Fullmetal Alchemist: Brotherhood Episode 35 fullmetal|alchemist|brotherhood|episode Fullmetal Alchemist: Brotherhood Episode 35

ブリッグズ 流 を 見せ て やる |りゅう||みせ||

ブリッグズ 流 |りゅう

そう だ

手伝え 錬金術 師 てつだえ|れんきんじゅつ|し

兄さん にいさん

お前 も だ おまえ||

待って くれ オレ たち は まって||おれ||

脅さ れ て 無理やり 手伝わ さ れ た おどさ|||むりやり|てつだわ|||

これ なら 文句 は ある まい ||もんく|||

こいつ は

オレ ら の マブ ダチ おれ||||

よし 手伝え |てつだえ

急げ こぼす な よ いそげ|||

バッカ ニア ８ 番 ゲート だ |にあ|ばん|げーと|

はっ

突撃 とつげき

ヤツ を エレベーター に 押し込め やつ||えれべーたー||おしこめ

めん どく せ ぇ

押せ 押す ん だ おせ|おす||

よし いける ぞ

砲身 右 旋回 ほうしん|みぎ|せんかい

アイ マム

マイルズ 送れ |おくれ

はっ

よし いった

ここ どこ

今 だ やれ いま||

よっ しゃ

で この 後 は ||あと|

どう やって こいつ を ゲート の 外 に ほうり出す ん だ ||||げーと||がい||ほうりだす||

（ 臭 っ … ） くさ|

どけ 赤 チビ |あか|

おい もう 一 発 ||ひと|はつ

弾 切れ です ぜ たま|きれ||

だったら

痛 っ つう|

お しっ

寒冷 地 仕様 の 混合 燃料 だ かんれい|ち|しよう||こんごう|ねんりょう|

極 低温 下 でも おかまいなし に 気化 し て ごく|ていおん|した||||きか||

その 気化 熱 で あっという間 に 体温 を 奪う |きか|ねつ||あっというま||たいおん||うばう

加え て この ブリザード くわえ|||

脳みそ まで 即 凍りつく ぞ のうみそ||そく|こおりつく|

寒 っ さむ|

体 動か ない からだ|うごか|

めん どく せ ぇ

そこ で 春 まで 冬眠 し て いろ のろま め ||はる||とうみん|||||

バッカ ニア こいつ ら を 連行 しろ |にあ||||れんこう|

はっ

ち ょ ち ょ ち ょ な っ な っ なんで

オレ たち 協力 し て おれ||きょうりょく||

さ せ られ た

その方 が 都合 が いい の だ ろ う そのほう||つごう||||||

それ に あの 怪物 が なん な の か 判明 する まで |||かいぶつ||||||はんめい||

逃がさ ん から その つもり で いろ にがさ||||||

う ぅ っ 寒 っ |||さむ|

ガチャ

おはよう 兄さん |にいさん

ああ そう だった

よう よく 眠れ た か ||ねむれ||

眠れ た けど さ ねむれ|||

仲間 を 守って くれ た ん だって な なかま||まもって|||||

サンキュー さんきゅー

１００ センズ

お礼 じゃ ねぇ の か よ お れい|||||

あの 何 か 進展 は |なん||しんてん|

先遣 隊 が 例の 穴 を 調べ に 行った せんけん|たい||れいの|あな||しらべ||おこなった

そろそろ 戻って くる ころ だ |もどって|||

ああ 後 マイルズ 少佐 は 病院 だ |あと||しょうさ||びょういん|

病院 びょういん

スカー と やり合って ケガ し た 軍人 の お 見舞い だ よ ||やりあって|けが|||ぐんじん|||みまい||

スカー が 北 に ||きた|

お っ い たい た

起き てる ぞ おき||

昨日 は あり が と な きのう|||||

仲間 が 命拾い し た よ なかま||いのちびろい|||

あんた ら 結束 固 い っ つ う か 仲間 思い だ な ||けっそく|かた||||||なかま|おもい||

オレ たち ブリッグズ 兵 は 一枚岩 よ おれ|||つわもの||いちまいいわ|

仲間 を 助け て くれ た お 前 も 仲間 だ なかま||たすけ|||||ぜん||なかま|

じゃあ その 仲間 を 早く ここ から ||なかま||はやく||

そい つ は でき ない 相談 だ |||||そうだん|

確かに 一枚岩 だ たしかに|いちまいいわ|

事故 現場 から スカー の 死体 は 発見 さ れ なかった そう だ じこ|げんば||||したい||はっけん|||||

