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ナルト, Naruto Episode 148

Naruto Episode 148

♬~

♬ 少年 よ 聞いて くれ

♬ 人間 なんて たいした もん じゃ ない さ

♬ 明日 なんて もう いら ない から

♬ 握った 拳 を 隠す な よ

♬ 不安に 夢 を 売りとばす ほど

♬ まだ 老 いぼ れちゃ いない だ ろ

♬ 少年 よ 心 の 銃 の

♬ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ

♬~

♬ すべて の 若者 は 言った

♬ どうし よ も なく くだらない

♬ この 素晴らしい 世界 に

♬ たった今 生きて いる から

♬ すべて の 若者 は 言った

♬ すべて の 本当 と 嘘 を

♬ 決して 忘れて しまわ ない ように

♬ すべて の 若者 は 言った

♬ 死ぬ に は 若 すぎる だろう

♬ しらけた 面 が 並んで る

♬ からっぽの この 街 で

♬ すべて の 若者 は 行った

♬ 風 の 無い この 夜 に

♬ 何 か を 変えよう と して る から

♬~

♬~

( キバ ) あれ ? 綱 手 様 だ 。

( シズネ ) おや ? 君 たち は …。( 綱 手 ) 何 だ ? お前 ら も 見舞い か ?

( ヒナタ ) はい 。( シノ ) で は 綱 手 様 も ?

( 綱 手 ) う ~ ん … ま ぁな 。

( シズネ ) 執務 室 に い たく ない んです よ 。

うるさい 。( 一同 ) ん ?

( キバ ) ヒナタ 紅 先生 見て も 気絶 する な よ 。

( ヒナタ ) そ … その 話 は もう いい でしょ 。

何 か あった の か ?

( シノ ) 前 に ナルト を 見舞った 時 …。( ヒナタ ) シノ 君 !

こいつ 気絶 した んです よ ~。

包帯 だらけ の ナルト を 見て …。( ヒナタ ) キバ 君 !

こ … 今度 は 大丈夫だ もん !

( ナルト ) やっと 見つけた ぞ 綱 手 の ばあちゃん !

話 が ある って ば よ !

あら ? ヒナタ ?

( ヒナタ )《 ナルト 君 が … ナルト 君 が

こんなに 近く に …》 どうした ん だって ば よ ?

ん ? 何 か 顔 が 赤い って ば よ ?

熱 で も ある んじゃ ねえ の か ? うん ?

あ … あぁ … あ ~! ぶ は っ !

痛 ぇ !

は ぁ … あ ひ ゃ ~…。( キバ ) おい ヒナタ ?

おわ っ … ヒナタ !?

お いだい … 大丈夫 か !? しっかり しろ ! ヒナタ !

ん … あぁ … ナルト 君 …。

( ヒナタ ) ん … あぁ …。

( 赤 丸 の ほえ 声 )

うわ っ !

よう 気 が 付いた か ?

( 紅 ) ミズキ は 何も 知ら なかった って ?

綱 手 様 も 直接 尋問 さ れた んです が …。

( シズネ ) 現在 の 大 蛇 丸 に つながる ような 情報 は 何も …。

( 紅 ) 結局 あいつ も

大 蛇 丸 の 捨て 駒 の 一 つ に すぎ なかった か 。

そういう こと みたい 。

( シノ ) サスケ の 行方 も 分から ぬ まま …。

必死 こ いて ミズキ と やり合って この 結果 じゃあ …。

( シノ ) ナルト も 納得 でき ない と いう わけ か 。

なぁ なぁ 綱 手 の ばあちゃん いい だろう !

( 綱 手 ) ダメな もの は ダメだ !

( シズネ ) おかげ で 綱 手 様 も 落ち着いて 仕事 が でき なくて …。

ナルト 君 が ずっと まとわり ついて る んです よ 。

サスケ 君 を 捜し に 行か せろ って 。

それ で こっそり 執務 室 を 抜け出して きた んです が …。

( キバ ) 待ち伏せ さ れ たって わけ か 。

( ヒナタ )《 ナルト 君 …》

だから 何度 も 言って る だろう !

サスケ を 捜し に 行か せて くれ って ば よ !

だから 何度 も 言って る だろう !

無理だ ! もう 何で だ よ !?

お前 に は 修業 が ある だろう 。

エロ 仙人 が い ない から でき ねえ んだ !

大 蛇 丸 の 情報 も サスケ の 情報 も 皆無な んだ 。

どう やって 捜す 気 だ ? んな もん 何とか なる って ば よ !

情報 が ない ん なら 俺 が 集めて くっ から

なぁ 行か せて くれ って ば よ !

( 綱 手 ) お前 も 分から ん ヤツ だ なぁ 。

綱 手 の ばあちゃん だって 分からず屋 だ !

行か せて くれよ !( 綱 手 ) ダメだ !

行く ったら 行く ! 行く 行く …!( 綱 手 ) ダ ~ メ ! ダメな もの は …!

( ネジ ) ハァ ~! フッ !

( ネジ )《 白 眼 !》

( ヒアシ ) フン !

( ヒアシ ) よし いい ぞ ネジ 。

ここ で もう 半 歩 踏み込め 。( ネジ ) はい 。

ハァハァ …。

( ネジ ) ハァハァ …。

( ヒナタ ) お 待た せ 。

( ネジ ) ハァハァ …。( ヒアシ ) う ~ ん …。

( ヒアシ ) 休憩 に しよう ネジ 。( ネジ ) はい 。

( ヒアシ ) お前 も 飲む と いい 。

( ネジ ) いただき ます 。

ヒナタ も 来て いた の なら 少し は 見て いけば よい もの を 。

( ネジ ) これ は ヒナタ 様 が …。

見る だけ でも 少し は 修業 の 足し に なる だろう に 。

( ヒナタ ) ハァハァハァ …。

( 物音 )( ヒナタ ) はっ 。

( ヒナタ )《 白 眼 !》

( クナイ を はじく 音 )

( ヒナタ ) は ぁ …。

( シノ ) 休憩 に しよう 。( ヒナタ ) はい 。

( キバ ) 飯 だ 飯 !

( キバ ) さっき の だいぶ よかった ぜ 。

完成 形 に 近づいて きた んじゃ ない か ?

