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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン21 - 492 - 疑雲

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 492 - 疑 雲

( サイ ) ムダ だ よ シカマル 。 キミ も 目覚める んだ 。

( シカマル ) 冗談 じゃ ねえ !

俺 は な 気持 よく 寝て る とこ を 起こさ れる の が →

大嫌いな んだ よ !

ハァ 。

( シカマル )4三 銀 3六 歩 4二 飛 →

4八 飛 3六 角 1六 歩 →

1四 歩 2六 歩 6二 玉 →

6八 玉 7二 玉 →

7八 玉 6二 銀 。

( サイ ) ずいぶん 頑張る じゃ ない か 。

並み の 忍 なら とっくに 音 を 上げて いる ところ だ よ 。

歴代 の 名人 たち と の 対局 に 忙しくて ね 。

退屈 して る 暇 なんて ねえ 。

好きだ な キミ の そういう 強 がり 。

将棋 から 学ぶ こと は 多い ぞ 。

どんな 局面 に も 必ず 逆転 の 筋 が 残さ れて いる しな 。

この 状況 から 逆転 する 気 かい ? それ は 楽しみだ 。

なぁ ライタ ー だけ でも 返して くれよ 。

あれ が ねえ と 落ち着か ねえ んだ 。

シカマル が ゲンゴ 様 の 志 を 受け入れる 気 に なったら ね 。

どうして あんな やつ に 従う んだ ?

僕 は ただ 自分 の 居場所 を 見つけた だけ さ 。

木 ノ 葉 は 違う って の か ?

お前 は 第 七 班 の 一員 じゃ なかった の か よ ?

だったら どうして ナルト が 来 ない ?

それほど 親しく も なかった キミ が 来た の は なぜ な んだろう ね ?

今回 の 一 件 ナルト は 何も 聞か さ れちゃ い ねえ 。

全部 俺 の 判断 だ 。

だ と して も もし これ が サスケ や サクラ だったら →

ナルト が 来た んじゃ ない の か な ?

どうせ その 考え も ゲンゴ に 吹き込ま れた んだ ろ ?

ゲンゴ が 言葉 で 人 を 操って る の は 間違い ねえ 。

お前 も いいかげん 目 を 覚ませ 。

目 なら とっくに 覚め てるよ 。

ゲンゴ 様 に 志 を いただいた とき に ね 。

フッ …。

待てよ 。 まだ 何 か ?

必ず ゲンゴ の 術 を 見破って お前 を 助けて やる から な 。

そろそろ 観念 した ほう が いい 。

でないと もっと ひどい こと に なる よ 。

( シカマル ) お前 は 木 ノ 葉 の 一員 だ 。 それ を 忘れ ん な !

4五 歩 3三 角 3七 桂 …。

ダメ だ 今 の 手持ち じゃ 駒 が 足り ねえ 。

玉 に 逃げ られ ち まう 。

朧 お前 か !?

( 朧 ) その 声 は シカマル 殿 で ご ざる か ?

おい ゲンゴ こいつ ら は 俺 の 命令 で 動いて た だけ だ 。

やる なら 俺 だけ に しろ 。 ( 朧 ) う ぅ …。

( シカマル ) いい か 生きて りゃ 機 は 必ず 来る 。

諦める んじゃ ねえ ぞ 。

くたばり や が ったら 承知 し ねえ から な !

( 朧 ) だ … 大丈夫で ご ざる 。 この くらい 屁 の カッパ で ご ざる よ 。

( シカマル ) 鏃 は どうした ? 一緒じゃ ねえ の か ?

あいつ も 無事な んだ ろ !?

( 鏃 ) あ !

( ゲンゴ ) なぜ 大名 や 無能な 民 ども に 虐げ られ ながら →

それ でも なお や つら の ため に 尽くす のだ ?

( 鏃 ) お前 に は 関係ない し 。

( ゲンゴ ) 思い出せ お 前 を 見る 民 ども の 目 を 。

その 奥 に は 何 が 見えた ?

( 鏃 ) そんな の 忘れた し 。

( ゲンゴ ) そんな はず は ない 。

本当 は 頭 に こびりついて 離れ ない のだろう ?

思い出せ お 前 を 見る や つら の 目 を 。

あれ は 私 を 恐れ 疑い 遠ざけよう と する 目 。

( ゲンゴ ) そんな 下 賤 の 者 ども の ため に →

なに ゆえ 誇り 高き お前 が 命 を かけ ねば なら ぬ ?

なに ゆえ お前 を 縛る 者 の ため に ➡

忠義 を 尽くさ ねば なら ぬ のだ ?

( 鏃 ) あいつ ら は 私 を 利用 する …。

みんな 敵 だ 。

( ゲンゴ ) 恐れる こと は ない 。 振り向け 。

すべて を 受け入れる のだ 。

( 鏃 ) うわ ぁ ~!

今 ここ に 志 は 授け られた 。

( サイ ) 連れて まいり ました ゲンゴ 様 。

窮屈な 思い を さ せて すまない 。

用心 を 怠る わけに は いか ない ので ね 。

て め え と 話す 気 は ねえ 。

言葉 で 操ろう って 魂胆 が 見え見えだ ぜ 。

お 父上 の 面影 に 似て きた ので は ない か ?

