Hunter x Hunter (2011) Episode 112
hunter||hunter|episode
Hunter x Hunter (2011) Episode 112
キルア が 宮殿 に 突入 し た 瞬間 思った こと は
||きゅうでん||とつにゅう|||しゅんかん|おもった||
The moment Killua entered the palace...
やっぱり な
I knew it!
であった
...was his reaction.
ピトー の 「 円 」 は 全く 感じ られ ず
||えん||まったく|かんじ||
He couldn't sense Pitou's En at all,
目の前 に は 1 階 に いる はず の ない ユピー が 立って いる と いう
めのまえ|||かい||||||||たって|||
and before him stood Youpi, whom nobody had expected to encounter on the first floor.
あり 得 ない 場面
|とく||ばめん
打ち合わせ の 段階 で 検討 に すら 挙がら なかった 状況 に 直面 し て も
うちあわせ||だんかい||けんとう|||あがら||じょうきょう||ちょくめん|||
Despite the fact that they were now
経験 に よって キルア は 平静 を 保て た
けいけん|||||へいせい||たもて|
Killua's experience helped him stay calm.
何 だ ? こいつ ら は どこ から 湧 い た ?
なん|||||||わ||
Who are these guys?
あり 得 ない 場面 は ユピー に とって も 同様 で あった が
|とく||ばめん||||||どうよう|||
ユピー は すぐに 考える の を やめ た
|||かんがえる||||
Youpi immediately ceased all thought.
われ は 盾
||たて
I am a shield.
身をもって 王 を 守る
みをもって|おう||まもる
I protect the King with my body.
護衛 軍 の 中 で 唯一
ごえい|ぐん||なか||ゆいいつ
Of the Royal Guard, Youpi alone was created from Magical Beasts, not humans.
人間 で は なく 魔 獣 と の 混成
にんげん||||ま|けだもの|||こんせい
それ に 由来 する の か
||ゆらい|||
Perhaps that was why
他の 2 匹 に 比べ 個 に 頓着 が なく
たの|ひき||くらべ|こ||とんちゃく||
he lacked the self-preservative nature of the other two Royal Guard.
だが 無我 故 の 強 さ を 持つ
|むが|こ||つよ|||もつ
However, that lack also gave him strength.
ユピー が 形態 変化 と 好 戦 的 な 笑み を 見せ た 時
||けいたい|へんか||よしみ|いくさ|てき||えみ||みせ||じ
The moment Youpi changed forms with a belligerent smile,
シュート は 動き を 止め た
しゅーと||うごき||とどめ|
Shoot froze at once.
しかし それ は シュート が 精神 的 に 遅れ を とった から で は ない
|||しゅーと||せいしん|てき||おくれ||||||
However, it wasn't because Shoot was slow to react.
これ 以上 接近 する と 奴 は 俺 を 迎え撃つ
|いじょう|せっきん|||やつ||おれ||むかえうつ
If I move any closer, he will attack.
その 攻撃 が 万が一 に も
|こうげき||まんがいち||
And if his attack happens to connect with the invisible Knuckle and Meleoron...
前 に いる はず の ナックル 達 に 命中 し たら
ぜん||||||さとる||めいちゅう||
ユピー の 注意 を さらに 自分 へ 向ける ため
||ちゅうい|||じぶん||むける|
In order to draw Youpi's attention toward himself,
飛ぶ 腕 と カゴ を 操作 しよ う と し た 瞬間
とぶ|うで||||そうさ||||||しゅんかん
he began to move his cage and floating arms...
それ は 来 た
||らい|
And then it happened.
これ は 「 ドラゴン ダイヴ 」 !
This is Dragon Dive!
じいさん の 知人 って …
||ちじん|
Then the old man's friend is...
唯一 解答 を 得 た キルア が それ 故 一瞬 固まる
ゆいいつ|かいとう||とく|||||こ|いっしゅん|かたまる
Only Killua understood what was happening,
事情 を 知ら ぬ 者 の 衝撃 は それ 以上 で ある
じじょう||しら||もの||しょうげき|||いじょう||
The shock was even greater to those who didn't know what was going on.
その 中 で ただ 2 名
|なか|||な
There were only two present,
ゴン と ユピー が 敵 だけ を 見て い た
||||てき|||みて||
Gon and Youpi, who remained focused on the enemy that faced them.
バカ な !
ばか|
No way!
暴走 ?
ぼうそう
Has he lost it?
お前 の 相手 は ユピー じゃ ねえ だ ろ
おまえ||あいて||||||
You aren't supposed to fight Youpi...