( ヒナタ )2 人 の おかげ だ よ 。

こうして 毎日 特訓 に つきあって くれた から 。

( シノ ) われわれ は チーム だ チーム の 仲間 が 困って いれば

手 を 差し伸べる これ は 当然の こと だ 。

仲間 … か 。

も … もし 仲間 の 一 人 が 突然 い なく なったり したら

きっと すごく つらい よ ね …。( シノ ・ キバ ) あっ …。

( キバ ) ナルト か …。( ヒナタ ) うん …。

( ヒナタ ) 何とか 協力 して あげ られ ない か な ?

そりゃ 俺 だって 何とか して やりて ぇ 。

けど …。( 赤 丸 の 鳴き声 )

綱 手 様 が ナルト に 言って たろう 。

手がかり が まるで ない んだ ぜ 。

( シノ )1 つ だけ 手 が ない こと も ない 。

ホント か ?

( シノ ) 微 香 虫 だ 。

( 綱 手 ) 微 香 虫 ?

幻 の 虫 と 呼ば れて いる あれ か 。

だいぶ 前 に 絶滅 した と 聞いて いる が …。

( シノ ) 絶滅 の お それ が 出て きた ため

わが 油 女 一族 で は 使う の を やめた

… と いう だけ で 今 でも ごく 僅かに 生息 して いる はず 。

綱 手 様 その 微 香 虫 と いう の は …。

( 綱 手 ) あぁ … お前 が 知ら ない の も 無理な いか 。

最後に 微 香 虫 が 使わ れた の は

先 の 大戦 の 前 だった から ねぇ 。

微 香 虫 は 蟲使 い が 使う 虫 の 一種 さ 。

卵 から かえった 幼虫 は あっという間 に さなぎ に なり

羽化 して 成虫 に なる 。

その 間 に におい を 嗅が せる と

それ が たとえ どんな 僅かな におい であって も

におい の 元 を どこまでも 追って ゆく 。

嗅覚 は 忍 犬 の 数 千 倍 と いわ れて いる 。

人 捜し に は 抜群の 能力 を 発揮 する 虫 さ 。

( 綱 手 ) だが 微 香 虫 は 何 年 か に 一 度 しか 卵 を 産ま ない はず 。

( シノ ) ことし が ちょうど 産卵 の 年 。

そして 今 が ちょうど ふ化 の 時期 。

なるほど な 。( キバ ) 里 に は サスケ の 持ち物 が

まだ 残って る … だ ろ ?

それ を 微 香 虫 に 嗅が せれば …。

サスケ の 居場所 を 突き止め られる と いう わけだ な 。

微 香 虫 を 見つけ られる 確率 は ?

( シノ ) 正直 あんまり 高く ない 。

10% と いった ところ でしょう 。

10% か 。

( 綱 手 ) は ぁ …。

お前たち も 知って の とおり

今里 は 非常に 苦しい 状況 に ある 。

たとえ 下 忍 と いえ ど 遊ば せて おく 余裕 は ない 。

だが 幸 か 不幸 か 紅 が 入院 して しまった せい で

お前たち 第 八 班 に 与え られる 任務 が なくなって しまった 。

あっ …。( 綱 手 ) 遊ば せて おく より は

10% の 可能 性 に 賭けた ほう が マシ だろう 。

えっ ? じゃあ …。

油 女 シノ 犬塚 キバ 日向 ヒナタ 。

お前たち に 微 香 虫 探し を 命じる 。

( ヒナタ ・ シノ ・ キバ ) はい !

今回 は シノ を リーダー と する それ から …

そこ の ネズミ !

あ ~… あっ ! だ は っ !

か ぁ … 痛 ぇ …。

( ヒナタ ) ナ … ナルト 君 !( 綱 手 ) 止めて も どうせ 行く んだ ろ 。

ウッス !

だったら 行か せる しか ない か 。

けど …。

これ が ラスト チャンス だ よ 。

もし 微 香 虫 が 見つけ られ なかったら

サスケ の こと は 諦める んだ よ ?

あ …。( 綱 手 ) 分かった ね ?

大丈夫 絶対 見つけて やる って ば よ 。

( 綱 手 ) よ ~ しそ の ことば に 二 言 は ない ね ?

おう ! この 俺 に 任せろ って ば よ !

( 綱 手 ) この お 調子 者 ! だっ ! 痛 ぇ …。

( ヒナタ )《 ナルト 君 …》

サスケ …。

( ヒアシ ) ヒナタ 。

( ヒナタ ) おはよう ございます 。

もう すぐ ネジ が 修業 に 来る 。

いつも の ように 茶 を 頼む 。

( ヒナタ ) そ … それ が …。( ヒアシ ) ん ? どうした ?

これ から 任務 で …。

任務 か … ならば しかたない か 。

いって まいり ます 。

( ヒアシ ) 皆 の 足手まといに なら ぬ ように な 。

あっ …。

はい 。

あっ !( ヒナタ ) あっ !

あっ … ごめんなさい 私 急ぐ から …。

今 の 体 さばき は …。

( ネジ )《 ヒナタ 様 …》

遅い って ば よ ヒナタ 。( ヒナタ ) ごめんなさい 。

よ ~ し それ じゃあ 出発 だって ば よ !

レッツ ~ ゴー !

あ ?

… って 何 のんびり 歩いて る ん だって ば よ !?

( シノ ) 微 香 虫 の 生息 地 まで は 忍 の 足 でも 2 日 は かかる 。

最初 から 焦る 必要 は ない 。

( 足音 )

だけど 俺 たち が 着く 前 に 卵 が かえっちゃ ったり したら よ …。

( シノ ) 微 香 虫 の 卵 が かえる の は 雨 が 降った 翌日 の 朝 。

当分 雨 の 降る 気配 は ない 。

いやいや でも よ 万が一 って こと が …。

( シノ ) ナルト 。 な … 何 だ よ ?

( シノ ) この チーム の リーダー は 俺 だ 。

任務 の 間 は リーダー の 指示 に 従って もらう 。

ぬ …。

この … く ~…。

キバ お前 って ば よく あんな の と 一緒に やって られる な 。

あぁ もう 慣れた 。

きっと ナルト 君 も 仲よく なれる よ 。

た は っ … そう か なぁ …。

( サクラ ) ハッ !

