Kiseijuu : Sei no Kakuritsu (Parasyte -the maxim -) Episode 7 kiseijuu|sei||kakuritsu|parasyte|||episode

動く な うごく|

違う ちがう

奴 じゃ なかった か やつ||| Ce type-là|||

でも どうせ こいつ も バケ モン な ん だ ろ う |||||もん|||||

ち ょ ちょっと 待って くれ |||まって|

どう し た ミギー

コイツ 人間 の 脳 が 生き残って いる |にんげん||のう||いきのこって|

何 こりゃ 珍しい な 手 か よ なん||めずらしい||て|| どこ が 人間 の 脳 だ よ ||にんげん||のう||

いや 君 本当 な ん だ 本当 に … |きみ|ほんとう||||ほんとう|

本当 な ん だ ぜ これ が よ ほんとう|||||||

本当 だ シン イチ 脳 は 無傷 だ ほんとう|||いち|のう||むきず| ||||||indemne|

顔 の 下 半分 から 首筋 の 前 側 かお||した|はんぶん||くびすじ||ぜん|がわ |||||Devant du cou|||

おそらく 胸 の 辺り まで は |むね||あたり||

そう な ん だ

俺 たちゃ 仲間 っ つ ー わけ だ おれ||なかま|||-|| |nous sommes||||||

結婚 し て 一 年 女房 に 逃げ られ ちゃ って ね けっこん|||ひと|とし|にょうぼう||にげ|||| mariage|||||femme||||||

あいつ は 何も 言わ なかった けど ||なにも|いわ||

結局 は 僕 の お人好し で 煮え 切ら ない 性格 に 嫌 気 が さし た ん だ と 思う けっきょく||ぼく||おひとよし||にえ|きら||せいかく||いや|き|||||||おもう ||||Trop gentil||indécis||||||||s'est lassé|||||

でも 僕 に は 死ぬ 勇気 なんて なかった |ぼく|||しぬ|ゆうき|| |||||courage de mourir||

綺麗 だ な ー きれい|||- C'est beau.|||

へ ヘビ |へび

あっ ち いけ しっ しっ

それ から 後 は ||あと| |||et puis

俺 が 話す おれ||はなす

あんた の 右手 も 少し は 記憶 が ある はず だ ぜ ||みぎて||すこし||きおく|||||

俺 たち 初め は 脳 を 奪う だけ が 目的 だった よ な おれ||はじめ||のう||うばう|||もくてき|||

だから 俺 も 脳 へ 向かって 進 ん だ ん だ |おれ||のう||むかって|すすむ||||

ところが Cependant

いったい どう し た ん だ 呼吸 を し て い ない ||||||こきゅう|||||

このまま で は この 肉体 は 死ぬ ||||にくたい||しぬ

脳 を 奪う どころ で は ない 共倒れ だ のう||うばう|||||ともだおれ| |||||||Chute commune|

ほとんど 仮死 状態 だった その 肉体 に 俺 は 同化 し た |かし|じょうたい|||にくたい||おれ||どうか|| |quasi-mort||||||||fusionné avec||

そして

なるほど 面白い な |おもしろい|

まあ そんな わけ で 俺 は … ||||おれ|

おまえ に 俺 の 体 の 上 半分 を 渡す と ||おれ||からだ||うえ|はんぶん||わたす|

俺 が ダイナミック に しゃべれ なく なる ん だ よ おれ||だいなみっく|||||||

うるさい

でも 本当 に びっくり し た よ |ほんとう|||||

こいつ が いきなり 同類 が 近づ い て くる なんて 言う から |||どうるい||ちかづ|||||いう| |||même espèce||||||||

どんな バケ モノ が 現れる か と 思った けど ||もの||あらわれる|||おもった|

君 を 見 て 安心 し た よ きみ||み||あんしん|||

僕 と 同じ 境遇 の 人 が いたん だ ね ぼく||おなじ|きょうぐう||じん|||| |||même situation||||||

ね 話し て よ 君 の その 右手 の こと |はなし|||きみ|||みぎて||

そう だ 話し て みろ ||はなし||

は あ でも その 前 に 場所 を 移し て もらえ ませ ん か ||||ぜん||ばしょ||うつし||||| ||||||||changer de place|||||

