Saenai Heroine No Sodatekata Episode 4 saenai|heroine|no|sodatekata|episode Saenai Heroine No Sodatekata Episode 4

まあ 明日 なら 大丈夫 よ 町田 さん |あした||だいじょうぶ||まちだ|

次回 作 の プロット も 順調 だ し じかい|さく||||じゅんちょう||

信じ て いい の ね しんじ||||

今 まで 私 が 嘘 を つい た こ と あり まし た っけ いま||わたくし||うそ|||||||||

作品 に つい て は 一 度 も ない けれど さくひん|||||ひと|たび|||

締め切り に つい て は ちょくちょく しめきり|||||

そう です か

では 明日 も 取材 なんて 受け て いる 余裕 は あり ませ ん ね |あした||しゅざい||うけ|||よゆう|||||

と いう わけ で 先程 の 話 は なかった こと に ||||さきほど||はなし||||

ああ ちょっと 待って ||まって

ほんの ちょっと だけ 待って 詩 ちゃん |||まって|し|

その 「 し ー ちゃん 」 と いう 呼び 方 を 改めて いただける の で し たら ||-||||よび|かた||あらためて|||||

三 秒 だけ 待ち ます が いか か でしょ う みっ|びょう||まち||||||

もう ページ も 取っちゃ っ てる し |ぺーじ||とっちゃ|||

先月 号 で 告知 も し ちゃ った の よ せんげつ|ごう||こくち||||||

「 霞 詩子 先生 の 新作 発表 独占 インタビュー 」 かすみ|うたこ|せんせい||しんさく|はっぴょう|どくせん|いんたびゅー

大体 私 の 仕事 は 文章 を 書く 事 で あって 人前 で しゃべる こと で は ない ん です が だいたい|わたくし||しごと||ぶんしょう||かく|こと|||ひとまえ|||||||||

