Psycho-Pass Episode 12 psycho|pass|episode

駄目 じゃ ん だめ||

マニキュア 塗って ない の まにきゅあ|ぬって||

これ カワイイ でしょ

ギタリスト 用 の じゃ なく て も 市販 の 安い ので 十 分 な の |よう||||||しはん||やすい||じゅう|ぶん||

これ お気に入り な の |おきにいり||

ほら

はい

弥生 やよい

おはよう ございます

起床 の 時刻 に なり まし た きしょう||じこく||||

潜在 犯 の 皆さん せんざい|はん||みなさん

今日 も 一 日 色相 浄化 に 努め ま しょ う きょう||ひと|ひ|しきそう|じょうか||つとめ|||

色相 浄化 に 努め ま しょ う しきそう|じょうか||つとめ|||

おはよう ございます

起床 の 時刻 に なり まし た きしょう||じこく||||

潜在 犯 の 皆さん せんざい|はん||みなさん

今日 も 一 日 色相 浄化 に 努め ま しょ う きょう||ひと|ひ|しきそう|じょうか||つとめ|||

色相 浄化 に 努め ま しょ う しきそう|じょうか||つとめ|||

執行 官 です か 公安 の … しっこう|かん|||こうあん|

シビュラ が 君 に 適性 あり と 診断 を 下し た ||きみ||てきせい|||しんだん||くだし|

潜在 犯 の 君 に は またと ない 機会 だ と 思う が せんざい|はん||きみ|||||きかい|||おもう|

それ は …

もう 私 の サイコ パス は おし まい って いう こと です か |わたくし|||ぱす||||||||

「 職業 適性 考査 は 個人 の 能力 を 最大 限 に 生かし しょくぎょう|てきせい|こうさ||こじん||のうりょく||さいだい|げん||いかし

安定 し た 生活 を 保障 し ます 」 あんてい|||せいかつ||ほしょう||

「 人間 は より 人間 らしい 暮らし へ 」 にんげん|||にんげん||くらし|

「 芸術 と 自然 そして 平和 を 誰 も が 享受 できる 世界 を 実現 し た の です 」 げいじゅつ||しぜん||へいわ||だれ|||きょうじゅ||せかい||じつげん||||