おれ 泉 新一 です |いずみ|しんいち|

こいつ は ミギー

ある 場所 から 離れる わけ に いか ない ので |ばしょ||はなれる|||||

僕 は 宇田 守 ぼく||うだ|しゅ ||Uda|

こいつ は ただ の パラサイト で 十 分 ||||||じゅう|ぶん

ああ パラサイト で 十 分 だ |||じゅう|ぶん|

い ない な

どこ 行っちゃ っ た ん だ ろ う |おこなっちゃ||||||

ひどい ひど すぎる よ

それ で 君 は ずっと この 病院 の そば に … ||きみ||||びょういん|||

辛い だ ろ う ね からい||||

僕 だったら とても 堪え られ ない よ ぼく|||こらえ||| |||supporterais|||

こいつ な ん で 泣く ん だ ||||なく||

ホント に 人間 って の は わかん ね えよ な ほんと||にんげん|||||||

私 も 時々 そう 思う わたくし||ときどき||おもう

君 の ミギー 言葉遣い が 綺麗 だ よ ね きみ|||ことばづかい||きれい||| |||choix de mots|||||

たぶん 本 ばかり 読 ん で い た から だ と 思う けど |ほん||よ||||||||おもう|

俺 は テレビ で 言葉 を 覚え た ん だ ぜ おれ||てれび||ことば||おぼえ||||

こいつ は 映画 が 好き で よ しょっちゅう 泣 い てる ん だ ||えいが||すき||||なき|||| |||||||tout le temps|||||

泣く って の は 人間 独特 の もん だ よ な なく||||にんげん|どくとく||||| |||||propre à|||||

お前 は 少し 黙って ろ おまえ||すこし|だまって|

僕 は 隣町 の ホテル で 働 い て いる ん だ ぼく||となりまち||ほてる||はたら||||| ||ville voisine|||||||||

君 の 言う 敵 が 現れ たら すぐに 連絡 する よ きみ||いう|てき||あらわれ|||れんらく||

協力 さ せ て よ きょうりょく||||

だって 初めて 出会った 仲間 だ もん |はじめて|であった|なかま|| |||||parce que

本当 に よく 泣く 人 だ な ほんとう|||なく|じん||

でも 俺 も うれしい |おれ||

俺 と 同じ 人 が 味方 が い た なんて おれ||おなじ|じん||みかた||||

シン イチ |いち

シン イチ |いち

なん だ よ こんな 時間 に ||||じかん|

重要 な 話 だ じゅうよう||はなし|

昼間 話 そ う と 思った の だ が ひるま|はなし||||おもった||| En journée||||||||

宇田 たち が 現れ た ため つい 言いそびれ て しまった うだ|||あらわれ||||いいそびれ|| |||||||oublié de dire||

思い出せ シン イチ おもいだせ||いち

君 は オリンピック 選手 並み の 速 さ で 走る きみ||おりんぴっく|せんしゅ|なみ||はや|||はしる ||||comme|||||

3 メートル 以上 の 高 さ を 跳躍 し た めーとる|いじょう||たか|||ちょうやく|| ||||||sauter||

なん だって

気づ い て なかった か きづ||||

では 説明 しよ う |せつめい||

まず 私 の 体 だ が |わたくし||からだ||

こう なる に は 訓練 が 必要 な ん だ ぜ ||||くんれん||ひつよう||||

2 つ に 分裂 し た 程度 なら ||ぶんれつ|||ていど| |||||degré|

お互いに もの を 考え しゃべる こと も できる おたがいに|||かんがえ||||

ところが あまり 細かく 小さく なる と ||こまかく|ちいさく|| ||en petits morceaux|||

知能 は 低下 し 考える こと は おろか ちのう||ていか||かんがえる||| intelligence||baisse|||||même pas possible

元通り 繋がる こと も 出来 なく なり もとどおり|つながる|||でき|| comme avant||||||

すぐ 干からび て 死 ん で しまう |ひからび||し||| |dessécher|||||

だから 分裂 する とき は 予め 意思 統一 し て おく の だ |ぶんれつ||||あらかじめ|いし|とういつ||||| C'est pourquoi|scission||||à l'avance|volonté commune|unité|||||

つまり 合い言葉 だ |あいことば| |Mot de passe|c'est

元通り 1 つ に 戻る っと ね もとどおり|||もどる|| comme avant|||||

ああ そう な ん だ

ところが だ 細かく 分裂 し た 肉 片 でも 生き 続け られる 場所 が ある ||こまかく|ぶんれつ|||にく|かた||いき|つづけ||ばしょ|| ||en petits morceaux||||||||||||

