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進撃の巨人 3 Part 2, Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 02

Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 02

エルヴィン 鎧 が 登って くる

総員 「 鎧 の 巨人 」 と の 衝突 を 回避 しろ !!

奴 に 近寄る な !!

了解 !!

ハンジ さん 攻撃 命令 は まだ です か !?

団長 は 何 を !?

敵 の 動き を 見て いる んだ

どうも ライナー 君 たち は 手 の 込んだ 催し で

歓迎 して くれる ようじゃ ない か

あの 「 四 足 歩行 型 」

荷物 を 運ぶ 鞍 が ある

先ほど 一斉に

巨人 化 した もの で は ない な …

だ と すれば あれ が 敵 の 斥候 か ?

我々 の 接近 に いち早く 気付き

ライナー ら に 伝えた … と する なら

あの 「 四 足 歩行 型 の 巨人 」 も

知性 を 持った 巨人 だ

イヤ … もっと いて も おかしく ない

あの 巨人 荷物 を … 一体 何 が …

動いた !! 2~3 m 級 ら 多数 接近 !!

ウトガルド 城 の 襲撃 の 時 と 同じく

奴 が まず 狙う の は 馬

敵 の 主 目的 は エレン の 奪取 である が

その ため に まず

我々 から 撤退 の 選択肢 を 奪う

依然 巨人 の 領域 である

ウォール ・ マリア 領 から

我々 が 馬 なし で 帰還 する すべ は ない

馬 さえ 殺して しまえば

退路 を 閉鎖 する だけ で

我々 の 補給 線 は 断た れる

1 週間 でも 1 か月 でも 動ける 者 が

い なく なる まで ただ 待てば いい

敵 は 交戦 の リスク を 冒す こと なく

虫 の 息 と なった エレン を

奪い 去る こと が できる のだ から

まさに 今 敵 の 大型 巨人 が

隊列 を 組んで 動か ない あたり

それ 自体 が 檻 の 役割 を 担う もの だ と

確信 できる

だ 団長 ! 鎧 が すぐ そこ まで …

それ に ベルトルト が

まだ どこ に いる か …

あぁ わかって いる

何より 今 危惧 す べき 課題 は

ライナー と ベルトルト に

なす すべ なく 馬 を 殺さ れる こと か …

ならば …

やっと 何 か を しゃべる 気 に なった か …

先 に 朝食 を 済ませる べきだった

ディルク 班 並びに マレーネ 班 は

内 門 の クラース 班 と 共に 馬 を 死守 せよ !!

リヴァイ 班 並びに ハンジ 班 は

鎧 の 巨人 を 仕留めよ !!

各 班 は 指揮 の 下 「 雷 槍 」 を 使用 し

何と して でも 目的 を 果たせ !!

今 この 時 !! この 一 戦 に !!

人類 存続 の すべて が 懸かって いる !!

今一 度 人類 に … 心臓 を 捧げよ !!

ハッ !!

聞いた か !? 馬 を 狙って くる 巨人 を

返り 討ち に して やれ !!

ハッ !!

待て ! リヴァイ アルミン

リヴァイ 班 と 言った が

お前 だけ は こっち だ リヴァイ

俺 に エレン で なく 馬 を 守れ と ?

そう だ

そして 隙 を 見て 奴 を 討ち取れ

「 獣 の 巨人 」 は お前 に しか 託せ ない

了解 した

さっき 鎧 の ガキ 一 匹

殺せ なかった 失態 は

そい つ の 首 で 埋め合わせる と しよう

アルミン 鎧 の 巨人 用 に 作戦 が ある

はい !

人類 の 命運 を 分ける 戦局 の 一 つ …

その 現場 指揮 は

ハンジ と 君 に 背負って もらう ぞ

いた … 1 か所 に 固まって いる

あの 馬 を 殺して ここ から 離れる

それ だけ で いい …

リヴァイ 兵 長 が どれ だけ 強かろう と

俺 たち の 戦士 長 に は 到底 かなわない

危なかった …

あの 時 意識 を 全身 に 移す の が

一瞬 でも 遅れて いれば

あの まま 即死 だった

しかし 何 だって

壁 の 中 なんて 調べよう と 思った んだ …

アルミン … お前 か ?

イヤ … もう いい

長かった 俺 たち の 旅 も

ようやく これ で 終わる …

エルヴィン ・ スミス …

イヤ 迷う な 先 に 殺す の は 馬 だ

エレン !?

なぜ 自分 から 姿 を 現した !?

俺 たち の 目的 が お前 の 存在 である こと は

重々 承知 の はず …

一体 何の つもり だ !?