貸し出し 貸し出し かしだし|かしだし

すみません

六合 塚 さん です ね むっ ごう|つか|||

貸し出し 品 購入 品 が 届 い て い ます かしだし|しな|こうにゅう|しな||とどけ||||

リスト を チェック し て ください りすと||ちぇっく|||

すみません

はい

ない ん です けど …

購入 申請 し た アーニー ボール の 弦 こうにゅう|しんせい||||ぼーる||げん

購入 許可 が 下り て い ませ ん こうにゅう|きょか||くだり||||

どうして もう 何度 も 申請 し てる ん です ||なんど||しんせい||||

再度 購入 申請 を し て ください さいど|こうにゅう|しんせい||||

ねえ もう 半年 以上 も ギター 弾 い て ない の ||はんとし|いじょう||ぎたー|たま||||

見 て よ … 指先 が もう こんなに やわらかく なって る み|||ゆびさき||||||

駄目 な の よ こんな ん じゃ だめ||||||

色相 が 変化 し まし た ダーク イエロー です しきそう||へんか||||だーく|いえろー|

大丈夫 よ 落ち着 い て だいじょうぶ||おちつ||

最近 は 色相 も ずいぶん 安定 し てき てる し さいきん||しきそう|||あんてい||||

すぐ 退院 できる わ よ |たいいん|||

そし たら 音楽 でも 何でも 好き に やれ ば いい じゃ ない ||おんがく||なんでも|すき||||||

今 が 大事 な とき よ 辛抱 し て いま||だいじ||||しんぼう||

サプリ 置 い て くわ ね |お||||

何度 来 て も 無駄 よ なんど|らい|||むだ|

悪い が 今日 は 別件 だ わるい||きょう||べっけん|

えっ

ここ 数 カ月 の うち に 破損 さ れ た 街頭 スキャナー だ |すう|かげつ||||はそん||||がいとう||

犯行 手口 に 一貫 性 が なく はんこう|てぐち||いっかん|せい||

また 犯人 も 同一 で ない |はんにん||どういつ||

偶発 的 な 事件 か と も 思った ん だ が ぐうはつ|てき||じけん||||おもった|||

犯人 たち の 行動 範囲 を マッピング する と はんにん|||こうどう|はんい||||

全員 が 世田谷 区 北沢 に 出入り し てる こと が 分かった ぜんいん||せたがや|く|きたざわ||でいり|||||わかった

俺 たち は そこ で 何らか の 反 社会 的 コミュニティー が 形成 さ れ て いる と 考え て いる おれ|||||なんらか||はん|しゃかい|てき|こみゅにてぃー||けいせい||||||かんがえ||

それ を つぶし たい

それ で

協力 し て ほしい ん だ きょうりょく|||||

君 は 以前 北沢 を 拠点 に 音楽 活動 を し て い た そう だ ね きみ||いぜん|きたざわ||きょてん||おんがく|かつどう||||||||

「 アマルガム 」 の 六合 塚 弥生 さん ||むっ ごう|つか|やよい|

さぞ 北沢 に も 詳しい だ ろ |きたざわ|||くわしい||

何 だ なん|

ああ … 分かった |わかった

何 だ ？ なん|

佐々 山 だ 待ちくたびれ た と よ ささ|やま||まちくたびれ|||

あれ 狡 噛 は |こう|か|

仕事 だ バカ しごと||ばか

おい 車 内 禁煙 だ ぞ |くるま|うち|きんえん||

へい へい

ギノ 先生 は もう いい わけ |せんせい||||

俺 の 仕事 は 今日 は 終わり だ おれ||しごと||きょう||おわり|

元 シビュラ 公認 芸術 家 か 今度 の 候補 生 は もと||こうにん|げいじゅつ|いえ||こんど||こうほ|せい|

ああ …

公認 芸術 家 さま が 何で また 潜在 犯 に こうにん|げいじゅつ|いえ|||なんで||せんざい|はん|

さあ な … ただ 芸術 活動 に のめり込む うち に |||げいじゅつ|かつどう||のめりこむ||

色相 が 曇った 例 は 多い と 聞く しきそう||くもった|れい||おおい||きく

へ ぇ ～

芸術 の よう な 人 を 動かす 強い 思い は げいじゅつ||||じん||うごかす|つよい|おもい|

薬 に も なる が 毒 に も なる と いう こと だ ろ う くすり|||||どく|||||||||

だからこそ 認可 制 に なった ん だ |にんか|せい||||

それ で 認可 し た 芸術 家 が 潜在 犯 落ち し て た ん じゃ 世話 ねえ な ||にんか|||げいじゅつ|いえ||せんざい|はん|おち||||||せわ||

