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進撃の巨人 3, Shingeki no Kyojin Season 3 (Attack on Titan Season 3) Episode 05

Shingeki no Kyojin Season 3 (Attack on Titan Season 3) Episode 05

( フレーゲル ) お前 ら は もう 用 済み だ

上 を 見ろ マヌケ !

( ハンジ ) ふ っ

とりゃ 〜!

( ロゲール ) う う … ( 銃声 )

( ハンジ ) た あっ ! ( ロゲール ) う あっ

( 憲兵 ) う あ …

( リヴァイ ) エレン と クリスタ は どこ だ ?

ムダ な んだ よ

お前 ら が 出頭 し なければ

捕らわれた 調査 兵 は 全員 処刑 さ れる

( エルヴィン ) ピクシス 司令 に ある こと を 委ねた

その とき 俺 は ただ 見て いる

選ぶ の は お前 だ

そして 彼ら だ

♪〜

〜♪

( 男 1) すごい 数 の 馬車 だ な

一体 何 が ?

( 男 2) 知ら ない の か ?

今 城 の 中 に 全 兵 団 の 幹部 が 集結 して

調査 兵 団 の 解体 を 進めて いる んだ よ ほら

その 団長 を つるす ため の 処刑 台 だ な

今頃 裁判 し てるよ 最後 のな

( エルヴィン ) 調査 兵 団 を 失う と いう こと は 人類 の 矛 を 失う こと を 意味 し ます

迫り くる 敵 から 身 を 守る の は 盾 で は なく

脅威 を 排除 する 矛 です

例えば 今 この 瞬間

ウォール ・ ローゼ が 破ら れた と し ます

ウォール ・ ローゼ の 住民 を

再び ウォール ・ シーナ 内 に 避難 さ せる こと に なり ます が

先日 の 避難 で 食料 の 備蓄 は 底 を ついて おり

数 日 と もち ませ ん

瞬く間に 住民 の ほとんど が

生存 競争 を 強い られる こと に なる でしょう

ウォール ・ ローゼ と シーナ

二 分 した 人類 に よる 内戦 の 開始 を 意味 し ます

よしんば 壁 が 破ら れ ない に せよ

既に 食料 不足 は

ウォール ・ ローゼ で 慢性 化 して い ます

ウォール ・ シーナ の 壁 を 破る の は 巨人 で は なく

ウォール ・ ローゼ の 住民 である 可能 性 は

ゼロ で は あり ませ ん

( 憲兵 たち の ざわめき )

( エルヴィン ) ウォール ・ マリア 奪還

行き詰まった 人類 の 未来 を 切り開く に は

それ しか あり ませ ん

( アウリール ) その ため に 調査 兵 団 が 必要だ と 言い たい の か ?

( エルヴィン ) 相手 の 懐 に 飛び込む の は 我々 調査 兵 団 の 役目

引き下がる のみ で は 何の 解決 に も なり ませ ん

それとも この 状況 を 打破 する —

何かしら の 秘策 が ある のでしょう か ?

( せきばらい )

エルヴィン 君 は どうも 理解 して い ない ようだ が

今 君 が ここ に いる の は

壁 内 の 未来 を 話し合う ため で は ない し

殺人 と いう 単純な 罪 を 犯した せい で も ない

人類 憲章 第 6 条

“ 個々 の 利益 を 優先 し 人類 の 存続 を 脅かす べ から ず ”

これ に 対する 重大 違反 だ

( ゲラルド ) そう 再三 に わたる エレン ・ イェーガー の 引き渡し 拒否

これ は 十分に 人類 憲章 に 抵触 する

エレン は ウォール ・ マリア 奪還 に は 必要な 存在 です

( ゲラルド ) それ を 決める の は 調査 兵 団 で は ない

( デレトフ ) エレン ・ イェーガー は 未知の 力 を 秘めた 巨人 だ

壁 の 内側 に 置く こと は それ 相応の リスク を 伴う

それ を 一 兵 団 の 団長 に 管理 さ せる ほう が おかしい だろう

( アウリール ) だ が 君 は 自分 の 考え に 固執 した

そして 誘拐 を 装い エレン ・ イェーガー を 隠匿 した のだ

関わった ディモ ・ リーブス の 口 を 封じて な

これ は もはや 反逆 だ

( ローデリヒ ) 今や 君 こそ が 人類 の 脅威 と なって いる のだ よ

( ゲラルド ) ピクシス 司令 ( ピクシス ) ん ?

駐屯 兵 団 と 調査 兵 団 は 前線 で 命 を 張る 者 同士

親密な 関係 を 築いて おった ようだ が ?

( ピクシス ) 我々 が 調査 兵 団 に 同調 する と 思わ れる の は 心外です な

人 同士 の 殺し 合い ほど 愚かな 話 は ない

この 狭い 人 の 世に 一 度 火 を 放てば

燃え 尽くす まで そう 時間 は かから ん でしょう

先 の トロスト 区 防衛 線 に おいて は そう 兵士 に 言い聞かせ

大いに 死んで もらった もの です

調査 兵 団 が その 火種 と なる なら

今 の うち に 消す べきでしょう

( ナイル ) あ …

何より 巨人 が 壁 を 破って きた 際 人 が あまり 残 っと らんよう じゃ

巨人 に あきれ られて しまい ましょう ぞ

ハッ ん ん …

よろしい で は 協議 に 入る

陛下 よろしい です な

( ナイル ) エルヴィン このまま 終わら せる つもり か ?

( アウリール ) で は 陛下 の 名 の 下 判決 を 言い渡す

エルヴィン ・ スミス 人類 憲章 第 6 条 に 違反 あり と 認め

死刑 に 処す

これ は 即時 執行 さ れる もの である

連れて いけ

( ナイル ) これ で いい の か ? エルヴィン

お前 これ で …

( ナイル ) あっ

( 憲兵 たち ) お っ …

( アンカ ) ウォール ・ ローゼ が 突破 さ れ ました !

な っ …

( アンカ ) 突如 出現 した 超 大型 巨人 および 鎧 ( よろい ) の 巨人 に よって

カラネス 区 の 扉 は 2 つ と も 破壊 さ れ ました

現在 東 区 より 避難 する 住民 が 押し寄せて きて い ます

( ピクシス ) 退避 経路 を 確保 せよ

駐屯 兵 団 前線 部隊 は 全 兵力 を 東 区 に 集結 さ せ

住民 を ウォール ・ シーナ に 誘導 せよ

皆 急げ ! 住民 の 避難 が 最 優先 じゃ

( 兵士 たち ) はっ ( アウリール ) ダメだ !