悪い が 調べ させて もらった よ 。 ご 家族 や 友人 の こと 。

それ に 貴 君 が 私 を 殺し に 来た こと も ね 。

貴 君 ら は なぜ 我々 を 虐げる のだ ?

俺 たち が いつ 虐げた ?

この 国 は 弱い 。 満足な 資源 も なく →

作物 も 育た ぬ 不毛の 地 で →

ただ 必死に 生きのびよう と して いる だけ だ 。

( シカマル ) 抜け 忍 を かき集め といて よく 言う ぜ !

目的 は 何 だ ? 戦争 でも 始めよう って の か ?

集めて いる ので は ない 。

彼ら の ほう から 救い を 求めて 集まって くる のだ 。

救い だ と ?

貴 君 は 今 の 忍 の あり 方 に 疑問 を 持った こと は ない か ?

戦 も せ ず 大名 や 金持ち ども の 走 狗 に 甘んじる 。

それ で 真 の 忍 と いえる だろう か ?

何 が 言 いて え ?

この 国 に 集まって くる 者 たち は →

皆 忍 らしく あり たい と 願って いる だけ だ 。

連合 は やみくもに 平和 を 求める あまり →

忍 を 無意味な 掟 で 縛る ばかり 。

だが そこ から はみ出す 人間 は 必ず 出て くる 。

この 国 は その 受け皿 に なって いる に すぎ ぬ !

平和 を 維持 する ため に は 多少 の ル ー ル は 必要だ !

貴 君 の いう 平和 と は すべて 大国 が 押し付ける 理屈 だ 。

その 証拠 に 貴 君 ら は 尾 獣 を 有して いる 。

もしも あれ を 使わ れたら この 国 など ひと たまり も ない 。

違う かね ?

俺 たち は 二度と 尾 獣 を 戦 に 使う つもり なんか ねえ 。

自分 たち だけ 尾 獣 を 所有 して おいて →

我々 に その 言葉 を 信じろ と いう の か ?

それ が 大国 の 理屈 で なくて な んな のだ ?

勝手に 決めて んじゃ ねえ よ ! ならば どう だ ?

この 国 に も 尾 獣 を くれ ぬ か ?

たしか 雲隠れ の 里 に 一 匹 残って いた な 。

そう すれば 我々 も 安心 して 貴 君 ら の こと を 信じよう 。

んな こと で き っこ ねえ だ ろ ! そう だろう と も 。

口先 で は 平和 を 唱え ながら 結局 の ところ 貴 君 ら は →

我々 の ような 小国 の こと など 信用 して い ない のだ から な !

だから って 戦 を して いい って いう 理屈 に は なら ねえ !

他 に も 解決 策 は ある はずだ !

他の 解決 策 か …。

来た まえ 。 貴 君 に 見せ たい もの が ある 。

ここ は …。

標高 の 高い この 里 で は 作物 も ろくに 育た ない 。

人々 の 生活 の 糧 は なく 貧し さ に あえぐ ばかりだ 。

せめて 何 か 物産 品 が あれば 生活 の 足し に なる 。

そう 考えて 品種 改良 で 作った の が この 花 だ 。

貴 君 も あちこち で 目 に した ので は ない か な ?

しかし ムダ だった よ 。

この 花 は 里 から 出した とたん に 枯れて しまう 。

この 里 の 環境 は 特殊な のだ 。

貴 君 は どうして 忍 の 道 を 目指した ?

書類 整理 を する ため か ? さ ぁな 。

おそらくは 違う はずだ 。

日々 忍 の 腕 を 磨き 己 を 鍛え 上げる 。

そして その 技 を もって 敵 を 倒し 大切な もの を 守る 。

それ こそ が 忍 らしい 生き 方 だ 。

かつて お 父上 や 恩師 が そうした ように な 。

て め え に 何 が わかる !

貴 君 とて いずれ 彼ら に 肩 を 並べ たい と 思わぬ はず が ない 。

しかし ただ 平和な だけ の 世の中 で →

果たして それ が 成し 得る だろう か ?

戦 が あった から こそ 忍 の 技術 は めざましい 発展 を 遂げた のだ 。

もし 平和 が 続いて いたら →

今 の 貴 君 も 友 と 過ごした 価値 ある 時間 も →

すべて 得 られ なかった はずだ 。 違う かね ?

それ が 平和 の 代償 なら 俺 は 喜んで 武器 を 置く !

それ は 本心 で は ない 。

( シカマル の 声 ) お前 自身 腕 の 衰え を 感じて いる んだろう ?

シカマル 君 。

その 口 を 閉じろ !

手 を 出す な 。

恐れる こと は ない シカマル よ 。

さ ぁ その 手 を 下ろし なさい 。

そう だ それ で いい 。

まずは 落ち着こう じゃ ない か 。 深呼吸 して みた まえ 。

どう だ ね ? 私 の 自慢 の 花 の 香り は 。

さ ぁ 。

なるほど … そういう わけ か 。

ある 種 の 花 の 香り に は 思い出 を 呼び覚ます 薬効 が ある 。

て め え は それ を 洗脳 に 利用 し たって わけだ 。

とんだ 志 だ ぜ !

