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Amachan_001
本日 は この 記念 す べき 日 を 迎える 事 が できた 事 に 感極まる 思い であります 。 北 三陸 鉄道 リアス 線 の 開通 は 住民 に とって 明治 以来 の 悲願 で ございました 。 すいません 。 ど いて 下さい 。 すいません 通して 下さい 。 通して 下さい !
すいません !
通して もらって いい です か !? ど いて 下さい 。 ど いて 下さい !
通して 下さい !
あっ春 ちゃん !
もう ど いて よ !
邪魔 !
申し訳ない です !
すいません !
時間 の 国 の アリス 涙 の リクエスト 俺 ら こんな 村 いやだ 東京 へ 出る だ 出発 進行 ~!
< それ から ちょうど 24 年 後 2008 年 夏 > アキ ?
行く よ 。 < 春子 は この 町 へ 帰って きました 。 一 人 娘 の アキ を 連れて > あっ…。 春 ちゃん !
お 帰り ~!
アキ 行く よ !
あっうん !
段差 !
段差 気 ぃ 付けろ 春 ちゃん !
お ~ い 鈴木 の ばっぱ !
これ 誰 だ ど 思う ?
いや 分 がん ね 。 春 ちゃん !
袖 が 浜 の 春 ちゃん !
御無沙汰 してます 。 あら ~ 夏 さん ど ご の !
何 だ や きれいに なって ~!
いえいえ …。 これ これ 斎藤 の じい 様 誰 だ が 分 がっか ?
うん に ゃ 分 がん ねえ 。 袖 の 春子 です 。 ありゃ 夏 さん ど ご の !
これ 駅長 さん 誰 だ が 分 がっか ?
分 がん ねえ !
懐かしい べ ?
< 春子 を 24 年 ぶり に 呼び戻した の は 大吉 が 送った こんな メ ー ル でした > < それ から 大吉 は 矢継ぎ早に こんな メ ー ル を 送り 続けました 。 その 数 76 通 > < そして 春子 は 24 年 ぶり に 帰って きました > うん ?
あれ ?
一緒に いる の あれ 誰 だ べ ?
こっち こっち !
こっち こっち !
…って いう か ここ 病院 じゃ ない よ ね 。 まあまあ … 観光 協会 さ 顔 出さ ねば 角 が 立つ から 。 さ さ さ さ …。 < 東京 から 北 三陸 へ 行く に は 新幹線 と バス を 利用 する の が 一般 的です 。 北 三陸 鉄道 を 使う 場合 仙台 で 石巻 線 に 乗り換え 石巻 で 気仙沼 線 に 乗り換え 気仙沼 で 大船渡 線 に 乗り換え 盛 で 南 三陸 リアス 線 に 乗り換え 釜石 で 山田 線 に 乗り換え 宮古 で 北 三陸 リアス 線 通称 北 鉄 に 乗り換えて …。 要するに すごく 面倒くさい 。 だ から こそ わざわざ 来た 人 に 地元 の 人 は 決まって こう 言います > 遠い ところ わざわざ 。 新幹線 でも よかった んです けど この 子 三陸 初めて だ から 。 あ ~ んだ の 。 あっ海 きれい だった べ ?
はい !
山側 だった から ね 。 あんまり 見え なかった ね 。 < そして 会話 が 途切れます 。 口下手だ から では ありません 。 景色 以外 取り立てて 話題 が ない のです > 春 ちゃん こいつ 高校 の 同級 生 の 菅原 。 いや いい です よ 先輩 。 多分 あの … 覚えて ねえ から 。 春 ちゃん の 事 ずっと 好きだった 菅原 …。 や ~ め ~ でって ば !
覚えて ねえ もん ね 。 ねえ ?
ああ … ああ 。 ほら 覚えて ねえ べ な 。 そろそろ ねっ?
あの … 母 が 入院 して て 。 えっリアス の ママ が !? はい 。 い づ ?
どこ の 病院 さ ?
あっいやいや … また 改めて 寄っから !
さっ行く べ !
見て みろ 。 人っ子 一 人 歩いて ねえ べ 。 車 ビュンビュン 走って ん のに よ 。 これ が モ ー タリゼ ー ション の 実情 よ 。 モ … モ ー タリ ?
車 が あれば 電車 など 要ら ねって 考え 方 な 。 ほれ あそこ に ジ ー ンズショップ あった べ ?