まさか 南 から 壁 を 越えて 逃げる 気 か !?

ヤツ 一 人 なら 馬 が なくて も 巨人 の 力 で トロスト 区 まで 逃げ られる

そう なって は … 俺 たち が ここ に とどまって 戦う 理由 も なくなる

ここ で 調査 兵 団 を 壊滅 さ せる こと は できて も

2 か月 で 硬質 化 を 身 に つけて きた ヤツ を 再び 壁 内 に 戻す の は まずい …

ヤツ が … 完全な 座標 の 力 を 身 に つけた 後 で は 手遅れだ …

イヤ … 待て おかしい

本当に 逃げる つもり なら

立体 機動 で 東 か 西 の 壁 を 伝った 後 に 巨人 化 する べきだ

なぜ わざわざ 壁 に 囲ま れた シガンシナ 区 の 中 で 巨人 化 する ?

そう か 。 ヤツ ら の 狙い は 俺 の 目標 を 馬 から エレン に 移す こと か …

考える 時間 も くれ ねぇ って わけです か …

った く 団長 せっかく 登った って の によ ぉ

よし ! 食いついた !!

エレン を 囮 に 使う って !?

はい ! エルヴィン 団長 の 指示 です !

まさか … 馬 を 守る ため に エレン を 囮 に する ハメ に なる と は

そんな … それ でも ライナー が 馬 を 先 に 殺す こと を 選んだら ?

イヤ エレン を 追う はずだ

ライナー が 馬 を 選んだ 場合

エレン は そのまま 回り込んで 獣 の 巨人 の 背後 を 追う

リヴァイ ら の 兵力 と エレン で 獣 の 巨人 を 挟み撃ち に して 叩く

ここ まで が エルヴィン の 指示 だ ろ ?

は はい !!

そう 上手く いか なくて も

エレン に 逃げる 動き を さ れたら

敵 は 混乱 して 包囲 網 を 崩す しか ない

ライナー が そこ まで 読める か どう か だ けど …

おそらく 奴 なら 考え 至る でしょう

よし !

鎧 を シガンシナ 区 内 で 迎え撃つ ぞ !!

あ ! 待って 下さい !

もう 一 つ 危惧 す べき こと が …

ベルトルト が まだ どこ か に 潜んで い ます

前回 エレン は ライナー を あと 一 歩 の ところ まで 追い詰め ました が

ベルトルト の 強力な 奇襲 を 受け 連れ 去ら れる に 至った のです

単純な 対策 です が

壁 から 離れた 位置 で 戦い ましょう

まぐれ かも しれ ねぇ けど …

お前 に は 一 度 勝って んだ

ほとんど 勝って た

一 対 一 なら オレ は 勝てる

単純な 格闘 能力 なら アニ の 方 が ずっと 手ごわかった

お前 に は ここ が どこ だ か わかる か ?

ここ は …

オレ の …

オレ たち の …

故郷 が あった 場所 だ !!

取り返して やる

お前 ら を ぶ っ 殺して お前 ら に 奪わ れた すべて を …

新 兵 !! 残り の 馬 を 西側 に 移せ !!

ディルク 班 で 新 兵 を 援護 しろ !!

どこ だ マルロ !!

どこ に 馬 を つなげば いい !?

い 1 か所 に 馬 を 留める な と いう 指令 だ …

ここ じゃ ない もっと …

東 から 3~4 m 級 !! 来る ぞ !!

あれ が … 巨人 …

リヴァイ 兵 長 !! 今 の うち だ !! 急げ !!

小 せ ぇの を さっさと 片づけろ !! 獣 の 巨人 が 動く 前 に だ !!

損害 は 許さ ん !! 一 人 も 死ぬ な !!

ハッ !!

クソ … うんざり だ

弱 ぇ 奴 は すぐ 死ぬ 。 ザコ は そこ に いろ

3~4 m 級 に 苦戦 し

数 か所 で 負傷 者 を 出して いる

今 の 調査 兵 団 に は 以前 の ような 力 は ない …

だが それ だけ の 損害 が なければ 決して ここ まで たどりつけ なかった

訓練 兵 時代 は よく 自分 と 父 の 考えた 仮説 を 仲間 に 話して いた

調査 兵 団 に 入って それ を 証明 して みせる と

だが 調査 兵 団 に なった 途端

なぜ か 誰 に も その 話 を し なく なった

イヤ … 違う …

なぜ か で は ない 。 私 は 気付いて いた

私 だけ が 自分 の ため に 戦って いる のだ と

私 だけ が … 自分 の 夢 を 見て いる のだ と

いつしか 私 は 部下 を 従える ように なり

仲間 を 鼓舞 した 人類 の ため に 心臓 を 捧げよ と

そう やって 仲間 を だまし

自分 を だまし

築き上げた 屍 の 山 の 上 に 私 は 立って いる

それ でも 脳裏 に チラ つく の は 地下 室 の こと

この 作戦 が 失敗 して も

死ぬ 前 に 地下 室 に 行ける かも しれ ない

グリシャ ・ イェーガー が 残した 地下 室 …

世界 の 真相 に

実験 の かい が あった

この 拳 なら 戦える !!