付近 に 潜伏 し て いる 可能 性 が ある な ふきん||せんぷく||||かのう|せい|||

ええ

やれやれ

この タイミング で 白黒 猫 に 加え て スカー の 捜索 と は |たいみんぐ||しろくろ|ねこ||くわえ||||そうさく||

了解 し た りょうかい||

スカー の 件 は 我々 に 任せ て ||けん||われわれ||まかせ|

養生 し たまえ ようじょう||

待ち なさい まち|

あなた 方 は 引っ込 ん で い て ください |かた||ひっこ|||||

イシュヴァール 人 は 私 の 獲物 です |じん||わたくし||えもの|

残念 ながら ざんねん|

殺人 鬼 を のさばら せ て おく ほど さつじん|おに||||||

ブリッグズ の 兵 は ぬるく ない ||つわもの|||

ここ の 掟 は 弱肉強食 ||おきて||じゃくにくきょうしょく

油断 すれ ば 殺 られる 分かる か ゆだん|||ころ||わかる|

なめ た 口 利 い て いる と 二 度 と 退院 でき なく なる ぞ な め||くち|り|||||ふた|たび||たいいん||||

貴 様 の 面倒 は ブリッグズ 支部 が 見る こと に なって いる とうと|さま||めんどう|||しぶ||みる||||

おとなしく し て いろ

イシュヴァール 人 は やはり おもしろい |じん|||

キン ブリー 大丈夫 か ね きん||だいじょうぶ||

これ は お 早い お 着き で レイブン 中将 |||はやい||つき|||ちゅうじょう

知らせ を 聞い て す っ 飛 ん で き た よ しらせ||ききい||||と|||||

心配 で 心配 で しんぱい||しんぱい|

あなた が 心配 し て いる の は これ でしょ う ||しんぱい||||||||

よろしい

では 仕事 だ |しごと|

しかし 私 は ご覧 の とおり |わたくし||ごらん||

錬金術 を 使える 医者 を 連れ て き た れんきんじゅつ||つかえる|いしゃ||つれ|||

そして 石 が ある |いし||

あっという間 に 全快 だ よ あっというま||ぜんかい||

錬 丹 術 は なかなか 難しい ね |まこと|じゅつ|||むずかしい|

特に この 龍 脈 と や ら が よく 分から ない とくに||りゅう|みゃく||||||わから|

大地 の 気 の こと です よ だいち||き||||

大地 の 気 だいち||き

簡単 に 言う と 山 の 頂 から 噴出 し た 後 地 下 へ と 入り かんたん||いう||やま||いただ||ふんしゅつ|||あと|ち|した|||はいり

土地 を 潤し て いく 力 です とち||うるおし|||ちから|

大地 の 中 を 流れる 力 の 川 と でも いい ま しょ う か だいち||なか||ながれる|ちから||かわ|||||||

その 力 の 流れ や 入り口 出口 を 理解 し て 使う と |ちから||ながれ||いりぐち|でぐち||りかい|||つかう|

これ は 万物 に 応用 できる 力 な ん です よ ||ばんぶつ||おうよう||ちから||||

万物 と いう こと は 人体 に も ばんぶつ|||||じんたい||

はい

例えば 腰 たとえば|こし

足 が あし|

あるいは ここ

首 を 押さ れ て なんで 目 に 衝撃 が くび||おさ||||め||しょうげき|

マルコー さん 体 を 大切 に ね ||からだ||たいせつ||

あちこち 力 が よ どん で ます よ |ちから||||||

う っ な っ なるほど

これ が 遠隔 錬成 の 理屈 か ||えんかく|れんせい||りくつ|

錬金術 は 龍 脈 を 使わ ない の です ね れんきんじゅつ||りゅう|みゃく||つかわ||||

ああ 地殻 運動 の エネルギー を 使って いる |ちかく|うんどう||えねるぎー||つかって|

地震 や 火山 活動 で 地中 に 放出 さ れる 莫大 な エネルギー じしん||かざん|かつどう||ちちゅう||ほうしゅつ|||ばくだい||えねるぎー

それ を 使う の が この 国 の 錬金術 だ ||つかう||||くに||れんきんじゅつ|

でも 違う ん です よ |ちがう|||

この 国 に 入って から 感じ て い た 違和感 |くに||はいって||かんじ||||いわかん

セントラル の 地下 で はっきり し た ん です けど ||ちか|||||||

足 もと に 流れ て いる この 力 は あし|||ながれ||||ちから|