うん 。 潰れ で カラオケボックス に なって それ も 潰れ で 100 円 ショップ に なって 潰れ だ 。 100 円 ショップ が 潰れ だ ら 町 は おしまい だ じゃ 。 < 大吉 の しみったれ た 話 を 聞き ながら アキ は 初めて 会う おばあ ちゃん の 事 を 考えて いました > そっち 行ったら 病院 遠く なる でしょ ?
うん …。 病院 の 前 に 袖 が 浜 の 漁協 に …。 漁協 に は 用 ない です から 。 うわ …。 すげ え べ ?
これ が 北 リアス 海岸 よ 。 < 春子 の 生まれた 袖 が 浜地 区 は 海 沿い の 集落 です 。 北 三陸 駅 から 僅か 数 km です が 言葉 も 文化 も 大きく 違います 。 この 辺り で は 「 袖 の 女 は 気性 が 荒くて おっか ねえ 」 と いわれて います > お ~ い !
春 ちゃん 帰って きた ど ~!
はい …。 弥生 さん も かつ枝 さん も お 変わり なく 。 何も 変わ ん ねえ だ 。 食って みっが ?
まめ ぶって 何 です か ?
この 辺り だ ば まめ ぶ 食わ ねば 年 が 越せ ねえ んだ 。 さ さっそこ さ 座って 食え 。 最初 は そういう 反応 だ よ ね 。 甘 さ と しょっぱ さ が 口 の 中 で 緊急 会議 を 開く よね 。 結論 と して は …?
微妙だ よ ね ~!
うん 。 でも だんだん 好きに なる !
だんだん 好きに なれ ~!
あっおいしい 。 ほれ 好きに なった !
ハッハッハッ !
え … えっ?
いや … おばあ ちゃん 病気 な んです よ 。 いやいや … 危篤 な んです よ 。 じ ぇじ ぇじ ぇ !
夏 ばっぱが !? はい 。 いやいや いやいや !
危篤って ほど の 危篤 でも ねえ !
軽い 危篤 だ !
うん 。 よし 行く べ アキ ちゃん !
うち じゃ ん 。 懐かしい べ ?
ママ の 実家 ?
ママ ここ で 生まれた の ?
さっ行く べ !
こっち や こっち や 。 気 ぃ 付けて な 。 あっあれ ~?
もしや あれ が ?
一 時 帰宅って やつ かな ?
嘘 な んでしょう ?
え …。 ホント は 元気な んでしょう ?
バレバレ だ よ 大吉 さん 。 い づが ら ?
漁協 に 寄った 辺り から 。 もっと 言う と 観光 協会 辺り から 。 もっと 言う と メ ー ル の 時点 で 怪しい と 思ってました 。 じ ぇじ ぇ そったら 前 がら が 。 問題 は … 鍋 火 に かけた まま どこ に 行った かって 事 。 お 昼 御飯 の 支度 しよう と 思って て 鍋 で お 湯 沸かして みそ汁 作ろう と 思った けど ちょうど ワカメ 切らして て …。 「 しょうがない 。 これ は 取り に 行って くる か 」って 事 だ ね 。 これ は 。 どう だ べ ~?
ハッハッハッ …。 海 だ ね !
海 ?
アキ 海 見て き な 。 海って 道 分か ん ないし …。 う お ~!
うん ?
うん !? < はい !
やっと 出ました !
> しゃっこ い しゃっこ い !
< これ が 私 。 天野 夏 で ございます > ほれ ~!
< 春子 の 母 アキ に とって は 祖母 である 夏 さん は 現役 の 海女 さん な のでした > かっけ え ~!
Amachan_001
amachan
Amachan_001
阿瑪醬_001
本日 は この 記念 す べき 日 を 迎える 事 が できた 事 に 感極まる 思い であります 。 北 三陸 鉄道 リアス 線 の 開通 は 住民 に とって 明治 以来 の 悲願 で ございました 。 すいません 。 ど いて 下さい 。 すいません 通して 下さい 。 通して 下さい !
ほんじつ|||きねん|||ひ||むかえる|こと|||こと||かんきわまる|おもい|であり ます|きた|さんりく|てつどう||せん||かいつう||じゅうみん|||めいじ|いらい||ひがん||||||ください||とおして|ください|とおして|ください
I am deeply impressed that we were able to celebrate this memorable day today. The opening of the Kita-Sanriku Railway Rias Line has been a long-cherished wish for the residents since the Meiji era. Excuse me. ¡Please let me through!
