 ! その うち バカ 売れ じゃ !
その とき に なって サイン を ねだって も ➡
お前 に ゃ 書いて や らん から のう !
いら ねえ って ば よ そんな の !))
いら ねえ って ば よ …。
《 エロ 仙人 に は ➡
もっと 大切な もん もらって っ から よ 》
こう 人数 が 少ない と 時間 が かかる ね 。
うるさい ! 黙って 集中 しろ 。
( 鬼 鮫 ) サスケ 君 … どうやら ヘマ した ようです ね 。
ハハハハ … タコ の 足 だ !
笑う な !
ハハハハッ !
( アルザック ) ここ に いた の か 。 ( ビスカ ) アル …。
( アルザック ) 何 を 読んで る ん だい ? ( ビスカ )『 星空 の 鍵 』 よ 。
ああ … ギルド でも サポ ー ト し よう って ➡
大 聖堂 の 書庫 から 借りて きた んだった な 。
( アスカ ) あれ ~?
ん ? この 本 これ で 終わり ?
そう よ 。 ( アルザック ) どうかした の かい ?
( アスカ ) う ~ ん 。