そういう こと 言う ん だ ||いう||

せっかく 詩 ちゃん が 喜ぶ と 思って 一生懸命 お膳立て し た のに な |し|||よろこぶ||おもって|いっしょうけんめい|おぜんだて||||

どういう 意味 |いみ

実は ね … じつは|

放課後 二 人 で 過ごし た 教室 ほうかご|ふた|じん||すごし||きょうしつ

机 の 上 夢中 で はずむ 君 の 声 つくえ||うえ|むちゅう|||きみ||こえ

鈍感 な 君 の その 態度 が どんかん||きみ|||たいど|

いつも 私 を 意地悪 に さ せる の |わたくし||いじわる||||

ひとりぼっち だ と 思う 時 も ある |||おもう|じ||

涙 止め られ ない 日 も ある なみだ|とどめ|||ひ||

本当 の 私 を 見つめ て ほしい の ほんとう||わたくし||みつめ|||

きっと 伝わる と 信じ て いる よ |つたわる||しんじ|||

君 は いつ だって いつ だって 変わら ない から きみ||||||かわら||

私 が 何 回 も 何 回 も シグナル 送って あげる わたくし||なん|かい||なん|かい||しぐなる|おくって|

夢見 た あの 丘 目指し て ゆめみ|||おか|まなざし|

くじけ そう な 時 も 頑張れ そう だ よ |||じ||がんばれ|||

君 が いる から きみ|||

俺 行か なく ちゃ おれ|いか||

ごめん ね 直人 君 ||なおと|きみ

何で 沙 由佳 が 謝る ん だ よ なんで|いさご|ゆか||あやまる|||

泣 い て す が れる 女の子 に なれ なく て ごめん ね なき||||||おんなのこ||||||

恋 より も 夢 を 選 ん で しまって ごめん ね こい|||ゆめ||せん|||||

さよなら

なのに …

ずっと 好き で い て ごめん ね |すき|||||

最終 巻 まで 読 ん だ の か さいしゅう|かん||よ||||

で どう だった

おかげ で 今日 は ちょっと 寝不足 ||きょう|||ねぶそく

なかなか 止め 時 が 見つから なく て |とどめ|じ||みつから||

そう か

ラノベ って 完全 に 男の子 向け か と 思って た けど ||かんぜん||おとこのこ|むけ|||おもって||

これ は 女の子 が 読 ん で も 泣ける 作品 だ よ ね ||おんなのこ||よ||||なける|さくひん|||

加藤 かとう

お前 って やつ は … おまえ|||

本当 に もらっちゃ って いい の これ ほんとう||||||

いい に 決まって る だ ろ ||きまって|||

どうせ 加藤 に 渡し た の は 布教 用 だ し |かとう||わたし||||ふきょう|よう||

読書 用 と 保存 用 に あと 二 セット 持って る し どくしょ|よう||ほぞん|よう|||ふた|せっと|もって||

そう 余って る なら ありがたく もらっちゃ おう かな |あまって||||||

いや もちろん 買い 足す ぞ ||かい|たす|

布教 用 が 減ったら 補充 する の は 常識 だ ろ ふきょう|よう||へったら|ほじゅう||||じょうしき||

ごめん 私 まだ オタク の 常識 って もの に 慣れ て なく て |わたくし||おたく||じょうしき||||なれ|||

それにしても 未 だ に 信じ られ ない な |み|||しんじ|||

これ を 書 い た の が あの 霞 ヶ 丘 先輩 だ なんて ||しょ||||||かすみ||おか|せんぱい||

まあ 確かに 女子 高 生 ラノベ 作家 なんて ラノベ で しか 見 ない よ な 普通 |たしかに|じょし|たか|せい||さっか|||||み||||ふつう

えっ と うん まあ

それ も ある けど

学校 で の 姿 を 見 てる と がっこう|||すがた||み||

どうして も 恋愛 小説 を 書く よう な 人 に は 見え ない って いう か ||れんあい|しょうせつ||かく|||じん|||みえ||||

その ギャップ こそ が キャラ が 立って る って こと じゃ ない か |ぎゃっぷ|||||たって||||||

加藤 も 見習え よ かとう||みならえ|

学年 一 位 を キープ し た まま 作家 の 仕事 を やる なんて がくねん|ひと|くらい||きーぷ||||さっか||しごと|||

普通 の 人間 に は 無理 だ から ふつう||にんげん|||むり||

ああ 天 から 与え られ た 才能 だけ で は なく |てん||あたえ|||さいのう||||

きっと 血 の にじむ よう な 努力 も し てる ん だ ろ う な 詩 羽 先輩 |ち|||||どりょく|||||||||し|はね|せんぱい

いや 霞 詩子 先生 は 俺 に とって 神様 だ よ |かすみ|うたこ|せんせい||おれ|||かみさま||

ああ わかる

今 の 安芸 君 信者 の 目 を し てる よ いま||あき|きみ|しんじゃ||め||||

次回 作 も 楽しみ だ よ な じかい|さく||たのしみ|||

今度 こそ アニメ 化 決定 待ったなし こんど||あにめ|か|けってい|まったなし

どんな 話 に なる ん だ ろ う ね |はなし|||||||

また 「 恋 する メトロノーム 」 み たい な 純愛 系 かな |こい||||||じゅんあい|けい|

そう だ な その 辺り の こと も 聞い て みる よ ||||あたり||||ききい|||

そんな 大事 な こと 教え て くれる かな |だいじ|||おしえ|||

そういう の 倫理 的 に まずく ない ||りんり|てき|||

倫理 … りんり

何 その 過去 の トラウマ を えぐら れ た み たい な 反応 なん||かこ||||||||||はんのう

えぐら れ て ない から 全然 痛く も 痒 く も ない ん だ から |||||ぜんぜん|いたく||よう||||||

誤解 し ない で よ ね ごかい|||||

うん これ 以上 は 深く 追及 し ない こと に する ね ||いじょう||ふかく|ついきゅう||||||

それ は ともかく

今日 だけ は 色々 聞い て も 大丈夫 な ん だ よ きょう|||いろいろ|ききい|||だいじょうぶ||||

どうして

なぜなら …

と いう わけ で 本日 の インタビュー を 担当 さ せ て いただく 安芸 と 申し ます ||||ほんじつ||いんたびゅー||たんとう|||||あき||もうし|

霞 先生 今日 は よろしく お 願い し ます かすみ|せんせい|きょう||||ねがい||

これ は いったい どういう 事 な の 倫理 君 ||||こと|||りんり|きみ

えっ と 先週 俺 の ホームページ に こちら の 副 編集 長 さん から 依頼 メール が 来 て … ||せんしゅう|おれ||ほーむぺーじ||||ふく|へんしゅう|ちょう|||いらい|めーる||らい|

だって さ 詩 ちゃん って 人見知り だ し 協調 性 ない し ||し|||ひとみしり|||きょうちょう|せい||

性格 悪い し せいかく|わるい|

普通 の ライター じゃ コメント なんて 引き出せ ない じゃ ない ふつう||らいたー||こめんと||ひきだせ|||

その 点 顔見知り なら 安心 か なって |てん|かおみしり||あんしん||

帰る 帰って 寝る かえる|かえって|ねる

ちょっと 待って 詩 羽 先輩 |まって|し|はね|せんぱい

でも 私 人見知り だ し 協調 性 ないし 性格 悪い し |わたくし|ひとみしり|||きょうちょう|せい||せいかく|わるい|

そりゃ あ まあ その とおり だ けど …

じゃ お 疲れ 様 ||つかれ|さま

ああ ごめんなさい

社交 辞令 と 本音 を 取り違え て まし た しゃこう|じれい||ほんね||とりちがえ|||

まだ 取り違え た まま の よう だ けど |とりちがえ||||||

俺 だって 詩 羽 先輩 が 嫌がる と 思った よ おれ||し|はね|せんぱい||いやがる||おもった|

けど 霞 詩子 の 新作 情報 を 誰 より も 先 に 知る チャンス って 言わ れ て |かすみ|うたこ||しんさく|じょうほう||だれ|||さき||しる|ちゃんす||いわ||