( 綱 手 ) ナルト たち さっき 出て った ぞ 。

そう です か 。

( 綱 手 ) お前 も 行き たかった んじゃ ない の か ?

《 虫 探し なら 蟲使 い の シノ 君 が 一 番 。

それ に 白 眼 を 持つ ヒナタ ちゃん も

鼻 の 利く キバ 君 と 赤 丸 も いる 。

私 の 出る 幕 じゃ ない 。

今 の 私 が やる べき こと は

一 日 も 早く 医療 忍者 に なる こと 》

どうした ん だ ? シノ 。

( シノ ) 日 が 暮れた 野営 する 。

分かった 。( ヒナタ ) うん 。

え ? え ~!?

もう 野宿 する の か よ !?

俺 って ば まだまだ 全然 疲れて ねえ って ば よ 。

もっと 先 まで 行こう ぜ !

( シノ ) ナルト この チーム の リーダー は 俺 だ 。

ぐ っ …。

わ … 分かった って ば よ …。

( シノ ) で は 寝よう 。

… って もう 寝る の か よ !?

( シノ ) 多く の 動植物 は 日没 と ともに 眠り に 就き

日の出 と ともに 目 を 覚ます 。

虫 を 探す うえ で は そうした 生き物 の リズム を

身をもって 理解 する 必要 が ある 。 でも よ

まだ 日 が 暮れた ばっ か だ ぜ ?

( シノ ) ナルト この チーム の リーダー は …。

あぁ は いはい 分かり ました よ 。

は ぁ … こんな 早い 時間 に 眠れる わけ が … った く 。

( あくび )

( いびき ) と か 言って

真っ先 に 眠 っち まう の が こいつ な んだ よ な 。

フフ …。

♬~

♬~

しょ ん べん …。

♬~

は ぁ …。

ん ? ん ?

何 だ ?

( 足音 )

滝 だ 。

あっ 誰 か い ん の か ?

♬~

♬~

あ … あの さ … だ ぁ ! だっ !

( ヒナタ ) はっ !

った ! ちゃ ~…。

わ … 悪 ぃ びっくり さ せ ち まった かな 。

あら ?

え ? 誰 も い ない って ば よ …。

( くしゃみ )

ふん ~…。 何 だ よ ナルト かぜ か ?

ああ ちょっと な …。( あくび )

( シノ ) あれ だけ 寝て まだ 寝 足りない の か ?

それ が よゆう べし ょん べん に 起きたら

何 か すごい の 見 ち まって さ 。( ヒナタ の くしゃみ )

ヒナタ も かぜ か ? う うん 大丈夫 。

それ で すごい の って 何 だ よ ? それ が さ !

滝 の 中 に すげ ぇ キレイ な 人 が いたんだ !

は ぁ ? その 人 が 手 を 動かす と

水 も バ ~ って 動いて よ ! すごかった んだ 。

それ で ? 声 を かけよう と したら さ

急に 消えて …。

お前 夢 でも 見た んじゃ ねえ か ?

う ~ ん … ふ ~ ん …。

何 か そんな 気 が して きた …。

( キバ ) 何 だ よ バカ !

ヒナタ って ば 顔 赤い ぞ ?

マジ か ぜひ いたんじゃ ねえ の ?

( ヒナタ ) ホ … ホント 大丈夫 だ から 。

( シノ ) この 実 は 食べ られる きょう の 食事 は これ に しよう 。

分かった 。

食料 の 節約 に も なる しな 。( 赤 丸 の ほえ 声 )

( シノ )1 つ 注意 して おく 。

まれに 人 の 体 の 大き さ ほど に 育った 木 の 実 が ある が

それ は 中身 が 傷んで いる 決して 手 を つける な 。

( キバ ) そんな バカで かい の 食う ヤツ いね えよ 。

( ヒナタ ) あっ … ナルト 君 !?

( キバ ) 食って や がる …。 ん ?

( おなか が 下る 音 ) ぐ っ …!

あ ~!

ナルト ~! 先 行く ぞ ~!

も … もう すぐ だって ば よ …。

お 待た せ … あっ …。( おなか が 下る 音 )

あ …。

( ヒナタ ) あっ ! あ … もう ちょっと …。

タンマ だって ば よ ! は ぁ …。

ハァハァ …。

ハァハァハァ …。

なぁ なぁ ま ~ だ 着か ねえ の ?

( シノ ) いや ここ だ 。

ん ?

えっ …。

す っげ ぇ …。

こんな の 初めて 見た …。

( キバ ) とても 人間 の 住め そうな 所 じゃ ねえ な 。

( シノ ) そう だ から 虫 たち に とって は 楽園 だ 。

えっ !? ま … まさか …。

もし かして あそこ に …。

微 香 虫 が いる って の か ?

( シノ ) 問題 ない 中 忍 試験 より マシ だ 。

( キバ ・ ナルト ・ ヒナタ ) あぁ …。

ん … あっ !

く っそ ~… 崩れ やすい 足場 だって ば よ 。

( シノ ) ナルト 。 あ ?

( シノ ) リーダー と して 警告 して おく 。

こんな とき に 何 だ よ !?

( シノ ) 落ちる な 。 んな こ た ぁ

言わ れ なくて も 十分 分かって る って ば よ !

あ …。 ナルト 君 !

あぁ … う っそ ~!

ハァ … 助かった ぁ 。

ん ? 虫 だった の か …。

( シノ ) だ から 警告 した のだ 。 か っ …。

この 任務 が 終わったら 絶対 ぶ っ 飛ばして やる って ば よ 。

( シノ ) ここ が 微 香 虫 の 森 だ 。

( シノ ) 行く ぞ 。

( 一同 ) うん 。

( クロバチ ) 間違い ない 木 ノ 葉 の 忍 だ 。

( ジバチ ) ここ に やって 来た と いう こと は ヤツ ら の 目的 は …。

( スズメバチ ) ああ われわれ と 同じ 微 香 虫 。

( クロバチ ) 微 香 虫 は 渡し は せ ん 。

( スズメバチ ) 微 香 虫 は われら

上水 流 一族 の もの だ 。

♬( エンディングテ ー マ )

♬~

♬ く そった れ な ニュ ー ス が 通りすぎて

♬ 君 は 言葉 を 無くす

♬ 僕 の 声 じゃ まるで 小さ すぎて

♬ 君 は 返事 も し ない

♬ 君 が 泣いて る

♬ ひと り で 泣いて る

♬ 僕 は どう する ?