で 執行 官 に なん の この 子 |しっこう|かん|||||こ

彼女 は 社会 復帰 を 望 ん でる そう だ かのじょ||しゃかい|ふっき||のぞみ||||

ふ ー ん … お めで て え な |-||||||

私 に 何 が できる って いう の よ わたくし||なん||||||

何で 私 な の なんで|わたくし||

執行 官 の 適性 が あった から しっこう|かん||てきせい|||

こういう 捜査 に は 嗅覚 が 必要 な ん だ |そうさ|||きゅうかく||ひつよう|||

刑事 独特 の 嗅覚 が … けいじ|どくとく||きゅうかく|

シビュラ は 君 に それ が ある と 判定 し た ||きみ||||||はんてい||

これ 以上 の 協力 者 い ない だ ろ |いじょう||きょうりょく|もの||||

佐々 山 って … ささ|やま|

ん 「 待ちくたびれ た 」 って 言って た |まちくたびれ|||いって| ああ …

執行 官 しっこう|かん

そう だ

ホント に 連れ 歩 い てる の ね 飼い犬 み たい に ほんと||つれ|ふ|||||かいいぬ|||

刑事 の 嗅覚 じゃ なく て 犬 の 嗅覚 でしょ けいじ||きゅうかく||||いぬ||きゅうかく|

嫌 よ そんな 色相 が 曇り そう な こと し たく ない いや|||しきそう||くもり||||||

ここ を 出 て また 音楽 で も やる つもり か ||だ|||おんがく|||||

関係ない でしょ かんけいない|

ずいぶん 熱心 だ な |ねっしん||

２３ 回 も ギター の 弦 を 購入 申請 し てる かい||ぎたー||げん||こうにゅう|しんせい||

爪 も いまだ に 丁寧 に 整え てる つめ||||ていねい||ととのえ|

もう いい でしょ 帰って |||かえって

彼女 協力 する か ね かのじょ|きょうりょく|||

まあ 狡 噛 は その辺 俺 より 要領 いい から な |こう|か||そのへん|おれ||ようりょう|||

ギノ 先生 要領 悪い 自覚 あった ん だ |せんせい|ようりょう|わるい|じかく|||

うるさい

弥生 やよい

何 やって ん の よ なん||||

非 公認 なんか と つる ん で ひ|こうにん|||||

色相 曇る わ よ しきそう|くもる||

何 … なん

また 出番 だ わ |でばん||

ごめん ね まだ 途中 だ けど |||とちゅう||

これ あげる

じゃあ

弥生 もう 帰る よ やよい||かえる|

でも … 私 聴 い て いき たい |わたくし|き||||

非 公認 が やって る 音楽 なんて ろく で も ない わ よ ひ|こうにん||||おんがく|||||||

シビュラ の 顔色 うかがい ながら やる 音楽 の 方 が ||かおいろ||||おんがく||かた|

ろく で も ない と 思う けど |||||おもう|

フンッ

正直 北沢 の イベント スペース を 全て 把握 する の は 不可能 です しょうじき|きたざわ||いべんと|すぺーす||すべて|はあく||||ふかのう|

あの 辺り は オーナー 不在 の まま 放置 さ れ て いる ビル が 多い ので |あたり||おーなー|ふざい|||ほうち|||||びる||おおい|

そこ を みんな が 好き勝手 利用 し て いる と いう の が 実際 の ところ ||||すきかって|りよう||||||||じっさい||

昨日 オープン し た スペース が きのう|おーぷん|||すぺーす|

今日 に は 跡形 も ない って いう ケース も ざら です きょう|||あとかた|||||けーす|||

イベント の 開催 日時 や 場所 は コミュニティー 内 の 人 間 しか 把握 でき ない と いう こと か … いべんと||かいさい|にちじ||ばしょ||こみゅにてぃー|うち||じん|あいだ||はあく||||||

はい …

ただ 中 でも 名 の 知れ た スペース が 幾 つ か あって |なか||な||しれ||すぺーす||いく|||

さらに これ ら を 犯人 たち の 行動 記録 に 照らし合わせ て 絞り 込め ば … ||||はんにん|||こうどう|きろく||てらしあわせ||しぼり|こめ|