ん ?

ウォール ・ シーナ の 扉 を 全て 閉鎖 せよ

避難 民 を 何 人 たり と も 入れて は なら ん ぞ

( ナイル ) は あ ?

そ … それ は ウォール ・ ローゼ の 住民 を

人類 の 半数 を 見殺し に する と の ご 判断 でしょう か ?

先ほど その者 が 言った とおり 内戦 が 始まる だけ だ

中央 政府 が 機能 し なく なる 恐れ も ある

そう なれば 終わり だ

し … しかし それ は あくまで 可能 性 の 話 で は …

その 可能 性 が ある こと が 重大な のだ

我々 は 最上 位 の 意志 決定 機関 である ぞ

さっさと 動か ぬ か !

( アンカ ) は っ …

( ゲラルド ) クソ まさか このような とき に 壁 が 破ら れよう と は

しかし 不幸中の幸い だろう “ 力 ” は 見つかって いる のだ

あと は “ 器 ” が 受け止める まで ここ で 持ちこたえれば いい

そう だ

今 は 目先 の 被害 に 右往左往 す べきで は ない

ウォール ・ シーナ さえ 残れば どうにでも なる

ああ レイス 卿 さえ 戻れば

( 憲兵 ) やる しか ない 扉 を 塞ぐ んだ

( ナイル ) 待て

( 憲兵 ) 待って たら 手遅れだ

( エルヴィン の 声 ) 選ぶ の は 誰 だ ? 誰 が 選ぶ ?

何 を して いる ? 早く 動け 王政 へ の 反逆 罪 と なる ぞ

でき ませ ん

なに ?

おい

俺 は ウォール ・ ローゼ の 人間 だ

扉 の 閉鎖 は 阻止 さ せて もらう

貴 様 !

( ザックレー ) 私 も 加勢 しよう ( 兵士 たち の 足音 )

( アウリール ) な っ !

( アウリール ) ダリス ・ ザックレー

彼ら の 判断 は 意外だった か の ? ザックレー 総統

( ザックレー ) いい や ちっとも

( ゲラルド ) ザックレー これ は 一体 …

先ほど の 報告 は 誤報 です ご 安心 ください

今 現在 巨人 の 襲撃 は 確認 さ れて い ませ ん

な … 貴 様 何の 真似 ( まね ) だ

( ピクシス ) 首謀 者 なら

わし じゃ

( アウリール ) ピクシス

中央 憲兵 の 大半 は どこ か へ 出払って おる ようです な

それ を 幸い と いう べき か …

どういう こと だ ?

先ほど 駐屯 兵 団 と 調査 兵 団 は 同調 して い ない と 申し上げ ました が

ひと言 言い 忘れ ました わ い

あなた 方 に も 同調 して い ない と

は ?

わし は この エルヴィン と 同じ 思い を 持ち ながら も

結局 は あな た方 政府 に 任せる ほう が

人類 の ため に なる ので は と いう 迷い が あった

恐らく わし ら より ずっと 壁 や 巨人 に 詳しい でしょう から な

もし あなた 方 が より 多く の 人類 を 救える のであれば

エルヴィン を 処刑 台 に 送って も よい と 思って おった

当然 場合 に よって は わし ら も 首 を 差し出す 覚悟 も あった

じゃ が 今 あなた 方 が 答え を くれ ました わ い

たとえ 巨人 の 力 や 成り立ち に 関して 無知であろう と

我々 の ほう が あなた 方 より は 多く の 命 を 生かせ ましょう

( アウリール ) バ … バカな こと を

ここ を 制圧 した から な んだ と いう のだ

民衆 が 従う と 思って いる の か ?

民衆 は 王 に かし ずく のみ だ ぞ 地方 の 貴族 も 黙って おる まい

どうやら 理解 して おら れ ぬ ようです な

これ は ただ の 脅し で は ない

クーデター じゃ

( アンカ ) 中央 憲兵 の 制圧 完了 いたし ました

( ザックレー ) うむ

ああ …

( ザックレー ) 兵 と いう の は

時に は 王 より 上官 に 従う もの で な

そもそも 偽 の 王 であれば なおのこと

我々 は 真 の 王 を 立てる つもりです

まさか そこ まで …

こんな 詐欺 の ような 真似 が まかり通る と …

これ が 本当に 非 常時 であった なら

あなた 方 の 先ほど の 判断 こそ 人類 憲章 第 6 条 違反

う お …

( エルヴィン ) さらに 偽り の 王 を 立て 政治 を 私した こと を 加えれば

極刑 に 値する か と

う う … クソ !

( アウリール ) 起きろ 老 いぼ れ ( フリッツ 王 ) ほっ !

( フリッツ 王 ) な んじゃ メシ か ?

黙れ この 役立た ず が ! う っ う う …

エルヴィン お前 の 勝ち だ な

あ ? うれしく ない の か ?

ナイル

人類 は より 険しい 道 を 歩ま ざる を え なく なった ぞ

ん ?

( 一同 ) ああ …

( ハンジ ) と いう わけで クーデター は 成功

王 都 も 行政 区 も ザックレー 総統 が 仮 押さえ 中 だ

今 の ところ 貴族 たち の 反乱 は 起きて い ない

( アルミン ) でも リーブス 会長 の 件 は ?

あれ が 濡れ衣 だって 証言 は とれた から ね

息子 の フレーゲル が 奮闘 して くれ てるよ

( フレーゲル ) まだ 分か ん ねえ の か よ

王政 の 連中 は 俺 たち を 救う 気 なんか ねえ んだ

目 を そらして 殺さ れて から じゃ 遅い んだ よ

( ピュレ ) そうです よ

今度 巨人 に 襲撃 さ れたら もう 何も 残り ませ ん よ

会社 も 家族 も

その 前 に 真実 を 書き ましょう よ !