引き下がる わけ に は いか なかった ん だ よ ひきさがる||||||||

もう 諦め なさい よ 詩 ちゃん |あきらめ|||し|

五十万 部 も 売り上げ た 人気 作家 が 大人げない わ よ ごじゅうまん|ぶ||うりあげ||にんき|さっか||おとなげない||

神聖 な 仕事場 に いきなり 素人 を 連れ て くる 大人げない 人 が 何 か 言って る し しんせい||しごとば|||しろうと||つれ|||おとなげない|じん||なん||いって||

豊 ヶ 崎 学園 三 年 C 組 霞 ヶ 丘 詩 羽 とよ||さき|がくえん|みっ|とし|c|くみ|かすみ||おか|し|はね

その 真 の 正体 は |まこと||しょうたい|

一 年 の 時 に 不 死 川 ファンタスティック 大賞 を 受賞 ひと|とし||じ||ふ|し|かわ||たいしょう||じゅしょう

二 年 の 時 に デビュー 作 全 五 巻 が 累計 五十万 部 の 大 ヒット ふた|とし||じ||でびゅー|さく|ぜん|いつ|かん||るいけい|ごじゅうまん|ぶ||だい|ひっと

そして 三 年 に なった 今 |みっ|とし|||いま

不 死 川 書店 の 全面 バックアップ の 下 ふ|し|かわ|しょてん||ぜんめん|ばっくあっぷ||した

満 を 持し て 新 シリーズ を 立ち上げよ う と して いる 売れっ子 作家 霞 詩子 だ まん||じし||しん|しりーず||たちあげよ|||||うれっこ|さっか|かすみ|うたこ|

さて ファン 待望 の 霞 詩子 新作 |ふぁん|たいぼう||かすみ|うたこ|しんさく

ついに 今回 の 「 アン デッド マガジン 」 で 発表 と なり まし た ね |こんかい||||まがじん||はっぴょう|||||

そう ね

今回 も 「 恋 する メトロノーム 」 と 同じ 和合 市 が 舞台 に なって る ん です ね こんかい||こい||||おなじ|わごう|し||ぶたい||||||

使い 回し ね つかい|まわし|

と なる と 前作 と の リンク も 期待 さ れ ます が |||ぜんさく|||りんく||きたい||||

例えば 同じ 学校 が 舞台 だったり 同じ キャラ が 出 て き た り たとえば|おなじ|がっこう||ぶたい||おなじ|||だ||||

かも ね

開始 三 十 秒 で 寝 ない で よ 先輩 かいし|みっ|じゅう|びょう||ね||||せんぱい

仕方ない じゃ ない しかたない||

夕べ は 徹夜 で 新作 の プロット 練って た ん だ し ゆうべ||てつや||しんさく|||ねって||||

徹夜 し た の に 全く 進 ん で なく て てつや|||||まったく|すすむ||||

紹介 記事 が 書け ず に 青ざめ てる アカウント が こちら に なり ます しょうかい|きじ||かけ|||あおざめ|||||||

俺 の こと 言え ねえ おれ|||いえ|

お やすみ なさい 永遠 に |||えいえん|

さて 前作 「 恋 する メトロノーム 」 の ヒット を 受け て の 満 を 持し て の 新作 と いう こと で |ぜんさく|こい||||ひっと||うけ|||まん||じし|||しんさく||||

期待 の 高い 分 プレッシャー も ある と 思い ます が きたい||たかい|ぶん|ぷれっしゃー||||おもい||

別に べつに

え ー と つまり |-||

どれ だけ 周囲 の 環境 が 変わって も ||しゅうい||かんきょう||かわって|

自分 の やる べき こと は 別に 変わり ませ ん じぶん||||||べつに|かわり||

ただ 全力 を 尽くす のみ です って こと です ね |ぜんりょく||つくす||||||

大体 前 の 作品 だって 私 の 力 で 売れ て た なんて 思って ない し だいたい|ぜん||さくひん||わたくし||ちから||うれ||||おもって||

なるほど

「 恋 する メトロノーム 」 が ヒット し た の も こい||||ひっと||||

応援 し て くれ た 読者 の 皆さん の おかげ です おうえん|||||どくしゃ||みなさん|||

な の で 今度 の 新作 も 皆さん が 心 の 底 から 楽し ん で くれる 事 を 祈って い ます と |||こんど||しんさく||みなさん||こころ||そこ||たのし||||こと||いのって|||