それ に 気づいた ところ で どうにも なる まい 。

私 に 逆らう こと など でき ぬ 。

俺 の 仲間 は … 朧 と 鏃 は どこ だ !?

ここ へ 連れて こい !

( 朧 ) もう 来て いる で ご ざる 。

あぁ っ ! お前 ら !!

( 鏃 ) 私 たち は ゲンゴ 様 に 志 を いただいた んだ し 。

捜せ ! やつ を この 城 から 出す な !!

シカマル … 隠れて も ムダ だ よ 。

う ぅ … まだ 痺れて や がる 。

鏃 の やつ め !

影 は 使え ねえ 。 飛車 角 も 取ら れた 。 状況 は かんばしく ねえ な …。

(( シカマル : 珍しい っす ね いきなり 棒 銀 なんて 。

( アスマ ) 敵陣 突破 の 先兵 だ 。

たまに は こういう 指し 方 も でき ねえ と な ))

ここ で 逃げたら 木 ノ 葉 の リスク が 高まる …。

あんた あん と き そう 言った よ な 。

俺 に も その とき が 来 たって こと な の か 。

落ち着け 。 まだ 逆転 の 筋 は 残さ れて る はずだ 。

(( アスマ : シカマル … さしずめ お前 は 桂 馬 だ な ))

敵陣 突破 の 棒 銀 か それとも 桂 馬 の 高跳び か 。

ここ は もう いっぺん 玉 の 懐 に 飛び込む しか ねえ か 。

( 朧 ) ゲンゴ 様 … シカマル 捜し を サイ 殿 に 任せ きり で →

よろしい ので ご ざる か ?

( 鏃 ) 城 の 外 に 逃げ られたら 面倒だ し 。

( ゲンゴ ) 慌てる な 。

彼 は 追い込ま れれば 追い込ま れる ほど →

あえて 困難な 状況 に 身 を 投じる … そういう 男 だ 。

そう だ な ? シカマル 。

気づいて た の か よ つま ん ねえ な 。

貴 君 が これ を 残して いく はず は ない しな 。

わざわざ 戻って くる なんて おめでたい やつ だし 。

おとなしく 捕まる で ご ざる !

床 が ダメ なら 天井 って 手 も ある んだ ぜ !

( 朧 ) 下 で ご ざる !

う っ 体 が …。

おっと ! シカマル 殿 は なす で ご ざる !

幻 術 を 解く に は かけた 人間 を 倒す の が セオリ ー だが →

そこ ん とこ は どう な んだ ゲンゴ ?

ムダ だ 私 の 言葉 に 抗 う こと など でき ぬ 。

朧 悪い が しばらく 俺 の 盾 に なって もらう ぜ 。

撃て ! 朧に 当たって も 構わ ぬ 。

撃って みな ただし よく 狙って な 。

シカマル 止まれ ! 私 の 声 に は 逆らえ ぬ !

キサマ まさか …。

鏃 の 攻撃 を わざと 耳 に 受け →

一時的に 聴覚 を 麻痺 さ せた の か ?

これ が 桂 馬 の 高跳び だ !

うわ !

惜しい な シカマル 。 実に 惜しい 。

ゲンゴ 様 は 奥 へ 。 ここ は 私 に お 任せ ください 。

よく やった 。 ( シカマル ) ゲンゴ !

逃がし は せ ぬ !

しまった !

(( シカク : った く て め え は 女の子 に やられて ばかりだ な 。

仲間 の ため て め え が より 優秀に なる んじゃ なかった の か よ ?

( シカマル ) 親父 俺 は さ や っぱ 忍 に は 向いて ねえ んだ よ 。

は あ …))

( 朧 ) 死んだ で ご ざる か ?

( 鏃 ) まだ 殺して は い ない し 。

まあ 最後 は やぶれかぶれで ご ざったな 。

( サイ ) 哀れな もの だ ね 。

《 体 も 限界 だ 空気 も やけに 重い ぜ 。

なんか もう めん どくせ え 》

( チョウジ ) シカマル 大丈夫 ?

( いの ) 死んだら 承知 し ない から ね ?

ヒヒヒ 。 ウフ 。

お前 ら … っつ か どうして ここ に ?

そ っか 俺 は まだ 夢 を …。

( テマリ ) シカマル ! テ テマリ !

お前 は 私 が 見込んだ 男 だろう ?

何 ボサッ と して んだ よ !

シカマル ! やめて よ テマリ !

本当に 死んじゃ うって ば 。 黙って ろ !

今 の は 連合 の 会議 で 私 に ウソ を ついた 分 だ 。

( シカマル ) すまなかった な テマリ 。 え ?

おかげ で 目 が 覚めた ぜ 。

シカマル 。 悪い が ここ 頼める か ?

倒さ なきゃ なら ない 相手 が もう 1 人 いる んだ 。

ゲンゴ だ ろ ?

どうして それ を ? 火影 様 に 聞いた んだ 。

聞き出す の に は ちょっと 苦労 した けど ね 。

どう やって 聞き出した か は あん まし 想像 し たく ねえ な 。

シカマル こいつ ら 倒しちゃ って いい んだ よ ね ?