地殻 運動 の エネルギー と いう より ちかく|うんどう||えねるぎー|||

なんだか たくさん の 人 が 蠢 い て いる よう な |||じん||うごめ|||||

で かい です

ちょっと し た 軍隊 なら 通れ そう な 穴 です |||ぐんたい||とおれ|||あな|

それ が 緩やか な カーブ を 描 い て 延々 と 続 い て い ます ||ゆるやか||かーぶ||えが|||えんえん||つづ||||

ただ 人 の 気配 は まったく あり ませ ん |じん||けはい|||||

馬 を 下ろせ うま||おろせ

はっ

それ から あいつ ら を 連れ て こい |||||つれ||

す っ げ ぇ

ほんと に で かい なぁ

これほど の 仕込み に 気づか ず ||しこみ||きづか|

侵入 を 許す と は しんにゅう||ゆるす||

今 まで 入ら れ た こと は なかった ん です か いま||はいら||||||||

私 が 着任 し て から は な わたくし||ちゃくにん|||||

ただ ２０ 年 近く 前 に |とし|ちかく|ぜん|

真冬 に 山岳 警備 兵 が 襲わ れる 事件 が あった まふゆ||さんがく|けいび|つわもの||おそわ||じけん||

謎 の 女 に １ か月 なぞ||おんな||かげつ

食料 や 装備 を 奪わ れ 続け た そう だ しょくりょう||そうび||うばわ||つづけ|||

真冬 の ブリッグズ 山 で １ か月 生き延び た ぞ まふゆ|||やま||かげつ|いきのび||

あれ だ

そろそろ いい か

降りろ おりろ

えっ

さて

ここ なら 人目 を 気 に する こと は ない ||ひとめ||き|||||

貴 様 ら が 知って いる こと を 全部 話せ とうと|さま|||しって||||ぜんぶ|はなせ

今度 こそ すべて だ こんど|||

隠し 立て は する な かくし|たて|||

あの 怪物 に つい て 尋ね た とき |かいぶつ||||たずね||

貴 様 は 言った な 察し て くれ と とうと|さま||いった||さっし|||

それ すなわち 私 が 察 し て くれる と 信じ て の 言葉 ||わたくし||さっ|||||しんじ|||ことば

切り捨て られ て も おかしく ない あの 局面 で きりすて|||||||きょくめん|

貴 様 は あえて その 言葉 を 絞り出し た とうと|さま||||ことば||しぼりだし|

自分 の 命 に 代え て も 守ら ね ば なら ん もの じぶん||いのち||かえ|||まもら|||||

例えば 人質 たとえば|ひとじち

うそ 偽り ごまかし は いら ん |いつわり||||

真実 を 話せ しんじつ||はなせ

力 を 貸し て ほしい ちから||かし||

賢 者 の 石 人造 人間 かしこ|もの||いし|じんぞう|にんげん

キング ・ ブラッド レイ きんぐ||れい

お 父 様 と 呼ば れる 男 |ちち|さま||よば||おとこ

軍 上層 部 は 真っ黒 ぐん|じょうそう|ぶ||まっくろ

そして やはり 人質 か ||ひとじち|

幼なじみ の 機械 鎧 技師 に マスタング の 部下 おさななじみ||きかい|よろい|ぎし||||ぶか

東方 司令 部 と は よく 合同 訓練 を し て い た から とうほう|しれい|ぶ||||ごうどう|くんれん||||||

ホーク アイ や ハボック は 知って いる ぞ ほーく|||||しって||

失う に は 惜しい ヤツ ら だ うしなう|||おしい|やつ||

なんとか し たい な

あの マスタング 大佐 は ||たいさ|

ああ どう で も いい

いっそ とっとと 失脚 し て くれ れ ば ||しっきゃく|||||

ライバル が 減って 清々 する らいばる||へって|せいせい|

それ より これ から どう する か だ

この 地下 道 貴 様 ら 錬金術 師 は どう 見る |ちか|どう|とうと|さま||れんきんじゅつ|し|||みる

この トンネル は |とんねる|

おそらく ドラ クマ から 掘ら れ た もの じゃ ない |どら|くま||ほら|||||

あくまで 仮説 だ が |かせつ||

こいつ は とてつもなく

大きな 円 を 描く よう に 掘ら れ て いる おおきな|えん||えがく|||ほら|||

円 錬金術 に おい て えん|れんきんじゅつ||| 円 は 力 の 循環 を 司 つ 重要 な ファクター だ えん||ちから||じゅんかん||つかさ||じゅうよう||ふぁくたー|