♬ 僕 も 泣いて る の さ 。

♬『 夜 に ひとりぼっち の オレ の さけび に のせて 』

♬ ざわめく 時代 を オレ の スピード で

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ さんざ めく 夜 も オレ の スピード で

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ つんざく ギター と オレ の スピード で

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ 傾く 世界 も わるい や つら も

♬ けちらして く Yeah

♬~

〈 あ ~! この 写真 の 虫 なら よく 知って る って ば よ !〉

( ヒナタ )〈 えっ ?〉( キバ )〈 ホント か !?〉

〈 しまった なぁ まさか あれ が 微 香 虫 だった なんて …〉

( キバ )〈 どこ で 見た んだ ?〉〈 夜中 に 台所 で ゴソゴソ して る から

つい スリッパ で …〉( シノ )〈 ちょっと 待て 〉

( ヒナタ )〈 ナ … ナルト 君 …〉( シノ )〈 お前 の 言って る の は

ただ の ゴキブリ と いう もの だ 〉

♬( オ ー プニングテ ー マ )

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Naruto Episode 148 Naruto Episode 148

♬~

♬ 少年 よ 聞いて くれ しょうねん||きいて|

♬ 人間 なんて たいした もん じゃ ない さ にんげん||||||

♬ 明日 なんて もう いら ない から あした|||||

♬ 握った 拳 を 隠す な よ にぎった|けん||かくす||

♬ 不安に 夢 を 売りとばす ほど ふあんに|ゆめ||うりとばす|

♬ まだ 老 いぼ れちゃ いない だ ろ |ろう|||||

♬ 少年 よ 心 の 銃 の しょうねん||こころ||じゅう|

♬ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ ひきがね||ひける|||きみ||

♬~

♬ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♬ どうし よ も なく くだらない どう し||||

♬ この 素晴らしい 世界 に |すばらしい|せかい|

♬ たった今 生きて いる から たったいま|いきて||

♬ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♬ すべて の 本当 と 嘘 を ||ほんとう||うそ|

♬ 決して 忘れて しまわ ない ように けっして|わすれて|||よう に

♬ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♬ 死ぬ に は 若 すぎる だろう しぬ|||わか||

♬ しらけた 面 が 並んで る |おもて||ならんで|

♬ からっぽの この 街 で ||がい|

♬ すべて の 若者 は 行った ||わかもの||おこなった

♬ 風 の 無い この 夜 に かぜ||ない||よ|

♬ 何 か を 変えよう と して る から なん|||かえよう||||

♬~

♬~

( キバ ) あれ ? 綱 手 様 だ 。 ||つな|て|さま|

( シズネ ) おや ? 君 たち は …。( 綱 手 ) 何 だ ? お前 ら も 見舞い か ? ||きみ|||つな|て|なん||おまえ|||みまい|

( ヒナタ ) はい 。( シノ ) で は 綱 手 様 も ? ||しの|||つな|て|さま|

( 綱 手 ) う ~ ん … ま ぁな 。 つな|て||||

( シズネ ) 執務 室 に い たく ない んです よ 。 |しつむ|しつ|||||ん です|

うるさい 。( 一同 ) ん ? |いちどう|

( キバ ) ヒナタ 紅 先生 見て も 気絶 する な よ 。 ||くれない|せんせい|みて||きぜつ|||

( ヒナタ ) そ … その 話 は もう いい でしょ 。 |||はなし||||

何 か あった の か ? なん||||

( シノ ) 前 に ナルト を 見舞った 時 …。( ヒナタ ) シノ 君 ! しの|ぜん||||みまった|じ||しの|きみ

こいつ 気絶 した んです よ ~。 |きぜつ||ん です|

包帯 だらけ の ナルト を 見て …。( ヒナタ ) キバ 君 ! ほうたい|||||みて|||きみ

こ … 今度 は 大丈夫だ もん ! |こんど||だいじょうぶだ|

( ナルト ) やっと 見つけた ぞ 綱 手 の ばあちゃん ! ||みつけた||つな|て||

話 が ある って ば よ ! はなし|||||

あら ? ヒナタ ?

( ヒナタ )《 ナルト 君 が … ナルト 君 が ||きみ|||きみ|

こんなに 近く に …》 どうした ん だって ば よ ? |ちかく||||||

ん ? 何 か 顔 が 赤い って ば よ ? |なん||かお||あかい|||

熱 で も ある んじゃ ねえ の か ? うん ? ねつ||||||||

あ … あぁ … あ ~! ぶ は っ !

痛 ぇ ! つう|

は ぁ … あ ひ ゃ ~…。( キバ ) おい ヒナタ ?

おわ っ … ヒナタ !?

お いだい … 大丈夫 か !? しっかり しろ ! ヒナタ ! ||だいじょうぶ||||

ん … あぁ … ナルト 君 …。 |||きみ

( ヒナタ ) ん … あぁ …。

( 赤 丸 の ほえ 声 ) あか|まる|||こえ

うわ っ !