硬質 化 は 一 点 に 凝縮 さ せる と より 強固に なる

奴 の 全身 に 張り巡らせた 鎧 なら 薄氷 みて ぇ に 砕ける !!

遅 ぇん だ よ !! ノロマ が !!

クソ !!

ハンジ さん !!

まだ だ !!

最初の 攻撃 に すべて が 懸かって る !!

エレン が

絶好 の 機会 を 作る と 信じて 待つ んだ !!

この 鉄 の 棒 が 新 兵器 …?

せめて 槍 と 言って くれよ

技術 班 は 私 の 要望 に 応えて くれた んだ

中央 憲兵 が 隠し持って いた 新 技術 を 導入 して ね

私 の 要望 と は つまり 鎧 の 巨人 に

対抗 できる 武器 が 必要 って こと だ

鎧 の 巨人 に !?

私 たち の 刃 は 鎧 の 巨人 に 無力だった

敵 が 硬質 化 の 隙 でも 見せて くれ ない 限り

私 たち は ただ エレン と 鎧 の 戦い を

眺める こと しか でき なかった

確かに エレン を 連れ 去って 走る 鎧 を

止める こと も でき なかった …

あの 時 団長 が 巨人 の 大群 を

引き連れて こ なかったら …

今 の ところ

鎧 の 巨人 に 対抗 できる 攻撃 手段 は

巨人 化 した エレン の 絞め 技 や 関節 技

それ と 先日 の 実験 で 獲得 した

「 硬質 化 パンチ !」 も 期待 できる

しかし その 武器 だけ で

作戦 を 達成 さ せる の は 困難だろう

壁 の 穴 を 塞ぐ の も 重要だ が

我々 は 何より も

壁 の 破壊 者 である ライナー と ベルトルト を

殺さ なければ なら ない のだ から

それ で その 槍 を …

鎧 の 巨人 に 刺そう って 言う んです か ?

見た 方 が 早い 。 外 に 行く よ

威力 は 見て の とおり

雷 が 落ちた ようだ ろ ?

だから 「 雷 槍 」 って 呼んで る

ただ これ が 本当に

鎧 を 仕留め られる の か

実際 に 撃ち込んで み ない と わから ない

通常 の 巨人 に は 有効だ が

こいつ を 鎧 に 食らわ せて やる に は

工夫 し ない と ね

クソッ !!

やはり 俺 一 人 で は エレン を

かじり 取る まで に は 至らない か

もはや この 手 を 使う しか …

今 だ !!

兵士 が 動いた !?

さっき から 周り を 囲ま れて いた の は

わかって いた …

だが 兵士 の 刃 が 何 だ と 言う んだ

そんな もん じゃ 全身 を くまなく

硬質 化 で 覆った 俺 に は

傷 一 つ 付け られ は …

な っ !?

やった …

イヤ まだ だ

雷 槍 は その 破壊 力 ゆえ に

撃った 本人 に さえ 危険 が 及ぶ 武器

通常 の 刃 の 斬 撃 の ように して

巨人 に アンカー を 撃ち込めば

飛び込んだ 先 で 巻き添え を 食らう

したがって 雷 槍 で 攻撃 できる 条件 は

目標 の 周囲 に

十分な 立体 物 が ある 時 に 限ら れる

雷 槍 で 攻撃 できる チャンス は

このような 条件 下 しか ない !

今 ここ で !! 決める しか ない !!

やっ … やった ぞ !

効果 あり だ !!

うなじ の 鎧 が 剥がれ かけて いる !!

ほ … 本当に …

雷 槍 が 効いた !!

もう 一 度 だ !! もう 一 度

雷 槍 を 撃ち込んで とど め を 刺せ !!

ライナー …

お前 ら …

こう なる 覚悟 は 済ませた はずだ ろ !?

やる ぞ !!