( ハンジ ) それ に 書か れて る とおり

えん罪 だって こと や 王政 側 の 圧力

フリッツ 王 が 偽者 である こと まで バッチリ だ

君 たち に ついて も 正当 防衛 って こと で

つまり 我々 は 自由 の 身 だ

( 一同 ) ああ …

( 歓声 )

そんな バカな …

( リヴァイ ) とんだ 大 博打 ( おお ばくち ) だった な

ああ でも エルヴィン たち だけ じゃ ない

一人一人 の 選択 が 世界 を 変えた んだ

( 足音 )

お前 から 預かった 3 人 も 死な せて しまった な

すまない

それ から 中央 憲兵 の 一部 その 親 玉 と エレン ヒストリア は

まだ 別の 場所 に いる

早い とこ 見つけ ねえ と

( ハンジ ) それ なら 手がかり が ある ( リヴァイ ) ん ?

( ハンジ ) この 戦い は そこ で 終わり に しよう

( アルミン ) エルヴィン の 働き を 経て 現 体制 の 崩壊 が 宣言 さ れた

それ は 王 都 行政 区 を 兵 団 組織 が 制圧 した 直後

彼 の ため に 用意 さ れた 処刑 台 の 上 で 行わ れた

( ナイル ) その とおり です

先ほど 行わ れた ザックレー 総統 の 宣言 どおり

我々 の 目的 は 兵 団 組織 に よる 統治 で は あり ませ ん

フリッツ 家 に 変わる 真 の 王家 から 新しい 王 が 立ち

民 を 導く 役割 を 担う こと に なる でしょう

( 記者 ) それ は 分かり ます が

果たして そう 簡単に 民衆 が 新しい 王 を 受け入れる か どう か

( 記者 ) 不安に 思って いる 者 が 多い の は 事実 です

一体 何 を 信じれば いい の か …

( エルヴィン ) 人類 を 思えば

あの まま 王政 に 託す べきでした

ピクシス 司令 の 言う とおり

今日 まで 人類 を 巨人 から 生き長らえ させた 術 ( すべ ) が あり ます

人類 の 半数 を 見殺し に する ようであって も

人類 が 絶滅 する より か は いい

エレン を 手放し

仲間 の 命 も 自分 の 命 と 共に 責任 を 放棄 し

王政 に 託す べきだった のでしょう

人 より も 人類 が 尊い の なら

君 の 使命 は 相変わらず つらい な

死んだ ほう が はるかに 楽に 見える

しかし だったら なぜ そう し なかった ?

それ は …

私 の 理由 を 言おう か ?

昔 から ヤツ ら が 気 に 食わ なかった から だ

( エルヴィン ) は ? ( ザックレー ) むかつく のだ よ

偉 そうな ヤツ と 偉く ない の に 偉い ヤツ が

いい や もう むしろ 好きだ な

思えば ずっと この 日 を 夢みて いた のだ

つまり 君 ら が やら なくて も

私 が くたばる 前 に 一 丁 ( いっち ょ ) か まして やる つもりだった のだ

この クーデター が 人類 に とって いい か 悪い か など に は 興味 が ない

ハッ 大した 悪党 だろう

しかし それ は 君 も 同じだろう

君 は 死に たく なかった のだ よ

私 と 同様 人類 の 命運 より も 個人 を 優先 さ せる ほど

自分 は とんだ 思い上がり を して いた ようです

君 の 理由 は 何 だ ?

次 は 君 が 答える 番 だ ぞ

私 に は 夢 が あり ます

子供 の ころ から の 夢 です

( ミカサ ) ハンジ さん

2 人 の 居場所 の 手がかり って ?

( ハンジ ) うん これ から 話す

エルヴィン から 託さ れた レイス 卿 領地 の 調査 報告 書 が これ だ

中身 は ほとんど 5 年 前

レイス 家 を 襲った ある 事件 に ついて だ

5 年 前 ?

そう

ウォール ・ マリア が 破壊 さ れた 日 だ

とにかく 最初 から かいつまんで 話す と

ロッド ・ レイス と いう 男 は

領地 の 主 ( あるじ ) と して の 評判 は 悪く なかった

5 人 の 子供 を 持ち

特に 長女 の フリーダ は 飾ら ない 性格 で

領 民 から も 好か れて いた らしい

しかし 5 年 前 の 夜 悲劇 は 起きた

世間 の 混乱 に 乗じた 盗賊 の 襲撃 に よって

村 に ある 唯一 の 礼拝 堂 が 焼け落ちて しまった んだ

悪い こと に その 夜 は

レイス 一家 が 全員 そろって 祈り を 捧 ( さ さ ) げ ていた

そして 一家 の 主 ロッド ・ レイス を 除く 一族 全員 が

盗賊 に 惨殺 さ れて しまった んだ と

そして それ は

ヒストリア の 母親 が 中央 憲兵 に 殺さ れる —

数 日 前 の 出来事

つまり ロッド ・ レイス は 家族 を 失った 直後 に

ヒストリア に 接触 を 図った

この あたり に 連中 が ヒストリア を 求める 理由 が ある のだろう

血縁 関係 か ?

その 血 に タネ か 仕掛け が ある って の か ?

今 は そこ まで は 分から ない

それ より 私 が 気 に なった の は 礼拝 堂 が 全焼 した ところ に ある

礼拝 堂 は 石 造り だ

破壊 する に は 相当な 時間 と 労力 が いる

盗賊 なら 盗 ( と ) る もん 盗 って さっさと 逃げる べきだろう

それ に その 盗賊 を 見た の は ロッド ・ レイス ただ 一 人

その後 彼 は 自分 の 財産 で 礼拝 堂 を 建て直して る

なぜ だろう ?

もはや ここ に

巨人 の 存在 が なかった と いう ほう が 不思議な くらい だ

これ が 私 の 早合点 だ と して も

こん だけ 怪しければ

十分 我々 が 向かう 価値 が ある はずだ

( エレン ) ん ?

う う … ん ?

( エレン ) 何 だ ?

( ハンジ ) 夜 が 明ける ころ に は 兵 団 が レイス 領 に 送り込ま れる

それ まで レイス は 待って は くれ ない だろう

私 たち が 急が ない と エレン が 食わ れる かも しれ ない

( アルミン ) 巨人 に なれる 人間 を

巨人 が 食べる こと に よって その 能力 は 継承 さ れる

もし それ が 本当だ と したら

エレン は いつ どう やって 巨人 に なり

誰 を 食べて 能力 を 得た んだろう

( エレン の うめき声 )

( エレン ) クソ !