いや 違う
|ちがう
No, wait.
やや 遅れ て キルア が
|おくれ|||
さらに コンマ 数 秒 遅れ て 他の 者 が 理解 する
||すう|びょう|おくれ||たの|もの||りかい|
|comma|||||||||
and still a few moments later to the others.
あの 野郎 この 状況 で
|やろう||じょうきょう|
Seriously, even in this situation,
何て 早く 何て とこ に 気付き や がる ん だ !
なんて|はやく|なんて|||きづき||||
how did he realize that, and so quickly?
万が一 メレオロン と ナックル が 「 神 の 共犯 者 」 を 発動 し た まま
まんがいち|||||かみ||きょうはん|もの||はつどう|||
If Meleoron and Knuckle were to be pierced by a Dragon Lance
この 龍 の 矢 に 貫か れ
|りゅう||や||つらぬか|
while God's Accomplice was active, and die instantly,
ひと 呼吸 の 間もなく 即死 し たら
|こきゅう||まもなく|そくし||
能力 は 解除 さ れる の か ?
のうりょく||かいじょ||||
would their invisibility cease?
それとも 死後 さらに 強まる 「 念 」 と して
|しご||つよまる|ねん||
このまま 誰 に も 認識 さ れ ず に 朽ちる の か ?
|だれ|||にんしき|||||くちる||
答え は 分から ない
こたえ||わから|
No one knew the answer.
仮に 後者 が 正解 なら ば
かりに|こうしゃ||せいかい||
Assuming the latter, confirming whether they were still alive would be impossible.
今 2 人 が 無事 か どう か を 確かめる すべ は ない
いま|じん||ぶじ|||||たしかめる|||
万が一 の 場合 代わり に 誰 か が
まんがいち||ばあい|かわり||だれ||
Meaning that, in the worst-case scenario, someone else would
ユピー と やら なけ れ ば なら ない
have to deal with Youpi.
本来 なら ば 俺 の 役目
ほんらい|||おれ||やくめ
That should have been my job...
ゴン !
Gon!
シュート に 落ち度 は ない
しゅーと||おちど||
俺 すら 気付 い て 動く の は キルア より 遅かった
おれ||きづ|||うごく|||||おそかった
Even I was later than Killua in noticing and reacting.
シュート 自分 を 責める な
しゅーと|じぶん||せめる|
Shoot, don't blame yourself...
精神 を 立て直す ん だ
せいしん||たてなおす||
Pull yourself together!
ゴン と キルア が ユピー なら お前 が ピトー だ ぞ
||||||おまえ||||
If Gon and Killua are taking Youpi,
しかし この 時 シュート の 胸中 に は
||じ|しゅーと||きょうちゅう||
However,
全く 別 の 感情 が 湧 い て い た
まったく|べつ||かんじょう||わ||||
ゴン ! できる なら ば 世界中 の 人々 に 叫び たい
||||せかいじゅう||ひとびと||さけび|
Gon!
あれ が ゴン だ !
"This is Gon!
俺 より ひと 回り 以上 年下 の
おれ|||まわり|いじょう|としした|
A boy less than half my age,
俺 の 恩人 だ
おれ||おんじん|
to whom I owe my life."
危険 や 好機 と 全力 で 向かい合う こと を 恐れ 逃げ て
きけん||こうき||ぜんりょく||むかいあう|||おそれ|にげ|
I've always gone to any lengths to avoid facing danger and risk,
安全 な 檻 の 中 で 自分 の 言葉 すら 隠し
あんぜん||おり||なか||じぶん||ことば||かくし
hiding myself within a safe cage, where no one could hurt me.
何者 から も 傷つけ られ まい と して い た
なにもの|||きずつけ||||||
そんな 自分 が 嫌 だった
|じぶん||いや|
I hated myself for it...
でも 直せ なかった
|なおせ|
But I couldn't change myself.
仲間 師 の 言葉 で すら 強い 者 の 理屈 と 本当 に は 聞い て い なかった
なかま|し||ことば|||つよい|もの||りくつ||ほんとう|||ききい|||
Friends and teachers encouraged me,
けど … な のに !
Yet somehow...
俺 より ひと 回り 以上 弱かった お前 が
おれ|||まわり|いじょう|よわかった|おまえ|
A boy with less than half my strength
俺 の 檻 を 壊し て くれ た
おれ||おり||こわし|||
managed to break my cage!
シュート は 確かに 好機 に は 尻込み 弱い 傾向 が あった
しゅーと||たしかに|こうき|||しりごみ|よわい|けいこう||
Shoot did indeed tend to shrink back weakly from opportunity.