よう 気 が 付いた か ? |き||ついた|

( 紅 ) ミズキ は 何も 知ら なかった って ? くれない|||なにも|しら||

綱 手 様 も 直接 尋問 さ れた んです が …。 つな|て|さま||ちょくせつ|じんもん|||ん です|

( シズネ ) 現在 の 大 蛇 丸 に つながる ような 情報 は 何も …。 |げんざい||だい|へび|まる||||じょうほう||なにも

( 紅 ) 結局 あいつ も くれない|けっきょく||

大 蛇 丸 の 捨て 駒 の 一 つ に すぎ なかった か 。 だい|へび|まる||すて|こま||ひと|||||

そういう こと みたい 。

( シノ ) サスケ の 行方 も 分から ぬ まま …。 しの|さすけ||ゆくえ||わから||

必死 こ いて ミズキ と やり合って この 結果 じゃあ …。 ひっし|||||やりあって||けっか|

( シノ ) ナルト も 納得 でき ない と いう わけ か 。 しの|||なっとく||||||

なぁ なぁ 綱 手 の ばあちゃん いい だろう ! ||つな|て||||

( 綱 手 ) ダメな もの は ダメだ ! つな|て|だめな|||だめだ

( シズネ ) おかげ で 綱 手 様 も 落ち着いて 仕事 が でき なくて …。 |||つな|て|さま||おちついて|しごと|||

ナルト 君 が ずっと まとわり ついて る んです よ 。 |きみ||||||ん です|

サスケ 君 を 捜し に 行か せろ って 。 さすけ|きみ||さがし||いか||

それ で こっそり 執務 室 を 抜け出して きた んです が …。 |||しつむ|しつ||ぬけだして||ん です|

( キバ ) 待ち伏せ さ れ たって わけ か 。 |まちぶせ|||||

( ヒナタ )《 ナルト 君 …》 ||きみ

だから 何度 も 言って る だろう ! |なんど||いって||

サスケ を 捜し に 行か せて くれ って ば よ ! さすけ||さがし||いか|||||

だから 何度 も 言って る だろう ! |なんど||いって||

無理だ ! もう 何で だ よ !? むりだ||なんで||

お前 に は 修業 が ある だろう 。 おまえ|||しゅぎょう|||

エロ 仙人 が い ない から でき ねえ んだ ! |せんにん|||||||

大 蛇 丸 の 情報 も サスケ の 情報 も 皆無な んだ 。 だい|へび|まる||じょうほう||さすけ||じょうほう||かいむな|

どう やって 捜す 気 だ ? んな もん 何とか なる って ば よ ! ||さがす|き||||なんとか||||

情報 が ない ん なら 俺 が 集めて くっ から じょうほう|||||おれ||あつめて||

なぁ 行か せて くれ って ば よ ! |いか|||||

( 綱 手 ) お前 も 分から ん ヤツ だ なぁ 。 つな|て|おまえ||わから||やつ||

綱 手 の ばあちゃん だって 分からず屋 だ ! つな|て||||わからずや|

行か せて くれよ !( 綱 手 ) ダメだ ! いか|||つな|て|だめだ

行く ったら 行く ! 行く 行く …!( 綱 手 ) ダ ~ メ ! ダメな もの は …! いく||いく|いく|いく|つな|て|||だめな||

( ネジ ) ハァ ~! フッ ! ねじ||

( ネジ )《 白 眼 !》 ねじ|しろ|がん

( ヒアシ ) フン ! |ふん

( ヒアシ ) よし いい ぞ ネジ 。 ||||ねじ

ここ で もう 半 歩 踏み込め 。( ネジ ) はい 。 |||はん|ふ|ふみこめ|ねじ|

ハァハァ …。

( ネジ ) ハァハァ …。 ねじ|

( ヒナタ ) お 待た せ 。 ||また|

( ネジ ) ハァハァ …。( ヒアシ ) う ~ ん …。 ねじ||||

( ヒアシ ) 休憩 に しよう ネジ 。( ネジ ) はい 。 |きゅうけい|||ねじ|ねじ|

( ヒアシ ) お前 も 飲む と いい 。 |おまえ||のむ||

( ネジ ) いただき ます 。 ねじ||

ヒナタ も 来て いた の なら 少し は 見て いけば よい もの を 。 ||きて||||すこし||みて||||

( ネジ ) これ は ヒナタ 様 が …。 ねじ||||さま|

見る だけ でも 少し は 修業 の 足し に なる だろう に 。 みる|||すこし||しゅぎょう||たし||||

( ヒナタ ) ハァハァハァ …。

( 物音 )( ヒナタ ) はっ 。 ものおと||

( ヒナタ )《 白 眼 !》 |しろ|がん

( クナイ を はじく 音 ) |||おと

( ヒナタ ) は ぁ …。

( シノ ) 休憩 に しよう 。( ヒナタ ) はい 。 しの|きゅうけい||||

( キバ ) 飯 だ 飯 ! |めし||めし

( キバ ) さっき の だいぶ よかった ぜ 。

完成 形 に 近づいて きた んじゃ ない か ? かんせい|かた||ちかづいて||||

( ヒナタ )2 人 の おかげ だ よ 。 |じん||||

こうして 毎日 特訓 に つきあって くれた から 。 |まいにち|とっくん||||

( シノ ) われわれ は チーム だ チーム の 仲間 が 困って いれば しの|||ちーむ||ちーむ||なかま||こまって|

手 を 差し伸べる これ は 当然の こと だ 。 て||さしのべる|||とうぜんの||

仲間 … か 。 なかま|

も … もし 仲間 の 一 人 が 突然 い なく なったり したら ||なかま||ひと|じん||とつぜん||||

きっと すごく つらい よ ね …。( シノ ・ キバ ) あっ …。 |||||しの||

( キバ ) ナルト か …。( ヒナタ ) うん …。

( ヒナタ ) 何とか 協力 して あげ られ ない か な ? |なんとか|きょうりょく||||||

そりゃ 俺 だって 何とか して やりて ぇ 。 |おれ||なんとか|||

けど …。( 赤 丸 の 鳴き声 ) |あか|まる||なきごえ

綱 手 様 が ナルト に 言って たろう 。 つな|て|さま||||いって|

手がかり が まるで ない んだ ぜ 。 てがかり|||||

( シノ )1 つ だけ 手 が ない こと も ない 。 しの|||て|||||

ホント か ? ほんと|

( シノ ) 微 香 虫 だ 。 しの|び|かおり|ちゅう|

( 綱 手 ) 微 香 虫 ? つな|て|び|かおり|ちゅう