言って ない し いって||

いや さすが は 霞 詩子 先生 |||かすみ|うたこ|せんせい

その 読者 と 真摯 に 向き合う 姿勢 が 人気 の 秘訣 な ん です ね |どくしゃ||しんし||むきあう|しせい||にんき||ひけつ||||

だって 「 恋 する メトロノーム 」 が 売れ た の って 倫理 君 の せい だ し |こい||||うれ||||りんり|きみ||||

ちょっと 待って 俺 そんな 大それた こと やって ない よ |まって|おれ||だいそれた||||

ああ でも 半分 くらい は 詩 ちゃん の 言う とおり な の よ ね ||はんぶん|||し|||いう|||||

だって あなた の サイト で 取り上げ られ て から |||さいと||とりあげ|||

あからさま に 売り上げ が 伸び た の よ ||うりあげ||のび|||

人気 ブロガー の TAKI 君 にんき|||taki|きみ

それ まで は 二 巻 か 三 巻 で 打ち 切り って 空気 だった ん だ から |||ふた|かん||みっ|かん||うち|きり||くうき||||

平 積み さ れ ない し 重版 かから ない し 評判 聞か ない し ひら|つみ|||||じゅうはん||||ひょうばん|きか||

本当 重度 の ファンタスティック 文庫 マニア で なけ れ ば 存在 すら 知ら ない レベル ほんとう|じゅうど|||ぶんこ|まにあ|||||そんざい||しら||れべる

今更 そんな 生臭い 話 暴露 し ない で よ いまさら||なまぐさい|はなし|ばくろ||||

大体 それ 出版 社 が 仕事 し て なかった って こと じゃ ん だいたい||しゅっぱん|しゃ||しごと|||||||

そう な の よ 不 死 川 書店 って ぽっ と 出 の 新人 に 冷たく て ||||ふ|し|かわ|しょてん||||だ||しんじん||つめたく|

そう な の よ ね うち の 営業 って 基本 的 に やる 気 なく て |||||||えいぎょう||きほん|てき|||き||

さっき から 何一つ 記事 に でき ない よ この インタビュー ||なにひとつ|きじ||||||いんたびゅー

えっ と そろそろ まとめ に 入ら せ て ください |||||はいら|||

随分 と 時間 が かかった 割 に は 全然 中身 が なかった わ ね この インタビュー ずいぶん||じかん|||わり|||ぜんぜん|なかみ||||||いんたびゅー

取材 対象 が もう 少し 協力 的 だったら こんな こと に は なら なかった よ しゅざい|たいしょう|||すこし|きょうりょく|てき||||||||

大体 私 に 当たり障り の ない コメント を 求める 方 が 間違って る の よ だいたい|わたくし||あたりさわり|||こめんと||もとめる|かた||まちがって|||

それ でも 最後 だけ は び っし と 締めて もらう よ ||さいご||||||しめて||

それでは 次回 作 に 対 し て の 意気込み を お 願い し ます |じかい|さく||たい||||いきごみ|||ねがい||

つい 先日 私 の 処女 作 「 恋 する メトロノーム 」 は |せんじつ|わたくし||しょじょ|さく|こい|||

幸せ な 完結 を 迎える こと が でき まし た しあわせ||かんけつ||むかえる|||||

なお 私 が 処女 で ある か どう か は この 件 と は 無関係 です |わたくし||しょじょ||||||||けん|||むかんけい|

ツッコ ま ない ツッコ ま ない ぞ

そして ありがたい 事 に こうして 新しい お 仕事 も もらえ る よう に なり まし た ||こと|||あたらしい||しごと||||||||

これ も 読者 の 皆さん が こんな 右 も 左 も 分から ない 新人 の 作品 を ||どくしゃ||みなさん|||みぎ||ひだり||わから||しんじん||さくひん|

必死 に 応援 し て くれ た おかげ です ひっし||おうえん||||||

そんな 皆さん に 報いる ため |みなさん||むくいる|

続く 作品 たち に も 同じ ぐらい う うん それ 以上 の 魂 を 込め て みせ ます つづく|さくひん||||おなじ|||||いじょう||たましい||こめ|||