あなた たち の 言う 反 社会 的 コミュニティー が 本当 に ある なら |||いう|はん|しゃかい|てき|こみゅにてぃー||ほんとう|||

彼ら が 拠点 に し て いる の は 「 イエロー フッド 」 か 「 ２７ クラブ 」 かれら||きょてん|||||||いえろー|||くらぶ

いずれ か の 可能 性 が 高い と 思わ れ ます |||かのう|せい||たかい||おもわ||

こちら 「 ２７ クラブ 」 |くらぶ

今 の ところ それ らしい もん は 何も 発見 し て ねえ いま|||||||なにも|はっけん|||

こちら 「 イエロー フッド 」 |いえろー|

特に 変わった こと は なし だ とくに|かわった||||

了解 だ りょうかい|

何 か 俺 浮 い てる ぞ なん||おれ|うか|||

何 だ なん|

ずいぶん のんき な の ね

まあ 慣れ て しまった ん だ ろ う |なれ||||||

人間 は どんな 苛烈 な 状況 でも そこ に 身 を 置き 続け れ ば にんげん|||かれつ||じょうきょう||||み||おき|つづけ||

全て を 日常 と して のみ 込 ん で しまう すべて||にちじょう||||こみ|||

俺 しかり 執行 官 しかり おれ||しっこう|かん|

更生 施設 の 潜在 犯し かり な こうせい|しせつ||せんざい|おかし||

何 の 話 なん||はなし

更生 施設 から 正常 な 状態 で 社会 復帰 する 人間 は まれ だ こうせい|しせつ||せいじょう||じょうたい||しゃかい|ふっき||にんげん|||

いや … ほとんど い ない と 言って いい |||||いって|

拘禁 反応 で 壊れる やつ こうきん|はんのう||こぼれる|

サイコ パス が 悪化 し て そのまま 処刑 さ れる やつ |ぱす||あっか||||しょけい|||

色々 いる が ほとんど の 潜在 犯 が 慣れる ん だ いろいろ|||||せんざい|はん||なれる||

「 慣れる 」 なれる

あの 場所 で 奪わ れ 続ける 生活 に な |ばしょ||うばわ||つづける|せいかつ||

そうして あの 場所 に 沈み 込 ん で いく ||ばしょ||しずみ|こみ|||

もちろん 強い 意志 で 乗り越える と いう こと も |つよい|いし||のりこえる||||

君 なら できる かも しれ ない が きみ||||||

それ 以外 の 方法 も ある |いがい||ほうほう||

これ は

ドミネーター

シビュラシステム が われわれ 監視 官 と 執行 官 に だけ 所持 を 許し た |||かんし|かん||しっこう|かん|||しょじ||ゆるし|

奪う 側 の 力 だ うばう|がわ||ちから|

「 奪う 側 の 力 」 うばう|がわ||ちから

奪わ れ 続ける こと から 抜け出す に は うばわ||つづける|||ぬけだす||

自分 が 奪う 側 に 回る こと さ じぶん||うばう|がわ||まわる||

そして これ が その ため の 力 って わけ だ ||||||ちから|||

六合 塚 さん 君 の ＩＤ を 登録 し て ある から むっ ごう|つか||きみ||ｉｄ||とうろく||||

おい 勝手 な こと を … |かって|||

現場 で は 何 が 起こる か 分から ない げんば|||なん||おこる||わから|

持っていけ もっていけ

きな臭い や つら 発見 し た きなくさい|||はっけん||

カウンター の 横 で 注文 も し ない で 突っ立って る かうんたー||よこ||ちゅうもん|||||つったって|

何 か の 受け渡し だ な ず ぶ の 素人 だ なん|||うけわたし||||||しろうと|

ちょ ろ い な

慎重 に な しんちょう||

リナ …

はい ちょっと 君 たち ||きみ|

ちょっと それ 見せ て くれる かな ||みせ|||

何 だ よ なん||

ビンゴ

モロトフ カクテル なんて 君 たち 古風 だ な |||きみ||こふう||

公安 局 で ー す こうあん|きょく||-|

「 犯罪 係数 オーバー １５０ 」 はんざい|けいすう|おーばー