幻 の 虫 と 呼ば れて いる あれ か 。 まぼろし||ちゅう||よば||||

だいぶ 前 に 絶滅 した と 聞いて いる が …。 |ぜん||ぜつめつ|||きいて||

( シノ ) 絶滅 の お それ が 出て きた ため しの|ぜつめつ|||||でて||

わが 油 女 一族 で は 使う の を やめた |あぶら|おんな|いちぞく|||つかう|||

… と いう だけ で 今 でも ごく 僅かに 生息 して いる はず 。 ||||いま|||わずかに|せいそく|||

綱 手 様 その 微 香 虫 と いう の は …。 つな|て|さま||び|かおり|ちゅう||||

( 綱 手 ) あぁ … お前 が 知ら ない の も 無理な いか 。 つな|て||おまえ||しら||||むりな|

最後に 微 香 虫 が 使わ れた の は さいごに|び|かおり|ちゅう||つかわ|||

先 の 大戦 の 前 だった から ねぇ 。 さき||たいせん||ぜん|||

微 香 虫 は 蟲使 い が 使う 虫 の 一種 さ 。 び|かおり|ちゅう||むしし|||つかう|ちゅう||いっしゅ|

卵 から かえった 幼虫 は あっという間 に さなぎ に なり たまご|||ようちゅう||あっというま||||

羽化 して 成虫 に なる 。 うか||せいちゅう||

その 間 に におい を 嗅が せる と |あいだ||||かが||

それ が たとえ どんな 僅かな におい であって も ||||わずかな|||

におい の 元 を どこまでも 追って ゆく 。 ||もと|||おって|

嗅覚 は 忍 犬 の 数 千 倍 と いわ れて いる 。 きゅうかく||おし|いぬ||すう|せん|ばい||||

人 捜し に は 抜群の 能力 を 発揮 する 虫 さ 。 じん|さがし|||ばつぐんの|のうりょく||はっき||ちゅう|

( 綱 手 ) だが 微 香 虫 は 何 年 か に 一 度 しか 卵 を 産ま ない はず 。 つな|て||び|かおり|ちゅう||なん|とし|||ひと|たび||たまご||うま||

( シノ ) ことし が ちょうど 産卵 の 年 。 しの||||さんらん||とし

そして 今 が ちょうど ふ化 の 時期 。 |いま|||ふか||じき

なるほど な 。( キバ ) 里 に は サスケ の 持ち物 が |||さと|||さすけ||もちもの|

まだ 残って る … だ ろ ? |のこって|||

それ を 微 香 虫 に 嗅が せれば …。 ||び|かおり|ちゅう||かが|

サスケ の 居場所 を 突き止め られる と いう わけだ な 。 さすけ||いばしょ||つきとめ|||||

微 香 虫 を 見つけ られる 確率 は ? び|かおり|ちゅう||みつけ||かくりつ|

( シノ ) 正直 あんまり 高く ない 。 しの|しょうじき||たかく|

10% と いった ところ でしょう 。

10% か 。

( 綱 手 ) は ぁ …。 つな|て||

お前たち も 知って の とおり おまえたち||しって||

今里 は 非常に 苦しい 状況 に ある 。 いまさと||ひじょうに|くるしい|じょうきょう||

たとえ 下 忍 と いえ ど 遊ば せて おく 余裕 は ない 。 |した|おし||||あそば|||よゆう||

だが 幸 か 不幸 か 紅 が 入院 して しまった せい で |こう||ふこう||くれない||にゅういん||||

お前たち 第 八 班 に 与え られる 任務 が なくなって しまった 。 おまえたち|だい|やっ|はん||あたえ||にんむ|||

あっ …。( 綱 手 ) 遊ば せて おく より は |つな|て|あそば||||

10% の 可能 性 に 賭けた ほう が マシ だろう 。 |かのう|せい||かけた||||

えっ ? じゃあ …。

油 女 シノ 犬塚 キバ 日向 ヒナタ 。 あぶら|おんな|しの|いぬずか||ひゅうが|

お前たち に 微 香 虫 探し を 命じる 。 おまえたち||び|かおり|ちゅう|さがし||めいじる

( ヒナタ ・ シノ ・ キバ ) はい ! |しの||

今回 は シノ を リーダー と する それ から … こんかい||しの||りーだー||||

そこ の ネズミ ! ||ねずみ

あ ~… あっ ! だ は っ !

か ぁ … 痛 ぇ …。 ||つう|

( ヒナタ ) ナ … ナルト 君 !( 綱 手 ) 止めて も どうせ 行く んだ ろ 。 |||きみ|つな|て|とどめて|||いく||

ウッス !

だったら 行か せる しか ない か 。 |いか||||

けど …。

これ が ラスト チャンス だ よ 。 ||らすと|ちゃんす||

もし 微 香 虫 が 見つけ られ なかったら |び|かおり|ちゅう||みつけ||

サスケ の こと は 諦める んだ よ ? さすけ||||あきらめる||

あ …。( 綱 手 ) 分かった ね ? |つな|て|わかった|

大丈夫 絶対 見つけて やる って ば よ 。 だいじょうぶ|ぜったい|みつけて||||

( 綱 手 ) よ ~ しそ の ことば に 二 言 は ない ね ? つな|て||||||ふた|げん|||

おう ! この 俺 に 任せろ って ば よ ! ||おれ||まかせろ|||

( 綱 手 ) この お 調子 者 ! だっ ! 痛 ぇ …。 つな|て|||ちょうし|もの||つう|

( ヒナタ )《 ナルト 君 …》 ||きみ

サスケ …。 さすけ

( ヒアシ ) ヒナタ 。

( ヒナタ ) おはよう ございます 。

もう すぐ ネジ が 修業 に 来る 。 ||ねじ||しゅぎょう||くる

いつも の ように 茶 を 頼む 。 ||よう に|ちゃ||たのむ

( ヒナタ ) そ … それ が …。( ヒアシ ) ん ? どうした ?

これ から 任務 で …。 ||にんむ|

任務 か … ならば しかたない か 。 にんむ||||

いって まいり ます 。

( ヒアシ ) 皆 の 足手まといに なら ぬ ように な 。 |みな||あしでまといに|||よう に|

あっ …。

はい 。

あっ !( ヒナタ ) あっ !

あっ … ごめんなさい 私 急ぐ から …。 ||わたくし|いそぐ|

今 の 体 さばき は …。 いま||からだ||

( ネジ )《 ヒナタ 様 …》 ねじ||さま

遅い って ば よ ヒナタ 。( ヒナタ ) ごめんなさい 。 おそい||||||

よ ~ し それ じゃあ 出発 だって ば よ ! ||||しゅっぱつ|||

レッツ ~ ゴー !

あ ?