待 っ 待って

今日 も あの 日 も 話し合えば

未来 は 変え られた の か

それぞれ が 背負う 命 の ため に

彼ら は 互い の 死 を 願う

下回 光臨


Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 02 shingeki||kyojin|season|part|attack||titan|season|part|episode Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 02

エルヴィン 鎧 が 登って くる |よろい||のぼって|

総員 「 鎧 の 巨人 」 と の 衝突 を 回避 しろ !! そういん|よろい||きょじん|||しょうとつ||かいひ|

奴 に 近寄る な !! やつ||ちかよる|

了解 !! りょうかい

ハンジ さん 攻撃 命令 は まだ です か !? ||こうげき|めいれい||||

団長 は 何 を !? だんちょう||なん|

敵 の 動き を 見て いる んだ てき||うごき||みて||

どうも ライナー 君 たち は 手 の 込んだ 催し で |らいなー|きみ|||て||こんだ|もよおし|

歓迎 して くれる ようじゃ ない か かんげい|||||

あの 「 四 足 歩行 型 」 |よっ|あし|ほこう|かた

荷物 を 運ぶ 鞍 が ある にもつ||はこぶ|くら||

先ほど 一斉に さきほど|いっせいに

巨人 化 した もの で は ない な … きょじん|か||||||

だ と すれば あれ が 敵 の 斥候 か ? |||||てき||せっこう|

我々 の 接近 に いち早く 気付き われわれ||せっきん||いちはやく|きづき

ライナー ら に 伝えた … と する なら らいなー|||つたえた|||

あの 「 四 足 歩行 型 の 巨人 」 も |よっ|あし|ほこう|かた||きょじん|

知性 を 持った 巨人 だ ちせい||もった|きょじん|

イヤ … もっと いて も おかしく ない いや|||||

あの 巨人 荷物 を … 一体 何 が … |きょじん|にもつ||いったい|なん|

動いた !! 2~3 m 級 ら 多数 接近 !! うごいた||きゅう||たすう|せっきん

ウトガルド 城 の 襲撃 の 時 と 同じく |しろ||しゅうげき||じ||おなじく

奴 が まず 狙う の は 馬 やつ|||ねらう|||うま

敵 の 主 目的 は エレン の 奪取 である が てき||おも|もくてき||||だっしゅ||

その ため に まず

我々 から 撤退 の 選択肢 を 奪う われわれ||てったい||せんたくし||うばう

依然 巨人 の 領域 である いぜん|きょじん||りょういき|

ウォール ・ マリア 領 から |まりあ|りょう|

我々 が 馬 なし で 帰還 する すべ は ない われわれ||うま|||きかん||||

馬 さえ 殺して しまえば うま||ころして|

退路 を 閉鎖 する だけ で たいろ||へいさ|||

我々 の 補給 線 は 断た れる われわれ||ほきゅう|せん||たた|

1 週間 でも 1 か月 でも 動ける 者 が しゅうかん||かげつ||うごける|もの|

い なく なる まで ただ 待てば いい |||||まてば|

敵 は 交戦 の リスク を 冒す こと なく てき||こうせん||りすく||おかす||

虫 の 息 と なった エレン を ちゅう||いき||||

奪い 去る こと が できる のだ から うばい|さる|||||

まさに 今 敵 の 大型 巨人 が |いま|てき||おおがた|きょじん|

隊列 を 組んで 動か ない あたり たいれつ||くんで|うごか||

それ 自体 が 檻 の 役割 を 担う もの だ と |じたい||おり||やくわり||になう|||

確信 できる かくしん|

だ 団長 ! 鎧 が すぐ そこ まで … |だんちょう|よろい||||

それ に ベルトルト が

まだ どこ に いる か …

あぁ わかって いる

何より 今 危惧 す べき 課題 は なにより|いま|きぐ|||かだい|

ライナー と ベルトルト に らいなー|||

なす すべ なく 馬 を 殺さ れる こと か … |||うま||ころさ|||

ならば …

やっと 何 か を しゃべる 気 に なった か … |なん||||き|||

先 に 朝食 を 済ませる べきだった さき||ちょうしょく||すませる|

ディルク 班 並びに マレーネ 班 は |はん|ならびに||はん|

内 門 の クラース 班 と 共に 馬 を 死守 せよ !! うち|もん|||はん||ともに|うま||ししゅ|

リヴァイ 班 並びに ハンジ 班 は |はん|ならびに||はん|

鎧 の 巨人 を 仕留めよ !! よろい||きょじん||しとめよ

各 班 は 指揮 の 下 「 雷 槍 」 を 使用 し かく|はん||しき||した|かみなり|やり||しよう|

何と して でも 目的 を 果たせ !! なんと|||もくてき||はたせ

今 この 時 !! この 一 戦 に !! いま||じ||ひと|いくさ|

人類 存続 の すべて が 懸かって いる !! じんるい|そんぞく||||かかって|

今一 度 人類 に … 心臓 を 捧げよ !! いまいち|たび|じんるい||しんぞう||ささげよ

ハッ !!