Estou profundamente impressionado por termos sido capazes de comemorar este dia memorável hoje. A abertura da linha ferroviária Rias Kita-Sanriku é um desejo acalentado há muito tempo para os residentes desde a era Meiji. ¡Por favor, deixe-me passar!
すいません !
通して もらって いい です か !? ど いて 下さい 。 ど いて 下さい !
とおして|||||||ください|||ください
Posso deixar você passar !? Por favor, vá. Por favor, vá!
通して 下さい !
とおして|ください
あっ春 ちゃん !
あっ はる|
もう ど いて よ !
邪魔 !
じゃま
obstáculo !
申し訳ない です !
もうしわけない|
Eu sinto Muito !
すいません !
Com licença !
時間 の 国 の アリス 涙 の リクエスト 俺 ら こんな 村 いやだ 東京 へ 出る だ 出発 進行 ~!
じかん||くに|||なみだ|||おれ|||むら||とうきょう||でる||しゅっぱつ|しんこう
Alice na Terra do Tempo Lágrimas de Solicitação Estamos em uma vila como esta Não, estou saindo para o progresso de Partida de Tóquio ~!
< それ から ちょうど 24 年 後 2008 年 夏 > アキ ?
|||とし|あと|とし|なつ|あき
行く よ 。 < 春子 は この 町 へ 帰って きました 。 一 人 娘 の アキ を 連れて > あっ…。 春 ちゃん !
いく||はるこ|||まち||かえって|き ました|ひと|じん|むすめ||あき||つれて||はる|
お 帰り ~!
|かえり
アキ 行く よ !
あき|いく|
あっうん !
あっ うん
段差 !
だんさ
段差 気 ぃ 付けろ 春 ちゃん !
だんさ|き||つけろ|はる|
お ~ い 鈴木 の ばっぱ !
||すずき||ば っぱ
これ 誰 だ ど 思う ?
|だれ|||おもう
いや 分 がん ね 。 春 ちゃん !
|ぶん|||はる|
袖 が 浜 の 春 ちゃん !
そで||はま||はる|
御無沙汰 してます 。 あら ~ 夏 さん ど ご の !
ごぶさた|して ます||なつ||||
何 だ や きれいに なって ~!
なん||||
いえいえ …。 これ これ 斎藤 の じい 様 誰 だ が 分 がっか ?
|||さいとう|||さま|だれ|||ぶん|
うん に ゃ 分 がん ねえ 。 袖 の 春子 です 。 ありゃ 夏 さん ど ご の !
|||ぶん|||そで||はるこ|||なつ||||
これ 駅長 さん 誰 だ が 分 がっか ?
|えきちょう||だれ|||ぶん|
分 がん ねえ !
ぶん||
懐かしい べ ?
なつかしい|
< 春子 を 24 年 ぶり に 呼び戻した の は 大吉 が 送った こんな メ ー ル でした > < それ から 大吉 は 矢継ぎ早に こんな メ ー ル を 送り 続けました 。 その 数 76 通 > < そして 春子 は 24 年 ぶり に 帰って きました > うん ?
はるこ||とし|||よびもどした|||だいきち||おくった||||||||だいきち||やつぎばやに||||||おくり|つづけ ました||すう|つう||はるこ||とし|||かえって|き ました|
あれ ?
一緒に いる の あれ 誰 だ べ ?
いっしょに||||だれ||
こっち こっち !
こっち こっち !
…って いう か ここ 病院 じゃ ない よ ね 。 まあまあ … 観光 協会 さ 顔 出さ ねば 角 が 立つ から 。 さ さ さ さ …。 < 東京 から 北 三陸 へ 行く に は 新幹線 と バス を 利用 する の が 一般 的です 。 北 三陸 鉄道 を 使う 場合 仙台 で 石巻 線 に 乗り換え 石巻 で 気仙沼 線 に 乗り換え 気仙沼 で 大船渡 線 に 乗り換え 盛 で 南 三陸 リアス 線 に 乗り換え 釜石 で 山田 線 に 乗り換え 宮古 で 北 三陸 リアス 線 通称 北 鉄 に 乗り換えて …。 要するに すごく 面倒くさい 。 だ から こそ わざわざ 来た 人 に 地元 の 人 は 決まって こう 言います > 遠い ところ わざわざ 。 新幹線 でも よかった んです けど この 子 三陸 初めて だ から 。 あ ~ んだ の 。 あっ海 きれい だった べ ?