… って 何 のんびり 歩いて る ん だって ば よ !? |なん||あるいて|||||

( シノ ) 微 香 虫 の 生息 地 まで は 忍 の 足 でも 2 日 は かかる 。 しの|び|かおり|ちゅう||せいそく|ち|||おし||あし||ひ||

最初 から 焦る 必要 は ない 。 さいしょ||あせる|ひつよう||

( 足音 ) あしおと

だけど 俺 たち が 着く 前 に 卵 が かえっちゃ ったり したら よ …。 |おれ|||つく|ぜん||たまご|||||

( シノ ) 微 香 虫 の 卵 が かえる の は 雨 が 降った 翌日 の 朝 。 しの|び|かおり|ちゅう||たまご|||||あめ||ふった|よくじつ||あさ

当分 雨 の 降る 気配 は ない 。 とうぶん|あめ||ふる|けはい||

いやいや でも よ 万が一 って こと が …。 |||まんがいち|||

( シノ ) ナルト 。 な … 何 だ よ ? しの|||なん||

( シノ ) この チーム の リーダー は 俺 だ 。 しの||ちーむ||りーだー||おれ|

任務 の 間 は リーダー の 指示 に 従って もらう 。 にんむ||あいだ||りーだー||しじ||したがって|

ぬ …。

この … く ~…。

キバ お前 って ば よく あんな の と 一緒に やって られる な 。 |おまえ|||||||いっしょに|||

あぁ もう 慣れた 。 ||なれた

きっと ナルト 君 も 仲よく なれる よ 。 ||きみ||なかよく||

た は っ … そう か なぁ …。

( サクラ ) ハッ !

( 綱 手 ) ナルト たち さっき 出て った ぞ 。 つな|て||||でて||

そう です か 。

( 綱 手 ) お前 も 行き たかった んじゃ ない の か ? つな|て|おまえ||いき|||||

《 虫 探し なら 蟲使 い の シノ 君 が 一 番 。 ちゅう|さがし||むしし|||しの|きみ||ひと|ばん

それ に 白 眼 を 持つ ヒナタ ちゃん も ||しろ|がん||もつ|||

鼻 の 利く キバ 君 と 赤 丸 も いる 。 はな||きく||きみ||あか|まる||

私 の 出る 幕 じゃ ない 。 わたくし||でる|まく||

今 の 私 が やる べき こと は いま||わたくし|||||

一 日 も 早く 医療 忍者 に なる こと 》 ひと|ひ||はやく|いりょう|にんじゃ|||

どうした ん だ ? シノ 。 |||しの

( シノ ) 日 が 暮れた 野営 する 。 しの|ひ||くれた|やえい|

分かった 。( ヒナタ ) うん 。 わかった||

え ? え ~!?

もう 野宿 する の か よ !? |のじゅく||||

俺 って ば まだまだ 全然 疲れて ねえ って ば よ 。 おれ||||ぜんぜん|つかれて||||

もっと 先 まで 行こう ぜ ! |さき||いこう|

( シノ ) ナルト この チーム の リーダー は 俺 だ 。 しの|||ちーむ||りーだー||おれ|

ぐ っ …。

わ … 分かった って ば よ …。 |わかった|||

( シノ ) で は 寝よう 。 しの|||ねよう

… って もう 寝る の か よ !? ||ねる|||

( シノ ) 多く の 動植物 は 日没 と ともに 眠り に 就き しの|おおく||どうしょくぶつ||にちぼつ|||ねむり||つき

日の出 と ともに 目 を 覚ます 。 ひので|||め||さます

虫 を 探す うえ で は そうした 生き物 の リズム を ちゅう||さがす|||||いきもの||りずむ|

身をもって 理解 する 必要 が ある 。 でも よ みをもって|りかい||ひつよう||||

まだ 日 が 暮れた ばっ か だ ぜ ? |ひ||くれた||||

( シノ ) ナルト この チーム の リーダー は …。 しの|||ちーむ||りーだー|

あぁ は いはい 分かり ました よ 。 |||わかり||

は ぁ … こんな 早い 時間 に 眠れる わけ が … った く 。 |||はやい|じかん||ねむれる||||

( あくび )

( いびき ) と か 言って |||いって

真っ先 に 眠 っち まう の が こいつ な んだ よ な 。 まっさき||ねむ|||||||||

フフ …。

♬~

♬~

しょ ん べん …。

♬~

は ぁ …。

ん ? ん ?

何 だ ? なん|

( 足音 ) あしおと

滝 だ 。 たき|

あっ 誰 か い ん の か ? |だれ|||||

♬~

♬~

あ … あの さ … だ ぁ ! だっ !

( ヒナタ ) はっ !

った ! ちゃ ~…。

わ … 悪 ぃ びっくり さ せ ち まった かな 。 |あく|||||||

あら ?

え ? 誰 も い ない って ば よ …。 |だれ||||||

( くしゃみ )

ふん ~…。 何 だ よ ナルト かぜ か ? |なん|||||

ああ ちょっと な …。( あくび )

( シノ ) あれ だけ 寝て まだ 寝 足りない の か ? しの|||ねて||ね|たりない||

それ が よゆう べし ょん べん に 起きたら |||||||おきたら

何 か すごい の 見 ち まって さ 。( ヒナタ の くしゃみ ) なん||||み||||||

ヒナタ も かぜ か ? う うん 大丈夫 。 ||||||だいじょうぶ

それ で すごい の って 何 だ よ ? それ が さ ! |||||なん|||||

滝 の 中 に すげ ぇ キレイ な 人 が いたんだ ! たき||なか||||||じん||

は ぁ ? その 人 が 手 を 動かす と |||じん||て||うごかす|

水 も バ ~ って 動いて よ ! すごかった んだ 。 すい||||うごいて|||

それ で ? 声 を かけよう と したら さ ||こえ|||||

急に 消えて …。 きゅうに|きえて

お前 夢 でも 見た んじゃ ねえ か ? おまえ|ゆめ||みた|||

う ~ ん … ふ ~ ん …。

何 か そんな 気 が して きた …。 なん|||き|||

( キバ ) 何 だ よ バカ ! |なん|||ばか

ヒナタ って ば 顔 赤い ぞ ? |||かお|あかい|

マジ か ぜひ いたんじゃ ねえ の ?