それ は 常に 新しい 血液 が 流れ て くる 場所 ||とわに|あたらしい|けつえき||ながれ|||ばしょ ||toujours||sang|||||

つまり 君 の 体 内 な ん だ |きみ||からだ|うち|||

俺 の … おれ|

まさか ミギー

そう な ん だ よ

今 君 と 話し て いる 私 は 元 の 私 の 体 の 70 % ほど な ん だ いま|きみ||はなし|||わたくし||もと||わたくし||からだ|||||

君 の 心臓 の 穴 を 塞 い だ 私 は きみ||しんぞう||あな||ふさ|||わたくし| ||||||bouché||||

血管 を 通って 右手 に 戻 ろ う と 意思 統一 し た けっかん||かよって|みぎて||もど||||いし|とういつ|| vaisseau sanguin||à travers|||revenir||||volonté|unification||

だが 回復 し た 心臓 の 力 が 予想 以上 に 強かった ため |かいふく|||しんぞう||ちから||よそう|いじょう||つよかった| |rétablissement|||||||plus que prévu|||plus fort que prévu|

君 の 全身 に 散って しまった きみ||ぜんしん||ちって| ||tout le corps||dispersé sur|

彼ら は 細かく なり すぎ て もう 連絡 が 取れ ない かれら||こまかく|||||れんらく||とれ| ||trop minutieux||||||||

なん だって

もう 大概 の こと に は 驚か ない と 思って た のに |たいがい|||||おどろか|||おもって|| |En général||||||||||

君 の 体 に 変化 が 起き なけ れ ば 黙って いる つもり だった きみ||からだ||へんか||おき||||だまって|||

ミギー

何 全身 って 言った よ な なん|ぜんしん||いった|| てこ と は 脳 に も ？ |||のう||

わから ん

でも 彼ら は 意識 を もって いる わけ で は ない し |かれら||いしき|||||||| |||conscience||||||||

毛細 血管 に は 入り込ま ない と 思う が もうさい|けっかん|||はいりこま|||おもう| capillaire|vaisseaux sanguins|||ne pénètre pas||||

何 か 気 に なる の か なん||き|||| ||||préoccuper||

いや 大した こと じゃ ない |たいした|||

思い過ごし かも しれ ない おもいすごし||| Trop s'inquiéter|||

あの 時 いろんな 思い が 込み上げ て き て 胸 が 裂け そう だった のに |じ||おもい||こみあげ||||むね||さけ||| |||||monter||||||se déchirer|||

涙 は 出 なかった なみだ||だ|

さっき だって そう だ

宇田 さん は 初めて 仲間 に 出会え て あんなに 泣 い て い た のに うだ|||はじめて|なかま||であえ|||なき||||| ||||||a rencontré||||||||

俺 は … おれ|

泣く って の は 人間 独特 の もん だ よ な なく||||にんげん|どくとく|||||

胸 の 穴 か むね||あな|

マキ ちゃん まき|

なん だ 気づ い て た の ||きづ||||

俺 さ 普通 の 人間 に 見える ？ おれ||ふつう||にんげん||みえる

み 見える よ なんで |みえる||

もう な ん な の よ 自分 一 人 で 納得 し ちゃ って さ ||||||じぶん|ひと|じん||なっとく||||

何も 話し て くれ ない ん だ から なにも|はなし||||||

船 の 中 で だって 今 だって せん||なか|||いま|

泉 さん 時々 ひどい 顔 し てる よ いずみ||ときどき||かお|||

まるで 涙 出さ ない で 泣 い てる みたい に |なみだ|ださ|||なき||||

き 気 に なる じゃ ない |き||||

ごめん

もう しら ない |Je m'en|

宇田 さん だ うだ||

来 た よ パラサイト が 一 匹 らい|||||ひと|ひき |||Le parasite|||

君 の 敵 人 間違い ない と 思う きみ||てき|じん|まちがい|||おもう

で そい つ は まっすぐ こっち へ

いや 僕 に 気づ い た らしく 近づ い てき てる |ぼく||きづ||||ちかづ|||

君 が 来る まで なんとか 引き止め て おく よ きみ||くる|||ひきとめ||| |||||Retenir|||

何 言って る ん です なん|いって|||

人間 の 脳 が 残って る と わかったら 問答 無用 で 攻撃 し て き ます よ にんげん||のう||のこって||||もんどう|むよう||こうげき||||| ||||||||questions et réponses|sans sommation|||||||