||||びょういん||||||かんこう|きょうかい||かお|ださ||かど||たつ||||||とうきょう||きた|さんりく||いく|||しんかんせん||ばす||りよう||||いっぱん|てきです|きた|さんりく|てつどう||つかう|ばあい|せんだい||いしのまき|せん||のりかえ|いしのまき||けせんぬま|せん||のりかえ|けせんぬま||おおふなと|せん||のりかえ|さかり||みなみ|さんりく||せん||のりかえ|かまいし||やまだ|せん||のりかえ|みやこ||きた|さんりく||せん|つうしょう|きた|くろがね||のりかえて|ようするに||めんどうくさい|||||きた|じん||じもと||じん||きまって||いい ます|とおい|||しんかんせん||||||こ|さんりく|はじめて||||||あっ うみ|||
はい !
山側 だった から ね 。 あんまり 見え なかった ね 。 < そして 会話 が 途切れます 。 口下手だ から では ありません 。 景色 以外 取り立てて 話題 が ない のです > 春 ちゃん こいつ 高校 の 同級 生 の 菅原 。 いや いい です よ 先輩 。 多分 あの … 覚えて ねえ から 。 春 ちゃん の 事 ずっと 好きだった 菅原 …。 や ~ め ~ でって ば !
やまがわ|||||みえ||||かいわ||とぎれ ます|くちべただ|||あり ませ ん|けしき|いがい|とりたてて|わだい||||はる|||こうこう||どうきゅう|せい||すがはら|||||せんぱい|たぶん||おぼえて|||はる|||こと||すきだった|すがはら|||で って|
覚えて ねえ もん ね 。 ねえ ?
おぼえて||||
ああ … ああ 。 ほら 覚えて ねえ べ な 。 そろそろ ねっ?
|||おぼえて|||||
あの … 母 が 入院 して て 。 えっリアス の ママ が !? はい 。 い づ ?
|はは||にゅういん|||えっ リアス||まま||||
どこ の 病院 さ ?
||びょういん|
あっいやいや … また 改めて 寄っから !
あっ いやいや||あらためて|よ っ から
さっ行く べ !
さっ いく|
見て みろ 。 人っ子 一 人 歩いて ねえ べ 。 車 ビュンビュン 走って ん のに よ 。 これ が モ ー タリゼ ー ション の 実情 よ 。 モ … モ ー タリ ?
みて||じん っこ|ひと|じん|あるいて|||くるま||はしって||||||||||||じつじょう|||||
車 が あれば 電車 など 要ら ねって 考え 方 な 。 ほれ あそこ に ジ ー ンズショップ あった べ ?
くるま|||でんしゃ||いら||かんがえ|かた|||||||||
うん 。 潰れ で カラオケボックス に なって それ も 潰れ で 100 円 ショップ に なって 潰れ だ 。 100 円 ショップ が 潰れ だ ら 町 は おしまい だ じゃ 。 < 大吉 の しみったれ た 話 を 聞き ながら アキ は 初めて 会う おばあ ちゃん の 事 を 考えて いました > そっち 行ったら 病院 遠く なる でしょ ?
|つぶれ|||||||つぶれ||えん||||つぶれ||えん|||つぶれ|||まち|||||だいきち||||はなし||きき||あき||はじめて|あう||||こと||かんがえて|い ました||おこなったら|びょういん|とおく||
うん …。 病院 の 前 に 袖 が 浜 の 漁協 に …。 漁協 に は 用 ない です から 。 うわ …。 すげ え べ ?
|びょういん||ぜん||そで||はま||ぎょきょう||ぎょきょう|||よう|||||||
これ が 北 リアス 海岸 よ 。 < 春子 の 生まれた 袖 が 浜地 区 は 海 沿い の 集落 です 。 北 三陸 駅 から 僅か 数 km です が 言葉 も 文化 も 大きく 違います 。 この 辺り で は 「 袖 の 女 は 気性 が 荒くて おっか ねえ 」 と いわれて います > お ~ い !
||きた||かいがん||はるこ||うまれた|そで||はまち|く||うみ|ぞい||しゅうらく||きた|さんりく|えき||わずか|すう||||ことば||ぶんか||おおきく|ちがい ます||あたり|||そで||おんな||きしょう||あらくて|お っか|||いわ れて|い ます||
春 ちゃん 帰って きた ど ~!