洗脳 さ れて は いる が 2 人 と も 仲間 だ 。

そい つら も 目 を 覚まさ せて やって くれ 。

言って くれる し ! 待て !

え ? もう 1 つ 忘れ物 だ ぞ !

向こう も お前 が 来る の を 見越して ➡

罠 を 張って いる はずだ 。

その 体 で 勝算 は ある んだろう な ?

捨て 駒 に なる つもり は ねえ 。

なら よし !

さて サシ の 勝負 と いこう か 。

ゲンゴ !

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 492 - 疑 雲 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|うたが|くも Naruto Shippuden - Season 21 - 492 - Suspicious Clouds

( サイ ) ムダ だ よ シカマル 。 キミ も 目覚める んだ 。 |||||||めざめる|

( シカマル ) 冗談 じゃ ねえ ! |じょうだん||

俺 は な 気持 よく 寝て る とこ を 起こさ れる の が → おれ|||きもち||ねて||||おこさ|||

大嫌いな んだ よ ! だいきらいな||

ハァ 。

( シカマル )4三 銀 3六 歩 4二 飛 → |みっ|ぎん|むっ|ふ|ふた|と

4八 飛 3六 角 1六 歩 → やっ|と|むっ|かど|むっ|ふ

1四 歩 2六 歩 6二 玉 → よっ|ふ|むっ|ふ|ふた|たま

6八 玉 7二 玉 → やっ|たま|ふた|たま

7八 玉 6二 銀 。 やっ|たま|ふた|ぎん

( サイ ) ずいぶん 頑張る じゃ ない か 。 ||がんばる|||

並み の 忍 なら とっくに 音 を 上げて いる ところ だ よ 。 なみ||おし|||おと||あげて||||

歴代 の 名人 たち と の 対局 に 忙しくて ね 。 れきだい||めいじん||||たいきょく||いそがしくて|

退屈 して る 暇 なんて ねえ 。 たいくつ|||いとま||

好きだ な キミ の そういう 強 がり 。 すきだ|||||つよ|

将棋 から 学ぶ こと は 多い ぞ 。 しょうぎ||まなぶ|||おおい|

どんな 局面 に も 必ず 逆転 の 筋 が 残さ れて いる しな 。 |きょくめん|||かならず|ぎゃくてん||すじ||のこさ|||

この 状況 から 逆転 する 気 かい ? それ は 楽しみだ 。 |じょうきょう||ぎゃくてん||き||||たのしみだ

なぁ ライタ ー だけ でも 返して くれよ 。 |||||かえして|

あれ が ねえ と 落ち着か ねえ んだ 。 ||||おちつか||

シカマル が ゲンゴ 様 の 志 を 受け入れる 気 に なったら ね 。 |||さま||こころざし||うけいれる|き|||

どうして あんな やつ に 従う んだ ? ||||したがう|

僕 は ただ 自分 の 居場所 を 見つけた だけ さ 。 ぼく|||じぶん||いばしょ||みつけた||

木 ノ 葉 は 違う って の か ? き||は||ちがう|||

お前 は 第 七 班 の 一員 じゃ なかった の か よ ? おまえ||だい|なな|はん||いちいん|||||

だったら どうして ナルト が 来 ない ? ||||らい|

それほど 親しく も なかった キミ が 来た の は なぜ な んだろう ね ? |したしく|||||きた||||||

今回 の 一 件 ナルト は 何も 聞か さ れちゃ い ねえ 。 こんかい||ひと|けん|||なにも|きか||||

全部 俺 の 判断 だ 。 ぜんぶ|おれ||はんだん|

だ と して も もし これ が サスケ や サクラ だったら →

ナルト が 来た んじゃ ない の か な ? ||きた|||||

どうせ その 考え も ゲンゴ に 吹き込ま れた んだ ろ ? ||かんがえ||||ふきこま|||

ゲンゴ が 言葉 で 人 を 操って る の は 間違い ねえ 。 ||ことば||じん||あやつって||||まちがい|

お前 も いいかげん 目 を 覚ませ 。 おまえ|||め||さませ

目 なら とっくに 覚め てるよ 。 め|||さめ|

ゲンゴ 様 に 志 を いただいた とき に ね 。 |さま||こころざし|||||

フッ …。

待てよ 。 まだ 何 か ? まてよ||なん|

必ず ゲンゴ の 術 を 見破って お前 を 助けて やる から な 。 かならず|||じゅつ||みやぶって|おまえ||たすけて|||

そろそろ 観念 した ほう が いい 。 |かんねん||||

でないと もっと ひどい こと に なる よ 。

( シカマル ) お前 は 木 ノ 葉 の 一員 だ 。 それ を 忘れ ん な ! |おまえ||き||は||いちいん||||わすれ||

4五 歩 3三 角 3七 桂 …。 いつ|ふ|みっ|かど|なな|かつら

ダメ だ 今 の 手持ち じゃ 駒 が 足り ねえ 。 ||いま||てもち||こま||たり|

玉 に 逃げ られ ち まう 。 たま||にげ|||

朧 お前 か !? おぼろ|おまえ|

( 朧 ) その 声 は シカマル 殿 で ご ざる か ? おぼろ||こえ|||しんがり||||