生き て お前 に 言う 「 ありがとう 」 と
いき||おまえ||いう||
I will survive...
だが 逆境 時 に は 独特 の 思考 展開 に よって
|ぎゃっきょう|じ|||どくとく||しこう|てんかい||
However, even he didn't realize that
本領 発揮 する こと に 本人 すら 気付 い て い ない
ほんりょう|はっき||||ほんにん||きづ||||
よし !
Good!
ナックル 達 は …
|さとる|
Knuckle and Meleoron...
生き て いる !
いき||
...are alive!
何 だ ?
なん|
What?
ど いつ だ ? 誰 に 攻撃 さ れ た ?
|||だれ||こうげき|||
Who was it that just attacked me?
見え なかった ぞ
みえ||
I couldn't see a thing...
飛び道具 ? 死角 から か
とびどうぐ|しかく||
Did someone fire a projectile from my blind spot?
「 ハコ ワレ 」 発動 !
||はつどう
Chapter 7 Bankruptcy, activate!
「 神 の 共犯 者 」 と 「 ハコ ワレ 」 の コンボ が 可能 で ある こと は
かみ||きょうはん|もの|||||||かのう||||
無論 事前 に 検証 を 終え て いる
むろん|じぜん||けんしょう||おえ||
would be compatible with Chapter 7 Bankruptcy.
「 神 の 共犯 者 」 の 発動 中 に
かみ||きょうはん|もの||はつどう|なか|
As long as God's Accomplice stayed active, Youpi would be unable to see APR.
ユピー が ポット クリン を 認識 する すべ は ない
||ぽっと|||にんしき||||
故に ユピー が 疑問 を 棚上げ し
ゆえに|||ぎもん||たなあげ|
Thus, it was natural that Youpi would question
押し寄せる 敵 に 集中 せ ん と し た の は
おしよせる|てき||しゅうちゅう|||||||
what had just happened, rather than concentrate on the enemies before him.
至極 当然 の 流れ で ある
しごく|とうぜん||ながれ||
ダメージ や 異変 は ねえ
だめーじ||いへん||
I can't sense any damage or abnormal effect.
なら 今 は それ より !
|いま|||
ここ まで は 討伐 軍 の 思惑 通り で あった
|||とうばつ|ぐん||おもわく|とおり||
しかし 見事 初 撃 を 打ち込 ん だ はず の ナックル に
|みごと|はつ|う||うちこ||||||
However, after a successful first strike, Knuckle could only shudder.
戦慄 走る !
せんりつ|はしる
マジ か よ …
Seriously?
オーラ の 底 が 見え ねえ
||そこ||みえ|
It's like his aura is unlimited!
戦 歴 5000 を 超える 経験 と 勘 から
いくさ|れき||こえる|けいけん||かん|
After surviving over five thousand battles,
相手 の 力量 を 数値 化 し て 来 た ナックル に とって
あいて||りきりょう||すうち|か|||らい||||
Knuckle had the experience and intuition to quantify his opponent's strength.
過去 に 例 の ない 強 さ を 持つ 敵 と 出会う こと 自体 は 決して 珍しく は ない
かこ||れい|||つよ|||もつ|てき||であう||じたい||けっして|めずらしく||
It was not uncommon for him to face enemies who were stronger
しかし 過去 最強 の 対戦 相手 を 据え て すら
|かこ|さいきょう||たいせん|あいて||すえ||
However, there was no comparing the power he now faced
天秤 の 対 と して 軽 過ぎる ほど の 力 を 持つ 敵
てんびん||たい|||けい|すぎる|||ちから||もつ|てき
to that of the opponents who had come before.
はるか 膨大 な オーラ を 内包 する 怪物
|ぼうだい||||ないほう||かいぶつ
A monster with an immense amount of aura.
ボス の 5 倍 ! ? 10 倍 ! ?
ぼす||ばい|ばい
Five times what the boss has?
それ 以上 ?
|いじょう
分から ねえ !
わから|
I can't tell!
前代未聞 の 経験 で ある
ぜんだいみもん||けいけん||
He had never experienced anything like this.
仮に 10 倍 の
かりに|ばい|
Assuming he's ten times stronger,
70 万 オーラ だ と する と
よろず|||||
with 700,000 aura,
奴 を とばす まで に 一体
やつ|||||いったい
how long will it take before he goes bust?
王
その 時
おう||じ
That was when
ピトー の ま がま が しい オーラ が 討伐 軍 の 全身 を 覆った
||||||||とうばつ|ぐん||ぜんしん||おおった
the Hunters felt
その こわばり を ユピー は 見逃さ なかった
|||||みのがさ|
Youpi immediately noticed that momentary hesitation.
