NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 6 - 121 - 動き出す もの たち
( 爆発 音 )
( 鬼 鮫 ) ようやく おとなしく なり ました か 。
フゥ … まったく 手 こ ずら せる 。
( 雷鳴 )
( イタチ ) 戻った か 。 ええ ➡
殺さ ず に 生け捕る って の が 面倒でした が ね 。
♪♪~
少し 降って き ました ね 。
荒れ そうだ な 。
木陰 で 雨 を しのぎ ましょう 。
体 が 冷え ます よ 。
リ ー ダ ー が 連絡 を 待って いる 。
我々 の 捕獲 が 完了 し 次第 ➡
三尾 と 四 尾 を 同時に 封印 する 手はず だ から な 。
少し くらい 待た せて おけば いい んです よ 。
封印 を 始めたら どうせ ➡
しばらく は 働き 詰め な んです から 。
♪♪~
死に そうだ な 。 年寄り は ていねいに 扱え 。
コイツ を 知ら ない から そんな こと 言う んです よ 。
四 尾 の 熔遁 を 使う この 人 柱 力 は ➡
そんな タマ じゃ ないで すよ 。
直接 戦って い ない あなた に は ➡
私 の 苦労 は わから ない でしょう が ね 。
( イタチ ) フン …。
ま ぁ 一 人 で 行か せて くれ と 言った の は 私 です が ね 。
なんなら あなた の ノルマ も ➡
私 が 半 殺し に しちゃ い ましょう か ?
そう はしゃぐ な 鬼 鮫 。
少し 疲れて い まして ね ➡
早く すべて の 尾 獣 を 狩って しまい たい もの です 。
そう 焦る こと も ない さ 。
まだ 時間 は かかる だろう から な 。
それ は どう でしょう か ね 。
残り は あと わずかでしょ 。
九 尾 は 最後に 封印 し なければ なら ない と 決め られて いる 。
でなければ バランス が 崩れ 封印 像 が 砕け 散る と ➡
そう リ ー ダ ー は 言って い ました が …。
どうせ 人 柱 力 は 生け捕り です から ね 。
さっさと 狩って 拘束 して おけば いい だけ の 話 じゃ ないで す か ?
フッ … 別に それ でも 構わ ん が ➡
デイダラ も 失敗 した しな 。
最後に 封印 する なら 最後に 狩って も 同じ こと だ 。
それ に 今 と なって は 暁 も 目立ち すぎた 。
早く に 九 尾 の 人 柱 力 を 拘束 すれば ➡
木 ノ 葉 隠れ が 今 以上 に ざわめき 立つ 。
ヘッ そうです かね 。
木 ノ 葉 隠れ と いう 里 は ➡
特に 他 里 と の パイプ が 強い 。
連携 さ れたら 我々 の 行動 も し づらく なる 。
今 は 八尾 まで を 目立た ず 速やかに 回収 する ほう が 賢い 。
なるほど 。 そう 言わ れれば そうです かね 。
呼び出し か …。 サボリ が バレ ました か ね 。
( ペイン ) 遅い ぞ 。
( 鬼 鮫 ) ちょうど 人 柱 力 を 狩り 終えた ところ でして ね ➡
逃げ ない ように 縛り 上げて て 遅く なった んです よ 。
それ で 用件 は 何 です ?
( ペイン ) 早急に 伝えて おき たい 情報 が あって な 。
大 蛇 丸 が 殺さ れた 。
( 鬼 鮫 ) フフッ 暁 を 抜けて 10 年 ➡
殺す 手間 が 省けた と いう ところ です か 。
ヤツ の 死 に ざま あの ゾンビコンビ の 死 に ざま くらい ➡
見 たかった です ね 。
( ペイン ) 飛 段 と 角 都 は 仲間 だ 。 そういう 言い 方 は よせ 。
失礼 。 確か あの とき 飛 段 たち を やった の は …。
( ゼツ ) 木 ノ 葉 の 連中 だった な 。
カカシ と 九 尾 の 人 柱 力 の 小 隊 だ よ 。
( トビ ) 強い です よ ね あの 小 隊 。
デイダラ さん も ボコボコ に さ れる わけだ 。
トビッ 。 テメエ それ 以上 言って みろ 。
オイラ の 堪忍 袋 が 爆発 する ぜ 。
アハハッ 。 ま ぁま ぁ 堪忍 袋 って ガマン する ため の 袋 であって ➡
デイダラ さん の は 爆発 袋 でしょ 。 すぐに キレ んだ から 。
テメエ トビッ ! コラ ー ッ !