はる||かえって||
はい …。 弥生 さん も かつ枝 さん も お 変わり なく 。 何も 変わ ん ねえ だ 。 食って みっが ?
|やよい|||かつえ||||かわり||なにも|かわ||||くって|みっ が
まめ ぶって 何 です か ?
||なん||
この 辺り だ ば まめ ぶ 食わ ねば 年 が 越せ ねえ んだ 。 さ さっそこ さ 座って 食え 。 最初 は そういう 反応 だ よ ね 。 甘 さ と しょっぱ さ が 口 の 中 で 緊急 会議 を 開く よね 。 結論 と して は …?
|あたり|||||くわ||とし||こせ||||さっ そこ||すわって|くえ|さいしょ|||はんのう||||あま||||||くち||なか||きんきゅう|かいぎ||あく||けつろん|||
微妙だ よ ね ~!
びみょうだ||
うん 。 でも だんだん 好きに なる !
|||すきに|
だんだん 好きに なれ ~!
|すきに|
あっおいしい 。 ほれ 好きに なった !
あっ おいしい||すきに|
ハッハッハッ !
え … えっ?
いや … おばあ ちゃん 病気 な んです よ 。 いやいや … 危篤 な んです よ 。 じ ぇじ ぇじ ぇ !
|||びょうき|||||きとく|||||||
夏 ばっぱが !? はい 。 いやいや いやいや !
なつ|ば っぱ が|||
危篤って ほど の 危篤 でも ねえ !
きとく って|||きとく||
軽い 危篤 だ !
かるい|きとく|
うん 。 よし 行く べ アキ ちゃん !
||いく||あき|
うち じゃ ん 。 懐かしい べ ?
|||なつかしい|
ママ の 実家 ?
まま||じっか
ママ ここ で 生まれた の ?
まま|||うまれた|
さっ行く べ !
さっ いく|
こっち や こっち や 。 気 ぃ 付けて な 。 あっあれ ~?
||||き||つけて||あっ あれ
もしや あれ が ?
一 時 帰宅って やつ かな ?
ひと|じ|きたく って||
嘘 な んでしょう ?
うそ||
え …。 ホント は 元気な んでしょう ?
|||げんきな|
バレバレ だ よ 大吉 さん 。 い づが ら ?
|||だいきち||||
漁協 に 寄った 辺り から 。 もっと 言う と 観光 協会 辺り から 。 もっと 言う と メ ー ル の 時点 で 怪しい と 思ってました 。 じ ぇじ ぇ そったら 前 がら が 。 問題 は … 鍋 火 に かけた まま どこ に 行った かって 事 。 お 昼 御飯 の 支度 しよう と 思って て 鍋 で お 湯 沸かして みそ汁 作ろう と 思った けど ちょうど ワカメ 切らして て …。 「 しょうがない 。 これ は 取り に 行って くる か 」って 事 だ ね 。 これ は 。 どう だ べ ~?
ぎょきょう||よった|あたり|||いう||かんこう|きょうかい|あたり|||いう||||||じてん||あやしい||おもって ました|||||ぜん|||もんだい||なべ|ひ||||||おこなった||こと||ひる|ごはん||したく|||おもって||なべ|||ゆ|わかして|みそしる|つくろう||おもった||||きらして|||||とり||おこなって||||こと|||||||
ハッハッハッ …。 海 だ ね !
|うみ||
海 ?
うみ
アキ 海 見て き な 。 海って 道 分か ん ないし …。 う お ~!
あき|うみ|みて|||うみ って|どう|わか||||
うん ?
うん !? < はい !
やっと 出ました !
|で ました
> しゃっこ い しゃっこ い !
しゃ っこ||しゃ っこ|
< これ が 私 。 天野 夏 で ございます > ほれ ~!
||わたくし|あまの|なつ|||
< 春子 の 母 アキ に とって は 祖母 である 夏 さん は 現役 の 海女 さん な のでした > かっけ え ~!
はるこ||はは|あき||||そぼ||なつ|||げんえき||あま|||||