あと 100 メートル だ な |めーとる||

早く 早く 逃げ て はやく|はやく|にげ|

わ わかった

岬 を 通って すぐに そっち の 町 へ 行く よ みさき||かよって||||まち||いく| par le cap|||||||||

シン イチ 反応 が 1 つ |いち|はんのう||

1 つ か たぶん 宇田 さん だ な |||うだ|||

急げ 追い つかれる ぞ いそげ|おい|| Dépêche-toi||être rattrapé|

こ これ でも 精一杯 な ん だ よ |||せいいっぱい|||| |||de mon mieux||||

あっ ち は 人体 の 潜在 能力 を ぎりぎり まで 引き 出 せる らしい |||じんたい||せんざい|のうりょく||||ひき|だ|| |||corps humain||potentiel latent|||à fond|||||

こりゃ 勝ち目 ねえ ぞ 逃げよ う ぜ |かちめ|||にげよ|| ||||Fuyons d'ici||

そう は いか ない

今 に 新一 くん たち も 来る いま||しんいち||||くる

力 を 合わせ て やっつける ん だ ちから||あわせ|||| ||||Terrasser ensemble||

だったら そっち へ 行け |||いけ

その方 が まだ 可能 性 が ある ぜ そのほう|||かのう|せい|||

シン イチ |いち

来 た の か もう 1 人 らい|||||じん

違う 眠い ちがう|ねむい

そんな うそ だ ろ

もう ダメ だ |だめ|

起きろ ミギー おきろ|

宇田 さん たち を 見殺し に する の か うだ||||みごろし|||| ||||laisser mourir||||

せめて この 形 で … ||かた|

出来る なら 逃げ て くれ できる||にげ||

自分 が まず … 生きる … こと を … じぶん|||いきる||

大丈夫 さ だいじょうぶ|

宇田 さん や パラサイト と 力 を 合わせ れ ば うだ|||||ちから||あわせ||

おい もう 進め ない ぞ まずい ん じゃ ない の か ||すすめ||||||||

いや ここ なら 追いつか れ て も 挟み撃ち に できる だ ろ う |||おいつか||||はさみうち||||| |||rattraper||||prise en tenaille|||||

お前 で 2 人 目 だ な 脳 が 生き残って いる やつ を 見 た の は おまえ||じん|め|||のう||いきのこって||||み|||

ただ 私 に とって は ただ の 邪魔者 |わたくし||||||じゃまもの

今 片づけ て やる いま|かたづけ|| |ranger||

これ が 本来 あるべき 完成 品 の 姿 か ||ほんらい||かんせい|しな||すがた| ||à l'origine|devrait être|||||

どこ だ

どこ に いる ん だ

こ 殺さ れる |ころさ|

話 に なら ん な はなし||||

統一 さ れ た 私 の 体 に 比べ とういつ||||わたくし||からだ||くらべ unifié||||||||

おまえ の 土台 で ある 人間 の 動き は まるで 鈍い ||どだい|||にんげん||うごき|||にぶい ||base||||||||Lent

まったく だ

おまけに 呼吸 が めちゃくちゃ すぎ て こっち まで 疲れ て き た ぜ |こきゅう|||||||つかれ|||| En plus||||||||fatigue||||

だが この 女 の 攻撃 も 妙に 単調 な ん だ よ な ||おんな||こうげき||みょうに|たんちょう||||| ||||||étrangement|monotone|||||