デイダラ 静かに しろ 。 それ じゃ トビ の 言う とおり だ 。
チッ 。 アハハッ 先輩 怒ら れた 。
( ペイン ) それ から トビ 。 お前 は いつも ひと言 多い 。
先輩 は 立てろ 。 は ~ い すみ ませ ~ ん 。
こんなんで 残り の 人 柱 力 を 集め きれ ます か ね 。
ハァ 。
しかし あの 大 蛇 丸 を 倒す と は たいした 手 だれ です ね 。
誰 が やった んです ? うち は サスケ だ 。
大 蛇 丸 は オイラ が ぶ っ 倒す と 決めて た のに よ … うん 。
フッ やり ます ね 。 さすが イタチ さん の 弟 だ 。
今 仲間 を 集め 回って る 。 それ も 厄介な 忍 ばかりだ 。
と いう と ? お前 も よく 知っている だろう 。
霧 隠れ の 鬼灯 兄弟 。 あれ の 片割れ だ 。
水 月 か 。 懐かしい です ね 。
それ に 天秤 の 重 吾 も いる 。 せいぜい 気 を つけろ 。
イタチ 鬼 鮫 。 おそらく お前たち を 狙って いる 。
他の 者 も 一応 うち は サスケ の こと は 頭 に 入れて おけ 。
イタチ や 鬼 鮫 の 情報 を 得よう と 暁 を 標的 に する かも しれ ん 。
鬼 鮫 どんな ヤツ な んだ ? その 水 月 って の は うん ?
10 年 も 前 だ 。 かわいい 顔 で 笑う 子 でして ね 。
鬼 人 再 不 斬 の 再来 と 呼ば れた 神童 です よ 。
( 香 燐 ) テメエ 陸 に 上がった 河童 か !
いちいち 水分 補給 で 座り込んで んじゃ ねえ よ !
へ ぇ ソイツ は いろいろ おもしろ そうだ な 。
ちょっと ちょっと 変な 興味 持た ないで ください よ 。
巻き込ま れる の は ごめん です から 。
そんな こと より イタチ 鬼 鮫 。 四 尾 を 急いで 連れて こい 。
三尾 と 一緒に 封印 する ぞ 。 わかった 。
やれやれ 。 少し は 休める と 思った んです が ね 。
仕方 ある まい 。 急ぐ ぞ 。
( 綱 手 ) サスケ に 会う ため に 最も 確率 の 高い ➡
暁 の メンバ ー を 狙う か 。 まあ 筋 は 通って いる が 。
( 綱 手 ) うち は イタチ さて どうした もの か 。
( サクラ ) 暁 の 身柄 を 一 人 でも 拘束 して しまえば ➡
あと は イビキ さん が イタチ に ついて の 情報 を ➡
聞き出して くれる と 思う んです けど 。
確かに 各 小 隊 に は 可能であれば 暁 の 身柄 を 拘束 し ➡
連行 する ように と 命じて は いる が 。
( カカシ ) 実際 は 難しい でしょう ね 。
カカシ 先生 。
( カカシ ) ヤツ ら は そう 簡単に 口 を 割る ような 連中 じゃ ない し ➡
今 まで やり合った 連中 の 能力 を 見れば ➡
危な すぎて とても じゃ ない が 拘束 なんて 考え られ なかった 。
( ナルト ) そんじゃ どう する んだ って ば よ 。
ま イタチ と 当たる まで ➡
根気 よく 捜す しか ない んじゃ ない ?
もう 限界 …。 ちょっと 休憩 しよう よ 。
お前 が チンタラ 歩いて る かぎり いつまで たって も 着か ねえ よ !
( 水 月 ) 悪かった ね 。 ボク は キミ と 違って 繊細な んだ 。
は ぁ ? つうか もう そのまま 蒸発 しち まえ 水 オバケ !
フン … キミ こそ 消えたら どう な の ? 他 に 行く とこ あった んだ ろ 。
クッ …。
( サスケ ) 着いた ぞ 。
♪♪~
( 鬼 鮫 ) こりゃ 大物 です ね 。
( ペイン ) 来た か …。
では これ より 三 尾 から 順に 封印 に かかる 。
♪♪~
よし … 集合 しろ !