これ から も 応援 よろしく お 願い し ます |||おうえん|||ねがい||

こんな ところ で どう かしら バイト 編集 君 |||||ばいと|へんしゅう|きみ

うん うん いい よ

感謝 の 気持ち は 全部 作品 で 返す それ で こそ 霞 詩子 だ よ かんしゃ||きもち||ぜんぶ|さくひん||かえす||||かすみ|うたこ||

それ だけ ？

私 続く 作品 たち って 言った ん だ けど わたくし|つづく|さくひん|||いった|||

何 か 忘れ て ない 倫理 君 なん||わすれ|||りんり|きみ

それ って …

今 私 の ところ に 来 て いる 仕事 の オファー は 二 つ ある って こと よ いま|わたくし||||らい|||しごと||||ふた|||||

クライアント さん

俺 の 企画 やって くれる の おれ||きかく|||

週明け から 参加 って こと で いい かしら あなた の サークル しゅうあけ||さんか||||||||さーくる

詩 羽 先輩 し|はね|せんぱい

その代わり 覚悟 な さ い そのかわり|かくご|||

私 が 参加 する からに は 誰 に も 手抜き なんか さ せ な いわ よ わたくし||さんか||||だれ|||てぬき||||||

澤村 さん が 投げ出さ ない か 心配 だ けど ね さわむら|||なげださ|||しんぱい|||

ありがとう

ありがとう 詩 羽 先輩 |し|はね|せんぱい

だから 倫理 君 も 必死 で つい てき なさい よ |りんり|きみ||ひっし|||||

ああ 詩 羽 先輩 に 置 い て いか れ ない よう に 死に物狂い で 頑張る から |し|はね|せんぱい||お||||||||しにものぐるい||がんばる|

で お 二 人 と も ||ふた|じん||

その 仕事 の 優先 順位 に つい て 今 から ちょっと 打ち合せ でき ない |しごと||ゆうせん|じゅんい||||いま|||うちあわせ||

いつ から 起き た の どこ から 見 て た の ||おき|||||み|||

それ と もう 夜 遅い し |||よ|おそい|

ああ 大丈夫 大丈夫 |だいじょうぶ|だいじょうぶ

うち の 編集 部 なんて 今 が 始業 時間 みたい な もん だ から ||へんしゅう|ぶ||いま||しぎょう|じかん|||||

出版 社 って 色々 と 大変 な ん だ ね しゅっぱん|しゃ||いろいろ||たいへん||||

別に 参加 する って 決め た わけ じゃ ない ん だ から ね べつに|さんか|||きめ||||||||

でも あんた だけ じゃ 何も でき ない こと は 分かって る し ||||なにも|||||わかって||

ほんの ちょっと なら その 手伝って あげて も いい … ||||てつだって|||

そんな 所 で 必要 以上 に ツンデレ キャラ を アピール し てる 暇 が ある なら |しょ||ひつよう|いじょう|||||あぴーる|||いとま|||

さっさと 入って き たら どう かしら 澤村 さん |はいって|||||さわむら|

遅かった なあ 英 梨 々 先 に 始め て た ぞ おそかった||えい|なし||さき||はじめ|||

って 何で あんた が 先 に 来 てん の よ 霞 ヶ 丘 詩 羽 |なんで|||さき||らい||||かすみ||おか|し|はね

今回 の サークル 活動 は 三 時 半 から って 連絡 来 て た でしょ こんかい||さーくる|かつどう||みっ|じ|はん|||れんらく|らい|||

澤村 さん が 遅刻 し た だけ じゃ ない さわむら|||ちこく|||||

そう じゃ なく て そういう 意味 じゃ なく て |||||いみ|||

まあ 私 の 場合 先週 末 倫理 君 に 直接 口説か れ ちゃ った から |わたくし||ばあい|せんしゅう|すえ|りんり|きみ||ちょくせつ|くどか||||

仕方なく ね しかたなく|

何 それ あたし 口説か れ て ない なん|||くどか|||

いちいち 紛らわしい こと 言わ ない で ください 詩 羽 先輩 |まぎらわしい||いわ||||し|はね|せんぱい

あと 英 梨 々 は 自分 が 何 を 言って る の か 自覚 しろ |えい|なし|||じぶん||なん||いって||||じかく|

本当 澤村 さん って いちいち 自分 が 一 番 で ない と 気 が 済ま ない タイプ よ ね ほんとう|さわむら||||じぶん||ひと|ばん||||き||すま||たいぷ||