聞いた か !? 馬 を 狙って くる 巨人 を きいた||うま||ねらって||きょじん|

返り 討ち に して やれ !! かえり|うち|||

ハッ !!

待て ! リヴァイ アルミン まて||

リヴァイ 班 と 言った が |はん||いった|

お前 だけ は こっち だ リヴァイ おまえ|||||

俺 に エレン で なく 馬 を 守れ と ? おれ|||||うま||まもれ|

そう だ

そして 隙 を 見て 奴 を 討ち取れ |すき||みて|やつ||うちとれ

「 獣 の 巨人 」 は お前 に しか 託せ ない けだもの||きょじん||おまえ|||たくせ|

了解 した りょうかい|

さっき 鎧 の ガキ 一 匹 |よろい||がき|ひと|ひき

殺せ なかった 失態 は ころせ||しったい|

そい つ の 首 で 埋め合わせる と しよう |||くび||うめあわせる||

アルミン 鎧 の 巨人 用 に 作戦 が ある |よろい||きょじん|よう||さくせん||

はい !

人類 の 命運 を 分ける 戦局 の 一 つ … じんるい||めいうん||わける|せんきょく||ひと|

その 現場 指揮 は |げんば|しき|

ハンジ と 君 に 背負って もらう ぞ ||きみ||せおって||

いた … 1 か所 に 固まって いる |かしょ||かたまって|

あの 馬 を 殺して ここ から 離れる |うま||ころして|||はなれる

それ だけ で いい …

リヴァイ 兵 長 が どれ だけ 強かろう と |つわもの|ちょう||||つよかろう|

俺 たち の 戦士 長 に は 到底 かなわない おれ|||せんし|ちょう|||とうてい|

危なかった … あぶなかった

あの 時 意識 を 全身 に 移す の が |じ|いしき||ぜんしん||うつす||

一瞬 でも 遅れて いれば いっしゅん||おくれて|

あの まま 即死 だった ||そくし|

しかし 何 だって |なん|

壁 の 中 なんて 調べよう と 思った んだ … かべ||なか||しらべよう||おもった|

アルミン … お前 か ? |おまえ|

イヤ … もう いい いや||

長かった 俺 たち の 旅 も ながかった|おれ|||たび|

ようやく これ で 終わる … |||おわる

エルヴィン ・ スミス … |すみす

イヤ 迷う な 先 に 殺す の は 馬 だ いや|まよう||さき||ころす|||うま|

エレン !?

なぜ 自分 から 姿 を 現した !? |じぶん||すがた||あらわした

俺 たち の 目的 が お前 の 存在 である こと は おれ|||もくてき||おまえ||そんざい|||

重々 承知 の はず … じゅうじゅう|しょうち||

一体 何の つもり だ !? いったい|なんの||

まさか 南 から 壁 を 越えて 逃げる 気 か !? |みなみ||かべ||こえて|にげる|き|

ヤツ 一 人 なら 馬 が なくて も 巨人 の 力 で トロスト 区 まで 逃げ られる やつ|ひと|じん||うま||||きょじん||ちから|||く||にげ|

そう なって は … 俺 たち が ここ に とどまって 戦う 理由 も なくなる |||おれ||||||たたかう|りゆう||

ここ で 調査 兵 団 を 壊滅 さ せる こと は できて も ||ちょうさ|つわもの|だん||かいめつ||||||

2 か月 で 硬質 化 を 身 に つけて きた ヤツ を 再び 壁 内 に 戻す の は まずい … かげつ||こえしつ|か||み||||やつ||ふたたび|かべ|うち||もどす|||

ヤツ が … 完全な 座標 の 力 を 身 に つけた 後 で は 手遅れだ … やつ||かんぜんな|ざひょう||ちから||み|||あと|||ておくれだ

イヤ … 待て おかしい いや|まて|

本当に 逃げる つもり なら ほんとうに|にげる||

立体 機動 で 東 か 西 の 壁 を 伝った 後 に 巨人 化 する べきだ りったい|きどう||ひがし||にし||かべ||つたった|あと||きょじん|か||

なぜ わざわざ 壁 に 囲ま れた シガンシナ 区 の 中 で 巨人 化 する ? ||かべ||かこま|||く||なか||きょじん|か|

そう か 。 ヤツ ら の 狙い は 俺 の 目標 を 馬 から エレン に 移す こと か … ||やつ|||ねらい||おれ||もくひょう||うま||||うつす||