あと は 方程式 ||ほうていしき

ファル マン 少尉 |まん|しょうい

国 内 で あった 流血 を 伴う 大きな 事件 って 分かる かな くに|うち|||りゅうけつ||ともなう|おおきな|じけん||わかる|

流血 りゅうけつ

それ が 何 か ||なん|

1558 年 ７ 月 リヴィエア 事変 とし|つき||じへん

リヴィエア っと

1661 年 １０ 月 カメ ロン 内乱 とし|つき|かめ||ないらん

1799 年 ２ 月 ソープ マン 事件 とし|つき||まん|じけん

場所 は フィスク ばしょ||

1811 年 ３ 月 ウェルズリ 事件 とし|つき||じけん

1835 年 １０ 月 第 一 次 南部 国境 戦 は とし|つき|だい|ひと|つぎ|なんぶ|くにざかい|いくさ|

現在 の サウス シティ 北西 げんざい|||してぃ|ほくせい

1911 年 ５ 月 から とし|つき|

フォト セット の 南 で 第 二 次 南部 国境 戦 |せっと||みなみ||だい|ふた|つぎ|なんぶ|くにざかい|いくさ

西 の ペン ドルトン は にし||ぺん||

隣国 クレタ と の 戦い で 兵 が かなり 死 ん でる りんごく||||たたかい||つわもの|||し||

そして 1914 年 リオール の 暴動 |とし|||ぼうどう

死者 多数 だ ししゃ|たすう|

ちょ っ

暴動 って どうして ぼうどう||

リオール で 偽 教主 の 正体 を 暴 い た 後 ||ぎ|きょうしゅ||しょうたい||あば|||あと

すぐ 東方 司令 部 に 報告 し た よ な |とうほう|しれい|ぶ||ほうこく||||

中央 軍 だ よ ちゅうおう|ぐん||

ヤツ ら が 出張 って き て やつ|||しゅっちょう|||

東方 軍 を お払い 箱 に し た ん だ とうほう|ぐん||おはらい|はこ|||||

その後 だ リオール が メチャクチャ に なった の は そのご||||||||

そんな くそ っ

作業 を 続けろ 鋼 の さぎょう||つづけろ|はがね|

分かって る わかって|

これ で 各地 を つなぐ ぞ ||かくち|||

なんて こと だ

第 五 研究 所 の 地下 に あった と いう 錬成 陣 と だい|いつ|けんきゅう|しょ||ちか|||||れんせい|じん|

そっくり じゃ ない か

人 の 命 を 使う と いう 賢 者 の 石 の 陣 か じん||いのち||つかう|||かしこ|もの||いし||じん|

こんな 巨大 な もの で 石 を 作ったら |きょだい||||いし||つくったら

一体 何 人 が 犠牲 に なる ん だ いったい|なん|じん||ぎせい||||

この 国 を 使って 賢 者 の 石 を 作 ろ う と して いる の か と |くに||つかって|かしこ|もの||いし||さく||||||||

エンヴィー に 聞い た こと が ある ||ききい||||

だが ヤツ は 笑って 言った |やつ||わらって|いった

惜しい いい 線 いって る と ね おしい||せん||||

以前 私 は エドワード 君 に いぜん|わたくし||えどわーど|きみ|

君 なら 真実 の 奥 の 更 なる 真実 に 気づく だ ろ う と 言った きみ||しんじつ||おく||こう||しんじつ||きづく|||||いった

真実 と は 賢 者 の 石 の 材料 が 生き た 人間 で ある こと しんじつ|||かしこ|もの||いし||ざいりょう||いき||にんげん|||

真実 の 奥 と は それ を 指導 し た 者 たち の 存在 しんじつ||おく|||||しどう|||もの|||そんざい

更 なる 真実 と は 国土 全部 を 使って の 賢 者 の 石 の 錬成 こう||しんじつ|||こくど|ぜんぶ||つかって||かしこ|もの||いし||れんせい