( エレン ) ヒストリア

♪〜

〜♪

( アルミン ) エレン を 救う ため 礼拝 堂 を 目指す ミカサ たち

しかし 捕らえ られた エレン が 知った の は

父 グリシャ の 許さ れ ない 罪 であった

次回 「 罪 」

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( フレーゲル ) お前 ら は もう 用 済み だ |おまえ||||よう|すみ|

上 を 見ろ マヌケ ! うえ||みろ|

( ハンジ ) ふ っ

とりゃ 〜!

( ロゲール ) う う … ( 銃声 ) |||じゅうせい

( ハンジ ) た あっ ! ( ロゲール ) う あっ

( 憲兵 ) う あ … けんぺい||

( リヴァイ ) エレン と クリスタ は どこ だ ?

ムダ な んだ よ むだ|||

お前 ら が 出頭 し なければ おまえ|||しゅっとう||

捕らわれた 調査 兵 は 全員 処刑 さ れる とらわれた|ちょうさ|つわもの||ぜんいん|しょけい||

( エルヴィン ) ピクシス 司令 に ある こと を 委ねた ||しれい|||||ゆだねた

その とき 俺 は ただ 見て いる ||おれ|||みて|

選ぶ の は お前 だ えらぶ|||おまえ|

そして 彼ら だ |かれら|

♪〜

〜♪

( 男 1) すごい 数 の 馬車 だ な おとこ||すう||ばしゃ||

一体 何 が ? いったい|なん|

( 男 2) 知ら ない の か ? おとこ|しら|||

今 城 の 中 に 全 兵 団 の 幹部 が 集結 して いま|しろ||なか||ぜん|つわもの|だん||かんぶ||しゅうけつ|

調査 兵 団 の 解体 を 進めて いる んだ よ ほら ちょうさ|つわもの|だん||かいたい||すすめて||||

その 団長 を つるす ため の 処刑 台 だ な |だんちょう|||||しょけい|だい||

今頃 裁判 し てるよ   最後 のな いまごろ|さいばん|||さいご|

( エルヴィン ) 調査 兵 団 を 失う と いう こと は 人類 の 矛 を 失う こと を 意味 し ます |ちょうさ|つわもの|だん||うしなう|||||じんるい||ほこ||うしなう|||いみ||

迫り くる 敵 から 身 を 守る の は 盾 で は なく せまり||てき||み||まもる|||たて|||

脅威 を 排除 する 矛 です きょうい||はいじょ||ほこ|

例えば 今 この 瞬間 たとえば|いま||しゅんかん

ウォール ・ ローゼ が 破ら れた と し ます |||やぶら||||

ウォール ・ ローゼ の 住民 を |||じゅうみん|

再び ウォール ・ シーナ 内 に 避難 さ せる こと に なり ます が ふたたび|||うち||ひなん|||||||

先日 の 避難 で 食料 の 備蓄 は 底 を ついて おり せんじつ||ひなん||しょくりょう||びちく||そこ|||

数 日 と もち ませ ん すう|ひ||||

瞬く間に 住民 の ほとんど が またたくまに|じゅうみん|||

生存 競争 を 強い られる こと に なる でしょう せいぞん|きょうそう||つよい|||||

ウォール ・ ローゼ と シーナ

二 分 した 人類 に よる 内戦 の 開始 を 意味 し ます ふた|ぶん||じんるい|||ないせん||かいし||いみ||

よしんば 壁 が 破ら れ ない に せよ |かべ||やぶら||||

既に 食料 不足 は すでに|しょくりょう|ふそく|

ウォール ・ ローゼ で 慢性 化 して い ます |||まんせい|か|||

ウォール ・ シーナ の 壁 を 破る の は 巨人 で は なく |||かべ||やぶる|||きょじん|||

ウォール ・ ローゼ の 住民 である 可能 性 は |||じゅうみん||かのう|せい|

ゼロ で は あり ませ ん

( 憲兵 たち の ざわめき ) けんぺい|||

( エルヴィン ) ウォール ・ マリア 奪還 ||まりあ|だっかん

行き詰まった 人類 の 未来 を 切り開く に は ゆきづまった|じんるい||みらい||きりひらく||

それ しか あり ませ ん

( アウリール ) その ため に 調査 兵 団 が 必要だ と 言い たい の か ? ||||ちょうさ|つわもの|だん||ひつようだ||いい|||

( エルヴィン ) 相手 の 懐 に 飛び込む の は 我々 調査 兵 団 の 役目 |あいて||ふところ||とびこむ|||われわれ|ちょうさ|つわもの|だん||やくめ

引き下がる のみ で は 何の 解決 に も なり ませ ん ひきさがる||||なんの|かいけつ|||||

それとも この 状況 を 打破 する — ||じょうきょう||だは|

何かしら の 秘策 が ある のでしょう か ? なにかしら||ひさく||||

( せきばらい )