王
王
翼 を 持た ぬ ピトー に とって
おう|おう|つばさ||もた||||
Since Pitou lacked wings,
空中 と いう 落下 の 他 に 選択肢 の ない 状態 が
くうちゅう|||らっか||た||せんたくし|||じょうたい|
the only option was to continue free falling.
逆 に 幸い し た と いえる だ ろ う
ぎゃく||さいわい|||||||
行動 に 制限 が なけ れ ば ピトー も また プフ と 同様
こうどう||せいげん||||||||||どうよう
Had there been unlimited courses of action,
全力 で 王 の 元 へ 向かう の が 護衛 軍 の 心情 と して 自然 で あり
ぜんりょく||おう||もと||むかう|||ごえい|ぐん||しんじょう|||しぜん||
その 際 「 円 」 を 使う 余裕 が ある か は
|さい|えん||つかう|よゆう||||
In that scenario, it's unlikely that Pitou would have had
甚だ 疑問 で ある
はなはだ|ぎもん||
the presence of mind to use En.
結果
けっか
As a result...
西 塔 2 階 迎 賓 の 間
にし|とう|かい|むかい|ひん||あいだ
The guest room on the second floor of the west tower...
王 は アカズ の 女 と 一緒 に いる
おう||||おんな||いっしょ||
The King is with the woman with closed eyes.
奴 ら も 「 円 」 を 使って 王 の 位置 を
やつ|||えん||つかって|おう||いち|
They're also using En to locate the King!
この 時 ピトー は 自 軍 が 置か れ て いる 現状 の
|じ|||じ|ぐん||おか||||げんじょう|
This was when Pitou realized the seriousness of the situation.
この上 ない 深刻 さ に 気付 い た
このうえ||しんこく|||きづ||
瞬間 ピトー は 四 足 獣 本来 の ごとく 身 を 丸め
しゅんかん|||よっ|あし|けだもの|ほんらい|||み||まるめ
In that instant, Pitou crouched like the four-legged creature of the Ant's origin,
鋼 の よう な 大腿部 が
はがね||||だいたいぶ|
with upper legs tensing like steel
かつて カイト を 襲撃 する 直前 に 見せ た こわばり の
|||しゅうげき||ちょくぜん||みせ|||
until they were twice as large as they'd been before the attack on Kite.
倍 ほど に 膨れ上がった
ばい|||ふくれあがった
曲者 より も 速く
くせもの|||はやく
In order to reach the King
王 の 元 へ 参じ る ため に
おう||もと||さんじ|||
before the enemy could.
しかし その 直後
||ちょくご
But a second later...
跳躍 を 一瞬 後悔 する ほど の 暗 霊 と し た 負 の エネルギー が
ちょうやく||いっしゅん|こうかい||||あん|れい||||ふ||えねるぎー|
A wave of negative energy from Pitou's destination
向かう 場 を 中心 と して
むかう|じょう||ちゅうしん||
was strong enough to make Pitou regret the decision.
発散 さ れ て いる こと に 気付か さ れる
はっさん|||||||きづか||
これ が 王 の
||おう|
This is...
主君 の 発 し て いる オーラ は
しゅくん||はつ|||||
The aura coming from the King
今 の 精神 状態 が 容易 に くみ 取れる くらい に 警戒 が なく
いま||せいしん|じょうたい||ようい|||とれる|||けいかい||
was so unmasked, his current state of mind was plain to read.
それ 故 に 現況 が 途方 も なく
|こ||げんきょう||とほう||
As a result, Pitou could only conclude
想像 以上 に 悪い 方向 へ 進行 し て いる こと を
そうぞう|いじょう||わるい|ほうこう||しんこう|||||
that the situation had grown even worse than previously thought.
痛感 せ ざる を 得 なかった
つうかん||||とく|
大 階段 が 崩れ落ち た
だい|かいだん||くずれおち|
The main stairway had collapsed!
王 が 視線 を 切る と
おう||しせん||きる|
When the King looked down, time began to move again.
再び 時 が 動き 始め た
ふたたび|じ||うごき|はじめ|
いや 王 以外 の 時間 は 凍った まま で ある
|おう|いがい||じかん||こおった|||
However, time remained frozen for everyone else.