おい ゲンゴ こいつ ら は 俺 の 命令 で 動いて た だけ だ 。 |||||おれ||めいれい||うごいて|||

やる なら 俺 だけ に しろ 。 ( 朧 ) う ぅ …。 ||おれ||||おぼろ||

( シカマル ) いい か 生きて りゃ 機 は 必ず 来る 。 |||いきて||き||かならず|くる

諦める んじゃ ねえ ぞ 。 あきらめる|||

くたばり や が ったら 承知 し ねえ から な ! ||||しょうち||||

( 朧 ) だ … 大丈夫で ご ざる 。 この くらい 屁 の カッパ で ご ざる よ 。 おぼろ||だいじょうぶで|||||へ||||||

( シカマル ) 鏃 は どうした ? 一緒じゃ ねえ の か ? |やじり|||いっしょじゃ|||

あいつ も 無事な んだ ろ !? ||ぶじな||

( 鏃 ) あ ! やじり|

( ゲンゴ ) なぜ 大名 や 無能な 民 ども に 虐げ られ ながら → ||だいみょう||むのうな|たみ|||しいたげ||

それ でも なお や つら の ため に 尽くす のだ ? ||||||||つくす|

( 鏃 ) お前 に は 関係ない し 。 やじり|おまえ|||かんけいない|

( ゲンゴ ) 思い出せ お 前 を 見る 民 ども の 目 を 。 |おもいだせ||ぜん||みる|たみ|||め|

その 奥 に は 何 が 見えた ? |おく|||なん||みえた

( 鏃 ) そんな の 忘れた し 。 やじり|||わすれた|

( ゲンゴ ) そんな はず は ない 。

本当 は 頭 に こびりついて 離れ ない のだろう ? ほんとう||あたま|||はなれ||

思い出せ お 前 を 見る や つら の 目 を 。 おもいだせ||ぜん||みる||||め|

あれ は 私 を 恐れ 疑い 遠ざけよう と する 目 。 ||わたくし||おそれ|うたがい|とおざけよう|||め

( ゲンゴ ) そんな 下 賤 の 者 ども の ため に → ||した|せん||もの||||

なに ゆえ 誇り 高き お前 が 命 を かけ ねば なら ぬ ? ||ほこり|たかき|おまえ||いのち|||||

なに ゆえ お前 を 縛る 者 の ため に ➡ ||おまえ||しばる|もの|||

忠義 を 尽くさ ねば なら ぬ のだ ? ちゅうぎ||つくさ||||

( 鏃 ) あいつ ら は 私 を 利用 する …。 やじり||||わたくし||りよう|

みんな 敵 だ 。 |てき|

( ゲンゴ ) 恐れる こと は ない 。 振り向け 。 |おそれる||||ふりむけ

すべて を 受け入れる のだ 。 ||うけいれる|

( 鏃 ) うわ ぁ ~! やじり||

今 ここ に 志 は 授け られた 。 いま|||こころざし||さずけ|

( サイ ) 連れて まいり ました ゲンゴ 様 。 |つれて||||さま

窮屈な 思い を さ せて すまない 。 きゅうくつな|おもい||||

用心 を 怠る わけに は いか ない ので ね 。 ようじん||おこたる||||||

て め え と 話す 気 は ねえ 。 ||||はなす|き||

言葉 で 操ろう って 魂胆 が 見え見えだ ぜ 。 ことば||あやつろう||こんたん||みえみえだ|

お 父上 の 面影 に 似て きた ので は ない か ? |ちちうえ||おもかげ||にて|||||

悪い が 調べ させて もらった よ 。 ご 家族 や 友人 の こと 。 わるい||しらべ|さ せて||||かぞく||ゆうじん||

それ に 貴 君 が 私 を 殺し に 来た こと も ね 。 ||とうと|きみ||わたくし||ころし||きた|||

貴 君 ら は なぜ 我々 を 虐げる のだ ? とうと|きみ||||われわれ||しいたげる|

俺 たち が いつ 虐げた ? おれ||||しいたげた

この 国 は 弱い 。 満足な 資源 も なく → |くに||よわい|まんぞくな|しげん||

作物 も 育た ぬ 不毛の 地 で → さくもつ||そだた||ふもうの|ち|

ただ 必死に 生きのびよう と して いる だけ だ 。 |ひっしに|いきのびよう|||||

( シカマル ) 抜け 忍 を かき集め といて よく 言う ぜ ! |ぬけ|おし||かきあつめ|||いう|

目的 は 何 だ ? 戦争 でも 始めよう って の か ? もくてき||なん||せんそう||はじめよう|||

集めて いる ので は ない 。 あつめて||||

彼ら の ほう から 救い を 求めて 集まって くる のだ 。 かれら||||すくい||もとめて|あつまって||

救い だ と ? すくい||

貴 君 は 今 の 忍 の あり 方 に 疑問 を 持った こと は ない か ? とうと|きみ||いま||おし|||かた||ぎもん||もった||||

戦 も せ ず 大名 や 金持ち ども の 走 狗 に 甘んじる 。 いくさ||||だいみょう||かねもち|||はし|く||あまんじる

それ で 真 の 忍 と いえる だろう か ? ||まこと||おし||||

何 が 言 いて え ? なん||げん||

この 国 に 集まって くる 者 たち は → |くに||あつまって||もの||

皆 忍 らしく あり たい と 願って いる だけ だ 。 みな|おし|||||ねがって|||