愛人 に は 向か ない と いう か あいじん|||むか||||

引く こと を 知ら ず に 何もかも 失う 負け 犬 と いう か ひく|||しら|||なにもかも|うしなう|まけ|いぬ|||

か ぁ すみ が おか うた は ぁ ～ っ

分かった 分かった 俺 が 悪かった から さっさと 席 に 着 い て くれ わかった|わかった|おれ||わるかった|||せき||ちゃく|||

と いう わけ で

これ が 俺 たち の 最強 の ギャルゲー の 開発 スケジュール だ ||おれ|||さいきょう||||かいはつ|すけじゅーる|

ゲーム の 完成 は １２ 月 げーむ||かんせい||つき

初 お披露目 は はつ|おひろめ|

冬 の コミック マーケット ふゆ||こみっく|まーけっと

つまり 今年 の 大晦日 が 俺 たち の レジェンド の 始まり だ |ことし||おおみそか||おれ|||||はじまり|

無理 むり

無 茶 む|ちゃ

こんな タイト スケジュール ||すけじゅーる

１００ ％ こっち に 専念 し ない と でき っこ ない じゃ ない ||せんねん||||||||

あたし に は 部活 も 自分 の サークル 活動 も ある の よ |||ぶかつ||じぶん||さーくる|かつどう||||

私 も ちょうど 新作 の 執筆 時期 と ぶつかる の よ わたくし|||しんさく||しっぴつ|じき||||

そう ね

シナリオ の スタート を ひと 月 ずらし て しなりお||すたーと|||つき||

こう すれ ば 何とか |||なんとか

ちょっと ちょっと ちょっと

ただ で さえ こっち の 作業 時間 が 足り ない って の に |||||さぎょう|じかん||たり||||

シナリオ を 後ろ に ずらす と か 何 考え て ん の よ しなりお||うしろ|||||なん|かんがえ||||

自分 の 勝手 な 都合 で 人 の スケジュール を 縮める の は やめ なさい じぶん||かって||つごう||じん||すけじゅーる||ちぢめる||||

大体 シナリオ が しっかり し ない と くそ ゲー に なる でしょ だいたい|しなりお||||||||||

どうせ ギャルゲー ユーザー なんて 絵 しか 見 て な いわ よ ||ゆーざー||え||み||||

そういう こと 言う 人 が いる から あの 業界 どんどん 縮小 する ん じゃ ない の ||いう|じん|||||ぎょうかい||しゅくしょう|||||

やめ て やめ て やめ て

取りあえず 二 人 は プロット と キャラデザ に 専念 する って こと で とりあえず|ふた|じん||||||せんねん||||

取りあえず 了解 とりあえず|りょうかい

まずは やって みる わ

よし 取りあえず の 方向 性 も 決まった こと で 各自 作業 に |とりあえず||ほうこう|せい||きまった|||かくじ|さぎょう|

で 俺 は 何 しよ う か |おれ||なん|||

そう ね 取りあえず おやつ 買って き なさい ||とりあえず||かって||

私 は 菓子 パン が いい わ あと コーヒー 牛乳 も わたくし||かし|ぱん|||||こーひー|ぎゅうにゅう|

あの すいません

俺 一応 この サークル の 代表 兼 プロデューサー 兼 ディレクター な ん です が おれ|いちおう||さーくる||だいひょう|けん|ぷろでゅーさー|けん|でぃれくたー||||

どうして も 何 か し たい って いう なら キャラデザ 任せ て も いい けど ||なん||||||||まかせ||||

やる 気 が ある なら プロット も シナリオ も 何もかも 手掛け て いい の よ |き||||||しなりお||なにもかも|てがけ||||

チョコレート と メロン パン で いい っす ね ちょこれーと||めろん|ぱん||||

ああ そう いえ ば もう 一 つ 重要 な ミッション を 思い出し た わ |||||ひと||じゅうよう||みっしょん||おもいだし||

何 何 なん|なん

お 金 集めよ プロデューサー さん |きむ|あつめよ|ぷろでゅーさー|

はい ？

ゲーム 作る なら DVD の プレス 代 げーむ|つくる||dvd||ぷれす|だい

パッケージ や マニュアル の 作成 印刷 費 ぱっけーじ||まにゅある||さくせい|いんさつ|ひ

数 十 万 から １００ 万 の レベル で お 金 が 飛 ん で いく わ よ すう|じゅう|よろず||よろず||れべる|||きむ||と|||||

ひ ゃ … １００ 万 ！ ？ ||よろず

そんな 大金 高校 生 に は 無理 だ よ |たいきん|こうこう|せい|||むり||

そう あたし 一 回 の コミケ で ◯ 円 の 本 を ◯ 部 売って ||ひと|かい||||えん||ほん||ぶ|うって

印刷 代 が ◯ 万 円 だ から 差し引き ◯ 万 円 の 利益 だ けど いんさつ|だい||よろず|えん|||さしひき|よろず|えん||りえき||

私 は ラノベ 一 冊 出す と 初版 が ◯ 万 部 で 定価 ◯ 円 わたくし|||ひと|さつ|だす||しょはん||よろず|ぶ||ていか|えん

印税 が ◯ ％ だ から ◯ 万 円 入って くる けど いんぜい||||よろず|えん|はいって||

２ 人 と も 確定 申告 し て ます か じん|||かくてい|しんこく||||

まっ そんな わけ だ から

私 が 融通 し て あげて も いい わ よ わたくし||ゆうずう|||||||

詩 羽 先輩 し|はね|せんぱい

もちろん タダ と は 言わ ない けど |ただ|||いわ||

法外 な 利子 を 要求 し た り は し ない わ ほうがい||りし||ようきゅう|||||||

ほんの ちょっと 私 の 頼み を 聞い て くれる だけ で いい の ||わたくし||たのみ||ききい||||||

た … 頼み って ？ |たのみ|

それ は ね 私 の … |||わたくし|

い … いいかげん に し なさい よ 霞 ヶ 丘 詩 羽 ||||||かすみ||おか|し|はね

でも お 金 の こと は 避け て 通れ ない わ ||きむ||||さけ||とおれ||

誰 か が 背負わ なく て は なら ない こと よ だれ|||せおわ|||||||

ツッコミ どころ は そこ じゃ ない って 分かって て と ぼけ てる わ よ ね |||||||わかって|||||||

サークル 活動 を 円滑 に 進めよ う と いう 私 の 配慮 を そんな ふう に 言わ なく て も さーくる|かつどう||えんかつ||すすめよ||||わたくし||はいりょ|||||いわ|||