始める ぞ 。
ここ だ 。 いかにも 怪しげ って 感じ だ よ ね 。
行く ぞ 。
へ ぇ … こんな 廃墟 に アジト が あった なんて ね 。 初耳 だ よ 。
大 蛇 丸 は 関係ない 。
オレ の 一族 が 使って いた 武器 屋 だ 。 ここ で 戦い の 準備 を ととのえる 。
ふ ~ ん 。
同じ ような 通路 が 続く から 迷う ね ここ 。
しかし 辛 気 臭い 所 だ な 。 息 が 詰まる ぜ 。
( デンカ ) 辛 気 臭い 所 で 悪かった な 。
ん ? 久しぶりだ な デンカ に ヒナ 。
( デンカ ) やっぱり サスケ の ボウヤ か 。
( ヒナ ) ここ に 何の 用 だ フニャ ?
ここ に 何の 用 だ フニャ ?
武器 に 薬 その他 もろもろ だ 。
これ から の 戦闘 に 備える 。
これ って …。 ヘヘッ しゃべる タヌキ です か 。
ほら こっち おいで … うわ っ !
コイツ ら は 忍 猫 だ 。
うかつに 手 を 出す な 。 ズタズタ に さ れる ぞ 。
そういう こと は もっと 早く 言って ほしい な 。
手 土産 は 持ってきた フニャ ?
ほら … また たび ボトル だ 。
毎度 フニャ 。
ついてき な 。 猫 バア に 会わ せる 。
恩 に 着る よ 猫 バア 。
( 猫 バア ) 久しぶり だって の に ずいぶん 慌ただしい ね 。
あぁ 大事な 用 が ある 。
お前 は 忍 猫 じゃ ない よ な ? よし よし 。
あぁ ダメ 。 これ でも 小さい か 。 すま ん 。
やっぱり イタチ の 所 に 行く ん かい な ?
アンタ ら 2 人 は 小さい 頃 から よく 知って る が ➡
まさか こんな こと に なろう と は ね …。
今や うち は も お前たち 2 人 だけ 。 それ が 殺し 合わ に ゃ なら ん と は 。
もう 行く 。 今 まで 世話に なった 。
ねぇ バア ちゃん この 人 に 合う もっと 大きい 服 ない ?
その 箱 に ある だろう ! ( タマキ ) それ が 全然 ダメ な の よ 。
だったら そこ の カ ー テン でも 巻 いと きな !
った く ! うち は 服 屋 じゃ ない んだ よ !
バア ちゃん … お 金 もらって る のに 失礼でしょ !
( 重 吾 ) うん !
( 自 来 也 ) サスケ と 会う ため に イタチ を 追う か …。
だが イタチ を 捜し当てた ところ で どう する ?
それ に ついて です が … ちょっと オレ に 考え が あり ます 。
少し 時間 を いただけ ませ ん か ?
なんだ 冴え ん 顔 だ の ぉ 。
エロ 仙人 … 何 し に 来た んだ って ば よ ぉ 。
久しぶりに 会った 弟子 と メシ でも どう か と 思って の ぉ 。
それ って … おごり ?
まったく カカシ 先生 って ば …。 こっち は すぐに でも ➡
動き出さ なきゃ な ん ねえ って の によ ぉ 。
しかたなかろう 。 出発 と は 相応の 準備 が いる 。 準備 ?
お前 ら 一 小 隊 だけ じゃ どうにも なら んだろう から の ぉ 。
それ って ば どういう こと ?
いい か ? イタチ を 倒せば サスケ の 目的 は 消える 。
つまり イタチ は 拘束 する しか ない と いう こと だ 。
その ため に は もっと 大人数 で 隊 を 組み 動く 必要 が ある 。
今ごろ カカシ は その 作業 に 追わ れて る はずだ 。
そういう こと か 。
う ~ ん しかし 相手 が 相手 だ から の ぉ 。
この 任務 一筋縄 で は いく まい 。
そう だろう な 。 でも どうしても 避けて 通れ ねえ んだ 。
サスケ を 連れ戻す ため に か …。 わかって る と 思う が ➡
今や サスケ は 大 蛇 丸 を やる ほど の 力 を 身 に つけて おる 。
んな こと は わかって る !