連合 は やみくもに 平和 を 求める あまり → れんごう|||へいわ||もとめる|

忍 を 無意味な 掟 で 縛る ばかり 。 おし||むいみな|おきて||しばる|

だが そこ から はみ出す 人間 は 必ず 出て くる 。 |||はみだす|にんげん||かならず|でて|

この 国 は その 受け皿 に なって いる に すぎ ぬ ! |くに|||うけざら||||||

平和 を 維持 する ため に は 多少 の ル ー ル は 必要だ ! へいわ||いじ|||||たしょう||||||ひつようだ

貴 君 の いう 平和 と は すべて 大国 が 押し付ける 理屈 だ 。 とうと|きみ|||へいわ||||たいこく||おしつける|りくつ|

その 証拠 に 貴 君 ら は 尾 獣 を 有して いる 。 |しょうこ||とうと|きみ|||お|けだもの||ゆうして|

もしも あれ を 使わ れたら この 国 など ひと たまり も ない 。 |||つかわ|||くに|||||

違う かね ? ちがう|

俺 たち は 二度と 尾 獣 を 戦 に 使う つもり なんか ねえ 。 おれ|||にどと|お|けだもの||いくさ||つかう|||

自分 たち だけ 尾 獣 を 所有 して おいて → じぶん|||お|けだもの||しょゆう||

我々 に その 言葉 を 信じろ と いう の か ? われわれ|||ことば||しんじろ||||

それ が 大国 の 理屈 で なくて な んな のだ ? ||たいこく||りくつ|||||

勝手に 決めて んじゃ ねえ よ ! ならば どう だ ? かってに|きめて||||||

この 国 に も 尾 獣 を くれ ぬ か ? |くに|||お|けだもの||||

たしか 雲隠れ の 里 に 一 匹 残って いた な 。 |くもがくれ||さと||ひと|ひき|のこって||

そう すれば 我々 も 安心 して 貴 君 ら の こと を 信じよう 。 ||われわれ||あんしん||とうと|きみ|||||しんじよう

んな こと で き っこ ねえ だ ろ ! そう だろう と も 。

口先 で は 平和 を 唱え ながら 結局 の ところ 貴 君 ら は → くちさき|||へいわ||となえ||けっきょく|||とうと|きみ||

我々 の ような 小国 の こと など 信用 して い ない のだ から な ! われわれ|||しょうこく||||しんよう||||||

だから って 戦 を して いい って いう 理屈 に は なら ねえ ! ||いくさ||||||りくつ||||

他 に も 解決 策 は ある はずだ ! た|||かいけつ|さく|||

他の 解決 策 か …。 たの|かいけつ|さく|

来た まえ 。 貴 君 に 見せ たい もの が ある 。 きた||とうと|きみ||みせ||||

ここ は …。

標高 の 高い この 里 で は 作物 も ろくに 育た ない 。 ひょうこう||たかい||さと|||さくもつ|||そだた|

人々 の 生活 の 糧 は なく 貧し さ に あえぐ ばかりだ 。 ひとびと||せいかつ||かて|||まずし||||

せめて 何 か 物産 品 が あれば 生活 の 足し に なる 。 |なん||ぶっさん|しな|||せいかつ||たし||

そう 考えて 品種 改良 で 作った の が この 花 だ 。 |かんがえて|ひんしゅ|かいりょう||つくった||||か|

貴 君 も あちこち で 目 に した ので は ない か な ? とうと|きみ||||め|||||||

しかし ムダ だった よ 。

この 花 は 里 から 出した とたん に 枯れて しまう 。 |か||さと||だした|||かれて|

この 里 の 環境 は 特殊な のだ 。 |さと||かんきょう||とくしゅな|

貴 君 は どうして 忍 の 道 を 目指した ? とうと|きみ|||おし||どう||めざした

書類 整理 を する ため か ? さ ぁな 。 しょるい|せいり||||||

おそらくは 違う はずだ 。 |ちがう|

日々 忍 の 腕 を 磨き 己 を 鍛え 上げる 。 ひび|おし||うで||みがき|おのれ||きたえ|あげる

そして その 技 を もって 敵 を 倒し 大切な もの を 守る 。 ||わざ|||てき||たおし|たいせつな|||まもる

それ こそ が 忍 らしい 生き 方 だ 。 |||おし||いき|かた|

かつて お 父上 や 恩師 が そうした ように な 。 ||ちちうえ||おんし|||よう に|

て め え に 何 が わかる ! ||||なん||

貴 君 とて いずれ 彼ら に 肩 を 並べ たい と 思わぬ はず が ない 。 とうと|きみ|||かれら||かた||ならべ|||おもわぬ|||

しかし ただ 平和な だけ の 世の中 で → ||へいわな|||よのなか|

果たして それ が 成し 得る だろう か ? はたして|||なし|える||

戦 が あった から こそ 忍 の 技術 は めざましい 発展 を 遂げた のだ 。 いくさ|||||おし||ぎじゅつ|||はってん||とげた|

もし 平和 が 続いて いたら → |へいわ||つづいて|

今 の 貴 君 も 友 と 過ごした 価値 ある 時間 も → いま||とうと|きみ||とも||すごした|かち||じかん|