考える 時間 も くれ ねぇ って わけです か … かんがえる|じかん||||||

った く 団長 せっかく 登った って の によ ぉ ||だんちょう||のぼった||||

よし ! 食いついた !! |くいついた

エレン を 囮 に 使う って !? ||おとり||つかう|

はい ! エルヴィン 団長 の 指示 です ! ||だんちょう||しじ|

まさか … 馬 を 守る ため に エレン を 囮 に する ハメ に なる と は |うま||まもる|||||おとり|||||||

そんな … それ でも ライナー が 馬 を 先 に 殺す こと を 選んだら ? |||らいなー||うま||さき||ころす|||えらんだら

イヤ エレン を 追う はずだ いや|||おう|

ライナー が 馬 を 選んだ 場合 らいなー||うま||えらんだ|ばあい

エレン は そのまま 回り込んで 獣 の 巨人 の 背後 を 追う |||まわりこんで|けだもの||きょじん||はいご||おう

リヴァイ ら の 兵力 と エレン で 獣 の 巨人 を 挟み撃ち に して 叩く |||へいりょく||||けだもの||きょじん||はさみうち|||たたく

ここ まで が エルヴィン の 指示 だ ろ ? |||||しじ||

は はい !!

そう 上手く いか なくて も |うまく|||

エレン に 逃げる 動き を さ れたら ||にげる|うごき|||

敵 は 混乱 して 包囲 網 を 崩す しか ない てき||こんらん||ほうい|あみ||くずす||

ライナー が そこ まで 読める か どう か だ けど … らいなー||||よめる|||||

おそらく 奴 なら 考え 至る でしょう |やつ||かんがえ|いたる|

よし !

鎧 を シガンシナ 区 内 で 迎え撃つ ぞ !! よろい|||く|うち||むかえうつ|

あ ! 待って 下さい ! |まって|ください

もう 一 つ 危惧 す べき こと が … |ひと||きぐ||||

ベルトルト が まだ どこ か に 潜んで い ます ||||||ひそんで||

前回 エレン は ライナー を あと 一 歩 の ところ まで 追い詰め ました が ぜんかい|||らいなー|||ひと|ふ||||おいつめ||

ベルトルト の 強力な 奇襲 を 受け 連れ 去ら れる に 至った のです ||きょうりょくな|きしゅう||うけ|つれ|さら|||いたった|

単純な 対策 です が たんじゅんな|たいさく||

壁 から 離れた 位置 で 戦い ましょう かべ||はなれた|いち||たたかい|

まぐれ かも しれ ねぇ けど …

お前 に は 一 度 勝って んだ おまえ|||ひと|たび|かって|

ほとんど 勝って た |かって|

一 対 一 なら オレ は 勝てる ひと|たい|ひと||おれ||かてる

単純な 格闘 能力 なら アニ の 方 が ずっと 手ごわかった たんじゅんな|かくとう|のうりょく||||かた|||てごわかった

お前 に は ここ が どこ だ か わかる か ? おまえ|||||||||

ここ は …

オレ の … おれ|

オレ たち の … おれ||

故郷 が あった 場所 だ !! こきょう|||ばしょ|

取り返して やる とりかえして|

お前 ら を ぶ っ 殺して お前 ら に 奪わ れた すべて を … おまえ|||||ころして|おまえ|||うばわ|||

新 兵 !! 残り の 馬 を 西側 に 移せ !! しん|つわもの|のこり||うま||にしがわ||うつせ

ディルク 班 で 新 兵 を 援護 しろ !! |はん||しん|つわもの||えんご|

どこ だ マルロ !!

どこ に 馬 を つなげば いい !? ||うま|||

い 1 か所 に 馬 を 留める な と いう 指令 だ … |かしょ||うま||とどめる||||しれい|

ここ じゃ ない もっと …

東 から 3~4 m 級 !! 来る ぞ !! ひがし|||きゅう|くる|

あれ が … 巨人 … ||きょじん

リヴァイ 兵 長 !! 今 の うち だ !! 急げ !! |つわもの|ちょう|いま||||いそげ

小 せ ぇの を さっさと 片づけろ !! 獣 の 巨人 が 動く 前 に だ !! しょう|||||かたづけろ|けだもの||きょじん||うごく|ぜん||

損害 は 許さ ん !! 一 人 も 死ぬ な !! そんがい||ゆるさ||ひと|じん||しぬ|

ハッ !!