公安 局 だ こうあん|きょく|

あの バカ 慎重 に っ つ っ た だ ろ |ばか|しんちょう|||||||

消火 器 ねえ の か しょうか|うつわ|||

ヤベ え

緊急 事態 だ 全 機 「 ２７ クラブ 」 へ 集結 しろ きんきゅう|じたい||ぜん|き|くらぶ||しゅうけつ|

佐々 山 ささ|やま

こちら 公安 局 刑事 課 監視 官 宜 野 座 伸 元 |こうあん|きょく|けいじ|か|かんし|かん|むべ|の|ざ|しん|もと

消防 局 に 出動 を 要請 する しょうぼう|きょく||しゅつどう||ようせい|

いい か ここ から 動く な 絶対 に だ ||||うごく||ぜったい||

六合 塚 … むっ ごう|つか

あの 声 は 絶対 に リナ だった |こえ||ぜったい|||

来る な シビュラ の 犬 め くる||||いぬ|

「 犯罪 係数 ９８ 」 はんざい|けいすう

「 執行 対象 で は あり ませ ん 」 しっこう|たいしょう|||||

「 トリガー を ロック し ます 」 ||ろっく||

大丈夫 か だいじょうぶ|

撃つ の か 俺 を … 撃て よ うつ|||おれ||うて|

シビュラ の 言いなり に なって 人 を 殺す 盲目 の ファシスト め ||いいなり|||じん||ころす|もうもく||ふぁしすと|

熱い ね ～ あつい|

人質 が 邪魔 だ ひとじち||じゃま|

あの 人質 も ９８ と か さ ～ |ひとじち||||

もう 潜在 犯 みたい な もん じゃ ん |せんざい|はん|||||

まとめ て や っち まえ ない の

そんな 大ざっぱ な こと できる か |おおざっぱ||||

優しい ね ～ やさしい|

そういう の 命取り に なら なきゃ いい けど ||いのちとり|||||

中 どう なって ます か なか||||

無理 無理 もう 入れ ない よ むり|むり||いれ||

中 もう 大変 だ から なか||たいへん||

リナ どう なった か 分かり ませ ん か ||||わかり|||

「 プロフェシー 」 の ボーカル の リナ です ||ぼーかる|||

爆発 の とき に ステージ に 立って た ばくはつ||||すてーじ||たって|

邪魔 よ ど い て じゃま||||

何 が 芸術 と 自然 を 享受 できる 世界 だ なん||げいじゅつ||しぜん||きょうじゅ||せかい|

俺 は シビュラ に 音楽 活動 の 芽 を 摘ま れ た ん だ ぞ おれ||||おんがく|かつどう||め||つまま|||||

ああ よかった な ～

才能 も ねえ の に だらだら 夢 追い掛け て さいのう||||||ゆめ|おいかけ|

人生 棒 に 振ら なく て じんせい|ぼう||ふら||

おい

うるさい

リナ

弥生 やよい

どこ も ケガ し て ない ||けが|||

うん ステージ から 結構 距離 あった から |すてーじ||けっこう|きょり||

って いう か 弥生 どうして 退院 でき た の |||やよい||たいいん|||

そう じゃ ない ん だ けど

公安 局 の 人 たち と 一緒 に … こうあん|きょく||じん|||いっしょ|

公安 こうあん

リナ 悪い 待た せ た な |わるい|また|||

持ち出せ た の は これ だけ だ もちだせ||||||

ああ そう

何 本 残って る の なん|ほん|のこって||

リナ それ …

おい 誰 だ よ |だれ||

いい から もう 行って |||おこなって

何 だ よ なん||

すぐ 追い付く から |おいつく|

分かった よ わかった|

リナ 何 し てる の |なん|||

銃 を 置け … 置け じゅう||おけ|おけ

「 犯罪 係数 ３１４ 」 はんざい|けいすう

お ～ 大物 だ |おおもの|

見 て の とおり シビュラ を 打倒 する の み||||||だとう||

レジスタンス よ

こんな こと し て 潜在 犯 じゃ 済ま ない ||||せんざい|はん||すま|

処刑 さ れ ちゃ う かも しれ ない のに しょけい||||||||

何 か … 思って た の と 違った なん||おもって||||ちがった