すべて 得 られ なかった はずだ 。 違う かね ? |とく||||ちがう|

それ が 平和 の 代償 なら 俺 は 喜んで 武器 を 置く ! ||へいわ||だいしょう||おれ||よろこんで|ぶき||おく

それ は 本心 で は ない 。 ||ほんしん|||

( シカマル の 声 ) お前 自身 腕 の 衰え を 感じて いる んだろう ? ||こえ|おまえ|じしん|うで||おとろえ||かんじて||

シカマル 君 。 |きみ

その 口 を 閉じろ ! |くち||とじろ

手 を 出す な 。 て||だす|

恐れる こと は ない シカマル よ 。 おそれる|||||

さ ぁ その 手 を 下ろし なさい 。 |||て||おろし|

そう だ それ で いい 。

まずは 落ち着こう じゃ ない か 。 深呼吸 して みた まえ 。 |おちつこう||||しんこきゅう|||

どう だ ね ? 私 の 自慢 の 花 の 香り は 。 |||わたくし||じまん||か||かおり|

さ ぁ 。

なるほど … そういう わけ か 。

ある 種 の 花 の 香り に は 思い出 を 呼び覚ます 薬効 が ある 。 |しゅ||か||かおり|||おもいで||よびさます|やっこう||

て め え は それ を 洗脳 に 利用 し たって わけだ 。 ||||||せんのう||りよう|||

とんだ 志 だ ぜ ! |こころざし||

それ に 気づいた ところ で どうにも なる まい 。 ||きづいた|||||

私 に 逆らう こと など でき ぬ 。 わたくし||さからう||||

俺 の 仲間 は … 朧 と 鏃 は どこ だ !? おれ||なかま||おぼろ||やじり|||

ここ へ 連れて こい ! ||つれて|

( 朧 ) もう 来て いる で ご ざる 。 おぼろ||きて||||

あぁ っ ! お前 ら !! ||おまえ|

( 鏃 ) 私 たち は ゲンゴ 様 に 志 を いただいた んだ し 。 やじり|わたくし||||さま||こころざし||||

捜せ ! やつ を この 城 から 出す な !! さがせ||||しろ||だす|

シカマル … 隠れて も ムダ だ よ 。 |かくれて||||

う ぅ … まだ 痺れて や がる 。 |||しびれて||

鏃 の やつ め ! やじり|||

影 は 使え ねえ 。 飛車 角 も 取ら れた 。 状況 は かんばしく ねえ な …。 かげ||つかえ||ひしゃ|かど||とら||じょうきょう||||

(( シカマル : 珍しい っす ね いきなり 棒 銀 なんて 。 |めずらしい||||ぼう|ぎん|

( アスマ ) 敵陣 突破 の 先兵 だ 。 |てきじん|とっぱ||せんぺい|

たまに は こういう 指し 方 も でき ねえ と な )) |||さし|かた|||||

ここ で 逃げたら 木 ノ 葉 の リスク が 高まる …。 ||にげたら|き||は||||たかまる

あんた あん と き そう 言った よ な 。 |||||いった||

俺 に も その とき が 来 たって こと な の か 。 おれ||||||らい|||||

落ち着け 。 まだ 逆転 の 筋 は 残さ れて る はずだ 。 おちつけ||ぎゃくてん||すじ||のこさ|||

(( アスマ : シカマル … さしずめ お前 は 桂 馬 だ な )) |||おまえ||かつら|うま||

敵陣 突破 の 棒 銀 か それとも 桂 馬 の 高跳び か 。 てきじん|とっぱ||ぼう|ぎん|||かつら|うま||たかとび|

ここ は もう いっぺん 玉 の 懐 に 飛び込む しか ねえ か 。 ||||たま||ふところ||とびこむ|||

( 朧 ) ゲンゴ 様 … シカマル 捜し を サイ 殿 に 任せ きり で → おぼろ||さま||さがし|||しんがり||まかせ||

よろしい ので ご ざる か ?

( 鏃 ) 城 の 外 に 逃げ られたら 面倒だ し 。 やじり|しろ||がい||にげ||めんどうだ|

( ゲンゴ ) 慌てる な 。 |あわてる|

彼 は 追い込ま れれば 追い込ま れる ほど → かれ||おいこま||おいこま||

あえて 困難な 状況 に 身 を 投じる … そういう 男 だ 。 |こんなんな|じょうきょう||み||とうじる||おとこ|

そう だ な ? シカマル 。

気づいて た の か よ つま ん ねえ な 。 きづいて||||||||

貴 君 が これ を 残して いく はず は ない しな 。 とうと|きみ||||のこして|||||

わざわざ 戻って くる なんて おめでたい やつ だし 。 |もどって|||||

おとなしく 捕まる で ご ざる ! |つかまる|||

床 が ダメ なら 天井 って 手 も ある んだ ぜ ! とこ||||てんじょう||て||||

( 朧 ) 下 で ご ざる ! おぼろ|した|||

う っ 体 が …。 ||からだ|

おっと ! シカマル 殿 は なす で ご ざる ! ||しんがり|||||

幻 術 を 解く に は かけた 人間 を 倒す の が セオリ ー だが → まぼろし|じゅつ||とく||||にんげん||たおす|||||

そこ ん とこ は どう な んだ ゲンゴ ?