クソ … うんざり だ くそ||

弱 ぇ 奴 は すぐ 死ぬ 。 ザコ は そこ に いろ じゃく||やつ|||しぬ|||||

3~4 m 級 に 苦戦 し |きゅう||くせん|

数 か所 で 負傷 者 を 出して いる すう|かしょ||ふしょう|もの||だして|

今 の 調査 兵 団 に は 以前 の ような 力 は ない … いま||ちょうさ|つわもの|だん|||いぜん|||ちから||

だが それ だけ の 損害 が なければ 決して ここ まで たどりつけ なかった ||||そんがい|||けっして||||

訓練 兵 時代 は よく 自分 と 父 の 考えた 仮説 を 仲間 に 話して いた くんれん|つわもの|じだい|||じぶん||ちち||かんがえた|かせつ||なかま||はなして|

調査 兵 団 に 入って それ を 証明 して みせる と ちょうさ|つわもの|だん||はいって|||しょうめい|||

だが 調査 兵 団 に なった 途端 |ちょうさ|つわもの|だん|||とたん

なぜ か 誰 に も その 話 を し なく なった ||だれ||||はなし||||

イヤ … 違う … いや|ちがう

なぜ か で は ない 。 私 は 気付いて いた |||||わたくし||きづいて|

私 だけ が 自分 の ため に 戦って いる のだ と わたくし|||じぶん||||たたかって|||

私 だけ が … 自分 の 夢 を 見て いる のだ と わたくし|||じぶん||ゆめ||みて|||

いつしか 私 は 部下 を 従える ように なり |わたくし||ぶか||したがえる||

仲間 を 鼓舞 した 人類 の ため に 心臓 を 捧げよ と なかま||こぶ||じんるい||||しんぞう||ささげよ|

そう やって 仲間 を だまし ||なかま||

自分 を だまし じぶん||

築き上げた 屍 の 山 の 上 に 私 は 立って いる きずきあげた|しかばね||やま||うえ||わたくし||たって|

それ でも 脳裏 に チラ つく の は 地下 室 の こと ||のうり||||||ちか|しつ||

この 作戦 が 失敗 して も |さくせん||しっぱい||

死ぬ 前 に 地下 室 に 行ける かも しれ ない しぬ|ぜん||ちか|しつ||いける|||

グリシャ ・ イェーガー が 残した 地下 室 … |||のこした|ちか|しつ

世界 の 真相 に せかい||しんそう|

実験 の かい が あった じっけん||||

この 拳 なら 戦える !! |けん||たたかえる

硬質 化 は 一 点 に 凝縮 さ せる と より 強固に なる こえしつ|か||ひと|てん||ぎょうしゅく|||||きょうこに|

奴 の 全身 に 張り巡らせた 鎧 なら 薄氷 みて ぇ に 砕ける !! やつ||ぜんしん||はりめぐらせた|よろい||はくひょう||||くだける

遅 ぇん だ よ !! ノロマ が !! おそ|||||

クソ !! くそ

ハンジ さん !!

まだ だ !!