( ヒナタ ) ホ … ホント 大丈夫 だ から 。 ||ほんと|だいじょうぶ||

( シノ ) この 実 は 食べ られる きょう の 食事 は これ に しよう 。 しの||み||たべ||||しょくじ||||

分かった 。 わかった

食料 の 節約 に も なる しな 。( 赤 丸 の ほえ 声 ) しょくりょう||せつやく|||||あか|まる|||こえ

( シノ )1 つ 注意 して おく 。 しの||ちゅうい||

まれに 人 の 体 の 大き さ ほど に 育った 木 の 実 が ある が |じん||からだ||おおき||||そだった|き||み|||

それ は 中身 が 傷んで いる 決して 手 を つける な 。 ||なかみ||いたんで||けっして|て|||

( キバ ) そんな バカで かい の 食う ヤツ いね えよ 。 ||ばかで|||くう|やつ||

( ヒナタ ) あっ … ナルト 君 !? |||きみ

( キバ ) 食って や がる …。 ん ? |くって|||

( おなか が 下る 音 ) ぐ っ …! ||くだる|おと||

あ ~!

ナルト ~! 先 行く ぞ ~! |さき|いく|

も … もう すぐ だって ば よ …。

お 待た せ … あっ …。( おなか が 下る 音 ) |また|||||くだる|おと

あ …。

( ヒナタ ) あっ ! あ … もう ちょっと …。

タンマ だって ば よ ! は ぁ …。

ハァハァ …。

ハァハァハァ …。

なぁ なぁ ま ~ だ 着か ねえ の ? ||||つか||

( シノ ) いや ここ だ 。 しの|||

ん ?

えっ …。

す っげ ぇ …。

こんな の 初めて 見た …。 ||はじめて|みた

( キバ ) とても 人間 の 住め そうな 所 じゃ ねえ な 。 ||にんげん||すめ|そう な|しょ|||

( シノ ) そう だ から 虫 たち に とって は 楽園 だ 。 しの||||ちゅう|||||らくえん|

えっ !? ま … まさか …。

もし かして あそこ に …。

微 香 虫 が いる って の か ? び|かおり|ちゅう|||||

( シノ ) 問題 ない 中 忍 試験 より マシ だ 。 しの|もんだい||なか|おし|しけん|||

( キバ ・ ナルト ・ ヒナタ ) あぁ …。

ん … あっ !

く っそ ~… 崩れ やすい 足場 だって ば よ 。 ||くずれ||あしば|||

( シノ ) ナルト 。 あ ? しの||

( シノ ) リーダー と して 警告 して おく 。 しの|りーだー|||けいこく||

こんな とき に 何 だ よ !? |||なん||

( シノ ) 落ちる な 。 んな こ た ぁ しの|おちる|||||

言わ れ なくて も 十分 分かって る って ば よ ! いわ||||じゅうぶん|わかって||||

あ …。 ナルト 君 ! ||きみ

あぁ … う っそ ~!

ハァ … 助かった ぁ 。 |たすかった|

ん ? 虫 だった の か …。 |ちゅう|||

( シノ ) だ から 警告 した のだ 。 か っ …。 しの|||けいこく||||

この 任務 が 終わったら 絶対 ぶ っ 飛ばして やる って ば よ 。 |にんむ||おわったら|ぜったい|||とばして||||

( シノ ) ここ が 微 香 虫 の 森 だ 。 しの|||び|かおり|ちゅう||しげる|

( シノ ) 行く ぞ 。 しの|いく|

( 一同 ) うん 。 いちどう|

( クロバチ ) 間違い ない 木 ノ 葉 の 忍 だ 。 |まちがい||き||は||おし|

( ジバチ ) ここ に やって 来た と いう こと は ヤツ ら の 目的 は …。 ||||きた|||||やつ|||もくてき|

( スズメバチ ) ああ われわれ と 同じ 微 香 虫 。 ||||おなじ|び|かおり|ちゅう

( クロバチ ) 微 香 虫 は 渡し は せ ん 。 |び|かおり|ちゅう||わたし|||

( スズメバチ ) 微 香 虫 は われら |び|かおり|ちゅう||

上水 流 一族 の もの だ 。 じょうすい|りゅう|いちぞく|||

♬( エンディングテ ー マ )

♬~

♬ く そった れ な ニュ ー ス が 通りすぎて ||||||||とおりすぎて

♬ 君 は 言葉 を 無くす きみ||ことば||なくす

♬ 僕 の 声 じゃ まるで 小さ すぎて ぼく||こえ|||ちいさ|

♬ 君 は 返事 も し ない きみ||へんじ|||

♬ 君 が 泣いて る きみ||ないて|

♬ ひと り で 泣いて る |||ないて|

♬ 僕 は どう する ? ぼく|||

♬ 僕 も 泣いて る の さ 。 ぼく||ないて|||

♬『 夜 に ひとりぼっち の オレ の さけび に のせて 』 よ||||おれ||||

♬ ざわめく 時代 を オレ の スピード で |じだい||おれ||すぴーど|

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ さんざ めく 夜 も オレ の スピード で ||よ||おれ||すぴーど|

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ つんざく ギター と オレ の スピード で |ぎたー||おれ||すぴーど|

♬ ぶ っと ば して く Yeah

♬ 傾く 世界 も わるい や つら も かたむく|せかい|||||

♬ けちらして く Yeah

♬~

〈 あ ~! この 写真 の 虫 なら よく 知って る って ば よ !〉 ||しゃしん||ちゅう|||しって||||

( ヒナタ )〈 えっ ?〉( キバ )〈 ホント か !?〉 |||ほんと|

〈 しまった なぁ まさか あれ が 微 香 虫 だった なんて …〉 |||||び|かおり|ちゅう||

( キバ )〈 どこ で 見た んだ ?〉〈 夜中 に 台所 で ゴソゴソ して る から |||みた||よなか||だいどころ|||||

つい スリッパ で …〉( シノ )〈 ちょっと 待て 〉 |すりっぱ||しの||まて

( ヒナタ )〈 ナ … ナルト 君 …〉( シノ )〈 お前 の 言って る の は |||きみ|しの|おまえ||いって|||

ただ の ゴキブリ と いう もの だ 〉 ||ごきぶり||||

♬( オ ー プニングテ ー マ )