ムダ だ 私 の 言葉 に 抗 う こと など でき ぬ 。 ||わたくし||ことば||こう|||||

朧 悪い が しばらく 俺 の 盾 に なって もらう ぜ 。 おぼろ|わるい|||おれ||たて||||

撃て ! 朧に 当たって も 構わ ぬ 。 うて|おぼろに|あたって||かまわ|

撃って みな ただし よく 狙って な 。 うって||||ねらって|

シカマル 止まれ ! 私 の 声 に は 逆らえ ぬ ! |とどまれ|わたくし||こえ|||さからえ|

キサマ まさか …。

鏃 の 攻撃 を わざと 耳 に 受け → やじり||こうげき|||みみ||うけ

一時的に 聴覚 を 麻痺 さ せた の か ? いちじてきに|ちょうかく||まひ||||

これ が 桂 馬 の 高跳び だ ! ||かつら|うま||たかとび|

うわ !

惜しい な シカマル 。 実に 惜しい 。 おしい|||じつに|おしい

ゲンゴ 様 は 奥 へ 。 ここ は 私 に お 任せ ください 。 |さま||おく||||わたくし|||まかせ|

よく やった 。 ( シカマル ) ゲンゴ !

逃がし は せ ぬ ! にがし|||

しまった !

(( シカク : った く て め え は 女の子 に やられて ばかりだ な 。 |||||||おんなのこ||||

仲間 の ため て め え が より 優秀に なる んじゃ なかった の か よ ? なかま||||||||ゆうしゅうに||||||

( シカマル ) 親父 俺 は さ や っぱ 忍 に は 向いて ねえ んだ よ 。 |おやじ|おれ|||||おし|||むいて|||

は あ …))

( 朧 ) 死んだ で ご ざる か ? おぼろ|しんだ||||

( 鏃 ) まだ 殺して は い ない し 。 やじり||ころして||||

まあ 最後 は やぶれかぶれで ご ざったな 。 |さいご||||

( サイ ) 哀れな もの だ ね 。 |あわれな|||

《 体 も 限界 だ 空気 も やけに 重い ぜ 。 からだ||げんかい||くうき|||おもい|

なんか もう めん どくせ え 》

( チョウジ ) シカマル 大丈夫 ? ||だいじょうぶ

( いの ) 死んだら 承知 し ない から ね ? |しんだら|しょうち||||

ヒヒヒ 。 ウフ 。

お前 ら … っつ か どうして ここ に ? おまえ||||||

そ っか 俺 は まだ 夢 を …。 ||おれ|||ゆめ|

( テマリ ) シカマル ! テ テマリ !

お前 は 私 が 見込んだ 男 だろう ? おまえ||わたくし||みこんだ|おとこ|

何 ボサッ と して んだ よ ! なん|||||

シカマル ! やめて よ テマリ !

本当に 死んじゃ うって ば 。 黙って ろ ! ほんとうに|しんじゃ|||だまって|

今 の は 連合 の 会議 で 私 に ウソ を ついた 分 だ 。 いま|||れんごう||かいぎ||わたくし|||||ぶん|

( シカマル ) すまなかった な テマリ 。 え ?

おかげ で 目 が 覚めた ぜ 。 ||め||さめた|

シカマル 。 悪い が ここ 頼める か ? |わるい|||たのめる|

倒さ なきゃ なら ない 相手 が もう 1 人 いる んだ 。 たおさ||||あいて|||じん||

ゲンゴ だ ろ ?

どうして それ を ? 火影 様 に 聞いた んだ 。 |||ほかげ|さま||きいた|

聞き出す の に は ちょっと 苦労 した けど ね 。 ききだす|||||くろう|||

どう やって 聞き出した か は あん まし 想像 し たく ねえ な 。 ||ききだした|||||そうぞう||||

シカマル こいつ ら 倒しちゃ って いい んだ よ ね ? |||たおしちゃ|||||

洗脳 さ れて は いる が 2 人 と も 仲間 だ 。 せんのう||||||じん|||なかま|

そい つら も 目 を 覚まさ せて やって くれ 。 |||め||さまさ|||

言って くれる し ! 待て ! いって|||まて

え ? もう 1 つ 忘れ物 だ ぞ ! |||わすれもの||

向こう も お前 が 来る の を 見越して ➡ むこう||おまえ||くる|||みこして

罠 を 張って いる はずだ 。 わな||はって||

その 体 で 勝算 は ある んだろう な ? |からだ||しょうさん||||

捨て 駒 に なる つもり は ねえ 。 すて|こま|||||

なら よし !

さて サシ の 勝負 と いこう か 。 |||しょうぶ|||

ゲンゴ !