だが そこ で 終わり で は ない |||おわり|||

最終 的 に ヤツ ら は 何 を しよ う と して いる の か さいしゅう|てき||やつ|||なん||||||||

君 が 探し て いる 不老 不 死 の 法 も きみ||さがし|||ふろう|ふ|し||ほう|

だから 賢 者 の 石 に 求め て は いけない |かしこ|もの||いし||もとめ|||

私 の 知識 と 君 の 錬 丹 術 の 知識 と で わたくし||ちしき||きみ|||まこと|じゅつ||ちしき||

なんと して も この 研究 書 を 読み 解 こ う ||||けんきゅう|しょ||よみ|かい||

はい

いちばん 古い の は 1558 年 |ふるい|||とし

アメ スト リス 建国 後 すぐ だ な あめ|すと|りす|けんこく|あと|||

宣戦 布告 なし に せんせん|ふこく||

当時 隣国 だった リヴィエア に 戦争 を ふっかけ とうじ|りんごく||||せんそう||

あっ ちょっと 待て ||まて

これ は

すべて の 事件 に 軍 が 関係 し て いる ||じけん||ぐん||かんけい|||

えっ

クーデター 内乱 リオール も そう だ くーでたー|ないらん||||

中央 軍 が 出 て き て 事 を 大きく し て いる ちゅうおう|ぐん||だ||||こと||おおきく|||

建国 の とき から けんこく|||

我が国 は 初め 領土 の 小さな 国 だった が わがくに||はじめ|りょうど||ちいさな|くに||

周囲 の 小国 を 併合 し ながら 広 がって き た しゅうい||しょうこく||へいごう|||ひろ|||

この 円 を 作り出す ため |えん||つくりだす|

ヤツ ら は やつ||

この 国 を 利用 し て 何 か を しよ う と して いる の で は なく |くに||りよう|||なん|||||||||||

何 か を する ため に この 国 を つくり上げ た の か なん|||||||くに||つくりあげ|||

我が国 を わがくに|

じゃあ ヒューズ さん は |ひゅーず||

ああ 殺さ れる 前 に 賢 者 の 石 の 錬成 陣 を 見て いる |ころさ||ぜん||かしこ|もの||いし||れんせい|じん||みて|

それ に 軍 法 会議 所 勤務 だった から ||ぐん|ほう|かいぎ|しょ|きんむ||

軍 の 事件 を 調べる の に 事欠か ない ぐん||じけん||しらべる|||ことかか|

この 国 が おかしい って ことに いち早く 気づ い て |くに|||||いちはやく|きづ||

軍 の 狗 国家 錬金術 師 よ ぐん||く|こっか|れんきんじゅつ|し|

お前 は この 国 が 何 を しよ う と して いる の か おまえ|||くに||なん||||||||

知って いる の か しって|||

今 の 繁栄 が 自分 たち の 力 だけ で 成し遂げ られ た と いま||はんえい||じぶん|||ちから|||なしとげ|||

思って いる の か おもって|||

知れ ば しれ|

私 の やろう と して いる こと が 分かる はず だ わたくし||||||||わかる||

気 に 入ら ん ぞ き||はいら||

これ を 見る かぎり 次に 血 を 見る の は ||みる||つぎに|ち||みる||

残って いる の は この ブリッグズ 周辺 だけ で は ない か のこって||||||しゅうへん|||||

セントラル の ヤツ ら ||やつ|

私 の 城 で 何 を しよ う と して いる わたくし||しろ||なん||||||

閣下 かっか

すぐに お 戻り ください ||もどり|

セントラル の レイブン 中将 が お 見え に なって い ます |||ちゅうじょう|||みえ||||

考える 間 も 与え て くれ ん か かんがえる|あいだ||あたえ||||

アーム スト ロング 少将 |すと|ろんぐ|しょうしょう

あなた に 頼み たい こと が ある ||たのみ||||

レイブン 中将 に カマ 掛け て み て くれ ない か |ちゅうじょう||かま|かけ||||||

レイブン 中将 閣下 |ちゅうじょう|かっか

お 待た せ し て 申し訳 あり ませ ん |また||||もうしわけ|||

いや 気 に する な |き|||

急に 押しかけ た 私 が 悪い きゅうに|おしかけ||わたくし||わるい

アーム スト ロング 少将 は すぐに 戻り ます |すと|ろんぐ|しょうしょう|||もどり|

どうぞ こちら

ああ そう だ

客人 を 連れ て き た きゃくじん||つれ|||

マイルズ 少佐 |しょうさ

彼 に 砦 の 中 を 見せ て やって くれ ない か かれ||とりで||なか||みせ|||||

よろしく マイルズ 少佐 ||しょうさ

ウィンリィ の アップルパイ