ねえ 弥生 一緒 に 戦わ ない |やよい|いっしょ||たたかわ|

そんな の 駄目 よ ||だめ|

どうして あなた は 公認 だ から |||こうにん||

そう じゃ ない

今 の 社会 が どれ だけ おかしい か 分かって る でしょ いま||しゃかい||||||わかって||

形 ばかり の 選挙 で お 飾り み たい な 政治 家 を 選 ん で も かた|||せんきょ|||かざり||||せいじ|いえ||せん|||

官僚 が みんな シビュラシステム に 選ば れ てる 以上 かんりょう|||||えらば|||いじょう

民主 主義 なんて 嘘 っぱ ち で し かない みんしゅ|しゅぎ||うそ|||||

人 は 皆 シビュラ の 言いなり の 奴隷 に なって じん||みな|||いいなり||どれい||

その こと に 誰 も 気付 い て ない |||だれ||きづ|||

でも 私 たち の 音楽 は きっと 大きな 力 に なる わ |わたくし|||おんがく|||おおきな|ちから|||

みんな の 心 を 動かす こと が できる ||こころ||うごかす|||

私 たち の 音楽 で 世界 を 変える の よ わたくし|||おんがく||せかい||かえる||

そんな こと が し たかった わけ じゃ ない の

弥生 … やよい

そんな こと じゃ ない

私 は ずっと ただ リナ と また 一緒 に ステージ に 立ち たい って … わたくし|||||||いっしょ||すてーじ||たち||

それ だけ で よかった のに …

それ だけ じゃ 駄目 な の よ |||だめ|||

私 ね 弥生 が 収容 さ れ た とき 分かった わたくし||やよい||しゅうよう|||||わかった

自分 が いかに 無力 か … じぶん|||むりょく|

ただ 楽しい だけ じゃ 何にも なら ない |たのしい|||なんにも||

そこ に 力 が なけ れ ば 何 の 意味 も ない ||ちから|||||なん||いみ||

何 の 意味 も なん||いみ|

そう よ 私 たち に は 力 が 必要 な の よ 弥生 ||わたくし||||ちから||ひつよう||||やよい

何も 変わら なく て よかった のに … なにも|かわら||||

でも もう 変わっちゃ っ た の ね … ||かわっちゃ||||

それ は …

ドミネーター シビュラ の 目 よ |||め|

あんた 公安 の 人間 に … |こうあん||にんげん|

お 願い リナ 私 と 一緒 に 来 て |ねがい||わたくし||いっしょ||らい|

今 なら まだ 間に合う いま|||まにあう

このまま こんな こと 続け て たら |||つづけ||

本当 に 取り返し の つか ない こと に なっちゃ う ほんとう||とりかえし|||||||

私 と 一緒 に 来 て わたくし||いっしょ||らい|

更生 プログラム を 受け て こうせい|ぷろぐらむ||うけ|

私 を 撃つ 気 わたくし||うつ|き

それ で リナ を 引き留め られる なら … ||||ひきとめ||

あんた に は 撃て ない わ よ |||うて|||

駄目 よ リナ 撃つ わ よ だめ|||うつ||

ホント に 撃つ わ よ ほんと||うつ||

「 不正 ユーザー です トリガー を ロック し ます 」 ふせい|ゆーざー||||ろっく||

どうして … どうして

何 で よ なん||

待って リナ まって|

待って … まって

そう か … よかった

肝 を 冷やし た ぞ かん||ひやし||

執行 官 じゃ ない ただ の 潜在 犯 に ドミネーター を 渡す なんて しっこう|かん|||||せんざい|はん||||わたす|

前代未聞 だ ぜんだいみもん|

おい 聞い てる の か |ききい|||

悪かった よ いい 経験 に なる と 思った んで な わるかった|||けいけん||||おもった||

シビュラ の 目 に 狂い は なかった と いう こと だ ||め||くるい||||||

すぐ 戻る じゃあ |もどる|

私 … わたくし

執行 官 に なる … しっこう|かん||

私 執行 官 に なる わたくし|しっこう|かん||