最初の 攻撃 に すべて が 懸かって る !! さいしょの|こうげき||||かかって|

エレン が

絶好 の 機会 を 作る と 信じて 待つ んだ !! ぜっこう||きかい||つくる||しんじて|まつ|

この 鉄 の 棒 が 新 兵器 …? |くろがね||ぼう||しん|へいき

せめて 槍 と 言って くれよ |やり||いって|

技術 班 は 私 の 要望 に 応えて くれた んだ ぎじゅつ|はん||わたくし||ようぼう||こたえて||

中央 憲兵 が 隠し持って いた 新 技術 を 導入 して ね ちゅうおう|けんぺい||かくしもって||しん|ぎじゅつ||どうにゅう||

私 の 要望 と は つまり 鎧 の 巨人 に わたくし||ようぼう||||よろい||きょじん|

対抗 できる 武器 が 必要 って こと だ たいこう||ぶき||ひつよう|||

鎧 の 巨人 に !? よろい||きょじん|

私 たち の 刃 は 鎧 の 巨人 に 無力だった わたくし|||は||よろい||きょじん||むりょくだった

敵 が 硬質 化 の 隙 でも 見せて くれ ない 限り てき||こえしつ|か||すき||みせて|||かぎり

私 たち は ただ エレン と 鎧 の 戦い を わたくし||||||よろい||たたかい|

眺める こと しか でき なかった ながめる||||

確かに エレン を 連れ 去って 走る 鎧 を たしかに|||つれ|さって|はしる|よろい|

止める こと も でき なかった … とどめる||||

あの 時 団長 が 巨人 の 大群 を |じ|だんちょう||きょじん||たいぐん|

引き連れて こ なかったら … ひきつれて||

今 の ところ いま||

鎧 の 巨人 に 対抗 できる 攻撃 手段 は よろい||きょじん||たいこう||こうげき|しゅだん|

巨人 化 した エレン の 絞め 技 や 関節 技 きょじん|か||||しめ|わざ||かんせつ|わざ

それ と 先日 の 実験 で 獲得 した ||せんじつ||じっけん||かくとく|

「 硬質 化 パンチ !」 も 期待 できる こえしつ|か|ぱんち||きたい|

しかし その 武器 だけ で ||ぶき||

作戦 を 達成 さ せる の は 困難だろう さくせん||たっせい|||||こんなんだろう

壁 の 穴 を 塞ぐ の も 重要だ が かべ||あな||ふさぐ|||じゅうようだ|

我々 は 何より も われわれ||なにより|

壁 の 破壊 者 である ライナー と ベルトルト を かべ||はかい|もの||らいなー|||

殺さ なければ なら ない のだ から ころさ|||||

それ で その 槍 を … |||やり|

鎧 の 巨人 に 刺そう って 言う んです か ? よろい||きょじん||さそう||いう||

見た 方 が 早い 。 外 に 行く よ みた|かた||はやい|がい||いく|

威力 は 見て の とおり いりょく||みて||

雷 が 落ちた ようだ ろ ? かみなり||おちた||

だから 「 雷 槍 」 って 呼んで る |かみなり|やり||よんで|

ただ これ が 本当に |||ほんとうに

鎧 を 仕留め られる の か よろい||しとめ|||

実際 に 撃ち込んで み ない と わから ない じっさい||うちこんで|||||

通常 の 巨人 に は 有効だ が つうじょう||きょじん|||ゆうこうだ|

こいつ を 鎧 に 食らわ せて やる に は ||よろい||くらわ||||

工夫 し ない と ね くふう||||

クソッ !!

やはり 俺 一 人 で は エレン を |おれ|ひと|じん||||

かじり 取る まで に は 至らない か |とる||||いたらない|

もはや この 手 を 使う しか … ||て||つかう|

今 だ !! いま|

兵士 が 動いた !? へいし||うごいた

さっき から 周り を 囲ま れて いた の は ||まわり||かこま||||

わかって いた …

だが 兵士 の 刃 が 何 だ と 言う んだ |へいし||は||なん|||いう|

そんな もん じゃ 全身 を くまなく |||ぜんしん||

硬質 化 で 覆った 俺 に は こえしつ|か||おおった|おれ||

傷 一 つ 付け られ は … きず|ひと||つけ||

な っ !?

やった …

イヤ まだ だ いや||

雷 槍 は その 破壊 力 ゆえ に かみなり|やり|||はかい|ちから||

撃った 本人 に さえ 危険 が 及ぶ 武器 うった|ほんにん|||きけん||およぶ|ぶき

通常 の 刃 の 斬 撃 の ように して つうじょう||は||き|う|||

巨人 に アンカー を 撃ち込めば きょじん||あんかー||うちこめば

飛び込んだ 先 で 巻き添え を 食らう とびこんだ|さき||まきぞえ||くらう

したがって 雷 槍 で 攻撃 できる 条件 は |かみなり|やり||こうげき||じょうけん|

目標 の 周囲 に もくひょう||しゅうい|

十分な 立体 物 が ある 時 に 限ら れる じゅうぶんな|りったい|ぶつ|||じ||かぎら|

雷 槍 で 攻撃 できる チャンス は かみなり|やり||こうげき||ちゃんす|

このような 条件 下 しか ない ! |じょうけん|した||

今 ここ で !! 決める しか ない !! いま|||きめる||

やっ … やった ぞ !

効果 あり だ !! こうか||

うなじ の 鎧 が 剥がれ かけて いる !! ||よろい||はがれ||

ほ … 本当に … |ほんとうに

雷 槍 が 効いた !! かみなり|やり||きいた

もう 一 度 だ !! もう 一 度 |ひと|たび|||ひと|たび

雷 槍 を 撃ち込んで とど め を 刺せ !! かみなり|やり||うちこんで||||させ

ライナー … らいなー

お前 ら … おまえ|

こう なる 覚悟 は 済ませた はずだ ろ !? ||かくご||すませた||

やる ぞ !!

待 っ 待って ま||まって

今日 も あの 日 も 話し合えば きょう|||ひ||はなしあえば

未来 は 変え られた の か みらい||かえ|||

それぞれ が 背負う 命 の ため に ||せおう|いのち|||

彼ら は 互い の 死 を 願う かれら||たがい||し||ねがう

下回 光臨 したまわ|こうりん