エルヴィン 君 は どうも 理解 して い ない ようだ が |きみ|||りかい|||||

今 君 が ここ に いる の は いま|きみ||||||

壁 内 の 未来 を 話し合う ため で は ない し かべ|うち||みらい||はなしあう|||||

殺人 と いう 単純な 罪 を 犯した せい で も ない さつじん|||たんじゅんな|ざい||おかした||||

人類 憲章 第 6 条 じんるい|けんしょう|だい|じょう

“ 個々 の 利益 を 優先 し 人類 の 存続 を 脅かす べ から ず ” ここ||りえき||ゆうせん||じんるい||そんぞく||おびやかす|||

これ に 対する 重大 違反 だ ||たいする|じゅうだい|いはん|

( ゲラルド ) そう   再三 に わたる エレン ・ イェーガー の 引き渡し 拒否 ||さいさん||||||ひきわたし|きょひ

これ は 十分に 人類 憲章 に 抵触 する ||じゅうぶんに|じんるい|けんしょう||ていしょく|

エレン は ウォール ・ マリア 奪還 に は 必要な 存在 です |||まりあ|だっかん|||ひつような|そんざい|

( ゲラルド ) それ を 決める の は 調査 兵 団 で は ない |||きめる|||ちょうさ|つわもの|だん|||

( デレトフ ) エレン ・ イェーガー は 未知の 力 を 秘めた 巨人 だ ||||みちの|ちから||ひめた|きょじん|

壁 の 内側 に 置く こと は それ 相応の リスク を 伴う かべ||うちがわ||おく||||そうおうの|りすく||ともなう

それ を 一 兵 団 の 団長 に 管理 さ せる ほう が おかしい だろう ||ひと|つわもの|だん||だんちょう||かんり||||||

( アウリール ) だ が 君 は 自分 の 考え に 固執 した |||きみ||じぶん||かんがえ||こしつ|

そして 誘拐 を 装い エレン ・ イェーガー を 隠匿 した のだ |ゆうかい||よそおい||||いんとく||

関わった ディモ ・ リーブス の 口 を 封じて な かかわった||||くち||ほうじて|

これ は もはや 反逆 だ |||はんぎゃく|

( ローデリヒ ) 今や 君 こそ が 人類 の 脅威 と なって いる のだ よ |いまや|きみ|||じんるい||きょうい|||||

( ゲラルド ) ピクシス 司令 ( ピクシス ) ん ? ||しれい||

駐屯 兵 団 と 調査 兵 団 は 前線 で 命 を 張る 者 同士 ちゅうとん|つわもの|だん||ちょうさ|つわもの|だん||ぜんせん||いのち||はる|もの|どうし

親密な 関係 を 築いて おった ようだ が ? しんみつな|かんけい||きずいて|||

( ピクシス ) 我々 が 調査 兵 団 に 同調 する と 思わ れる の は 心外です な |われわれ||ちょうさ|つわもの|だん||どうちょう|||おもわ||||しんがいです|

人 同士 の 殺し 合い ほど 愚かな 話 は ない じん|どうし||ころし|あい||おろかな|はなし||

この 狭い 人 の 世に 一 度 火 を 放てば |せまい|じん||よに|ひと|たび|ひ||はなてば

燃え 尽くす まで そう 時間 は かから ん でしょう もえ|つくす|||じかん||||

先 の トロスト 区 防衛 線 に おいて は そう 兵士 に 言い聞かせ さき|||く|ぼうえい|せん|||||へいし||いいきかせ

大いに 死んで もらった もの です おおいに|しんで|||

調査 兵 団 が その 火種 と なる なら ちょうさ|つわもの|だん|||ひだね|||

今 の うち に 消す べきでしょう いま||||けす|

( ナイル ) あ …

何より 巨人 が 壁 を 破って きた 際 人 が あまり 残 っと らんよう じゃ なにより|きょじん||かべ||やぶって||さい|じん|||ざん|||

巨人 に あきれ られて しまい ましょう ぞ きょじん||||||

ハッ ん ん …

よろしい   で は 協議 に 入る |||きょうぎ||はいる

陛下 よろしい です な へいか|||

( ナイル ) エルヴィン このまま 終わら せる つもり か ? |||おわら|||

( アウリール ) で は 陛下 の 名 の 下 判決 を 言い渡す |||へいか||な||した|はんけつ||いいわたす

エルヴィン ・ スミス 人類 憲章 第 6 条 に 違反 あり と 認め |すみす|じんるい|けんしょう|だい|じょう||いはん|||みとめ

死刑 に 処す しけい||しょす

これ は 即時 執行 さ れる もの である ||そくじ|しっこう||||

連れて いけ つれて|

( ナイル ) これ で いい の か ?  エルヴィン

お前 これ で … おまえ||

( ナイル ) あっ

( 憲兵 たち ) お っ … けんぺい|||

( アンカ ) ウォール ・ ローゼ が 突破 さ れ ました ! ||||とっぱ|||

な っ …

( アンカ ) 突如 出現 した 超 大型 巨人 および 鎧 ( よろい ) の 巨人 に よって |とつじょ|しゅつげん||ちょう|おおがた|きょじん||よろい|||きょじん||

カラネス 区 の 扉 は 2 つ と も 破壊 さ れ ました |く||とびら|||||はかい|||

現在 東 区 より 避難 する 住民 が 押し寄せて きて い ます げんざい|ひがし|く||ひなん||じゅうみん||おしよせて|||

( ピクシス ) 退避 経路 を 確保 せよ |たいひ|けいろ||かくほ|

駐屯 兵 団 前線 部隊 は 全 兵力 を 東 区 に 集結 さ せ ちゅうとん|つわもの|だん|ぜんせん|ぶたい||ぜん|へいりょく||ひがし|く||しゅうけつ||

住民 を ウォール ・ シーナ に 誘導 せよ じゅうみん|||||ゆうどう|

皆 急げ ! 住民 の 避難 が 最 優先 じゃ みな|いそげ|じゅうみん||ひなん||さい|ゆうせん|

( 兵士 たち ) はっ ( アウリール ) ダメだ ! へいし||||だめだ

ん ?

ウォール ・ シーナ の 扉 を 全て 閉鎖 せよ |||とびら||すべて|へいさ|

避難 民 を 何 人 たり と も 入れて は なら ん ぞ ひなん|たみ||なん|じん||||いれて||||

( ナイル ) は あ ?

そ … それ は ウォール ・ ローゼ の 住民 を ||||||じゅうみん|

人類 の 半数 を 見殺し に する と の ご 判断 でしょう か ? じんるい||はんすう||みごろし||||||はんだん||

先ほど その者 が 言った とおり 内戦 が 始まる だけ だ さきほど|そのもの||いった||ないせん||はじまる||

中央 政府 が 機能 し なく なる 恐れ も ある ちゅうおう|せいふ||きのう||||おそれ||

そう なれば 終わり だ ||おわり|

し … しかし それ は あくまで 可能 性 の 話 で は … |||||かのう|せい||はなし||

その 可能 性 が ある こと が 重大な のだ |かのう|せい|||||じゅうだいな|

我々 は 最上 位 の 意志 決定 機関 である ぞ われわれ||さいじょう|くらい||いし|けってい|きかん||

さっさと 動か ぬ か ! |うごか||

( アンカ ) は っ …

( ゲラルド ) クソ まさか このような とき に 壁 が 破ら れよう と は |くそ|||||かべ||やぶら|||

しかし 不幸中の幸い だろう “ 力 ” は 見つかって いる のだ |ふこうちゅうのさいわい||ちから||みつかって||

あと は “ 器 ” が 受け止める まで ここ で 持ちこたえれば いい ||うつわ||うけとめる||||もちこたえれば|

そう だ

今 は 目先 の 被害 に 右往左往 す べきで は ない いま||めさき||ひがい||うおうさおう||||

ウォール ・ シーナ さえ 残れば どうにでも なる |||のこれば||

ああ レイス 卿 さえ 戻れば ||きょう||もどれば

( 憲兵 ) やる しか ない   扉 を 塞ぐ んだ けんぺい||||とびら||ふさぐ|

( ナイル ) 待て |まて

( 憲兵 ) 待って たら 手遅れだ けんぺい|まって||ておくれだ

( エルヴィン の 声 ) 選ぶ の は 誰 だ ?  誰 が 選ぶ ? ||こえ|えらぶ|||だれ||だれ||えらぶ

何 を して いる ?  早く 動け 王政 へ の 反逆 罪 と なる ぞ なん||||はやく|うごけ|おうせい|||はんぎゃく|ざい|||

でき ませ ん

なに ?