いっ つ も そう やって 人 を 小 バカ に し た よう な 言い 方 し て |||||じん||しょう|ばか||||||いい|かた||

だから やめ て

その 崩壊 する サークル の テンプレート み たい な 内輪もめ は やめ て |ほうかい||さーくる||||||うちわもめ|||

お 金 の こと は 俺 が 何とか する から |きむ||||おれ||なんとか||

でも

大丈夫 な の 倫理 君 だいじょうぶ|||りんり|きみ

その代わり 英 梨 々 は 激 萌 え の 絵 を そのかわり|えい|なし|||げき|ほう|||え|

詩 羽 先輩 は ボロ 泣き の シナリオ を し|はね|せんぱい|||なき||しなりお|

できる よ ね ２ 人 と も |||じん||

誰 に 向かって だれ||むかって

言って る の かしら ね いって||||

それ で 私 は 何 を すれ ば いい ん だ っけ ||わたくし||なん|||||||

そう だ な …

い た の ね

まずは メイン ヒロイン らしく もう ちょっと 目立って くれる と 助かる ||ひろいん||||めだって|||たすかる

すっかり 忘れ て た わ |わすれ|||

やる ぞ 俺 は 絶対 に やり遂げ て み せる ||おれ||ぜったい||やりとげ|||

俺 たち の 手 で 最強 の ギャルゲー を 作る ん だ おれ|||て||さいきょう||||つくる||

そして 加藤 を |かとう|

あの いまいち 萌 え ない ヒロイン を ||ほう|||ひろいん|

誰 も が もだえる 最強 の メイン ヒロイン に 育て て み せる ん だ だれ||||さいきょう|||ひろいん||そだて|||||

いらっしゃい ませ お 客 様 |||きゃく|さま

何 名 様 で … なん|な|さま|

会う の いつ ぶり だ っけ あう|||||

あれ 安芸 君 ？ |あき|きみ

何 恵 ちゃん の 知り合い なん|けい|||しりあい

って 駄目 でしょ |だめ|

それ いかん でしょ

圭一 君 いとこ だ よ けいいち|きみ|||

いとこ …

昨日 家族 揃って うち に 遊び に 来 た ん だ けど きのう|かぞく|そろって|||あそび||らい||||

親 たち が お 芝居 見 に 行っちゃ って おや||||しばい|み||おこなっちゃ|

仕方 ない から 私 たち だけ で 晩 ご飯 食べ に 行 こ う って しかた|||わたくし||||ばん|ごはん|たべ||ぎょう|||

いとこ …

けど まさか 安芸 君 が あの お 店 で バイト し てる なんて ||あき|きみ||||てん||ばいと|||

私 月 一 回 くらい は 行って る ん だ よ わたくし|つき|ひと|かい|||おこなって||||

どう し た の 安芸 君 ||||あき|きみ

俺 は 確かに 加藤 に もっと 目立て と 言った おれ||たしかに|かとう|||めだて||いった

だが あんな ふう に 悪 目立ち し て いい なんて 言って ない ぞ ||||あく|めだち|||||いって||

加藤 お前 自分 の 立場 って もの が 分かって ん の か かとう|おまえ|じぶん||たちば||||わかって|||

校 内 一 の オタク 男子 に 無理やり ゲーム サークル に 引きずり込ま れ た こう|うち|ひと||おたく|だんし||むりやり|げーむ|さーくる||ひきずりこま||

主体 性 の ない 高校 二 年 の 女子 しゅたい|せい|||こうこう|ふた|とし||じょし

それ は 変身 前 の 仮 の 姿 で ||へんしん|ぜん||かり||すがた|

本当 の 加藤 恵 は ほんとう||かとう|けい|

誰 も が 胸 を ときめか せる 清く 正しく 美しい ギャルゲー ヒロイン な ん だ よ だれ|||むね||||きよく|まさしく|うつくしい||ひろいん||||

それ 改めて 聞か さ れる と どういう リアクション し て いい か 悩む よ ね |あらためて|きか||||||||||なやむ||

そんな これ から ゲーム を プレー し て くれる 主人公 たち の ため だけ に 存在 する ヒロイン が |||げーむ||ぷれー||||しゅじんこう||||||そんざい||ひろいん|