王 を とら ん と 侵入 し て 来 た はず の 曲者 まで が
おう|||||しんにゅう|||らい||||くせもの||
The intruders, who had come for the King's life,
固唾 を の ん で 足 を 止め た 理由 は
かたず|||||あし||とどめ||りゆう|
were holding their breath and standing still
血 に 染まる 少女
ち||そまる|しょうじょ
because of the girl covered in blood.
そして その 体 を 抱く 異形 なる 者 の 所作
||からだ||いだく|いぎょう||もの||しょさ
And because the grotesque creature holding her body
全て が 見紛う こと なく
すべて||みまがう||
優し さ に あふれ て い た から に 他なら ない
やさし|||||||||ほかなら|
ピトー
Pitou.
はっ
通常 の 王 の 表情 に 戻って い た
つうじょう||おう||ひょうじょう||もどって||
The expression on the King's face had returned to normal.
それ が 逆 に ピトー を 不安 に さ せ た
||ぎゃく||||ふあん||||
コムギ を 治せ
||なおせ
Heal Komugi.
頼 ん だ ぞ
たの|||
I'm counting on you.
敵 の 動き を ただ 立ち止まって 見守る と いう 愚挙 を
てき||うごき|||たちどまって|みまもる|||ぐきょ|
The two veterans continued to stand by,
百 戦 錬磨 の 2 人 が 続け た の は
ひゃく|いくさ|れんま||じん||つづけ|||
silently watching their enemies,
敬意 の 表れ で ある
けいい||あらわれ||
out of respect.
一 個 の 生命 に 対 する 慈愛 あふれる 振る舞い
ひと|こ||せいめい||たい||じあい||ふるまい
This was an act of love for a life.
これ を 侵し て は そもそも の 大 儀 を 失い
||おかし|||||だい|ぎ||うしない
Should they infringe upon that act, their cause was lost.
人 で すら なくなる
じん|||
It would have been inhumane.
話 が 随分 違う じゃ ねえ か よ
はなし||ずいぶん|ちがう||||
This isn't what I was given to expect.
ゼノ が そう 問い詰める の も 無理 は ない
|||といつめる|||むり||
For Zeno to make that comment was only natural.
同様 の 思い は ネテロ に も あった
どうよう||おもい|||||
Netero felt the same way.
ここ で は
Not here.
場所 を 変える か
ばしょ||かえる|
Let us go elsewhere.
その ほう が 都合 が 良い の は
|||つごう||よい||
I believe that a different location
う ぬら も 同じ で あ ろ う
|||おなじ||||
王 と 護衛 軍 の 分断
おう||ごえい|ぐん||ぶんだん
Netero had spent a great deal of money to enlist Zeno to help separate
その ため に 巨額 を 費やし ゼノ の 力 を 借り た ネテロ で ある
|||きょがく||ついやし|||ちから||かり||||
異存 の ある はず も ない
いぞん|||||
しかし
However...
ま ぁ な
Well, I suppose.
先手 を とら れ た と いう 思い は 拭え ない
せんて|||||||おもい||ぬぐえ|
He could not help but feel he had lost the initiative...
「 ドクター ブライス 」
どくたー|
Doctor Blythe.
ピトー が 能力 を 発動 し た 瞬間
||のうりょく||はつどう|||しゅんかん
The moment Pitou's ability was activated,
致命 的 な 油断
ちめい|てき||ゆだん
the two men thought that their decision
一瞬 2 人 が そう 覚悟 し た の も 無理 は ない
いっしゅん|じん|||かくご|||||むり||
それほど に たやすく 悠然 と
|||ゆうぜん|
Because the King was able to walk between them with ease.
王 は 2 人 の 死 線 を 横切った
おう||じん||し|せん||よこぎった
敵 も また はるか 怪物
てき||||かいぶつ
Their opponent, also, was an incredible monster.
朝 を むさぼり
あさ||
夜 を 吐き出し
よ||はきだし
いかん と する 我 が 性
|||われ||せい
湧き出す この 感情 は
わきだす||かんじょう|
白 か 黒 か
しろ||くろ|
目指す 未来 と
めざす|みらい|
置いて け ぼ り に し て き た 過去
おいて|||||||||かこ
ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる
||||つながって|
過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て
すぎ||らせん||め||ほそめ|
不思議 な 夢 から
ふしぎ||ゆめ|
身 を 乗り出し た
み||のりだし|
表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う
ひょうり|いったい|ゆび||はじく|||から||まう
僕 は いったい どっち の 結末 願う
ぼく|||||けつまつ|ねがう
表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ
ひょうり|いったい|ひかり|かがやく||ぼく|||
ならば どこ へ と 向かって ゆく
||||むかって|
重なった 二 つ の 未来
かさなった|ふた|||みらい