おい

俺 は ウォール ・ ローゼ の 人間 だ おれ|||||にんげん|

扉 の 閉鎖 は 阻止 さ せて もらう とびら||へいさ||そし|||

貴 様 ! とうと|さま

( ザックレー ) 私 も 加勢 しよう ( 兵士 たち の 足音 ) |わたくし||かせい||へいし|||あしおと

( アウリール ) な っ !

( アウリール ) ダリス ・ ザックレー

彼ら の 判断 は 意外だった か の ? ザックレー 総統 かれら||はんだん||いがいだった||||そうとう

( ザックレー ) いい や   ちっとも

( ゲラルド ) ザックレー   これ は 一体 … ||||いったい

先ほど の 報告 は 誤報 です ご 安心 ください さきほど||ほうこく||ごほう|||あんしん|

今 現在 巨人 の 襲撃 は 確認 さ れて い ませ ん いま|げんざい|きょじん||しゅうげき||かくにん|||||

な … 貴 様 何の 真似 ( まね ) だ |とうと|さま|なんの|まね||

( ピクシス ) 首謀 者 なら |しゅぼう|もの|

わし じゃ

( アウリール ) ピクシス

中央 憲兵 の 大半 は どこ か へ 出払って おる ようです な ちゅうおう|けんぺい||たいはん|||||ではらって|||

それ を 幸い と いう べき か … ||さいわい||||

どういう こと だ ?

先ほど 駐屯 兵 団 と 調査 兵 団 は 同調 して い ない と 申し上げ ました が さきほど|ちゅうとん|つわもの|だん||ちょうさ|つわもの|だん||どうちょう|||||もうしあげ||

ひと言 言い 忘れ ました わ い ひとこと|いい|わすれ|||

あなた 方 に も 同調 して い ない と |かた|||どうちょう||||

は ?

わし は この エルヴィン と 同じ 思い を 持ち ながら も |||||おなじ|おもい||もち||

結局 は あな た方 政府 に 任せる ほう が けっきょく|||たほう|せいふ||まかせる||

人類 の ため に なる ので は と いう 迷い が あった じんるい|||||||||まよい||

恐らく わし ら より ずっと 壁 や 巨人 に 詳しい でしょう から な おそらく|||||かべ||きょじん||くわしい|||

もし あなた 方 が より 多く の 人類 を 救える のであれば ||かた|||おおく||じんるい||すくえる|

エルヴィン を 処刑 台 に 送って も よい と 思って おった ||しょけい|だい||おくって||||おもって|

当然 場合 に よって は わし ら も 首 を 差し出す 覚悟 も あった とうぜん|ばあい|||||||くび||さしだす|かくご||

じゃ が 今 あなた 方 が 答え を くれ ました わ い ||いま||かた||こたえ|||||

たとえ 巨人 の 力 や 成り立ち に 関して 無知であろう と |きょじん||ちから||なりたち||かんして|むちであろう|

我々 の ほう が あなた 方 より は 多く の 命 を 生かせ ましょう われわれ|||||かた|||おおく||いのち||いかせ|

( アウリール ) バ … バカな こと を ||ばかな||

ここ を 制圧 した から な んだ と いう のだ ||せいあつ|||||||

民衆 が 従う と 思って いる の か ? みんしゅう||したがう||おもって|||

民衆 は 王 に かし ずく のみ だ ぞ 地方 の 貴族 も 黙って おる まい みんしゅう||おう|||||||ちほう||きぞく||だまって||

どうやら 理解 して おら れ ぬ ようです な |りかい||||||

これ は ただ の 脅し で は ない ||||おどし|||

クーデター じゃ くーでたー|

( アンカ ) 中央 憲兵 の 制圧 完了 いたし ました |ちゅうおう|けんぺい||せいあつ|かんりょう||

( ザックレー ) うむ

ああ …

( ザックレー ) 兵 と いう の は |つわもの||||

時に は 王 より 上官 に 従う もの で な ときに||おう||じょうかん||したがう|||

そもそも 偽 の 王 であれば なおのこと |ぎ||おう||

我々 は 真 の 王 を 立てる つもりです われわれ||まこと||おう||たてる|

まさか そこ まで …

こんな 詐欺 の ような 真似 が まかり通る と … |さぎ|||まね||まかりとおる|

これ が 本当に 非 常時 であった なら ||ほんとうに|ひ|じょうじ||

あなた 方 の 先ほど の 判断 こそ 人類 憲章 第 6 条 違反 |かた||さきほど||はんだん||じんるい|けんしょう|だい|じょう|いはん

う お …

( エルヴィン ) さらに 偽り の 王 を 立て 政治 を 私した こと を 加えれば ||いつわり||おう||たて|せいじ||わたくしした|||くわえれば

極刑 に 値する か と きょっけい||あたいする||

う う … クソ ! ||くそ

( アウリール ) 起きろ 老 いぼ れ ( フリッツ 王 ) ほっ ! |おきろ|ろう||||おう|

( フリッツ 王 ) な んじゃ メシ か ? |おう|||めし|

黙れ この 役立た ず が ! う っ う う … だまれ||やくだた||||||

エルヴィン お前 の 勝ち だ な |おまえ||かち||

あ ?  うれしく ない の か ?

ナイル

人類 は より 険しい 道 を 歩ま ざる を え なく なった ぞ じんるい|||けわしい|どう||あゆま||||||

ん ?