けど 昔 サクラ ちゃん と も 約束 しち まった しな 。
サスケ は 必ず 連れ帰る って 。
まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ !
(( 自 来 也 : 忍 の 才能 で いちばん 大切な の は ➡
持って る 術 の 数 なんか じゃあ ねえ 。 大切な の は あきらめ ねえ …))
ド 根性 だ !
それ が オレ の 忍 道 だ から よ 。
フン 相変わらず の バカ だ の ぉ 。
しかた ねえ だ ろ エロ 仙人 の 弟子 な んだ から ! チッ 。
った く … ワシ も 出来 の 悪い 弟子 を 持った もん だ の ぉ 。
出来 が 悪い って どういう 意味 だって ば よ ぉ !
その まん ま の 意味 に 決 まっ とろう が この バカ 弟子 め !
そういう エロ 仙人 だって ➡
ダメダメ じゃ ん の エロエロ じ じい じゃ ねえ かよ !
ほら これ も 食 っと け 。
や っぱ 一 楽 の チャ ー シュ ー は 最高だ な 。
♪♪~
( トビ ) ホント 尾 獣 の 封印 って しんどい っす よ ね 。
こんな の が あと 何 回 か ある んでしょう ?
考えた だけ で うんざり !
( デイダラ ) さて どっち へ 行く かな ? うん 。
( トビ ) あぁ ちょっと 先輩 あの 「 どっち へ 行く かな ?」 って ➡
どっち と どっち の こと を 言って ん す か ?
そんな ん 決まって んだ ろ !
カカシ 率いる 九 尾 の 人 柱 力 。 それ か うち は サスケ か だ 。
え ~ いや もう どっち も やめ ましょう よ 。
だいたい ボク ら の ノルマ は 終わって る し …。
そもそも サスケ は 尾 獣 でも なんでも ないし ~。
冗談 じゃ ねえ !
九 尾 の 人 柱 力 に は 殴ら れた 借 り が ある 。
カカシ に は 右腕 やられた しな うん 。
それ に オイラ が 殺す はずだった 大 蛇 丸 を やり や がった ➡
うち は サスケ も 許さ ねえ 。
あぁ もう この 人 ったら ➡
言い出したら ホント 聞か ない んだ から 。
なんか 言った か ? いいえ 。
フン … いく ぞ トビ !
やれやれ デイダラ の ヤツ すぐ に でも 我々 の ノルマ か ➡
弟 さん の ところ に 向かい そうな 勢い でした が ➡
いい んです か ? イタチ さん 。
いく ぞ 。
♪♪~
なるほど 考えた な 。
あの さ もっと 大人数 じゃ なくて いい の か よ 。
単に 数 が いれば いい って もんじゃ ない よ 。
今回 の 場合 二 小 隊 1 チ ー ム が 望ましい ね 。
拘束 す べき 対象 が 少人数 つまり 1 人 から 2 人 の 場合 ➡
こちら が 三 小 隊 以上 に なる と 相手 に 見つかり やすい し ➡
命令 系統 が 混乱 し 逆に 機動 力 が 低下 する から ね 。
拘束 は 殺す より はるかに テクニック が いる から の ぉ 。
隊 の 連携 を 考えれば ➡
任務 を これ まで ある 程度 ともに して きた 者 を ➡
選抜 した ほう が よい の ぉ 。
ま 現 時点 で は ベスト の 編成 だろう 。
おそれいり ます 。
しかし 出発 だって の に イヤ な 天気 だ なぁ どうも 。
よっ しゃ ~! 行く って ば よ !
( キバ ) 熱く なり すぎて る ヤツ に は ちょうど いい 雨 じゃ ない っす か 。
では これ より うち は イタチ の 探索 および 拘束 任務 を 命ずる !
皆 細心の 注意 を 払って こと に あたれ !
( ナルト たち ) オッス !
( ヒカル ) 自分 たち は ある 任務 の 遂行 の ため ➡
この 島 に 舞い降りた っす 。
そう それ は 伝説 の 黒 魔 導 士 ゼレフ の 捕 縛 。
もう 一 つ は … 忘れた っす 。
いや その … 自分 なんで 一 人 な ん す か ?
みんな は どこ へ … う う ぇ ~!