元 の 体 に 戻ったら 食べ たい って もと||からだ||もどったら|たべ||

でも もう そんな こと 考え てる だけ じゃ ||||かんがえ|||

ダメ な の かも しれ ない ね だめ||||||

心配 し なく て も たらふく 食える さ しんぱい||||||くえる|

体 を 取り戻し て からだ||とりもどし|

この 国 で 好き 放題 やら かそ う と し てる ヤツ ら に |くに||すき|ほうだい|||||||やつ||

吠え 面 かか せ て やったら な ほえ|おもて|||||

うん

バタバタ し て 申し訳 あり ませ ん 閣下 |||もうしわけ||||かっか

敵 の 襲撃 を 受け まし て てき||しゅうげき||うけ||

襲撃 しゅうげき

なんとか 撃退 し まし た が |げきたい||||

これ が まあ いわゆる 化け物 と いう やつで ||||ばけもの|||

化け物 と いう と ばけもの|||

殺し て も 死な ない の です ころし|||しな|||

ほほ う それ は また

私 は ドラ クマ の 生物 兵器 だ と に らん で いる ん です が わたくし||どら|くま||せいぶつ|へいき|||||||||

エル リック 兄弟 が ||きょうだい|

たまたま 鋼 の 錬金術 師 と その 弟 を 保護 し た の です |はがね||れんきんじゅつ|し|||おとうと||ほご||||

化け物 に つい て 何 か 知って る ふう な の です が ばけもの||||なん||しって||||||

何も しゃべら ない なにも||

大 総統 府 直轄 の 国家 錬金術 師 が だい|そうとう|ふ|ちょっかつ||こっか|れんきんじゅつ|し|

ドラ クマ の スパイ で あって は 大 問題 です から どら|くま||すぱい||||だい|もんだい||

牢 に つ ない で おき まし た ろう|||||||

取り調べ なさい ます か とりしらべ|||

ん そうだ な |そう だ|

何も しゃべら ない の だ な なにも|||||

ええ

ここ に 来 た 目的 も 生体 錬成 の 研究 が どう の と ||らい||もくてき||せいたい|れんせい||けんきゅう||||

なんとも 歯切れ が 悪く 怪しい こと この うえ ない |はぎれ||わるく|あやしい||||

拷問 し て でも 吐か せよ うか と 思い まし た が ごうもん||||はか||||おもい|||

私 も 女 の 端くれ わたくし||おんな||はしくれ

あんな 子供 を いた ぶる なんて |こども||||

心 が 痛 ん で とても とても こころ||つう||||

言う ねぇ いう|

心臓 まで 氷 で でき て いる 女王 様 が しんぞう||こおり|||||じょおう|さま|

難 攻 不 落 な ブリッグズ の 北 壁 と 称さ れる 君 も なん|おさむ|ふ|おと||||きた|かべ||そやさ||きみ|

子供 に は 弱い か こども|||よわい|

私 も 本来 なら わたくし||ほんらい|

子供 の １ 人 や ２ 人 は い て も おかしく ない 年 な の です が こども||じん||じん|||||||とし||||

すっかり 行き 遅れ て しまい まし て |いき|おくれ||||

何 を 言う なん||いう

君 なら 引く 手 あまた だ ろ う に きみ||ひく|て|||||

いえいえ

まったく 年 は 取り たく ない もの です ね |とし||とり|||||

私 は 老い が 恐ろしい わたくし||おい||おそろしい

あの ドラ クマ の 生物 兵器 |どら|くま||せいぶつ|へいき

あれ は すばらしい 体 を 持って い まし た |||からだ||もって|||

不死身 の 体 夢 の よう で は あり ませ ん か ふじみ||からだ|ゆめ||||||||

夢 で ない 日 が 近づ い て いる と 言ったら どう する ね ゆめ|||ひ||ちかづ|||||いったら|||

なあ 少将 |しょうしょう

完全 な 不 死 の 軍団 に 興味 は ない か かんぜん||ふ|し||ぐんだん||きょうみ|||

くらい つい た

力 に 従え それ が 弱肉強食 ちから||したがえ|||じゃくにくきょうしょく

その 言葉 に 縛ら れ たく ない なら ば |ことば||しばら|||||

更に 大きな 力 を 持 つ が いい さらに|おおきな|ちから||じ|||

力 に は 力 で 対抗 す べき 瞬間 が ある の だ から ちから|||ちから||たいこう|||しゅんかん|||||

次回 鋼 の 錬金術 師 じかい|はがね||れんきんじゅつ|し

FULLMETAL ALCHEMIST fullmetal|alchemist

第 三 十六 話 家族 の 肖像 だい|みっ|じゅうろく|はなし|かぞく||しょうぞう

男 は 決意 を 胸 に 旅立つ おとこ||けつい||むね||たびだつ