( 一同 ) ああ … いちどう|

( ハンジ ) と いう わけで クーデター は 成功 ||||くーでたー||せいこう

王 都 も 行政 区 も ザックレー 総統 が 仮 押さえ 中 だ おう|と||ぎょうせい|く|||そうとう||かり|おさえ|なか|

今 の ところ 貴族 たち の 反乱 は 起きて い ない いま|||きぞく|||はんらん||おきて||

( アルミン ) でも リーブス 会長 の 件 は ? |||かいちょう||けん|

あれ が 濡れ衣 だって 証言 は とれた から ね ||ぬれぎぬ||しょうげん||||

息子 の フレーゲル が 奮闘 して くれ てるよ むすこ||||ふんとう|||

( フレーゲル ) まだ 分か ん ねえ の か よ ||わか|||||

王政 の 連中 は 俺 たち を 救う 気 なんか ねえ んだ おうせい||れんちゅう||おれ|||すくう|き|||

目 を そらして 殺さ れて から じゃ 遅い んだ よ め|||ころさ||||おそい||

( ピュレ ) そうです よ |そう です|

今度 巨人 に 襲撃 さ れたら もう 何も 残り ませ ん よ こんど|きょじん||しゅうげき||||なにも|のこり|||

会社 も 家族 も かいしゃ||かぞく|

その 前 に 真実 を 書き ましょう よ ! |ぜん||しんじつ||かき||

( ハンジ ) それ に 書か れて る とおり |||かか|||

えん罪 だって こと や 王政 側 の 圧力 えんざい||||おうせい|がわ||あつりょく

フリッツ 王 が 偽者 である こと まで バッチリ だ |おう||にせもの|||||

君 たち に ついて も 正当 防衛 って こと で きみ|||||せいとう|ぼうえい|||

つまり 我々 は 自由 の 身 だ |われわれ||じゆう||み|

( 一同 ) ああ … いちどう|

( 歓声 ) かんせい

そんな バカな … |ばかな

( リヴァイ ) とんだ 大 博打 ( おお ばくち ) だった な ||だい|ばくち||||

ああ でも エルヴィン たち だけ じゃ ない

一人一人 の 選択 が 世界 を 変えた んだ ひとりひとり||せんたく||せかい||かえた|

( 足音 ) あしおと

お前 から 預かった 3 人 も 死な せて しまった な おまえ||あずかった|じん||しな|||

すまない

それ から 中央 憲兵 の 一部 その 親 玉 と エレン ヒストリア は ||ちゅうおう|けんぺい||いちぶ||おや|たま||||

まだ 別の 場所 に いる |べつの|ばしょ||

早い とこ 見つけ ねえ と はやい||みつけ||

( ハンジ ) それ なら 手がかり が ある ( リヴァイ ) ん ? |||てがかり||||

( ハンジ ) この 戦い は そこ で 終わり に しよう ||たたかい||||おわり||

( アルミン ) エルヴィン の 働き を 経て 現 体制 の 崩壊 が 宣言 さ れた |||はたらき||へて|げん|たいせい||ほうかい||せんげん||

それ は 王 都 行政 区 を 兵 団 組織 が 制圧 した 直後 ||おう|と|ぎょうせい|く||つわもの|だん|そしき||せいあつ||ちょくご

彼 の ため に 用意 さ れた 処刑 台 の 上 で 行わ れた かれ||||ようい|||しょけい|だい||うえ||おこなわ|

( ナイル ) その とおり です

先ほど 行わ れた ザックレー 総統 の 宣言 どおり さきほど|おこなわ|||そうとう||せんげん|

我々 の 目的 は 兵 団 組織 に よる 統治 で は あり ませ ん われわれ||もくてき||つわもの|だん|そしき|||とうち|||||

フリッツ 家 に 変わる 真 の 王家 から 新しい 王 が 立ち |いえ||かわる|まこと||おうけ||あたらしい|おう||たち

民 を 導く 役割 を 担う こと に なる でしょう たみ||みちびく|やくわり||になう||||

( 記者 ) それ は 分かり ます が きしゃ|||わかり||

果たして そう 簡単に 民衆 が 新しい 王 を 受け入れる か どう か はたして||かんたんに|みんしゅう||あたらしい|おう||うけいれる|||

( 記者 ) 不安に 思って いる 者 が 多い の は 事実 です きしゃ|ふあんに|おもって||もの||おおい|||じじつ|

一体 何 を 信じれば いい の か … いったい|なん||しんじれば|||

( エルヴィン ) 人類 を 思えば |じんるい||おもえば

あの まま 王政 に 託す べきでした ||おうせい||たくす|

ピクシス 司令 の 言う とおり |しれい||いう|

今日 まで 人類 を 巨人 から 生き長らえ させた 術 ( すべ ) が あり ます きょう||じんるい||きょじん||いきながらえ|さ せた|じゅつ||||

人類 の 半数 を 見殺し に する ようであって も じんるい||はんすう||みごろし||||

人類 が 絶滅 する より か は いい じんるい||ぜつめつ|||||

エレン を 手放し ||てばなし

仲間 の 命 も 自分 の 命 と 共に 責任 を 放棄 し なかま||いのち||じぶん||いのち||ともに|せきにん||ほうき|

王政 に 託す べきだった のでしょう おうせい||たくす||

人 より も 人類 が 尊い の なら じん|||じんるい||とうとい||

君 の 使命 は 相変わらず つらい な きみ||しめい||あいかわらず||

死んだ ほう が はるかに 楽に 見える しんだ||||らくに|みえる

しかし だったら なぜ そう し なかった ?