そう まるで 体 の 一 ヶ所 だけ を 狙って いる よう な ||からだ||ひと|かしょ|||ねらって||| |||||endroit||||||

もう 勝負 が つい た |しょうぶ|||

早く 始末 さ れろ はやく|しまつ||

お前 の よう に 寄生 し た 部分 が はっきり し ない やつ は おまえ||||きせい|||ぶぶん||||||

心臓 を 破壊 して やる の が もっとも 確実 だ しんぞう||はかい||||||かくじつ| ||||||||le plus sûr|

やっぱり そう だった か

もう 1 人 仲間 が |じん|なかま|

だが 変 だ |へん|

反応 が 弱 すぎる はんのう||じゃく|

まるで 眠って いる よう だ が |ねむって||||

なぜ だ 殺し た はず な のに ||ころし||||

あの 時 狙い が それ た の か |じ|ねらい|||||

いや そんな こと は ない

心臓 に 穴 を 開け られ て も 死な ない と は しんぞう||あな||あけ||||しな|||

ついでに 首 も 切り落とし て おく べき だった か |くび||きりおとし||||| en passant|||couper net|||||

ひどい 声 まで そのまま じゃ ない か |こえ||||| Voix horrible||||||

一 秒 でも 早く お前 を 殺す ひと|びょう||はやく|おまえ||ころす

そう だ 来い ||こい ||Viens ici

化け物 は 化け物 らしく ばけもの||ばけもの|

殺し て やる おまえ も ころし||||

おまえ も ？ それ じゃ 宇田 さん が … ||||うだ||

右手 の 反応 が 鈍い みぎて||はんのう||にぶい

まるで 冬眠 でも し て いる よう だ |とうみん|||||| |hibernation||||||

だ と すれば 人間 1 匹 に なに が できる |||にんげん|ひき||||

避け た さけ|

まさか 人間 に そんな 運動 能力 が ある はず は |にんげん|||うんどう|のうりょく||||

ばか な

見える ヤツ の 動き が 見える ぞ みえる|やつ||うごき||みえる|

A と 戦った とき と は 全然 違う a||たたかった||||ぜんぜん|ちがう

そう か 物 凄い スピード で 変形 し ながら 動 い て い た の か ||ぶつ|すごい|すぴーど||へんけい|||どう||||||

信じ られ ん しんじ||

宇田 さん うだ|

この世 で 一 人 たった 一 人 同じ 思い を 分かり 合え る 人 だった のに このよ||ひと|じん||ひと|じん|おなじ|おもい||わかり|あえ||じん|| |||||||même||||comprendre||||

くそ ー |-

なぜ だ なぜ こいつ は こんなに 早く 動け る ||||||はやく|うごけ|

首 だ 首 から 上 だけ を 狙う ん だ くび||くび||うえ|||ねらう|| |||||||viser||

殺す 早く ころす|はやく

1 秒 でも 早く 殺す びょう||はやく|ころす

こいつ 人間 と は 思え ん |にんげん|||おもえ|

人間 じゃ ない にんげん||

母さん かあさん

母さん 今 かあさん|いま

今 その 化け物 を 切り離し て やる から ね いま||ばけもの||きりはなし|||| ||||séparer||||

くそ

死ね … しね

宇田 さん うだ|

こ こいつ は もちろん 君 の お 母さん なんか じゃ ない ||||きみ|||かあさん|||

でも 君 が やっちゃ いけない 気 が する |きみ||||き|| |||ne fais pas||||

なぜ だ

お前 まで なぜ 生き て いる おまえ|||いき||

攻撃 パターン を 読 ん だ の さ こうげき|ぱたーん||よ||||

て め え は 正確 に 心臓 を 狙って き た ||||せいかく||しんぞう||ねらって|| ||||précisément||||||

だから て め え の 触手 が 突き刺さる 寸前 に |||||しょくしゅ||つきささる|すんぜん| |||||tentacule||percer|au bord de|

心臓 と 重要 器官 の 位置 を ずらし た の さ しんぞう||じゅうよう|きかん||いち||||| ||essentiel|organes vitaux||||déplacer|||

母さん かあさん

終わった おわった C'est fini.

終わった ん だ おわった||

どうも お 世話 に なり まし た それ じゃ ||せわ|||||| ||pris soin||||||

送って いく よ おくって||

用事 済 ん だ の ようじ|す||| affaire||||

ああ 済 ん だ |す|| |C'est fini||

ねえ 今度 は さ 観光 で おいで よ |こんど|||かんこう|||

いや もう 二 度 と ここ に は ||ふた|たび||||

いや だ

いや いつか ずっと 先 で も いい から |||さき||||

さよなら

うまく 話せ たら い い ん だ が |はなせ||||||

その 何 と 言ったら いい の か |なん||いったら|||

ただ これ だけ は 信じ て ほしい ||||しんじ||

母さん は 最後 まで いや 今 も おまえ を 愛し て いる かあさん||さいご|||いま||||あいし||

そして 俺 も おまえ と 母さん を |おれ||||かあさん|

うん

父さん 1 つ だけ 夢 の こと とうさん|||ゆめ||

その 父さん が 見 た 悪い 夢 の 中 で 母さん は … その |とうさん||み||わるい|ゆめ||なか||かあさん||

苦しい 思い と か し た の か な くるしい|おもい|||||||

いや すべて が 一瞬 の こと だった から な |||いっしゅん||||| |||un instant|||||

そう

新一 しんいち

彼 だ かれ|

近く に 彼 が いる ちかく||かれ||

泉 くん … いずみ| 泉君|

泉 くん 帰って き た ん だ いずみ||かえって||||

泉 くん いずみ|

よ ぉ |Salut

次回 「 氷点 」 じかい|ひょうてん |Point de congélation