あろう こと か その 主人公 を 差し置 い て 他 の 男 と … ||||しゅじんこう||さしお|||た||おとこ|

他の 男 って たの|おとこ|

いとこ だ よ 圭一 君 |||けいいち|きみ

その いとこ って の が さらに 問題 だ ||||||もんだい|

ずっと 昔 おばあ ちゃん の 田舎 で 二 人きり で 遊 ん だ 日々 |むかし||||いなか||ふた|ひときり||あそ|||ひび

はしゃぎ 過ぎ て 足 を 挫 い て しまい |すぎ||あし||くじ|||

いとこ の 男の子 の 背中 に おんぶ さ れ て 夜道 を 二 人きり で 泣き ながら 帰った 淡い 恋 の 記憶 ||おとこのこ||せなか||||||よみち||ふた|ひときり||なき||かえった|あわい|こい||きおく

ほら ギャルゲー の 思い出 イベント まっ し ぐ ら じゃ ない か |||おもいで|いべんと|||||||

ほら と 言わ れ まし て も … ||いわ||||

だから 加藤 お 願い だ |かとう||ねがい|

理不尽 かも しれ ない う ざい かも しれ ない りふじん||||||||

バカ じゃ な いのこ いつ と か 思って る の かも しれ ない ばか|||||||おもって|||||

えっ と ごめん その 「 かも しれ ない 」 って の いら ない

それ でも その いとこ の 彼 と は 会わ ない で ほしい ん だ |||||かれ|||あわ|||||

せめて ゲーム が 完成 する まで は ユーザー の ため だけ の ヒロイン で い て くれ |げーむ||かんせい||||ゆーざー|||||ひろいん||||

安芸 君 あき|きみ

頼む 加藤 たのむ|かとう

えっ と ごめん 早速 今週 末 一緒 に 出掛ける こと に なって る ん だ けど |||さっそく|こんしゅう|すえ|いっしょ||でかける|||||||

はい アウト |あうと

バイバイ の あと 冷め ない 微熱 |||さめ||びねつ

夜風 に 吹か れ 考える よかぜ||ふか||かんがえる

好き 嫌い 嫌い 好き 繰り返す すき|きらい|きらい|すき|くりかえす

その 瞳 に うつって いる の は |ひとみ|||||

現実 （ リアル ） ？ それとも 虚像 （ 二 次元 ） ？ げんじつ|りある||きょぞう|ふた|じげん

容易 く 可愛い だ なんて 言わ ない で よ ね ようい||かわいい|||いわ||||

明日 も 目 を こす って 「 おはよう 」 を 言って あした||め||||||いって

他 愛 も ない こと たくさん 教え て た|あい|||||おしえ|

少しずつ 近づ い て く 距離 に どう しよ う すこしずつ|ちかづ||||きょり||||

自分 じゃ ない みたい だ じぶん||||

メリーゴーランド が 止まら なく て ||とまら||

廻る 廻る 景色 が 変わって く まわる|まわる|けしき||かわって|

カラフル な 夢 を 見る からふる||ゆめ||みる

ど くどく し て 身体 中 を ||||からだ|なか|

巡る 巡る 気持ち まだ 言葉 に 出来 なく て めぐる|めぐる|きもち||ことば||でき||

ひとこと それ で 十 分 な のに |||じゅう|ぶん||

いや だ から デート と か じゃ なく て |||でーと|||||

ほら これ

六 天馬 モール ？ むっ|てんば|もーる

クラス の 子 たち 誘ったら 混 む から 嫌 だって 言う ん だ よ ね くらす||こ||さそったら|こん|||いや||いう||||

それ で 圭一 君 に ||けいいち|きみ|

そんな 取って 付け た よう な 言い訳 は いい |とって|つけ||||いいわけ||

男 と ショッピング なんて 完全 に デート じゃ ない か おとこ||しょっぴんぐ||かんぜん||でーと|||

安芸 君 って 本当 に 妄想 たくましい よ ね あき|きみ||ほんとう||もうそう|||

悪い 意味 でも 悪い 意味 でも わるい|いみ||わるい|いみ|

加藤 が そこ まで 意地 を 張る と いう なら 俺 に も 覚悟 が ある かとう||||いじ||はる||||おれ|||かくご||

何 圭一 君 と じゃ なく て 俺 と 一緒 に 行 こ う 加藤 なん|けいいち|きみ|||||おれ||いっしょ||ぎょう|||かとう 安芸 君 と ？ あき|きみ|

俺 と おれ|

デート じゃ ない ん だ ろ ただ 買い物 し たい だけ な ん だ ろ でーと|||||||かいもの|||||||

なら 俺 と 一緒 でも 問題 ない はず だ よ な |おれ||いっしょ||もんだい|||||

うん まあ 安芸 君 で も いい や ||あき|きみ||||

それ じゃあ 圭一 君 断 っと く ね ||けいいち|きみ|だん|||

えっ マジ ？ 俺 と ２ 人 きり で 出掛ける の ＯＫ な の ||おれ||じん|||でかける||ｏｋ||

いや それ って や っぱ デート って 言わ ない まずく ない |||||でーと||いわ|||