それ は …

私 の 理由 を 言おう か ? わたくし||りゆう||いおう|

昔 から ヤツ ら が 気 に 食わ なかった から だ むかし||やつ|||き||くわ|||

( エルヴィン ) は ? ( ザックレー ) むかつく のだ よ

偉 そうな ヤツ と 偉く ない の に 偉い ヤツ が えら|そう な|やつ||えらく||||えらい|やつ|

いい や   もう むしろ 好きだ な ||||すきだ|

思えば ずっと この 日 を 夢みて いた のだ おもえば|||ひ||ゆめみて||

つまり 君 ら が やら なくて も |きみ|||||

私 が くたばる 前 に 一 丁 ( いっち ょ ) か まして やる つもりだった のだ わたくし|||ぜん||ひと|ちょう|||||||

この クーデター が 人類 に とって いい か 悪い か など に は 興味 が ない |くーでたー||じんるい|||||わるい|||||きょうみ||

ハッ 大した 悪党 だろう |たいした|あくとう|

しかし それ は 君 も 同じだろう |||きみ||おなじだろう

君 は 死に たく なかった のだ よ きみ||しに||||

私 と 同様 人類 の 命運 より も 個人 を 優先 さ せる ほど わたくし||どうよう|じんるい||めいうん|||こじん||ゆうせん|||

自分 は とんだ 思い上がり を して いた ようです じぶん|||おもいあがり||||

君 の 理由 は 何 だ ? きみ||りゆう||なん|

次 は 君 が 答える 番 だ ぞ つぎ||きみ||こたえる|ばん||

私 に は 夢 が あり ます わたくし|||ゆめ|||

子供 の ころ から の 夢 です こども|||||ゆめ|

( ミカサ ) ハンジ さん

2 人 の 居場所 の 手がかり って ? じん||いばしょ||てがかり|

( ハンジ ) うん これ から 話す ||||はなす

エルヴィン から 託さ れた レイス 卿 領地 の 調査 報告 書 が これ だ ||たくさ|||きょう|りょうち||ちょうさ|ほうこく|しょ|||

中身 は ほとんど 5 年 前 なかみ|||とし|ぜん

レイス 家 を 襲った ある 事件 に ついて だ |いえ||おそった||じけん|||

5 年 前 ? とし|ぜん

そう

ウォール ・ マリア が 破壊 さ れた 日 だ |まりあ||はかい|||ひ|

とにかく 最初 から かいつまんで 話す と |さいしょ|||はなす|

ロッド ・ レイス と いう 男 は ||||おとこ|

領地 の 主 ( あるじ ) と して の 評判 は 悪く なかった りょうち||おも|||||ひょうばん||わるく|

5 人 の 子供 を 持ち じん||こども||もち

特に 長女 の フリーダ は 飾ら ない 性格 で とくに|ちょうじょ||||かざら||せいかく|

領 民 から も 好か れて いた らしい りょう|たみ|||すか|||

しかし 5 年 前 の 夜 悲劇 は 起きた |とし|ぜん||よ|ひげき||おきた

世間 の 混乱 に 乗じた 盗賊 の 襲撃 に よって せけん||こんらん||じょうじた|とうぞく||しゅうげき||

村 に ある 唯一 の 礼拝 堂 が 焼け落ちて しまった んだ むら|||ゆいいつ||れいはい|どう||やけおちて||

悪い こと に その 夜 は わるい||||よ|

レイス 一家 が 全員 そろって 祈り を 捧 ( さ さ ) げ ていた |いっか||ぜんいん||いのり||ささげ||||

そして 一家 の 主 ロッド ・ レイス を 除く 一族 全員 が |いっか||おも||||のぞく|いちぞく|ぜんいん|

盗賊 に 惨殺 さ れて しまった んだ と とうぞく||ざんさつ|||||

そして それ は

ヒストリア の 母親 が 中央 憲兵 に 殺さ れる — ||ははおや||ちゅうおう|けんぺい||ころさ|

数 日 前 の 出来事 すう|ひ|ぜん||できごと

つまり ロッド ・ レイス は 家族 を 失った 直後 に ||||かぞく||うしなった|ちょくご|

ヒストリア に 接触 を 図った ||せっしょく||はかった

この あたり に 連中 が ヒストリア を 求める 理由 が ある のだろう |||れんちゅう||||もとめる|りゆう|||

血縁 関係 か ? けつえん|かんけい|

その 血 に タネ か 仕掛け が ある って の か ? |ち||たね||しかけ|||||

今 は そこ まで は 分から ない いま|||||わから|

それ より 私 が 気 に なった の は 礼拝 堂 が 全焼 した ところ に ある ||わたくし||き|||||れいはい|どう||ぜんしょう||||

礼拝 堂 は 石 造り だ れいはい|どう||いし|つくり|

破壊 する に は 相当な 時間 と 労力 が いる はかい||||そうとうな|じかん||ろうりょく||

盗賊 なら 盗 ( と ) る もん 盗 って さっさと 逃げる べきだろう とうぞく||ぬす||||ぬす|||にげる|

それ に その 盗賊 を 見た の は ロッド ・ レイス ただ 一 人 |||とうぞく||みた||||||ひと|じん

その後 彼 は 自分 の 財産 で 礼拝 堂 を 建て直して る そのご|かれ||じぶん||ざいさん||れいはい|どう||たてなおして|

なぜ だろう ?

もはや ここ に

巨人 の 存在 が なかった と いう ほう が 不思議な くらい だ きょじん||そんざい|||||||ふしぎな||

これ が 私 の 早合点 だ と して も ||わたくし||はやがてん||||

こん だけ 怪しければ ||あやしければ

十分 我々 が 向かう 価値 が ある はずだ じゅうぶん|われわれ||むかう|かち|||

( エレン ) ん ?

う う … ん ?

( エレン ) 何 だ ? |なん|

( ハンジ ) 夜 が 明ける ころ に は 兵 団 が レイス 領 に 送り込ま れる |よ||あける||||つわもの|だん|||りょう||おくりこま|

それ まで レイス は 待って は くれ ない だろう ||||まって||||

私 たち が 急が ない と エレン が 食わ れる かも しれ ない わたくし|||いそが|||||くわ||||

( アルミン ) 巨人 に なれる 人間 を |きょじん|||にんげん|

巨人 が 食べる こと に よって その 能力 は 継承 さ れる きょじん||たべる|||||のうりょく||けいしょう||

もし それ が 本当だ と したら |||ほんとうだ||

エレン は いつ どう やって 巨人 に なり |||||きょじん||

誰 を 食べて 能力 を 得た んだろう だれ||たべて|のうりょく||えた|

( エレン の うめき声 ) ||うめきごえ

( エレン ) クソ ! |くそ

( エレン ) ヒストリア

♪〜

〜♪

( アルミン ) エレン を 救う ため 礼拝 堂 を 目指す ミカサ たち |||すくう||れいはい|どう||めざす||

しかし 捕らえ られた エレン が 知った の は |とらえ||||しった||

父 グリシャ の 許さ れ ない 罪 であった ちち|||ゆるさ|||ざい|

次回 「 罪 」 じかい|ざい